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最終決戦!
これからどうするか考えよ?
でもまあ、これはエリアスの教育というより前世の知識によるものが大きいんだけどね。まあそれは内緒だから。
俺は賢者、エリアス先生ぶらぼー、でいきましょー!
みなのしゅうが俺に集中してくれたので、改めてどんどんいってしまおう!
コホン。
「たぶんだけど、聖女さまが頭を働かせるかかりだったんだと思う。それが機能しなくなっちゃったから、色々帝国のあちこちが滞っちゃって、そこに宰相さんが入ってくれてなんとかギリギリ持ってたのではないでしょーか」
聖女様がこころなしかドヤア。団長さんたちが聖女に尊敬の眼差しを送り、王様がしょんぼり。
しかしながら俺は容赦なく王様をムチ打つ!王様の代わりに頑張ったナージャの分も!
「だけどね、宰相さんも、いくらなんでも10年も王様が機能しないなんて思ってなかったんだと思う。数年頑張って支えたら王様が元通りかっこよくみんなを引っ張ってくれるって期待してたんじゃないかなあ。あの人、元々は帝国と王様に助けて貰った、って帝国と王様のファンでしょ?」
「はいはい!」
「なんですかリオくん」
「ファンってなに?」
「良い質問ですね。ファンとは…ファンとは…大好きなこと?」
みんながなんとなく「ふんふん」と頷いたのを確認してつづける。
「だけどね。ファンって裏切られたと思ったら、一気に反対になるの。宰相はね、王様に自分を助けてくれたみたいに他の国を侵略してその国の人を助けて欲しかったの、だけどね、それって無理でしょ?だってもうその国だけで成り立つのが難しいようなとこはほとんど帝国が侵略済みだもん。ね?」
これには両団長さんが同意。
「それはそうだな。あとは商業で発展した公国と、魔法に長けた王国、僻地すぎて独特の文化の小国がいくつか…それくらいだろう。それ以上は遠すぎて無理だ。それに聖女様が居ない状態では、侵攻するには軍の士気も…なあ」
「改めて聞くと……侵攻は無理だ。そのメリットもない。軍の在り方を変える必要がありそうだな」
「ああ。侵攻の必要がなければ、防衛や帝国内の平定に転換すべきだろう」
パチパチパチパチ!はくしゅー!
「そう!それなの!それを王様はしなきゃだったの!それしないまま放置したから軍の人はお仕事に溢れてふらふらし出しちゃったの。街の人も同じような武器とか物資を作ってたまんま、売れないから貧乏になるでしょ。王様は舵を切らなきゃ。帝国はね、舵を切らなかった王様のせいで行き先のない船になっちゃってたの」
異論はないかな?と首を傾げて待ったが、みんなまたしてもしーんとしてしもうた。
うーん。続けて大丈夫かな?
「それで、宰相さんがプッツンして『私が舵を切るっ』て画策したんだと思う。宰相さんにしてみたら、そうなれば聖女様が回復して口出しするとか嫌でしょ。されたくないでしょ。だから、毒で動けなくしたかったんだと思うよ。殺したかったわけじゃないから、聖女様は無事なの。
お金がないからと、薬草の為にって側妃さんを公国から貰ったでしょ。ちょっとおバカそうで利用しやすい側妃様を利用して公国を後ろ盾に協力させようとしたんじゃない?
そもそも公国の利用なんて無理なのにね。できるつもりになっちゃったの。結果的に側妃、宰相、公国のそれぞれの思惑はずれちゃってたしね。
あと裏切ってた王城の兵士さんだって、舵を切る人がいない時に『私が舵を切る!』てされたら、そりゃついていくでしょ。沈むよりマシだもん。仕方ない部分はあるんじゃない?
王様は側妃の権力がやばくなってから『あれ?宰相と側妃が繋がってないか?』って気づいたんだろうけど、気づくの遅すぎ。聖女様とナージャが人質みたいになっちゃってて、ただ黙ってるしか無くなってたんだよね?でもナージャを冷遇して守るなんて、勘違いもいいとこ!話し合いして相談したらよかったんだよ。ナージャには聖獣さんがついてるんだし。ナージャを旗印にもできたんじゃないの?」
王様をビシッとさしてやれば面目なさそうに頷く。
「つまり、全ての原因は宰相さんの言う通り、王様が腑抜けたこと!それで宰相さんが『他国をまた侵略して救おう!強い帝国を取り戻す!』なんて間違った方向に舵を切ろうとしたこと!王様は聖女様を助けることに囚われて、宰相さんは見果てぬ夢を追ってたんだよ。これが帝国の現状についての俺の考えです。みなさま、いかがでしょーか?」
しーん。
みんなお口をどこかに忘れてきたの?
大丈夫?脳、働いてる?
王国勢までしーんなところをみると、帝国には脳筋ウイルスとかあったりしたのかも?
いやいや、それならゲイルだけは無事なはずだし……うーむ。
「あのー。生きてますかー?脳みそ大丈夫ですかー?
大事なことはこれからなんだよ?原因がわかって、それから対処。ここから、それぞれの解決策を考えるのです!おけ?」
俺は賢者、エリアス先生ぶらぼー、でいきましょー!
みなのしゅうが俺に集中してくれたので、改めてどんどんいってしまおう!
コホン。
「たぶんだけど、聖女さまが頭を働かせるかかりだったんだと思う。それが機能しなくなっちゃったから、色々帝国のあちこちが滞っちゃって、そこに宰相さんが入ってくれてなんとかギリギリ持ってたのではないでしょーか」
聖女様がこころなしかドヤア。団長さんたちが聖女に尊敬の眼差しを送り、王様がしょんぼり。
しかしながら俺は容赦なく王様をムチ打つ!王様の代わりに頑張ったナージャの分も!
「だけどね、宰相さんも、いくらなんでも10年も王様が機能しないなんて思ってなかったんだと思う。数年頑張って支えたら王様が元通りかっこよくみんなを引っ張ってくれるって期待してたんじゃないかなあ。あの人、元々は帝国と王様に助けて貰った、って帝国と王様のファンでしょ?」
「はいはい!」
「なんですかリオくん」
「ファンってなに?」
「良い質問ですね。ファンとは…ファンとは…大好きなこと?」
みんながなんとなく「ふんふん」と頷いたのを確認してつづける。
「だけどね。ファンって裏切られたと思ったら、一気に反対になるの。宰相はね、王様に自分を助けてくれたみたいに他の国を侵略してその国の人を助けて欲しかったの、だけどね、それって無理でしょ?だってもうその国だけで成り立つのが難しいようなとこはほとんど帝国が侵略済みだもん。ね?」
これには両団長さんが同意。
「それはそうだな。あとは商業で発展した公国と、魔法に長けた王国、僻地すぎて独特の文化の小国がいくつか…それくらいだろう。それ以上は遠すぎて無理だ。それに聖女様が居ない状態では、侵攻するには軍の士気も…なあ」
「改めて聞くと……侵攻は無理だ。そのメリットもない。軍の在り方を変える必要がありそうだな」
「ああ。侵攻の必要がなければ、防衛や帝国内の平定に転換すべきだろう」
パチパチパチパチ!はくしゅー!
「そう!それなの!それを王様はしなきゃだったの!それしないまま放置したから軍の人はお仕事に溢れてふらふらし出しちゃったの。街の人も同じような武器とか物資を作ってたまんま、売れないから貧乏になるでしょ。王様は舵を切らなきゃ。帝国はね、舵を切らなかった王様のせいで行き先のない船になっちゃってたの」
異論はないかな?と首を傾げて待ったが、みんなまたしてもしーんとしてしもうた。
うーん。続けて大丈夫かな?
「それで、宰相さんがプッツンして『私が舵を切るっ』て画策したんだと思う。宰相さんにしてみたら、そうなれば聖女様が回復して口出しするとか嫌でしょ。されたくないでしょ。だから、毒で動けなくしたかったんだと思うよ。殺したかったわけじゃないから、聖女様は無事なの。
お金がないからと、薬草の為にって側妃さんを公国から貰ったでしょ。ちょっとおバカそうで利用しやすい側妃様を利用して公国を後ろ盾に協力させようとしたんじゃない?
そもそも公国の利用なんて無理なのにね。できるつもりになっちゃったの。結果的に側妃、宰相、公国のそれぞれの思惑はずれちゃってたしね。
あと裏切ってた王城の兵士さんだって、舵を切る人がいない時に『私が舵を切る!』てされたら、そりゃついていくでしょ。沈むよりマシだもん。仕方ない部分はあるんじゃない?
王様は側妃の権力がやばくなってから『あれ?宰相と側妃が繋がってないか?』って気づいたんだろうけど、気づくの遅すぎ。聖女様とナージャが人質みたいになっちゃってて、ただ黙ってるしか無くなってたんだよね?でもナージャを冷遇して守るなんて、勘違いもいいとこ!話し合いして相談したらよかったんだよ。ナージャには聖獣さんがついてるんだし。ナージャを旗印にもできたんじゃないの?」
王様をビシッとさしてやれば面目なさそうに頷く。
「つまり、全ての原因は宰相さんの言う通り、王様が腑抜けたこと!それで宰相さんが『他国をまた侵略して救おう!強い帝国を取り戻す!』なんて間違った方向に舵を切ろうとしたこと!王様は聖女様を助けることに囚われて、宰相さんは見果てぬ夢を追ってたんだよ。これが帝国の現状についての俺の考えです。みなさま、いかがでしょーか?」
しーん。
みんなお口をどこかに忘れてきたの?
大丈夫?脳、働いてる?
王国勢までしーんなところをみると、帝国には脳筋ウイルスとかあったりしたのかも?
いやいや、それならゲイルだけは無事なはずだし……うーむ。
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