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樫野 珠代

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番外編(side舞)

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女性の買い物ってどうしても長くなっちゃうんだよね~。
それは私も例外ではなく・・・。
いろいろと買ってしまった。
服を見始めたらどんどん欲が出ちゃって、服に合わせるミュールが欲しくなり、それに合わせたアクセサリーも・・・と。最後は化粧品まで手を伸ばしてしまって。
おかげで時間はギリギリに。
これで入れ違いになったらシャレになんない・・・うう、私って・・・。
自己嫌悪に陥りそうになる自分を奮い立たせて、楓の会社を目指す。
家から楓の会社までは徒歩と電車で片道30分くらい。
よかった、会社が近くて・・・。
目的のカフェに辿り着いて、とりあえずカプチーノを注文。
ガラスに映る自分の姿を確認しながら、買ってよかった・・・と納得していると、
飲み物が出来上がり、座る場所を探す。
会社の入り口が見てる所よね、絶対に。
観葉植物の置かれた一番右側の席へと移動し、植物越しに会社を確認。
ちょっと遠いけど、ここならばっちり見える。
ちょうどお店の時計が18時を指していた。
これから短くても2時間くらいはここで粘らないといけないはず・・・。
おそらく周りから見たらストーカーに近いのでは?
自分で思いながら、くすっと笑いを漏らした。
颯爽とした街並みを眺めながら楓を待ってる時間は苦ではない。
逆にドキドキするというか、嬉しさがこみ上げてくる。
楓の驚く顔が見れるかも知れないし・・・。
店に着いて30分程したくらいだろうか、携帯が騒ぎ出した。
送信者は楓だった。
『買い物は終わったのか?また衝動買いしたんじゃないだろうな・・・。今日、ちょっと遅くなりそうだわ。』
いつもの定期連絡だった。
衝動買いって・・・バレてるし。
しかも、遅くなるのかぁ~・・・どうしよう。
そこまでは考えてなかった自分の軽薄さに呆れた。
お店の入口に目を向けて、扉に掲げられている営業時間を確かめる。
ラストオーダーが22:30。
珍しいわね、そんなに遅くまでやってるなんて・・・。
今の自分にはとても有難いけど。
せっかくここまで来てるんだもの、こうなったらとことん居座ってやろうじゃない。
そうと決まれば、軽く何かを食べよう。
メニューに手を伸ばし、何があるかな~と眼で追っていく。
へぇ~、いろんなパスタも注文できるんだ・・・。
こういうカフェってほんとに軽食がちょこっとって店が多いのに、ここはそういうのも充実してるみたい。
だから夜遅くまでやってるんだぁ。
テイクアウトも出来るらしい・・・。
残業の人達には重宝する店だなぁ。
なんとなくそんなことを考えながら、メニューと睨み合い。
何気なく一瞬だけ外の景色を見たとき、見覚えのある人物を発見した。
あれ?楓?
会社のビルから出てきた楓。
これから外回りかな?
だとすると直帰も考えられるから、ここに居ても意味がない。
慌てて立ち上がり、彼の方へと向かう。
「かえ・・・」
叫んで気付かせようとしたが、楓は急いでいたのかその声には気づかず、目の前でタクシーを止めるとそのまま、走り去ってしまった。
「せっかく来たのに・・・。」
さっき楓がタクシーを止めた場所まで来てしまった。
このまま直帰かなぁ、それとも会社に戻ってくるかなぁ・・・。
どうしよう・・・。
所在無さげに彼の会社を見つめた。
と、その時にどこかで会った男性2人を発見した。
あ~・・・と、あれは・・・・あ、コンパの時の人だ!
楓と付き合うことになった日の夜に楓と共にコンパをしてた聡と洋介だった。
とは言っても、向こうは舞の事を知らないはず。
この際私のこと知らなくてもいいや、楓が戻ってくるかだけでも聞いちゃえ!
そう思って彼らに近づくと、二人の会話が聞こえてきた。
「楓も隅に置けないね~。アイツ、彼女いるんだろ?」
楓の話?
「あぁ、一緒に住んでるって言ってたぜ」
「バレたら修羅場だな・・・」
何?何の事?
声をかける切欠を失い、そのまま後ろを付いて歩いていた。
「ま、別にいいんじゃねぇ?楓も別れたがってるみたいだしさぁ・・・」
・・・・え・・・
「何?楓の中じゃすでに終わってるの?彼女と・・・」
「もう終わってるだろ~。あんだけ仕事してるんだぜ?わざわざ残業までして・・・」
「え、あれって彼女と関係あり?」
「だってさぁ、楓言ってたぜ?家に帰りたくないって。だから残業してるらしいぜ。おかげでアイツのチームすげ~進んでんだ、企画。」
「うわぁ~。楓、それでも一緒に暮らしてんの?っつーか、恋人の意味ね~じゃん。」
う、うそ・・・
「しかも休日出勤してまでだぜ?俺だったらそんなことする前にすでに別れてるよ。」
そんな・・・だって、忙しいって・・・
大事なポジションにいるからって・・・楓・・・
「俺も同感。・・・それでアイツ、今日はデートなんだ。」
デート・・・?
私は聞いてないよ・・・?
だってさっき、メールで・・・。
相手は・・・私じゃ・・・ない。
「そういうこと。電話がかかってきた時の楓の顔、見たか?すげ~慌ててたぜ?しかも電話が終わったと思ったら、やりかけの仕事ほったらかしてすぐに会いに行っちまったしよ~」
「あぁ、俺も見た。かなり親密だったよな~。それに聞いたか?『好きだよ』とか、『すぐに行くから待ってろ』とかノロケてたよな?俺達が聞いてるのに気付いて席を外したけどよ~。アイツもやる事やってるよなぁ?すでに次を見つけて別れるつもりなんじゃない?」
「おぉ、悪魔だ!鬼畜だ!」
「ぎゃははは!!鬼畜は言いすぎだろ~。おまえに比べたら・・・」
「いやいや、おまえには負けるよ」
二人は笑いながら、舞には気付かすそのまま歩いていった。
楓が・・・別れを・・・?
二人の会話が頭の中でリピートしていた。
「・・・う・・・っく。」
言いようのない悲しみで胸が苦しくなった。
涙も重力に従って、滴り落ちている。
私は楓を失うの?
もう楓のそばにはいられないの?
楓と向き合おうと決めて来たのに・・・
楓と会う為におしゃれして来たのに・・・
楓と早く会いたいと思って待っていたのに・・・
楓は・・・・・・誰と会ってるの・・・?
それから自分がどこをどう歩いたのか、今自分がどこに向かっているのかわからないまま、周りの景色だけが過ぎ去っていく。
どのくらいの時間が経ったのだろう・・・。
気が付けば、人気も少なくなり街灯も寂しそうに光を醸し出している。
ずっと泣いていたせいで、目が重い。
ずっと鼻を啜っていたせいで、ヒリヒリする。
きっと化粧は見事に落ちているだろうな・・・。
悲しい時でもそんな事を考えられる自分をあざけ笑った。
ふと見上げると、小さな公園が目に入った。
今までは気付かなかったが、自分のいる場所が高台に位置しているようで、公園の先から街が一望できる。
ここはどこだろう・・・。
ようやく自分が今、迷子らしき者になっていることに気が付く。
「とりあえず、トイレで顔を洗おうかな・・・」
あまりの静けさに少しの恐怖を感じ、声を出しながら自分を奮い立たせた。
「うわぁ~・・・ひどい顔・・・。」
鏡に映る顔は、誰にも見せたくない程の状態だった。
とりあえず、落ちたマスカラやアイシャドーを洗い流し、最低限の化粧を施した。
はぁ~・・・あんまり意味がないかも・・・。
化粧をしてもカバーできない顔に自分で気落ちした。
気分だけでも重いのに・・・こんな時は溜息も重い。
軽い溜息なんてあるのだろうか・・・
なんてくだらない疑問を自分にぶつけてみた。
何か、楓に関わらない何かで今の気分を紛らわしたかった。
でも自分の気持ちとはうらはらに、気が付けば楓とのことを考えていた。
今、誰と会ってるの?
その人と何を話してるの?
私には言えない相手?
これから・・・どうなっていくの?
楓、本当に私の事嫌いになったの?
私、なんかした?
ううん、逆だよね・・・何も出来なかったんだよね、私達。
気が付けば、相手と距離を取ってしまって相手を理解しようとすることも出来なくなってた。
嫌われてるのかもしれない。
嫌がられてるのかもしれない。
ひょっとすると別れを切り出されるかもしれない。
楓の気持ちを知るのが怖い。
でも今まで私は楓の温もりをずっと感じてたよ。
感じてきたその温もりは私の勘違い?
楓のあの優しさや気遣いは勘違いだったの?
