1 / 1
世界の真ん中、その少しだけ
しおりを挟む
星が見えるよ。と君はいう、渇いた砂漠、ビ
ルの上、バイト上がりの薄汚れた夜景、泥の
ような私たちはいつも隠れている、まだ世界
の誰もが気づいていない真実、虚栄、真夜中
の北北西も輝く星を見つめていると。人の精
神はあっという間に壊れてしまうということ、
ジャンクフードの香り、私は隠れている、君
の背中を盾にして、そういえば。君が入った
ばかりの若い巨乳の子に告られたって、私は
誰から聞いたんだっけ? 生ぬるい風、手を
回す、私の弱々しい小鳥のような心臓を君に
押しつける。光が目に入らないように、ずっ
と夜が終わらないように――。
世界の真ん中、その少しだけ。左右のどちら
かにずれている私たちは、きっとあの星から
見ても、宇宙の彼方のもう一人の私たちから
見ても、タバコ、巨大なビルの陰に隠れて愛
を深めている、ロマンチックな都会の欠片を
交差点に沈めて、星からは。二度と届かない
ように、深く、深く、青い夜が沈んでいく。
ルの上、バイト上がりの薄汚れた夜景、泥の
ような私たちはいつも隠れている、まだ世界
の誰もが気づいていない真実、虚栄、真夜中
の北北西も輝く星を見つめていると。人の精
神はあっという間に壊れてしまうということ、
ジャンクフードの香り、私は隠れている、君
の背中を盾にして、そういえば。君が入った
ばかりの若い巨乳の子に告られたって、私は
誰から聞いたんだっけ? 生ぬるい風、手を
回す、私の弱々しい小鳥のような心臓を君に
押しつける。光が目に入らないように、ずっ
と夜が終わらないように――。
世界の真ん中、その少しだけ。左右のどちら
かにずれている私たちは、きっとあの星から
見ても、宇宙の彼方のもう一人の私たちから
見ても、タバコ、巨大なビルの陰に隠れて愛
を深めている、ロマンチックな都会の欠片を
交差点に沈めて、星からは。二度と届かない
ように、深く、深く、青い夜が沈んでいく。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
この作品の感想を投稿する
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる