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俺とレオンの婚約式
NEWビビさん登場!
はてさて。
こうして美女に大変身したビビさんを伴い、お食事会会場へ向かった俺たち。
いひひひひ。セオにビビさんのエスコートさせちゃった!
眼福うーーーー!!
お母様もなんだかイケナイ妄想に目覚めちゃってる。「ああん。お似合いだわあー!」って目がハート。
お忘れのようですが、セオにはゼンという美しくはかなき妖精さんがおりますのでね?
あくまでもここだけのカップル……ごほん、ペアなのでござりまするよ?
「みなのしゅー!お待たせいたしましたーーー!お母様監修のNEWビビさんでえーーーっす!!」
パーンと扉をあけ放ち、セオ&ビビさんがパンパカパーン!
しーーーーん。
あ、あれ?拍手は?
キョトンとみんなを見たらば、あまりの変わりっぷりについていけてないだけだった。
一瞬遅れて「ええ?!誰?」だの「ビビアン様って言ってなかったか?マジか!!」だの大騒ぎになった。
そんな中、ゼンが「がーん」
「あ、あの、あの、セオドラが手を引いているのは……あの……っど、どなたなのでしょう?」
ちょっと涙目だ。
ご、ごめんごめん!!そういうつもりじゃなかったの!よしよし。涙を拭いて?
「あのね、ビビアンさんですよ?衣装を変えたのでせっかくだからセオにエスコートをお願いしたのでござりまする。ゼンのこと忘れたわけじゃないからね?」
そしたらそれに気づいたビビさんが、セオさんの手を引いてゼンの元へ。
「セオドラ様をお返しいたしますね?素晴らしいご婚約者様です。
こんな方がいらっしゃるというのに私は……。本当に申し訳なかったと思います。
大切になさってくださいましね?」
そういってセオとゼンの手を結ばせた。
セオさんが優しく「殿下が一番素敵ですよ?」とほほ笑む。きゅん!
それを微笑ましく見つめるビビさん。
登場のときとは別人じゃん!
反省したの分かったから劇的ビフォーアフターしたんだけど、それにしても代わりすぎ!
外見かえたら中身も変わるの?
ちょっとお口ぱかんしてたら、ゲイルとレオンが小さな声で呟いたのが聞こえた。
「…………これもサフィのいるだけで幸せって能力か?」
「おそらく。あのハイヒールとコンサートで身も心も浄化されたのではないかと……」
そ、そういうこと?!汗と共に悪いものがぜーんぶ流れて消えたってこと?
俺、ツエエだけじゃなくてスゲエでした。
てゆーか、俺の聖女パワーとかじゃなくって、もしかしたらお母様監修による効果もあるのでは?
あんまり似合わない服とかメイクとかって、なんとなあく本人も周りも荒ませない?
ちょっとだけ不機嫌になるっていうか、苛立つっていうか。
似合う服とかだと自身がつくし、にこにこになって気分がアゲアゲ。ご機嫌になるから周りもいい感じになるよね?
あのスッキリ美女の外見になって、心の余計なものまでそぎ落とされたんじゃないかなあ?
外見に見合う中身になりたいっていうかさ。カッコつけたいっていうか。
ビビさんの変化に一番驚いていたのは宰相さんだった。
「ビ……ビビアン姫?なんと……!お美しくなられて……!い、いや、これまでも可愛らしく手いらっしゃいましたが、それでも、あの、なんというか…………そちらの方がお綺麗でございます!!!」
言わんとすることは伝わった。
うむ。こっちがいいって分かるんだね。なら何故これまで止めなかった?!
無理か。女性の服に口出しするのは難しいもんね。
俺は宰相さんのお耳にそっとささやいた。
「あのね。ビビさんのあのドレス。とっても似合っておりません。ビビさんは可愛いよりも美人系なのですよ?似合う服と着たい服は違うのです。
たぶん、侍女さんはある程度の御年なのでは?センスが当時のままなのです。
衣装を選ぶ際は、さりげなああく他の人にしてもらった方がよきです」
とたん宰相さんしょんぼり。
「…………私の妻です」
「は?」
「私の妻なのです。仰る通り、妻のセンスは独特で……しかし女性の衣装に私が口出しすることもできず……」
まさかのコネ採用!
俺はきっぱりと断言した。
「チェンジで」
「え?」
「チェンジで!!!コネでやっていいことと悪いことがありまする!独特のセンスって!断固としてアウト!」
そうか。ビビさんの周りも悪かった。
わがままとかいろんなこと、周りがもっとしっかりしてたら止めたはずだもん。
バラバラにして一人一人ちゃんとしてもらわないと!
「宰相さん。あのですね。ゲイルとお話してみてください」
こういう時はゲイル。遠慮なくバシっと言ってくれるし、それなのにゲイルの言うことってなぜかするりんと相手の心に響くから。
丸投げしてしまいましょー!すまぬ、お父様!
だってね。ほら、婚約式なのに俺に放置されたレオンがそろそろ黒い雲を浮かべ始めておりますのでね!
レオン、ビビさんのビフォーアフター見ても顔色一つ買えなかったの。でもってひたすら俺しか見てなかった!