それに私・・・楓がいない生活なんて考えたくない。
楓の温もりを感じれなくなるなんて・・・考えられないよ。
どうしよう・・・今、すごく楓に会いたい。
会って楓の笑顔を見たい。
楓に抱きしめてもらいたい。
ううん、私が楓を抱きしめたい。
楓の体温、鼓動、全てを私自身で感じたい。
自分の体を腕に抱きしめて心でそう叫んでいた。
と、その時、鞄の中からメロディが流れてきた。
静寂な公園に、いきなり奏でられた音楽がやけに響き渡る。
舞も一瞬、体をビクつかせて、慌てて携帯を取り出す。
掛けてきた相手の名前を見て、さらに身体が震えた。
-楓-
いつもなら嬉しい相手。
でも今は・・・どうしようもなく辛い相手。
それでもこの公園の静けさを逸脱している音だと気付き、一呼吸置き、通話ボタンを押した。
瞬間、耳を近づけなくてもわかる程の彼の大きな声。
『おい!!舞、今どこだよ!?』
その声は明らかに怒りに満ちていた。
「・・・楓・・・」
彼の声とは対照的なか細い声しか今の自分は発する事が出来なかった。
『どうした!?何かあったのか?今、どこだ?外か?』
次々と繰り出される質問。
でも今の自分にはそんなモノより楓の声が聞けたという嬉しさが心に染みて気持ちを膨らませていく。
『舞?なんか言えよ・・・おい、大丈夫か?』
徐々に私を気遣っている声に変わっていく。
涙が自然に頬を伝っていた。
「楓こそ・・・どうしたの?」
なるべく声を震わせないように気をつけながら、ゆっくりと会話をはじめた。
『どうしたって・・・こっちが聞きたいよ。』
「え・・・?」
『急いで帰ってみたら、おまえいないしさ。』
「急いでって・・・仕事で遅くなるってメールが・・・」
『とりあえず今、どこだ?誰かと一緒か?』
言葉を遮り、電話口で口調が強くなった。
「今?・・・どこだろう、ここ・・・」
『はぁ!?おまえ・・・・・・あぁ、もう!場所がわからなきゃ迎えにも行けないだろ?』
迎えに来てくれるの?
流れていた涙と一緒に笑みも零れる。
会えることが、こんなにも嬉しいなんて・・・。
『おい!聞いてるか?とりあえず周りになんかあるだろ?電柱とかに住所とか・・・』
「あ、ちょっと待ってね。」
そう言って入口にある門らしき石柱に目を向ける。
「三月公園・・・だって、ここ。」
『おまえ・・・公園に一人でいたのか?』
「え・・・あ、うん。」
なんとなく楓の声が低くなったような・・・
そう思った瞬間、響いた怒鳴り声。
『バカか!おまえ!何、考えてんだよ!』
思わず、携帯を離し、それを当てていた耳を塞いで目を瞑った。
楓が・・・怒った。
初めてだった、こんなに怒りを顕にしたのは。
でも・・・どうして・・・
「かえで・・・?」
『あぁ~!!とりあえず、一番、明るい所にいろ!!あ、その前に近くに住所とか、目印になりそうな物とかないのか??』
未だに怒りを含んだ口調だった。
慌てて辺りを見回し、公園を出た所にある民家の表札の横に駆け寄った。
「楓、えっとね、緑町3-15って書いてある」
『わかった。今すぐに行くから!変なヤツが近づかないように辺りに目を配っとけ!』
そう言ってブチっと携帯を切られてしまった。
これだけでわかるのかな・・・場所。
自分じゃ絶対に無理・・・どこの緑町?って感じで諦めるだろう。
でも、楓のことだ。
すぐに調べて来てくれるはず。
根拠はないけど、でもなぜか自信はあった。
だって、楓は嘘なんて言ったことない。
私に『嫌いだ』って言ったあの時以外は。
・・・じゃあ、今は?
嘘は付いてないの・・・?
今まで感じてた嬉しさがとたんに沈み、代わりに浮かんできたのは楓に対しての不安だった。
お願い、楓を私から奪わないで・・・
心の中で、見えない相手に叫んでいた。

電話が切られて、20分くらい経った頃だった。
「舞!」
呼ばれた方をぱっと振り返ると楓が公園の前にいた。
そばには楓の車がある。
本当に来てくれた・・・。
楓は私の方に駆け寄り、両肩を掴んできた。
「何やってんだよ!こんな暗い公園で!」
「楓・・・」
肩から楓の手の温もりが伝わってきた。
この温もりを待ってた・・・。
込み上げてきた感情が溢れ出し、それをぶつけるかのように彼の胸に飛び込んだ。
「楓・・・楓・・・うう・・・。」
「お、おい。ど、どうした?なんかあったのか?舞?」
楓は私の突然の行動に戸惑い、咄嗟に身を引こうとした。
だが、あまりにも必死にしがみ付く姿を見て、楓はほーっと息を吐き、そっと抱きとめた。
彼に包まれ、余計に感情が高ぶっていく。
涙も止め処なく溢れ、彼のシャツに染み込んでいく。
嗚咽も一向に収まらない。
ただただ彼のそばを離れたくない、という気持ちだけが舞の胸に留まっていた。
辺りは暗く、沈黙を含ませた公園には舞の泣き声だけが木霊している。
舞が落ち着いてきた頃、楓が身体を離した。
「舞、帰るぞ」
楓の声に促されるように、舞は頷いた。
ただ傍にいるだけで安心できる人・・・楓。
このまま、時間が止まってくれれば、目の前の人を失わずに済むのに・・・。
楓は私の肩を抱き寄せ、車の方へと歩き出し、助手駅側のドアを開けてくれる。
促されるままに助手席へと体を沈めた。
運転席には、私の愛しい人が座る。
まだ・・・今まだ私は彼女でいいんだ・・・
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