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僅かな日常
朝からちゅー
「……おはよう、サフィ。よく眠れたかな?」
ちゅ!ちゅ!ちゅ!
「………おはよお、レオン……。もうそんな時間?」
そしておはようのチュウ、ちょっと多くないですか?
「ふふふ。昨日はいつもより遅かったからね?
でも、学校に行くんでしょう?そろそろ支度をしないとね?」
ちゅ!ちゅーーーー!!
ちょ!長い長い長いっ!
俺は朝から甘々なレオンをぎゅむっと押してレオンの腕の中から脱出!
そう。今日もレオンの抱っこで眠っておりました。
一時「サフィはもう大きくなったから」って一緒に寝るのやめてたのは何だったの?
レオン曰く、婚約者だからいいんだって!
ミカとキースがいないから、ちょっと早めに起きております。
ティガマリを呼んでもいいんだけど、あっちに居て貰ってるの。
向こうのほうが大変そうなのと、レオンが「サフィの世話は私がしたい!」って主張したので。
というわけで、ミカミカ不在の間、レオンの支度はレオンが、俺の支度もレオンが、朝ごはんはクマさんブランチを頂いておるのでござる。
本当なら世話をされる側の人間なのに、レオンは嬉々として俺のお世話を焼いている。
まるで俺が小さなころのゲイルみたいに。
今も温タオルを用意して俺のお顔と手足を拭いてくれておりまする。
クリーンしたんだけど「この方が気持ちいいでしょう?」って。
確かに温かい濡れタオルって気持ちいいよね。
でも、俺を抱っこして嬉しそうに俺の顔を拭き、手の指を一本一本拭き。
ここまではまだいいとして、今度は俺の足を自分の足に乗せ、丁寧に上から下まで拭き、足の指の一本一本……
これはやりすぎだと思う。
拭きながらマッサージまでしてくれる念の入れよう。
そして全部拭き終えたら満足そうに俺の全身を眺め、俺のお膝にチュ!
ここまでが朝の一連の作業なのです。
レオンって…………ちょっと変。もしかして、どエムな人?
しかも日を追うごとにレベルアップしていくのがすごい。
最初は拭くだけだったのに、いつの間にかマッサージが加わり、数日でまるでプロの人!
絶妙なタッチで足先から太ももまで、もみもみすりすり、マッサージしてくれる。
血の巡りが良くなるのか、全身がぽっかぽかになるし、気持ちよすぎてふわんふわん眠くなっちゃう。
正直、最高にいいんだけど、朝には向いてないと思われます。
夜にやって欲しい、って言ったんだけど、何故か赤くなったレオンに「夜は……諸々の事情で難しいかな?ごめんね?」と謝罪されてしもうた。
夜だとレオンが疲れてるのかもしれない。
なので大人しく朝やってもらっている。
いつもは気持ちいいだけなんだけど、今日は疲れていたのか痛気持ちいい。
「んん……っレオン……ちょっと痛い……もうちょっと……やさしく、して……っ」
お願いしたとたん、レオンがビシイっと固まった。
プロのマッサージには口出ししてはならなかったらしい。
仕方なく俺はきゅっとお口を結んで痛いのに耐えたのでした。
そうこうするうちに、クマさんがワゴンに乗せた朝食を持ってきてくれた。
「ありがとう!」とお礼を言って扉の前で受け取る。これは俺のお役目。
レオンにお世話させるばかりでは申し訳ないので「俺にもお仕事させて」とお願いしたのだ。
お部屋にワゴンを運び、テーブルの上にせっせと並べる。
今日のブランチはなにかな?すんごくいい匂い!
ペらりとカゴの上のハンカチをどければ……
「レオンレオン!今日はクロワッサン!!パリッパリだよっ!!」
王城のクロワッサンは、いいバターを使っているとみえ、濃厚なのにくどくない。後味がとてもよいのです。
それに生ハムサラダと、チーズとフルーツの盛り合わせ、ヨーグルト、ジャム、紅茶とミルク。
最高の組み合わせじゃない?
!!ひらめいた!
俺はいそいそとクロワッサンにバターナイフで切れ込みを入れ、レタスと生ハムとチーズを挟んだ。
簡単サンドのできあがり!
その頃にはレオンの支度も終わっていたので、「座って!」と椅子に座らせ力作をいそいそ差し出す。
「レオン!食べてみて!」
「サフィが作ってくれたの?うれしいな。とても美味しそうだね?」
あーん、とお口を開けるので、口元まで運んであげた。
はむ!
クロワッサンと一緒に俺の指まで口中に含まれる。
ひゃあ!それ俺の指!指まで食べてるからっ!
「あ、ごめんね?痛かった?」
ペロリ。
今度は指を舐めたアアアア!
ひええええ!そっちじゃない!クロワッサンを食べてくださいませっ!!
「ふふふ。とても美味しかった。ありがとう、サフィ。
もう一口食べさせてくれる?」
にこっと微笑むレオンの目がなぜかちょびっと怖いのはどうしてだろうか。
※※※※※※
申し訳ございませぬ、、、
免疫過剰暴走とかで皮膚に炎症がおきてしまい免疫抑制剤を飲みだした影響で体調不良がつづいており、、、
明日の更新はお休みさせてくださいませ
ちょいちょい休んでしまい、楽しみにして下さっている方々、すみません💦💦
ちゅ!ちゅ!ちゅ!
「………おはよお、レオン……。もうそんな時間?」
そしておはようのチュウ、ちょっと多くないですか?
「ふふふ。昨日はいつもより遅かったからね?
でも、学校に行くんでしょう?そろそろ支度をしないとね?」
ちゅ!ちゅーーーー!!
ちょ!長い長い長いっ!
俺は朝から甘々なレオンをぎゅむっと押してレオンの腕の中から脱出!
そう。今日もレオンの抱っこで眠っておりました。
一時「サフィはもう大きくなったから」って一緒に寝るのやめてたのは何だったの?
レオン曰く、婚約者だからいいんだって!
ミカとキースがいないから、ちょっと早めに起きております。
ティガマリを呼んでもいいんだけど、あっちに居て貰ってるの。
向こうのほうが大変そうなのと、レオンが「サフィの世話は私がしたい!」って主張したので。
というわけで、ミカミカ不在の間、レオンの支度はレオンが、俺の支度もレオンが、朝ごはんはクマさんブランチを頂いておるのでござる。
本当なら世話をされる側の人間なのに、レオンは嬉々として俺のお世話を焼いている。
まるで俺が小さなころのゲイルみたいに。
今も温タオルを用意して俺のお顔と手足を拭いてくれておりまする。
クリーンしたんだけど「この方が気持ちいいでしょう?」って。
確かに温かい濡れタオルって気持ちいいよね。
でも、俺を抱っこして嬉しそうに俺の顔を拭き、手の指を一本一本拭き。
ここまではまだいいとして、今度は俺の足を自分の足に乗せ、丁寧に上から下まで拭き、足の指の一本一本……
これはやりすぎだと思う。
拭きながらマッサージまでしてくれる念の入れよう。
そして全部拭き終えたら満足そうに俺の全身を眺め、俺のお膝にチュ!
ここまでが朝の一連の作業なのです。
レオンって…………ちょっと変。もしかして、どエムな人?
しかも日を追うごとにレベルアップしていくのがすごい。
最初は拭くだけだったのに、いつの間にかマッサージが加わり、数日でまるでプロの人!
絶妙なタッチで足先から太ももまで、もみもみすりすり、マッサージしてくれる。
血の巡りが良くなるのか、全身がぽっかぽかになるし、気持ちよすぎてふわんふわん眠くなっちゃう。
正直、最高にいいんだけど、朝には向いてないと思われます。
夜にやって欲しい、って言ったんだけど、何故か赤くなったレオンに「夜は……諸々の事情で難しいかな?ごめんね?」と謝罪されてしもうた。
夜だとレオンが疲れてるのかもしれない。
なので大人しく朝やってもらっている。
いつもは気持ちいいだけなんだけど、今日は疲れていたのか痛気持ちいい。
「んん……っレオン……ちょっと痛い……もうちょっと……やさしく、して……っ」
お願いしたとたん、レオンがビシイっと固まった。
プロのマッサージには口出ししてはならなかったらしい。
仕方なく俺はきゅっとお口を結んで痛いのに耐えたのでした。
そうこうするうちに、クマさんがワゴンに乗せた朝食を持ってきてくれた。
「ありがとう!」とお礼を言って扉の前で受け取る。これは俺のお役目。
レオンにお世話させるばかりでは申し訳ないので「俺にもお仕事させて」とお願いしたのだ。
お部屋にワゴンを運び、テーブルの上にせっせと並べる。
今日のブランチはなにかな?すんごくいい匂い!
ペらりとカゴの上のハンカチをどければ……
「レオンレオン!今日はクロワッサン!!パリッパリだよっ!!」
王城のクロワッサンは、いいバターを使っているとみえ、濃厚なのにくどくない。後味がとてもよいのです。
それに生ハムサラダと、チーズとフルーツの盛り合わせ、ヨーグルト、ジャム、紅茶とミルク。
最高の組み合わせじゃない?
!!ひらめいた!
俺はいそいそとクロワッサンにバターナイフで切れ込みを入れ、レタスと生ハムとチーズを挟んだ。
簡単サンドのできあがり!
その頃にはレオンの支度も終わっていたので、「座って!」と椅子に座らせ力作をいそいそ差し出す。
「レオン!食べてみて!」
「サフィが作ってくれたの?うれしいな。とても美味しそうだね?」
あーん、とお口を開けるので、口元まで運んであげた。
はむ!
クロワッサンと一緒に俺の指まで口中に含まれる。
ひゃあ!それ俺の指!指まで食べてるからっ!
「あ、ごめんね?痛かった?」
ペロリ。
今度は指を舐めたアアアア!
ひええええ!そっちじゃない!クロワッサンを食べてくださいませっ!!
「ふふふ。とても美味しかった。ありがとう、サフィ。
もう一口食べさせてくれる?」
にこっと微笑むレオンの目がなぜかちょびっと怖いのはどうしてだろうか。
※※※※※※
申し訳ございませぬ、、、
免疫過剰暴走とかで皮膚に炎症がおきてしまい免疫抑制剤を飲みだした影響で体調不良がつづいており、、、
明日の更新はお休みさせてくださいませ
ちょいちょい休んでしまい、楽しみにして下さっている方々、すみません💦💦
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