勇者として召喚されたが違ってたので魔王をやってみた件

スーラー担麺

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第1部 ~プロローグ~

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その昔、ありとあらゆる邪悪なるものが飛びまわっていた時代があった…
その世界は暗黒の闇に閉ざされ、平和だった人間界は魔物が蔓延り、人々を苦しめていた…

そんな時、暗黒世界に光を宿す、4人の勇者一行があらわれた。
    その名は…勇者シグマ、大魔導師クロエ、重装騎士ジキル、賢者ボヌール、勇者らは、人類を引き入り悪の根源である魔王を討ち亡ぼすべく戦争をおこしたのだ。

勇者達は、死闘を繰り広げ、魔王城の魔王がいる大広間まで、辿り着いた光の勇者一行だったが、魔王の強大過ぎる魔力を感じ、勇者シグマは、
「魔王を倒すのは、無理そうだ…だが!!この命と引き換えにしてでも、人類の平和の為に封印だけでもしてみせる!」と叫び、生死を分けた闘いが始まったのである…

魔王との戦いの中、強大過ぎる魔力を持つ魔王を封印する事が出来ない事を知り、勇者一行は魔王の魔力と体を分けてある箱に封印する事しか出来なかった…
    勇者シグマ・重装騎士ジキル・賢者ボヌールは魔王の戦いで死に、1人残った大魔導師クロエが魔王を封印した2つの箱を持ち、その封印を解かれない様にバラバラに隠し大魔導師クロエは消息を絶ってしまう。

    この世は、魔王が居なくなった事により魔物の力も弱まり人間界の平和は取り戻されたが、その犠牲は多く…この戦争で人類の半分は死に絶えてしまった。しかし人類は、この戦争に勝利し…喜びを皆で分かち合っていた。
その中1つの謎だけが残った、光の勇者達の死体は見つからず<魔王との戦いで死んでしまった説>や、<勇者達は、何処かで生きている>と言う噂だけが飛び交っていたのである。

そして平和の時間が過ぎ800年たった今…

最悪の出来事がまた、起きようとしていた…
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