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僅かな日常
★★★書籍発売記念SS★★★★
ご拝読頂きありがとうございますううう!
お陰様で、をち。初の書籍がついに刊行となりました。
ゆ、ゆめではござりませぬかっ?!大丈夫?
みなみなさまのおかげでござりますう。ありがとうございますっ!!
本日から王城編までレンタルとなりました。
新たに公開された1-3までも書籍用改変版となっております。
よろしければぜひ読み直してみてくださいませ♡
(改行が少なく読みにくくて申し訳ない。書籍の書式に合わせておりますのと、ページがかさみすぎたためでござりまして……💦)
ということで、記念SS。
お兄様とミカの友情SSです。
※※※※※※
サフィ間借り人生活から、公爵家に戻ったのちのレオンです。
サフィが居ない室内は、急に広く感じられた。
「……ミカ、この部屋はこんなに広かったかな?」
「レオンもそう思うか?……一人いないだけでこんなに変わっちまうんだな……」
昨日まではここにあの子が座っていた。
本を読んであげると嬉しそうに目を輝かせて……。
ふう……。
思わずこぼれたため息。
「サフィが居たのはたった6日だというのにね」
「サフィはうるせえからなあ。あっちをウロチョロこっちをウロチョロ。泣いたり笑ったり、飛んだり跳ねたり……。
子供ってみんなあんななのか?俺たちが5歳の時ってどうだったっけ?」
「ミカはよく木に登ってサボっていたぞ?」
「それは休憩してたんだろうが!
レオン殿下の命をお守りするためだ、とか言って俺がどんな過酷なシゴキを受けてたと思うんだ?」
「ふふふ。ミカの母上は……なかなか凄い御仁だよね」
「ああ。俺を鍛えるためだって、しばらく王都の屋敷に居ただろ?どれだけドアをぶっ壊されたことか……」
「ドアといえば、サフィがね……
サフィが……………
はあ……。サフィはもう帰ってしまったんだね……」
ダメだ。
ふとした折にそこここにサフィの幻影が見える。
ボスンと行儀悪くベッドに寝転がり、昨日まで可愛らしい頭がのっていた枕をそっと撫でた。
「ここに昨日まではサフィが寝ていたのに………」
温かなぬくもりの代わりに枕をぎゅっと抱きしめてみる。
「…………違う」
「当たり前だろ。サフィは人間だ。そいつは枕」
呆れたように言うと、ミカはのしっと私の背中に体重をかけてきた。
「………俺はさ、お前が寂しがってるの、嬉しい」
「酷い奴だ。親友ではなかったのか?」
拗ねたように枕に顔を埋めれば、「ほら、それ!」と笑われた。
「お前、そんな風に拗ねたり怒ったりしたことなかっただろう?
何かに執着することもなかったじゃねえか。
アレから……お前は『非の打ちどころのない王子様』ってやつになっちまった。
でもさ、今のお前は………すごく人間くさくなった」
「それは悪かったね」
「ははは!それそれ!俺は今のお前の方が好きだぜ?」
くしゃくしゃっと髪をかき混ぜられる。
「………私も……そう思う」
「なあ、ミカ。久しぶりに……泊っていかないか?」
「なんだ、サフィが言ってたみたいに添い寝でもして欲しいのか?」
「急に失うには……あの幸せは強烈すぎる。緩衝材が必要だ」
「はいはい。サフィには内緒にしといてやる。てか……俺も寂しいよ」
「……次に会えるのは二日後、か」
「一緒に寝るのは一週間後、だしな」
「長いな……」
1日をこんなに長く感じるのは初めてだ。
「でも、会いたい人がいるというのは……悪くない気分だ」
「うん。分かる」
「あと……ミカ、お前が居てくれて良かった」
「分かってる。そのために俺がいるんだ」
「ミカ……お休み」
「ああ、レオン……お休み」
お陰様で、をち。初の書籍がついに刊行となりました。
ゆ、ゆめではござりませぬかっ?!大丈夫?
みなみなさまのおかげでござりますう。ありがとうございますっ!!
本日から王城編までレンタルとなりました。
新たに公開された1-3までも書籍用改変版となっております。
よろしければぜひ読み直してみてくださいませ♡
(改行が少なく読みにくくて申し訳ない。書籍の書式に合わせておりますのと、ページがかさみすぎたためでござりまして……💦)
ということで、記念SS。
お兄様とミカの友情SSです。
※※※※※※
サフィ間借り人生活から、公爵家に戻ったのちのレオンです。
サフィが居ない室内は、急に広く感じられた。
「……ミカ、この部屋はこんなに広かったかな?」
「レオンもそう思うか?……一人いないだけでこんなに変わっちまうんだな……」
昨日まではここにあの子が座っていた。
本を読んであげると嬉しそうに目を輝かせて……。
ふう……。
思わずこぼれたため息。
「サフィが居たのはたった6日だというのにね」
「サフィはうるせえからなあ。あっちをウロチョロこっちをウロチョロ。泣いたり笑ったり、飛んだり跳ねたり……。
子供ってみんなあんななのか?俺たちが5歳の時ってどうだったっけ?」
「ミカはよく木に登ってサボっていたぞ?」
「それは休憩してたんだろうが!
レオン殿下の命をお守りするためだ、とか言って俺がどんな過酷なシゴキを受けてたと思うんだ?」
「ふふふ。ミカの母上は……なかなか凄い御仁だよね」
「ああ。俺を鍛えるためだって、しばらく王都の屋敷に居ただろ?どれだけドアをぶっ壊されたことか……」
「ドアといえば、サフィがね……
サフィが……………
はあ……。サフィはもう帰ってしまったんだね……」
ダメだ。
ふとした折にそこここにサフィの幻影が見える。
ボスンと行儀悪くベッドに寝転がり、昨日まで可愛らしい頭がのっていた枕をそっと撫でた。
「ここに昨日まではサフィが寝ていたのに………」
温かなぬくもりの代わりに枕をぎゅっと抱きしめてみる。
「…………違う」
「当たり前だろ。サフィは人間だ。そいつは枕」
呆れたように言うと、ミカはのしっと私の背中に体重をかけてきた。
「………俺はさ、お前が寂しがってるの、嬉しい」
「酷い奴だ。親友ではなかったのか?」
拗ねたように枕に顔を埋めれば、「ほら、それ!」と笑われた。
「お前、そんな風に拗ねたり怒ったりしたことなかっただろう?
何かに執着することもなかったじゃねえか。
アレから……お前は『非の打ちどころのない王子様』ってやつになっちまった。
でもさ、今のお前は………すごく人間くさくなった」
「それは悪かったね」
「ははは!それそれ!俺は今のお前の方が好きだぜ?」
くしゃくしゃっと髪をかき混ぜられる。
「………私も……そう思う」
「なあ、ミカ。久しぶりに……泊っていかないか?」
「なんだ、サフィが言ってたみたいに添い寝でもして欲しいのか?」
「急に失うには……あの幸せは強烈すぎる。緩衝材が必要だ」
「はいはい。サフィには内緒にしといてやる。てか……俺も寂しいよ」
「……次に会えるのは二日後、か」
「一緒に寝るのは一週間後、だしな」
「長いな……」
1日をこんなに長く感じるのは初めてだ。
「でも、会いたい人がいるというのは……悪くない気分だ」
「うん。分かる」
「あと……ミカ、お前が居てくれて良かった」
「分かってる。そのために俺がいるんだ」
「ミカ……お休み」
「ああ、レオン……お休み」
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