ご、ごめんって!!!だって、ビビさんのヘンテコドレス、みてらんなかったんだもん!
こうして美女に大変身したビビさんを伴い、お食事会会場へ向かった俺たち。
いひひひひ。セオにビビさんのエスコートさせちゃった!
眼福うーーーー!!
お母様もなんだかイケナイ妄想に目覚めちゃってる。「ああん。お似合いだわあー!」って目がハート。
お忘れのようですが、セオにはゼンという美しくはかなき妖精さんがおりますのでね?
あくまでもここだけのカップル……ごほん、ペアなのでござりまするよ?
「みなのしゅー!お待たせいたしましたーーー!お母様監修のNEWビビさんでえーーーっす!!」
パーンと扉をあけ放ち、セオ&ビビさんがパンパカパーン!
しーーーーん。
あ、あれ?拍手は?
キョトンとみんなを見たらば、あまりの変わりっぷりについていけてないだけだった。
一瞬遅れて「ええ?!誰?」だの「ビビアン様って言ってなかったか?マジか!!」だの大騒ぎになった。
そんな中、ゼンが「がーん」
「あ、あの、あの、セオドラが手を引いているのは……あの……っど、どなたなのでしょう?」
ちょっと涙目だ。
ご、ごめんごめん!!そういうつもりじゃなかったの!よしよし。涙を拭いて?
「あのね、ビビアンさんですよ?衣装を変えたのでせっかくだからセオにエスコートをお願いしたのでござりまする。ゼンのこと忘れたわけじゃないからね?」
そしたらそれに気づいたビビさんが、セオさんの手を引いてゼンの元へ。
「セオドラ様をお返しいたしますね?素晴らしいご婚約者様です。
こんな方がいらっしゃるというのに私は……。本当に申し訳なかったと思います。
大切になさってくださいましね?」
そういってセオとゼンの手を結ばせた。
セオさんが優しく「殿下が一番素敵ですよ?」とほほ笑む。きゅん!
それを微笑ましく見つめるビビさん。
登場のときとは別人じゃん!
反省したの分かったから劇的ビフォーアフターしたんだけど、それにしても代わりすぎ!
外見かえたら中身も変わるの?
ちょっとお口ぱかんしてたら、ゲイルとレオンが小さな声で呟いたのが聞こえた。
「…………これもサフィのいるだけで幸せって能力か?」
「おそらく。あのハイヒールとコンサートで身も心も浄化されたのではないかと……」
そ、そういうこと?!汗と共に悪いものがぜーんぶ流れて消えたってこと?
俺、ツエエだけじゃなくてスゲエでした。
てゆーか、俺の聖女パワーとかじゃなくって、もしかしたらお母様監修による効果もあるのでは?
あんまり似合わない服とかメイクとかって、なんとなあく本人も周りも荒ませない?
ちょっとだけ不機嫌になるっていうか、苛立つっていうか。
似合う服とかだと自身がつくし、にこにこになって気分がアゲアゲ。ご機嫌になるから周りもいい感じになるよね?
あのスッキリ美女の外見になって、心の余計なものまでそぎ落とされたんじゃないかなあ?
外見に見合う中身になりたいっていうかさ。カッコつけたいっていうか。
ビビさんの変化に一番驚いていたのは宰相さんだった。
「ビ……ビビアン姫?なんと……!お美しくなられて……!い、いや、これまでも可愛らしく手いらっしゃいましたが、それでも、あの、なんというか…………そちらの方がお綺麗でございます!!!」
言わんとすることは伝わった。
うむ。こっちがいいって分かるんだね。なら何故これまで止めなかった?!
無理か。女性の服に口出しするのは難しいもんね。
俺は宰相さんのお耳にそっとささやいた。
「あのね。ビビさんのあのドレス。とっても似合っておりません。ビビさんは可愛いよりも美人系なのですよ?似合う服と着たい服は違うのです。
たぶん、侍女さんはある程度の御年なのでは?センスが当時のままなのです。
衣装を選ぶ際は、さりげなああく他の人にしてもらった方がよきです」
とたん宰相さんしょんぼり。
「…………私の妻です」
「は?」
「私の妻なのです。仰る通り、妻のセンスは独特で……しかし女性の衣装に私が口出しすることもできず……」
まさかのコネ採用!
俺はきっぱりと断言した。
「チェンジで」
「え?」
「チェンジで!!!コネでやっていいことと悪いことがありまする!独特のセンスって!断固としてアウト!」
そうか。ビビさんの周りも悪かった。
わがままとかいろんなこと、周りがもっとしっかりしてたら止めたはずだもん。
バラバラにして一人一人ちゃんとしてもらわないと!
「宰相さん。あのですね。ゲイルとお話してみてください」
こういう時はゲイル。遠慮なくバシっと言ってくれるし、それなのにゲイルの言うことってなぜかするりんと相手の心に響くから。
丸投げしてしまいましょー!すまぬ、お父様!
だってね。ほら、婚約式なのに俺に放置されたレオンがそろそろ黒い雲を浮かべ始めておりますのでね!
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