59 / 84
第2章
第18話 追い詰められた
しおりを挟む
「呪い? 黒い薔薇に呪いがあるなんて兄さんから聞いたことがありません!」
「トーマの言う通りです。俺は読める本は全部読みましたが、そんな事はどこにも書かれていませんでした!」
珍しく声を荒げるトーマと同じように叫ぶ。
縋るようにルミナリオを見れば、彼も同様に父である国王陛下をじっと見ていた。
「今まで黙っていてすまなかった。この数十年で黒薔薇を取り扱い危険植物に認定したのはこの余だ。他ならぬ、サーナ女史からの警告を聞き入れた」
「サーナ先生!? サーナ先生が黒薔薇には呪いがあると言ったのですか!?」
「いかにも」
以前、サーナ先生は王立学園を卒業後、薬師として世界中を周ったと言った。
そして、最終的に我が家に、正確には母に仕えたのだ。
世界中を周った理由が黒薔薇の研究だったとすればどうだ?
母は在学中に父から黒薔薇を贈られた。その時すでに呪われていたとしたら?
サーナ先生は母の呪いを解くために黒薔薇を調べ、母の一番近くで治療を施した。でも、助けられなかった。
リファが黒薔薇を薬術クラスの研究発表の題材にしようとしたのを却下したのもサーナ先生だ。彼女が誰よりも危険性を知っているからだとしたら?
こう考えれば全ての辻褄が合う。
「このことを父は……ブルブラック伯爵は知っているのですか?」
俯くトーマの発言に、はっとする。
「余は言っておらん。サーナ女史に止められていたからだ」
「兄さん。今の話が本当ならお父様は知らず知らずのうちにお母様を呪ったことになります!」
歯をかみ合わせ、隙間から漏れるだけのような弟の声。トーマは固く拳を握り締めていた。
「お母様は誰よりも花に詳しい人だった。知らずに受け取ったとは考えにくい」
「ではっ! お母様は分かっていながら黒薔薇を受け取り、呪いを受けたとお考えですか!」
俺の手を振りほどいたトーマは唇からも血を流し、瞳からは涙を流していた。
「これは父には伝えない方がいい。いいな、トーマ。約束しろ」
「……分かりました」
「いい子だ。ルミナリオ、サーナ先生には学園を休職していただき、黒薔薇の解呪に専念して貰うのはどうだろう。必要であれば、学園には俺が臨時講師として向かう」
ルミナリオだけでは判断できない案件だ。
彼は国王陛下を見つめ、指示を仰いだ。
「よかろう。トーマ、ルミナリオ、先に行きなさい。大臣たちはリストアップを急げ。ウィルフリッドはこちらへ」
俺だけが別室に呼ばれ、国王陛下と二人だけになった。
「これを」
渡されたのは今にも壊れそうな脆い本だった。
慎重に中を開くと、そこには見たこともない文字が羅列されていた。
「読めるか?」
「こんなヘンテコな文字、読めるわけ……読め、ますね」
目では読めないはずなのに、頭の中では正しく認識できるという不思議な感覚だった。
「これは当時の奇跡の魔術師が書き残したもので、この大陸を襲った病魔について記されているはずだ」
まさにその通りで、書物には黒薔薇が生成する花粉には人体に悪影響を及ぼし、時間をかけて命を削る作用があると記されていた。
「呪いではありません。ただの花粉です」
「やはり、読めるか!? 治療法は!? 治療方法について書かれていることはないか!?」
破ってしまわないように注意深く本をめくり、視線を動かし続ける。
治療法は最後の方に一文だけ書かれていた。
「青薔薇だ。青薔薇で花粉の毒を解毒できるそうです」
「そうか! でかした、ウィルフリッド! では、すぐに青薔薇を取りに行こう」
早速、廊下を進み始めた国王陛下の後に続く。
途中でルミナリオも合流し、青薔薇の保管場所を目指した。
保管場所を知るのはごく一部の関係者だけらしく、作成者の俺も知らない。
階段を降り、重厚な扉の先にあった空間の中心に設置された頑丈そうな檻。
その中に一つの花瓶が置かれていた。
「さぁ、ウィルフリッド。青薔薇を取れ。これで夫人や黒薔薇を買ってしまった人々を救える」
国王陛下もルミナリオも期待の眼差しを向けてくるけれど、俺にはどうすればいいのか分からなかった。
「どうした?」
「えっと。俺をからかっています?」
「何を言う」
「そうでないなら、一体何を見ているんですか?」
二人が顔を見合わせる。
これはマズい事になっているのだと悟り、もったいぶらずに真実を伝えた。
「花瓶の中に青薔薇なんてありません。本当にここが保管場所なら盗まれたのか、それとも誰かが別の場所に移したのか。どっちですか?」
見る見るうちに二人の顔が青ざめていくのが分かった。
力なく、地下から地上へ戻る国王陛下に続いて歩きながらルミナリオに話しかける。
「本当に青薔薇が見えていたのか?」
「うむ。ウィルフリッドに指摘されるまではな。その時までは魔力の痕跡にも気づかなかったのだ」
「俺が見た時には何もなかったし、魔力臭くて仕方なかった」
「余たちはいつから魔術にかかっていたのだろう」
「それが問題だ。もしも、この展開を予見して青薔薇を盗み出した奴がいるとすれば、そいつはこの世界の住人じゃないぞ」
「それはっ!?」
「カーミヤ嬢の体を乗っ取った奴と同じ転生者が来ている。そいつがマリキスを逃がし、黒薔薇の作用を教えて、青薔薇を盗んだ。そう考える方が自然だと思うが、どうだ?」
ルミナリオはあごに手を当てながら思案顔だ。
「それは誰だ……。王宮魔術師すらも欺く完璧な魔術だぞ」
そんな脅威が潜んでいるとは考えたくないし、人を疑いたくはないけれど、どうしても頭の中には一人の少女の顔が浮かんでいた。
俺たちがルミナリオの私室に戻ると、扉の前には男性が待ち受けていた。
「探しました、ウィルフリッド様! ブルブラック伯爵が倒れられたと一報が入り、トーマ様はすでにご実家へ向かわれました!」
「ルミナリオ、少し王都を離れる。リューテシアも一緒に連れていく」
「うむ」
次から次へと問題が起ってめまぐるしい。
これが俺に対する精神的攻撃なのか。それとも確実に破滅が迫ってきているのか。
俺はリューテシアと共にブルブラック伯爵家に向かった。
「トーマの言う通りです。俺は読める本は全部読みましたが、そんな事はどこにも書かれていませんでした!」
珍しく声を荒げるトーマと同じように叫ぶ。
縋るようにルミナリオを見れば、彼も同様に父である国王陛下をじっと見ていた。
「今まで黙っていてすまなかった。この数十年で黒薔薇を取り扱い危険植物に認定したのはこの余だ。他ならぬ、サーナ女史からの警告を聞き入れた」
「サーナ先生!? サーナ先生が黒薔薇には呪いがあると言ったのですか!?」
「いかにも」
以前、サーナ先生は王立学園を卒業後、薬師として世界中を周ったと言った。
そして、最終的に我が家に、正確には母に仕えたのだ。
世界中を周った理由が黒薔薇の研究だったとすればどうだ?
母は在学中に父から黒薔薇を贈られた。その時すでに呪われていたとしたら?
サーナ先生は母の呪いを解くために黒薔薇を調べ、母の一番近くで治療を施した。でも、助けられなかった。
リファが黒薔薇を薬術クラスの研究発表の題材にしようとしたのを却下したのもサーナ先生だ。彼女が誰よりも危険性を知っているからだとしたら?
こう考えれば全ての辻褄が合う。
「このことを父は……ブルブラック伯爵は知っているのですか?」
俯くトーマの発言に、はっとする。
「余は言っておらん。サーナ女史に止められていたからだ」
「兄さん。今の話が本当ならお父様は知らず知らずのうちにお母様を呪ったことになります!」
歯をかみ合わせ、隙間から漏れるだけのような弟の声。トーマは固く拳を握り締めていた。
「お母様は誰よりも花に詳しい人だった。知らずに受け取ったとは考えにくい」
「ではっ! お母様は分かっていながら黒薔薇を受け取り、呪いを受けたとお考えですか!」
俺の手を振りほどいたトーマは唇からも血を流し、瞳からは涙を流していた。
「これは父には伝えない方がいい。いいな、トーマ。約束しろ」
「……分かりました」
「いい子だ。ルミナリオ、サーナ先生には学園を休職していただき、黒薔薇の解呪に専念して貰うのはどうだろう。必要であれば、学園には俺が臨時講師として向かう」
ルミナリオだけでは判断できない案件だ。
彼は国王陛下を見つめ、指示を仰いだ。
「よかろう。トーマ、ルミナリオ、先に行きなさい。大臣たちはリストアップを急げ。ウィルフリッドはこちらへ」
俺だけが別室に呼ばれ、国王陛下と二人だけになった。
「これを」
渡されたのは今にも壊れそうな脆い本だった。
慎重に中を開くと、そこには見たこともない文字が羅列されていた。
「読めるか?」
「こんなヘンテコな文字、読めるわけ……読め、ますね」
目では読めないはずなのに、頭の中では正しく認識できるという不思議な感覚だった。
「これは当時の奇跡の魔術師が書き残したもので、この大陸を襲った病魔について記されているはずだ」
まさにその通りで、書物には黒薔薇が生成する花粉には人体に悪影響を及ぼし、時間をかけて命を削る作用があると記されていた。
「呪いではありません。ただの花粉です」
「やはり、読めるか!? 治療法は!? 治療方法について書かれていることはないか!?」
破ってしまわないように注意深く本をめくり、視線を動かし続ける。
治療法は最後の方に一文だけ書かれていた。
「青薔薇だ。青薔薇で花粉の毒を解毒できるそうです」
「そうか! でかした、ウィルフリッド! では、すぐに青薔薇を取りに行こう」
早速、廊下を進み始めた国王陛下の後に続く。
