1 / 2
真昼の夢
しおりを挟む
郵便局まで歩く道すがら
枯れた木々の揺れる音が
わたしたちをあたためる
足は緩やかに好奇心を見つめる
速達で出した封筒の行く先を
安心して眺めていられるのは
そういう訳で
手の震えがいつの間にか
蛇口をひねったら出る錆のように
当たり前になっていた
頭の痺れが冬の深さを物語る
切り花が水を吸い込もうとしても
部屋の空間という概念がわたしの邪魔をする
窓ガラスの向こう側に月が張りついた
コタツの上に転がるみかんの皮のように
誰かが残したりんごの芯の抽象画のように
風雨に晒されて孤独死した公衆電話のように
山々に吸い込まれていく夕暮れの余暇のよう
に
どうやらわたしたちは心の奥底で
座りながらじっと夜を待っている
口笛を吹いて蛇を呼ぼうか
爪でも切って不幸に酔うのもいい
猫がときおり見せる艶まかしい寝姿を抱き
眠り続ける人生のひと時だってあるはずだ
植物はつぼみに戻る
月明かりは懐中電灯
電池の切れた星々が散っていく
胃液のような空気が天井を覆う
小さな夜を枕にして
小さな夢を遠くに見つめる
真昼のキラキラ光る太陽の粒が
枯れ葉のようにふっと落ちてくる
わたしは今夜も大地に足跡をつける
枯れた木々の揺れる音が
わたしたちをあたためる
足は緩やかに好奇心を見つめる
速達で出した封筒の行く先を
安心して眺めていられるのは
そういう訳で
手の震えがいつの間にか
蛇口をひねったら出る錆のように
当たり前になっていた
頭の痺れが冬の深さを物語る
切り花が水を吸い込もうとしても
部屋の空間という概念がわたしの邪魔をする
窓ガラスの向こう側に月が張りついた
コタツの上に転がるみかんの皮のように
誰かが残したりんごの芯の抽象画のように
風雨に晒されて孤独死した公衆電話のように
山々に吸い込まれていく夕暮れの余暇のよう
に
どうやらわたしたちは心の奥底で
座りながらじっと夜を待っている
口笛を吹いて蛇を呼ぼうか
爪でも切って不幸に酔うのもいい
猫がときおり見せる艶まかしい寝姿を抱き
眠り続ける人生のひと時だってあるはずだ
植物はつぼみに戻る
月明かりは懐中電灯
電池の切れた星々が散っていく
胃液のような空気が天井を覆う
小さな夜を枕にして
小さな夢を遠くに見つめる
真昼のキラキラ光る太陽の粒が
枯れ葉のようにふっと落ちてくる
わたしは今夜も大地に足跡をつける
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる