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第23話 可愛い私ばーさす王国軍
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「聖護防壁、防御レベル上昇よし、と。これであとは王国軍を叩きのめすだけね」
聖護防壁の能力引き上げは予想通りうまくいった。
あとは国王を煽った成果が出れば上々ね。
あの時私が煽ったのは決して感情に任せたからじゃない。
とある一つの算段を立てた上での作戦の一つだったんだ。
あれだけ煽れば、まず彼等は必ず軍隊を動員して攻めてくると踏んだ。
すると私には王国軍を撃退するという名目ができる。
そうすればその王国軍を叩きのめした後、反撃という大義名分で王国を攻められるという訳である。
きっと彼等は「ガキ一人、軍隊を差し向ければ余裕」と踏んでいるに違いない。
悪いけれど、その油断を利用させてもらうわ。
「ご主人殿、奴らがきた」
そう準備を終えた所で、偵察に出していたエルエイスが帰って来た。
「やっぱりね。それで人数は?」
「ざっくり百人ほど。とても少ない。街道をまっすぐきているよ」
「意外ね。国王って思った以上に慎重派なのかしら?」
「でも将軍クラスが一人いた。強敵だと思う」
その成果は予想通りではある。
ただ人数が少ないのは妙だけど。
そこで私は念を押してまたエルエイスに指示を出すことにした。
「なら伏兵の可能性も捨てきれないから、周囲の偵察をお願い」
「そう言うと思って、帰り際に少し周囲も探索してきた。これから足りない所も見てくる」
「気が利くわね。もし伏兵がいるようなら対処をお願い」
「御意」
「ただし死なないこと。それを第一優先としなさい」
「僕は死なない。君と添い遂げるまで」
「うっさい、はよ行け!」
さっきの告白で調子に乗ってから少し扱い辛くなったけれど。
あしらうのも面倒でちょっとイラっときてしまった。
悪気はないから心で謝りつつエルエイスを見送り、私は報告のあった街道へと歩み出す。
隣町へ続くこの街道だが、実は言うほど整ってはいない。
僻地で山脈も近く、整地もされていないので地面の起伏がとても激しいのだ。
なので街道は伏兵が潜みやすく、奇襲も受けやすいという欠点がある。
そんな点を考慮し、エルエイスを裏方に回したという訳だ。
そのおかげなのか、私は何事もなく王国軍と対峙する事ができた。
やってきたのは報告通り、馬に乗った百人ほどの兵士達。
さらにその先頭には重装板金鎧をまとう大柄の男もが。
「貴様がミルカ=アイヴィーだな?」
「えぇそうです。それで、皆様は一体何用でこちらに?」
「もぉうわかっておるであろう。貴様を捕らえ、陛下の御前にて泣きっ面で謝罪・懇願させ、その上で首を刎ねるためであぁる」
額より広いと思えるほどの大顎に、頬幅より伸びた髭。
ニタリと笑うその顔からは自信が満ち溢れているかのよう。
背中に背負う大斧はおそらく強化魔術を付与した魔導武装だ。
一振りで周囲の敵を薙ぎ払えるほどの力を持っていると思っていいだろう。
エルエイスの言った通り、この将軍らしき男は確かに少し厄介か。
「それにしてはたったそれだけの人数とは。てっきり何かの御挨拶かと」
「よく言う小娘ごときが。貴様などこれだけの兵力で充分である」
「あら、わたくし王様にこうおっしゃったのですが。『わたくしはかなり強い』と」
「であるからして我が来た! そしてェ!」
「ッ!?」
そこで少し煽って意図を引き出そうと思ったのだけど。
途端、彼等が自信の源を自らさらけ出す。
なんと魔導人形が大量に出てきたのである。
それも私の見た事のない形のものが、各兵士の背後から十体ずつ。
すなわち、合計一〇〇〇体の魔導人形軍団が目前に。
「これこそが我等の真の戦力であぁる! 貴様が自慢する魔導人形に負けるならば本望であろう?」
「……なかなか良い趣味をお持ちなようで」
しかもいずれも兵士をかたどった形で構成されている。