途中でルミナリオも合流し、青薔薇の保管場所を目指した。
保管場所を知るのはごく一部の関係者だけらしく、作成者の俺も知らない。
階段を降り、重厚な扉の先にあった空間の中心に設置された頑丈そうな檻。
その中に一つの花瓶が置かれていた。
「さぁ、ウィルフリッド。青薔薇を取れ。これで夫人や黒薔薇を買ってしまった人々を救える」
国王陛下もルミナリオも期待の眼差しを向けてくるけれど、俺にはどうすればいいのか分からなかった。
「どうした?」
「えっと。俺をからかっています?」
「何を言う」
「そうでないなら、一体何を見ているんですか?」
二人が顔を見合わせる。
これはマズい事になっているのだと悟り、もったいぶらずに真実を伝えた。
「花瓶の中に青薔薇なんてありません。本当にここが保管場所なら盗まれたのか、それとも誰かが別の場所に移したのか。どっちですか?」
見る見るうちに二人の顔が青ざめていくのが分かった。
力なく、地下から地上へ戻る国王陛下に続いて歩きながらルミナリオに話しかける。
「本当に青薔薇が見えていたのか?」
「うむ。ウィルフリッドに指摘されるまではな。その時までは魔力の痕跡にも気づかなかったのだ」
「俺が見た時には何もなかったし、魔力臭くて仕方なかった」
「余たちはいつから魔術にかかっていたのだろう」
「それが問題だ。もしも、この展開を予見して青薔薇を盗み出した奴がいるとすれば、そいつはこの世界の住人じゃないぞ」
「それはっ!?」
「カーミヤ嬢の体を乗っ取った奴と同じ転生者が来ている。そいつがマリキスを逃がし、黒薔薇の作用を教えて、青薔薇を盗んだ。そう考える方が自然だと思うが、どうだ?」
ルミナリオはあごに手を当てながら思案顔だ。
「それは誰だ……。王宮魔術師すらも欺く完璧な魔術だぞ」
そんな脅威が潜んでいるとは考えたくないし、人を疑いたくはないけれど、どうしても頭の中には一人の少女の顔が浮かんでいた。
俺たちがルミナリオの私室に戻ると、扉の前には男性が待ち受けていた。
「探しました、ウィルフリッド様! ブルブラック伯爵が倒れられたと一報が入り、トーマ様はすでにご実家へ向かわれました!」
「ルミナリオ、少し王都を離れる。リューテシアも一緒に連れていく」
「うむ」
次から次へと問題が起ってめまぐるしい。
これが俺に対する精神的攻撃なのか。それとも確実に破滅が迫ってきているのか。
俺はリューテシアと共にブルブラック伯爵家に向かった。
24
あなたにおすすめの小説
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
【完結済】悪役令嬢の妹様
紫
ファンタジー
星守 真珠深(ほしもり ますみ)は社畜お局様街道をひた走る日本人女性。
そんな彼女が現在嵌っているのが『マジカルナイト・ミラクルドリーム』というベタな乙女ゲームに悪役令嬢として登場するアイシア・フォン・ラステリノーア公爵令嬢。
ぶっちゃけて言うと、ヒロイン、攻略対象共にどちらかと言えば嫌悪感しかない。しかし、何とかアイシアの断罪回避ルートはないものかと、探しに探してとうとう全ルート開き終えたのだが、全ては無駄な努力に終わってしまった。
やり場のない気持ちを抱え、気分転換にコンビニに行こうとしたら、気づけば悪楽令嬢アイシアの妹として転生していた。
―――アイシアお姉様は私が守る!
最推し悪役令嬢、アイシアお姉様の断罪回避転生ライフを今ここに開始する!
※長編版をご希望下さり、本当にありがとうございます<(_ _)>
既に書き終えた物な為、激しく拙いですが特に手直し他はしていません。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
※小説家になろう様にも掲載させていただいています。
※作者創作の世界観です。史実等とは合致しない部分、異なる部分が多数あります。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係がありません。
※実際に用いられる事のない表現や造語が出てきますが、御容赦ください。
※リアル都合等により不定期、且つまったり進行となっております。
※上記同理由で、予告等なしに更新停滞する事もあります。
※まだまだ至らなかったり稚拙だったりしますが、生暖かくお許しいただければ幸いです。
※御都合主義がそこかしに顔出しします。設定が掌ドリルにならないように気を付けていますが、もし大ボケしてたらお許しください。
※誤字脱字等々、標準てんこ盛り搭載となっている作者です。気づけば適宜修正等していきます…御迷惑おかけしますが、お許しください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる