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俺とレオンの婚約式
やり直しのあさ
俺はそんなレオンに胸がぎゅうってなって思わず抱き着いた。
「イヤじゃない!
あの……ごめんね?大人の事情?みたいなのだってミカミカに言われたんだけど、それってばいいわけだと思っちゃって。
だけどもえっと……あの……その、レオンはセイツーで大人だからレオンのレオンがおっきくなっちゃって子種出さなきゃになって、俺をびっくりさせたくなかったから?だったんだよね?
こうやって説明する時間がなくってベリっスタタターってなったってことだよね?あっておりますか?」
「……身も蓋もないな……。でも、うん、あっている」
苦笑するレオンの頭を「大丈夫だよー」となでなで。
「怒ってごめんなさい。俺はセイツーないからまだわからないのですけれども、それは大人の成長なので!仕方のないことなのです!ちゃんと理解しましたので!
うん。ある意味『おしっこ漏れちゃう!』な大ピンチだったのと同じ。それは仕方ないのです。漏らしちゃうよりもいいもんね!せっかくの記念の朝にお漏らしは大惨事でしかないですし。
でも、そんなことで俺はレオンを嫌ったりしません!」
胸を張って断言すれば、レオンは安心するどころかどこか遠い目になってしもうた。
まだ不安なのかな?
俺は優しくもう一回安心させてあげた。
「だいじょうぶ!分かってるから!お漏らししちゃうよりもよきですよ?」
「違うからね?そういうものとは違うんだよ⁈」
マジな目をしておられる。めっちゃ必死!
少し大人を知った俺は、温かな眼差しで穏やかにレオンを宥めた。
「うんうん。大丈夫。分かってるから。仕方ないの。恥ずかしくないよ?」
「分かってないよね⁈あの、本当に違うんだよ⁈
同じ生理現象ではあるけれど別ものなんだよ⁈
やはりサフィにはまだ早かったのか……。うん……………
でも、本当にお漏らしではないから!!なんとしてもそれだけは分かって欲しいな?
ねえ、サフィ⁈聞いて⁈」
俺は元気になったけれども、代わりにレオンがダメージを負っている。
だから、嫌いにならないよっていってるのに!
しつこく食い下がってくるレオンのお鼻にチュっとしてあげたら、ようやくレオンは大人しくなった。
諦めたような表情をしているのは気のせいである。
今日俺はレオンにより大人の世界を知って、ひとつ大人になったのだ。
ネヤを知ってしもうた。
ゲイルが教えてくれてたら、朝から大騒ぎせず優しくレオンを見送ってあげられたのに。そう思わなくもないが、いまさらそれを言っても仕方ない。
「では、改めてやり直しましょう!仲直りの二度寝!ほら、ここに寝て!」
ぺしぺしとベッドを叩く。
「え?二度寝するの?」
「そう。記念の朝は抱っこで寝ておはようってチュウしてぎゅっとして起きるものだからね!
さっきやらなかった分をやるから!
ほら、早く寝て!時間がなくなっちゃうでしょっ!」
レオンをぐいぐいベットに押し倒し、そっとその横に滑り込む。
もぞもぞもぞ。
ああ、もう!ぬくぬくしてたのに、もう冷めちゃってる!
じたばたじたばた。
ふう、ふう。
じたばたじたばた。
ふう、ふう。
頑張る俺にレオンが困惑。
「あの……サフィは何をしているのかな?」
「あったかく、なく、なっちゃった、から!ふう!頑張って足を、動かして、摩擦で、あっためておるのですよ!」
なかなかあったかくならない!時間がないのにいいいい!!
すると「くすっ」とほほ笑んだ気配と共に、急にぽかぽかし出した。
「おお!ぬくぬく!」
「ふふ。これくらいでいいかな?ほら、おいで?」
レオンが魔法であっためてくれたのでした!そうか、魔法すればよかったね。
よじよじとレオンにくっつき、ちょうどいい収まりどころをさがす。
うん。腕の付け根からお胸のあたりがジャストなはまり心地!
ふむーーー!!と顔を埋め、フンフンフン。
「こんどは何をしているの?も、もしかして私が……なにか臭い、とか?」
レオン挙動不審。めっちゃ目を彷徨わせてどぎまぎしております。
大丈夫。まだカレーシューには早いですよ!
「嗅いでる。石鹸の匂いがします。さっきまではレオンの匂いだったのに」
ちょっと不満。レオンの匂いはいい匂いでなんだか落ち着く匂いなのに。
文句を言ったのに、レオンはなぜかほっとしている。違う。俺は不満なのです。
「これからは朝はお漏らし前にスサササーって行っていいから、ベリってしないでそっと行ってくださいませね。でもって、お風呂はしないで戻ってきてくだされ。レオンのいい匂いがなくなってしまいますのでね!」
「わ、分かった。お漏らしではないけれど、そっと行くようにする。……時と場合によっては水浴びくらいはいいかな?」
「うーーん……。洗いすぎなければよきです。お胸のあたりは大事なので。ちゃんと寝る前にお風呂かクリーンしてるんだし、朝はしなくて大丈夫でしょ。とっておいて!」
これからずっと一緒にいるんだから。きちんと希望は伝えておかねばね?