ベースはシルス村産の最新型だろうが、独自の技術も盛り込んでいるようだ。
そんな大それた物を見せられたもので、つい顔を歪めてしまった。
「これは我が王国軍が独自に研究開発したオリジナルの魔導人形であぁる。貴様の造った玩具とは一線を画した戦闘能力を誇るのだぁ!」
……ただし決して恐れからなどではなくて。
その改悪とも言えるお粗末な造りに嫌悪したから。
しかしよくもまぁ言う。何がオリジナルなものか。
これはただ素体をそっくり流用して、基幹部分以外を差し替えただけね。
所々に『MG第五号イーリス』と同じ特徴がみられるもの。
あのモデルは今の最新型の基礎になっているから当然の話よ。
おまけに造形もお粗末だわ。
鎧の形状もまるで粘土の板を貼っただけみたいにチープだし。
顔にいたっては輪郭再現どころか眼部のくぼみさえ無い。
あれでは人形自体が己の顔を認識できなくて挙動に不備が出る。
どこが正面なのかわからない、とかで。
つまりあれは〝パクリ〟なのだ。
魔導人形の構造を理解しないで模造した粗悪品ね。
「まぁ恐ろしい! このような(粗末な)物を造ってしまうなんてっ! わたくし、この国の未来がとても怖いですわ!」
「ふはは、そうであろう! もはや貴様などいてもいなくても変わらぬわぁ!」
それを知ってか知らずか、この将軍様のとても自慢らしげなこと。
なので調子を合わせ、怖がるかのように足を引いてみせてみる。
ついでにガタブルと震えてみたら案の定、勝手に調子に乗り始めた。
「だが我はおびえる小娘にも容赦はせん! これまでの人生で一度たりとも加減などした事が無いからなぁ!」
「どうしても争いを止める気はありませんのっ!?」
「当然であぁるッ!」
すると突然、滑稽将軍が部下から大旗を取り上げ、縦横無尽に振り回す。
まるで己の力を誇示せんばかりに
「やぁやぁ我こそは地裂将バルバーレ=ゴル=タバル! 愚か者ミルカ=アイヴィーよ、この剛腕の前にひれ伏すがよいぞ、フハハハ!!!」
さらには旗棒の先を私に向け、高笑いまで始める始末だ。
よほど戦力に自信があるのだろう。
でも本当にいいのかしら?
フフッ、だってこんな面白いものを出されて、この私がウキウキしないはずがないものね。
聖護防壁の能力引き上げは予想通りうまくいった。
あとは国王を煽った成果が出れば上々ね。
あの時私が煽ったのは決して感情に任せたからじゃない。
とある一つの算段を立てた上での作戦の一つだったんだ。
あれだけ煽れば、まず彼等は必ず軍隊を動員して攻めてくると踏んだ。
すると私には王国軍を撃退するという名目ができる。
そうすればその王国軍を叩きのめした後、反撃という大義名分で王国を攻められるという訳である。
きっと彼等は「ガキ一人、軍隊を差し向ければ余裕」と踏んでいるに違いない。
悪いけれど、その油断を利用させてもらうわ。
「ご主人殿、奴らがきた」
そう準備を終えた所で、偵察に出していたエルエイスが帰って来た。
「やっぱりね。それで人数は?」
「ざっくり百人ほど。とても少ない。街道をまっすぐきているよ」
「意外ね。国王って思った以上に慎重派なのかしら?」
「でも将軍クラスが一人いた。強敵だと思う」
その成果は予想通りではある。
ただ人数が少ないのは妙だけど。
そこで私は念を押してまたエルエイスに指示を出すことにした。
「なら伏兵の可能性も捨てきれないから、周囲の偵察をお願い」
「そう言うと思って、帰り際に少し周囲も探索してきた。これから足りない所も見てくる」
「気が利くわね。もし伏兵がいるようなら対処をお願い」
「御意」
「ただし死なないこと。それを第一優先としなさい」
「僕は死なない。君と添い遂げるまで」
「うっさい、はよ行け!」
さっきの告白で調子に乗ってから少し扱い辛くなったけれど。
あしらうのも面倒でちょっとイラっときてしまった。
悪気はないから心で謝りつつエルエイスを見送り、私は報告のあった街道へと歩み出す。
隣町へ続くこの街道だが、実は言うほど整ってはいない。
僻地で山脈も近く、整地もされていないので地面の起伏がとても激しいのだ。
なので街道は伏兵が潜みやすく、奇襲も受けやすいという欠点がある。
そんな点を考慮し、エルエイスを裏方に回したという訳だ。
そのおかげなのか、私は何事もなく王国軍と対峙する事ができた。
やってきたのは報告通り、馬に乗った百人ほどの兵士達。
さらにその先頭には重装板金鎧をまとう大柄の男もが。
「貴様がミルカ=アイヴィーだな?」
「えぇそうです。それで、皆様は一体何用でこちらに?」
「もぉうわかっておるであろう。貴様を捕らえ、陛下の御前にて泣きっ面で謝罪・懇願させ、その上で首を刎ねるためであぁる」
額より広いと思えるほどの大顎に、頬幅より伸びた髭。
ニタリと笑うその顔からは自信が満ち溢れているかのよう。
背中に背負う大斧はおそらく強化魔術を付与した魔導武装だ。
一振りで周囲の敵を薙ぎ払えるほどの力を持っていると思っていいだろう。
エルエイスの言った通り、この将軍らしき男は確かに少し厄介か。
「それにしてはたったそれだけの人数とは。てっきり何かの御挨拶かと」
「よく言う小娘ごときが。貴様などこれだけの兵力で充分である」
「あら、わたくし王様にこうおっしゃったのですが。『わたくしはかなり強い』と」
「であるからして我が来た! そしてェ!」
「ッ!?」
そこで少し煽って意図を引き出そうと思ったのだけど。
途端、彼等が自信の源を自らさらけ出す。
なんと魔導人形が大量に出てきたのである。
それも私の見た事のない形のものが、各兵士の背後から十体ずつ。
すなわち、合計一〇〇〇体の魔導人形軍団が目前に。
「これこそが我等の真の戦力であぁる! 貴様が自慢する魔導人形に負けるならば本望であろう?」
「……なかなか良い趣味をお持ちなようで」
しかもいずれも兵士をかたどった形で構成されている。
ベースはシルス村産の最新型だろうが、独自の技術も盛り込んでいるようだ。
そんな大それた物を見せられたもので、つい顔を歪めてしまった。
「これは我が王国軍が独自に研究開発したオリジナルの魔導人形であぁる。貴様の造った玩具とは一線を画した戦闘能力を誇るのだぁ!」
……ただし決して恐れからなどではなくて。
その改悪とも言えるお粗末な造りに嫌悪したから。
しかしよくもまぁ言う。何がオリジナルなものか。
これはただ素体をそっくり流用して、基幹部分以外を差し替えただけね。
所々に『MG第五号イーリス』と同じ特徴がみられるもの。
あのモデルは今の最新型の基礎になっているから当然の話よ。
おまけに造形もお粗末だわ。
鎧の形状もまるで粘土の板を貼っただけみたいにチープだし。
顔にいたっては輪郭再現どころか眼部のくぼみさえ無い。
あれでは人形自体が己の顔を認識できなくて挙動に不備が出る。
どこが正面なのかわからない、とかで。
つまりあれは〝パクリ〟なのだ。
魔導人形の構造を理解しないで模造した粗悪品ね。
「まぁ恐ろしい! このような(粗末な)物を造ってしまうなんてっ! わたくし、この国の未来がとても怖いですわ!」
「ふはは、そうであろう! もはや貴様などいてもいなくても変わらぬわぁ!」
それを知ってか知らずか、この将軍様のとても自慢らしげなこと。
なので調子を合わせ、怖がるかのように足を引いてみせてみる。
ついでにガタブルと震えてみたら案の定、勝手に調子に乗り始めた。
「だが我はおびえる小娘にも容赦はせん! これまでの人生で一度たりとも加減などした事が無いからなぁ!」
「どうしても争いを止める気はありませんのっ!?」
「当然であぁるッ!」
すると突然、滑稽将軍が部下から大旗を取り上げ、縦横無尽に振り回す。
まるで己の力を誇示せんばかりに
「やぁやぁ我こそは地裂将バルバーレ=ゴル=タバル! 愚か者ミルカ=アイヴィーよ、この剛腕の前にひれ伏すがよいぞ、フハハハ!!!」
さらには旗棒の先を私に向け、高笑いまで始める始末だ。
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