もう我慢なんてしません!家族からうとまれていた俺は、家を出て冒険者になります!

をち。「もう我慢なんて」書籍発売中

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連合案件

久方ぶりの学校でござる

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連休でお休みしちゃって申し訳ない。。。
ちょこっとお出かけしてまいりました♡
更新再開!

※※※※※



なあんてお話をしていたらあっという間に時間がたってしもうた。
実は今日は……学校なのですよ!
そのためにゲイルにお任せしたのに、バース連合についてふむふむしておりましたらスっコーンと頭から抜けちゃってた!

「ああああ!!学校!!ち、遅刻しちゃうっ!!」
「ええ?サフィは今日は学校にゆくのか?!それはいかん!急ぐのだ!」

ワタワタワタと俺以外も大慌て。

「ティガー!!」

待ってましたとばかりにすちゃっとティガーが俺に制服を羽織らせ、その間にマリーが髪を整えてくれる。

「か、鞄!」
「はい、こちらにございます。課題もお入れしてきましたので」

俺の侍従、できる人!!


「サフィちゃん、忘れ物はない?ハンカチは持った?」

お母様がハンカチを俺のポッケに入れてくれた。
実はティガーがセットしてくれてあったけど、それな内緒。お母様の、お借りしますね!

「あとはたぶん大丈夫ーー!いってきまああっす!!」

前世の母さんとのやりとりみたいなのをお母様とやって、レオンとパパに見送られながら、大急ぎで待機してくれてた馬車に飛び乗った。

「御者さん!大急ぎでお願致す!!」
「お任せを!しっかりつかまっていてくださいねっ!」
「ほら、サフィ。危ないからこっちに」

ひょいっとお膝に乗せられて……んん?!

「へあ?!なんでレオンも乗ってるの?」
「婚約後、初めての登校なんだよ?」

だから?

「みなに『婚約者をよろしく』って言わないとね?」

前にやったじゃん!婚約式したときに!
って思ったけれど、にっこにこなレオンに何も言えず「そ、そう……だね?」と頷いてしまった俺は悪くない。
俺は学んでおるのです。こういうときに何を言ったところで無駄なの。さっさと諦めるのがよき。
学校のみんなもサフィ大好きレオンに慣れた気がいたしますし。

「もしかして、お昼は……」
「手配してあるからね。楽しみにしていて?」

またあのお披露目的なランチになるんだよね!
うん知ってた!

「……ケーキをたくさんお願いいたしまする」
「もちろん!」





御者さんが飛ばしてくれたおかげで、なんとかいつも通りの時間に学校に到着!

「ありがとうございましたー!!」

しっかりとお礼を伝えたら、ピシッと敬礼をしてくれた。さっすが王様の御者さん!かっこよ!



ぴょいっと馬車から飛び降りようとしたら、「サフィ?今日からは……」とスッと手を差し出しレオンがエスコート。
ご令嬢じゃないのに、と思わなくもないが、様式美なので大人しく手を取って降りた。

とたん。
モーゼのように目の前の人波がさあっと開き、門までの「王子&婚約者ロード」ができた!
開いた道の両側に生徒のみなさんがズラリとならび、ニコニコ笑顔で「おめでとうございます」と拍手してくれる。
これ、新郎新婦のご入場じゃん!
お口あんぐりでレオンを見上げれば、俺の手をそっと取り満面の笑みを湛えた。

「みな、わざわざ集まってくれて礼を言う。皆も知っての通り、サフィラスが正式に私の婚約者となった。どうか私の婚約者をよろしく頼む」

朗々と響く声で宣言し、なんとみんなのまえで俺のホッペにチュウ!
ちょっとおおお!!人前ですよっ!
照れ照れしながら皆をチラリ。

「きゃあああああ!!」
「おめでとうございますうううう!!」
「サフィちゃあああん!(涙)」

怒号のような歓声が沸き起こった。

「ふふふ。ほら、みんな喜んでくれたみたいだよ?
サフィもご挨拶しようか?」

俺だってしようと思ったのにレオンがチュウするからっ!
ちょっと唇を尖らせながらワクワク顔のみんなに俺からもご挨拶。

「えっとお、俺とレオンは婚約いたしましたー!でも普通に学校に通いますので!これからもよろしくお願いいたしまする!」

パチパチパチパチー!
皆さまニッコリ笑顔で拍手してくれました。
様式美!

あ、これも言っておかなきゃ!

「お昼間またレオンプレゼンツのお食事となっておりますのでー!ケーキ沢山なのでお楽しみに!」

わあああああ!!

今日一番の拍手と歓声。みんな正直でよき!!



そのままモーゼの道を通り、校舎へと向かう。

俺のウエストにしっかりと手を回し「私の婚約者をよろしくね?」とご機嫌で手を振りながら歩くレオン。
鼻歌を歌いだしてもおかしくないスキップしてないのが不思議なくらいのご機嫌レオンに、俺は気づいてしまった。

「も、もしかしてレオン、これがやりたくて来たの?!
わざわざ?!」
「だってこれからはサフィのことを堂々と『私の婚約者だ』って言えるんだよ?この日をこの10年ずっと楽しみにしてきたんだから!」

嬉しはずかしなお顔が可愛すぎました!!
俺はキュンっとする胸をおさえながら叫んだ。

「もう好きなだけ言っちゃってよき!」

ぱあああ、と光り輝きながら近づくレオンのお顔。
こらこらこら!
それをバシッと両手でガードした。
好きなだけ言ってもいいけど、チュウは人前では禁止です!







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