年子育児奮闘記

沖葉由良

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表の章 3、リアルの私

第4話 はじめまして

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 ネット内での出会いから二ヶ月、とある生主さんのオフ会に旦那と二人参加することになりました。
 場所は私の住む大阪。車もない、お金もない私のために主催者のOさんが会場を私の居住地近くにしてくれたのでした。
 オフ会の内容はオールでカラオケ。参加者は、Oさん、Sさん、Yさん、私、旦那の五人で、私以外全員が男という、今考えると少し危ない構図でしたが、みんなスカイプなどで通話したり、放送で顔を見たりしていた為、そこまでの不安はありませんでした。


 オフ会当日、私の家の近くのコンビニ前で顔合わせをした私たちはしどろもどろな挨拶もそこそこに、特に何かを買うでもなくカラオケ店へ。
 夕方五時頃からフリータイムで翌日の閉店間際まで、カラオケを楽しみ、いろんな話をしました。
 みんなの歌は生放送で聞いていた為、そこそこ上手いことはわかっていましたが、やはり生の歌声は感無量で、知ってる歌を歌ってくれたりした時はテンションがあがっていました。
 ちょこちょこお酒も飲みつつ、夜中十二時を過ぎた辺りで旦那が眠気に負け、私の膝枕で寝始めました。Oさんたちと「やっぱ子どもやな」と話していたのをよく覚えています。


 夜も更け、歌もそこそこにいつからか会話が中心になって、生放送のことや旦那との馴れ初め、このあとどうするか?など話し合って、早朝五時に店を出ました。



 そろそろ始発が走り始めるという頃、解散する空気の中、今からネカフェ行こう!と私と旦那以外の三人がなっていたので、私も行く!と半ば強引についていったことを覚えています。
 電車に乗って六~七駅ほど走ると目的地に着き、ネカフェで部屋を取るのですが、その際、「あとは若いお二人で~」的な空気で私と旦那が二人きりにさせられそうになったので、私は渋々個室を旦那と隣同士で取ることに。他三人はオープンな横長の机に三人並んで席を取り、眠さがピークだったのかそこで眠っていました。
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