「イヤじゃない!
あの……ごめんね?大人の事情?みたいなのだってミカミカに言われたんだけど、それってばいいわけだと思っちゃって。
だけどもえっと……あの……その、レオンはセイツーで大人だからレオンのレオンがおっきくなっちゃって子種出さなきゃになって、俺をびっくりさせたくなかったから?だったんだよね?
こうやって説明する時間がなくってベリっスタタターってなったってことだよね?あっておりますか?」
「……身も蓋もないな……。でも、うん、あっている」
苦笑するレオンの頭を「大丈夫だよー」となでなで。
「怒ってごめんなさい。俺はセイツーないからまだわからないのですけれども、それは大人の成長なので!仕方のないことなのです!ちゃんと理解しましたので!
うん。ある意味『おしっこ漏れちゃう!』な大ピンチだったのと同じ。それは仕方ないのです。漏らしちゃうよりもいいもんね!せっかくの記念の朝にお漏らしは大惨事でしかないですし。
でも、そんなことで俺はレオンを嫌ったりしません!」
胸を張って断言すれば、レオンは安心するどころかどこか遠い目になってしもうた。
まだ不安なのかな?
俺は優しくもう一回安心させてあげた。
「だいじょうぶ!分かってるから!お漏らししちゃうよりもよきですよ?」
「違うからね?そういうものとは違うんだよ⁈」
マジな目をしておられる。めっちゃ必死!
少し大人を知った俺は、温かな眼差しで穏やかにレオンを宥めた。
「うんうん。大丈夫。分かってるから。仕方ないの。恥ずかしくないよ?」
「分かってないよね⁈あの、本当に違うんだよ⁈
同じ生理現象ではあるけれど別ものなんだよ⁈
やはりサフィにはまだ早かったのか……。うん……………
でも、本当にお漏らしではないから!!なんとしてもそれだけは分かって欲しいな?
ねえ、サフィ⁈聞いて⁈」
俺は元気になったけれども、代わりにレオンがダメージを負っている。
だから、嫌いにならないよっていってるのに!
しつこく食い下がってくるレオンのお鼻にチュっとしてあげたら、ようやくレオンは大人しくなった。
諦めたような表情をしているのは気のせいである。
今日俺はレオンにより大人の世界を知って、ひとつ大人になったのだ。
ネヤを知ってしもうた。
ゲイルが教えてくれてたら、朝から大騒ぎせず優しくレオンを見送ってあげられたのに。そう思わなくもないが、いまさらそれを言っても仕方ない。
「では、改めてやり直しましょう!仲直りの二度寝!ほら、ここに寝て!」
ぺしぺしとベッドを叩く。
「え?二度寝するの?」
「そう。記念の朝は抱っこで寝ておはようってチュウしてぎゅっとして起きるものだからね!
さっきやらなかった分をやるから!
ほら、早く寝て!時間がなくなっちゃうでしょっ!」
レオンをぐいぐいベットに押し倒し、そっとその横に滑り込む。
もぞもぞもぞ。
ああ、もう!ぬくぬくしてたのに、もう冷めちゃってる!
じたばたじたばた。
ふう、ふう。
じたばたじたばた。
ふう、ふう。
頑張る俺にレオンが困惑。
「あの……サフィは何をしているのかな?」
「あったかく、なく、なっちゃった、から!ふう!頑張って足を、動かして、摩擦で、あっためておるのですよ!」
なかなかあったかくならない!時間がないのにいいいい!!
すると「くすっ」とほほ笑んだ気配と共に、急にぽかぽかし出した。
「おお!ぬくぬく!」
「ふふ。これくらいでいいかな?ほら、おいで?」
レオンが魔法であっためてくれたのでした!そうか、魔法すればよかったね。
よじよじとレオンにくっつき、ちょうどいい収まりどころをさがす。
うん。腕の付け根からお胸のあたりがジャストなはまり心地!
ふむーーー!!と顔を埋め、フンフンフン。
「こんどは何をしているの?も、もしかして私が……なにか臭い、とか?」
レオン挙動不審。めっちゃ目を彷徨わせてどぎまぎしております。
大丈夫。まだカレーシューには早いですよ!
「嗅いでる。石鹸の匂いがします。さっきまではレオンの匂いだったのに」
ちょっと不満。レオンの匂いはいい匂いでなんだか落ち着く匂いなのに。
文句を言ったのに、レオンはなぜかほっとしている。違う。俺は不満なのです。
「これからは朝はお漏らし前にスサササーって行っていいから、ベリってしないでそっと行ってくださいませね。でもって、お風呂はしないで戻ってきてくだされ。レオンのいい匂いがなくなってしまいますのでね!」
「わ、分かった。お漏らしではないけれど、そっと行くようにする。……時と場合によっては水浴びくらいはいいかな?」
「うーーん……。洗いすぎなければよきです。お胸のあたりは大事なので。ちゃんと寝る前にお風呂かクリーンしてるんだし、朝はしなくて大丈夫でしょ。とっておいて!」
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