1 / 1
雨の隙間に
しおりを挟む
雨 の隙間に出かける
また いつ降るのか
そればかりが 気になって
用事をすっかりと忘れて しまった
自販機の横に放置されている空き缶
その横の排水溝を埋め尽くす吸い殻
雨 の隙間にすれ違う
下校中 の子供たちが
笑いながら通り 去っていく
手も降らず顔も合わせずちらとも 見ず
傘は以前捨ててしまったのだ
故郷へ帰る途中の電車の中に
冬の風に雨が混じるのは
思い出の中に冬が生まれるのと同じで
ある冷たい季節の
失恋に似ている
(そうだ、思い出したよ。そんな季節もあったものだ。尻尾が凍った道路に張りついたあの子猫は今頃どうしているのだろうか
)
雨 に隙間など
本当はな いのかもしれない
いやそうだき っとそれを確認
することが用事だったのかもしれな い
帰ることに躊躇っていたのは、
そこに理由を求めていたからだ。
この偽善者のナルシストが
!
そうだ、
きっとそうだ、
隙間があるのは きっと雨の方
だ 。
また いつ降るのか
そればかりが 気になって
用事をすっかりと忘れて しまった
自販機の横に放置されている空き缶
その横の排水溝を埋め尽くす吸い殻
雨 の隙間にすれ違う
下校中 の子供たちが
笑いながら通り 去っていく
手も降らず顔も合わせずちらとも 見ず
傘は以前捨ててしまったのだ
故郷へ帰る途中の電車の中に
冬の風に雨が混じるのは
思い出の中に冬が生まれるのと同じで
ある冷たい季節の
失恋に似ている
(そうだ、思い出したよ。そんな季節もあったものだ。尻尾が凍った道路に張りついたあの子猫は今頃どうしているのだろうか
)
雨 に隙間など
本当はな いのかもしれない
いやそうだき っとそれを確認
することが用事だったのかもしれな い
帰ることに躊躇っていたのは、
そこに理由を求めていたからだ。
この偽善者のナルシストが
!
そうだ、
きっとそうだ、
隙間があるのは きっと雨の方
だ 。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
この作品の感想を投稿する
1 / 2
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる