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空腹なう
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朝ごはんは食べた。
今日はパンだった。
お弁当も食べた。
おいしかった。
今日のお弁当のメインは昨夜の唐揚げのリメイクで、油淋鶏っぽく酸味のあるタレに絡めてあった。
好き。
前世では、酸っぱいものは冬を越すための漬物でしか食べることはなかったけど、決して美味しいものではなかった。
でも今は美味しい酸味を味わえる。
ああ、幸せだ。
なんなら今夜同じメニューでもいい。
そんなことを考えて、現実逃避していても仕方ないじゃないか。
だって目の前に前世勇者がいる。
前世で私の村が滅びた原因をつくった勇者。
誰も悪くなかった。
でも、勇者一行が来なければ、私は餓死しなかった。
魔物に殺されたかもしれないけど。
なんで勇者が図書委員なの。
生徒会とかもっとこう、アクティブな委員会に行くべきじゃないのかなぁ。
クラスでたった2人の図書委員。
希望者は5人。
嫌な予感を感じたジャンケンは、私と勇者が勝者となった。
咄嗟に辞退を考えて、出来なかった。
勇者に関わりたくない気持ちはもちろんあるけど、なんで私が辞退しなきゃいけないんだという気持ちもあった。
この往生際の悪さというか決断力のなさとで、迷っているうちに2人が図書委員で確定してしまっていた。
よろしくーなんて極めて軽く挨拶されてしまった。
なんと答えたのか、そもそも答えたのか記憶にない。
六限終わって図書委員会。
当然勇者と一緒。
つらい。
関わりたくない。
配られた資料に目を通す。
とりあえず委員の仕事をしよう。
あ、今年度購入予定の本のリストだ。
あ、高校の図書館雑誌充実してる。
タイトルからして難しい法律書。
全集。
小説多い。
あ、最近よくテレビ出てる料理研究家の本。
斬新なんだよね、この人。
普通料理番組って作ってみせるんだけど、この人はまず自分が美味しそうに食べて見せて、それから作るの。
動画配信もしててわかりやすくて。
ああ、お腹すいた。
このあとまだ部活もある。
帰りにコンビニよろう。
正面に座る前世勇者今同級生のことより、食べ物のことを考えよう。
月半ばでだいぶんお小遣いなくなってきたから、ポテチ、いやチョコバーも捨てがたい。
今日はパンだった。
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おいしかった。
今日のお弁当のメインは昨夜の唐揚げのリメイクで、油淋鶏っぽく酸味のあるタレに絡めてあった。
好き。
前世では、酸っぱいものは冬を越すための漬物でしか食べることはなかったけど、決して美味しいものではなかった。
でも今は美味しい酸味を味わえる。
ああ、幸せだ。
なんなら今夜同じメニューでもいい。
そんなことを考えて、現実逃避していても仕方ないじゃないか。
だって目の前に前世勇者がいる。
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誰も悪くなかった。
でも、勇者一行が来なければ、私は餓死しなかった。
魔物に殺されたかもしれないけど。
なんで勇者が図書委員なの。
生徒会とかもっとこう、アクティブな委員会に行くべきじゃないのかなぁ。
クラスでたった2人の図書委員。
希望者は5人。
嫌な予感を感じたジャンケンは、私と勇者が勝者となった。
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この往生際の悪さというか決断力のなさとで、迷っているうちに2人が図書委員で確定してしまっていた。
よろしくーなんて極めて軽く挨拶されてしまった。
なんと答えたのか、そもそも答えたのか記憶にない。
六限終わって図書委員会。
当然勇者と一緒。
つらい。
関わりたくない。
配られた資料に目を通す。
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斬新なんだよね、この人。
普通料理番組って作ってみせるんだけど、この人はまず自分が美味しそうに食べて見せて、それから作るの。
動画配信もしててわかりやすくて。
ああ、お腹すいた。
このあとまだ部活もある。
帰りにコンビニよろう。
正面に座る前世勇者今同級生のことより、食べ物のことを考えよう。
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