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俺とレオンの婚約式
大盛況でござりました!
婚約式もイベントも大盛況で終わりました!
ブリードもご機嫌、ジークも元気を取り戻し嬉しそうに帰っていった。
「サフィ、またいつでも呼ぶがいい。というより、呼べ!
ゲイル、お主もだ。また立ち寄るつもりなのでな、その旨を周囲に通達しておけ。
ジークも子育ての際サフィがおれば心強かろうて。次期が来たら戻って来る」
ジークが必死でお願いの目をしている。
そうだよね、ヒールするまでボロボロだったものね……。あんなんで子育ては大変すぎ。
出会ったときは偉そうだったジークの懇願はなんというか……憐れすぎて無視できない。
俺はチラリとゲイルとレオンを見た。
王城にドラゴン小屋……は難しいよねえ?
と、ゲイルが「はい!」と手をあげた。
「俺のとこでいいぞ?フェンリルたちも王城と公爵家に行っちまってるし。まだグリフィス家にはペットはいねえからな。
ブリードたちなら大歓迎だ。サフィも喜ぶしな?」
「やったあ!お父様の許可がでましたーー!!」
「ははは!ウチの連中、びっくりするぜ?
ブリード、ドラゴンは酒好きなんだろ?酒を用意しておくから一緒に飲もうぜ!」
俺のお父様の包容力!!ジークの顔が期待に輝き、ブリードもぱああと喜色満面。
「酒を振舞ってくれると!なんと!ぜひ頼む!
では我も土産を持ってこよう。人が好むというものが我の巣にはたくさんあるのだ。楽しみにしておるがよい」
ゲイルってばお酒好きだもんね。ブリードとそりゃ気が合うよねえ。
ブリードのお土産ってなんだろう?宝石とかじゃないといいなあ。どうせならミスリル!ミスリルがいい!!剣と鎧にしてもらうから!!
……こうしてグリフィス家にドラゴンが居つくことが決定した。
別に巣があるとはいえ、入り浸っている未来が見える。うん。どう考えても入り浸るでしょおね。
サフィール家の守護獣にフェンリル。グリフィス家には伝説のドラゴンとその妻ドラゴン。更にはきっと赤ちゃんドラゴン。
なにこの最強の布陣。サフィール一族だけで国家転覆できちゃうことない?
子のやり取りを聞いていたパパとお母様とレオンがものすごおく切実な感じでひとこと。
「「「……サフィールが王家の味方で良かった………」」」
俺もそう思う!
おっちゃんたちもご機嫌で手を振りながら帰っていった。(その前に交代で抱っこされたり頭をなでなでされたり、泣かれたり大変な目にあいました。次回からはおさわり禁止の札を下げておこう)
お友達勢もなんだか興奮したように「またコンサートしてね!」「チョー楽しかったぜ!」だの「今度僕が衣装を選ぶから!絶対に先に言ってよ?!分かった?!」だの「……私は新しい何かに目覚めた気がする……」だの言いながら帰っていった。みんなすんごく楽しんでくれたようで何よりでございます!また学校でね!
帝国勢は「うちでもぜひやりたいんだが?興行に来ないか?」だの「あの歌を教えて欲しい」だの違う方面で目をギラギラさせて食いついてきた。
……ふむ。観光大国にする予定の帝国に、アイドルを育成するものよいかもしれぬ。
…………そう思ってよく見てみたら、団長さんズは磨いたら流行りの「オジアイドル」になるんでないかい?
その辺は要相談で!
後で話し合いましょー!
さて。少し離れてたところでリンドールとロンドが青ざめながら同志のように手を取り合っております。
「ドラゴンをまるでペット扱い……!」
「王国には4頭のドラゴンのペットが……!!しかもフェンリルとか言っていませんでした?!」
だ、大丈夫?
「あ、あの!リンドールは今後王国と友好国としてお付き合いさせて頂ければと思っております。
王国に許可を頂けましたら、王国との間に国交を結びたい所存」
リンドールの三人が「いっせーのーで」という感じて頭を下げた。
パパたちをチラリすると、にっこりしながら頭を縦に振っている。
「ありがたいお申し出に感謝いたします。殿下やセオドラ様と今後もお会いできるとなれば、私の婚約者も喜びましょう。後ほど改めて書状を送らせて頂きます」
おおお!閉鎖的だったリンドールと国交!やったあ!妖精さんの国、めっちゃ興味ある!
親善大使としてぜひ行ってみたい!!
ハイハイハイ!と手をあげてアピールすれば、ゼンがふふふと優しく微笑んで俺の前でしゃがんでくれた。
「では、後日またサフィラス様とレオン様を我が国にご招待させてくださいね?
みなで歓迎させて頂きますので」
「わーーーい!!ありがとうございまする!とっても楽しみにしておりますのでね?お約束ですよ?」
そんな俺たちを見て慌てたようにロンドのビビ姫も声をあげた。
「あ、あの!私からもよろしいでしょうか?
細かなことは私の一存では決められませんが、それでもロンドは今後決して王国とリンドールに牙をむかぬとお約束いたしますわ!
父上たちにも、王国のお力についてしっかりと伝えます。そのうえで賠償もきちんとお支払いいたしますので!
どうかこれまでのご無礼をお許しくださいませっ!!」
「王国のお力であれば我が国など吹けば飛ぶようなもの。心の底から理解いたしました。
魔法のお力だけでなく、伝説級の魔物をいともたやすくて手懐けられる手腕。見たこともない素晴らしい歌とダンスの余興。武力、知力、文化、あらゆる点で王国の素晴らしさをこの目に焼き付けもうした。
過去このような国によくぞ侵略などと大それたことを考えたものだと、つくづく背筋の凍る思いでございます。
現在我が国の負っている賠償は、ひとえに王国のご恩情の賜物と心に刻みました。
愚かな行為の代償はリンドールになすりつけるものではなくロンドが負うべきもの。あわよくばリンドールとつながりを、と画策したばかりにリンドールにも王国にもご迷惑をおかけいたしました。
ここで見聞きしたことは私から責任をもって本国に伝えます所存。
これ以上皆様にはご迷惑をおかけすることなきように致しますので、どうか何卒ご容赦願います」
宰相さんも最初の方とはうって変わって真剣な表情でガバリと頭を下げた。
一応「国賓」なので一国を背負ってこの場にいる。
その人がここまで言うからには、今後のロンドは大丈夫だろう。
レオンがすっと宰相さんの前に行き片手を出した。
「謝罪を受け入れよう。誠意ある対応を期待している」
「は!有難き所存!」
ビビ姫も美しい所作で礼をしている。
うん。やろうとすればできるんだね、ビビさん。
ブリードもご機嫌、ジークも元気を取り戻し嬉しそうに帰っていった。
「サフィ、またいつでも呼ぶがいい。というより、呼べ!
ゲイル、お主もだ。また立ち寄るつもりなのでな、その旨を周囲に通達しておけ。
ジークも子育ての際サフィがおれば心強かろうて。次期が来たら戻って来る」
ジークが必死でお願いの目をしている。
そうだよね、ヒールするまでボロボロだったものね……。あんなんで子育ては大変すぎ。
出会ったときは偉そうだったジークの懇願はなんというか……憐れすぎて無視できない。
俺はチラリとゲイルとレオンを見た。
王城にドラゴン小屋……は難しいよねえ?
と、ゲイルが「はい!」と手をあげた。
「俺のとこでいいぞ?フェンリルたちも王城と公爵家に行っちまってるし。まだグリフィス家にはペットはいねえからな。
ブリードたちなら大歓迎だ。サフィも喜ぶしな?」
「やったあ!お父様の許可がでましたーー!!」
「ははは!ウチの連中、びっくりするぜ?
ブリード、ドラゴンは酒好きなんだろ?酒を用意しておくから一緒に飲もうぜ!」
俺のお父様の包容力!!ジークの顔が期待に輝き、ブリードもぱああと喜色満面。
「酒を振舞ってくれると!なんと!ぜひ頼む!
では我も土産を持ってこよう。人が好むというものが我の巣にはたくさんあるのだ。楽しみにしておるがよい」
ゲイルってばお酒好きだもんね。ブリードとそりゃ気が合うよねえ。
ブリードのお土産ってなんだろう?宝石とかじゃないといいなあ。どうせならミスリル!ミスリルがいい!!剣と鎧にしてもらうから!!
……こうしてグリフィス家にドラゴンが居つくことが決定した。
別に巣があるとはいえ、入り浸っている未来が見える。うん。どう考えても入り浸るでしょおね。
サフィール家の守護獣にフェンリル。グリフィス家には伝説のドラゴンとその妻ドラゴン。更にはきっと赤ちゃんドラゴン。
なにこの最強の布陣。サフィール一族だけで国家転覆できちゃうことない?
子のやり取りを聞いていたパパとお母様とレオンがものすごおく切実な感じでひとこと。
「「「……サフィールが王家の味方で良かった………」」」
俺もそう思う!
おっちゃんたちもご機嫌で手を振りながら帰っていった。(その前に交代で抱っこされたり頭をなでなでされたり、泣かれたり大変な目にあいました。次回からはおさわり禁止の札を下げておこう)
お友達勢もなんだか興奮したように「またコンサートしてね!」「チョー楽しかったぜ!」だの「今度僕が衣装を選ぶから!絶対に先に言ってよ?!分かった?!」だの「……私は新しい何かに目覚めた気がする……」だの言いながら帰っていった。みんなすんごく楽しんでくれたようで何よりでございます!また学校でね!
帝国勢は「うちでもぜひやりたいんだが?興行に来ないか?」だの「あの歌を教えて欲しい」だの違う方面で目をギラギラさせて食いついてきた。
……ふむ。観光大国にする予定の帝国に、アイドルを育成するものよいかもしれぬ。
…………そう思ってよく見てみたら、団長さんズは磨いたら流行りの「オジアイドル」になるんでないかい?
その辺は要相談で!
後で話し合いましょー!
さて。少し離れてたところでリンドールとロンドが青ざめながら同志のように手を取り合っております。
「ドラゴンをまるでペット扱い……!」
「王国には4頭のドラゴンのペットが……!!しかもフェンリルとか言っていませんでした?!」
だ、大丈夫?
「あ、あの!リンドールは今後王国と友好国としてお付き合いさせて頂ければと思っております。
王国に許可を頂けましたら、王国との間に国交を結びたい所存」
リンドールの三人が「いっせーのーで」という感じて頭を下げた。
パパたちをチラリすると、にっこりしながら頭を縦に振っている。
「ありがたいお申し出に感謝いたします。殿下やセオドラ様と今後もお会いできるとなれば、私の婚約者も喜びましょう。後ほど改めて書状を送らせて頂きます」
おおお!閉鎖的だったリンドールと国交!やったあ!妖精さんの国、めっちゃ興味ある!
親善大使としてぜひ行ってみたい!!
ハイハイハイ!と手をあげてアピールすれば、ゼンがふふふと優しく微笑んで俺の前でしゃがんでくれた。
「では、後日またサフィラス様とレオン様を我が国にご招待させてくださいね?
みなで歓迎させて頂きますので」
「わーーーい!!ありがとうございまする!とっても楽しみにしておりますのでね?お約束ですよ?」
そんな俺たちを見て慌てたようにロンドのビビ姫も声をあげた。
「あ、あの!私からもよろしいでしょうか?
細かなことは私の一存では決められませんが、それでもロンドは今後決して王国とリンドールに牙をむかぬとお約束いたしますわ!
父上たちにも、王国のお力についてしっかりと伝えます。そのうえで賠償もきちんとお支払いいたしますので!
どうかこれまでのご無礼をお許しくださいませっ!!」
「王国のお力であれば我が国など吹けば飛ぶようなもの。心の底から理解いたしました。
魔法のお力だけでなく、伝説級の魔物をいともたやすくて手懐けられる手腕。見たこともない素晴らしい歌とダンスの余興。武力、知力、文化、あらゆる点で王国の素晴らしさをこの目に焼き付けもうした。
過去このような国によくぞ侵略などと大それたことを考えたものだと、つくづく背筋の凍る思いでございます。
現在我が国の負っている賠償は、ひとえに王国のご恩情の賜物と心に刻みました。
愚かな行為の代償はリンドールになすりつけるものではなくロンドが負うべきもの。あわよくばリンドールとつながりを、と画策したばかりにリンドールにも王国にもご迷惑をおかけいたしました。
ここで見聞きしたことは私から責任をもって本国に伝えます所存。
これ以上皆様にはご迷惑をおかけすることなきように致しますので、どうか何卒ご容赦願います」
宰相さんも最初の方とはうって変わって真剣な表情でガバリと頭を下げた。
一応「国賓」なので一国を背負ってこの場にいる。
その人がここまで言うからには、今後のロンドは大丈夫だろう。
レオンがすっと宰相さんの前に行き片手を出した。
「謝罪を受け入れよう。誠意ある対応を期待している」
「は!有難き所存!」
ビビ姫も美しい所作で礼をしている。
うん。やろうとすればできるんだね、ビビさん。
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