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第1部
その17 ヒロインにキレる
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とある良く晴れた日のこと、私は会いたくない人階段の踊り場にて捕まりました。
その相手とは
「アンタ転生者でしょ!」
はい、ヒロインのコゼット・マーブルさんです。
「オーイエス」
「ふざけないで! ていうかあんたどういうつもり?」
「どう言うつもりとは?」
「とぼけないで! アンタ悪役令嬢のリリアナ・ルーロでしょ!? 妹のマリアンナと一緒に私を虐めるはずなのになんで妹だけが私を虐めないのよ!?」
「…そういうその願望……あるんですか?」
ドM願望者?もしかして…。
引き気味でそうきくと「そんなわけないでしょ!」と怒られた。
そりゃそうか、安心した。
ヒロインがドマゾだと分かったら私はどんな反応すればいいのかわかんなくなるもん。
良かった普通の感覚の人で………まだわからんけど。
「それで、マーブルさん 私になにか御用ですか? それとも妹への苦情ですか?」
「どっちもよ!」
両方か~。
「一応聞かせてください。」
「聞いたら悪役令嬢として私を虐めくれるのね!」
なんでやねん、聞かせえ言うとるやん…ほんま人の話聞かへんな……おっと…何故か関西弁が…。
「内容にもよります。」
「そんなの簡単よ!私ルッソ様を攻略中なんだけどあんたの妹がウザイのよ! 妹を先に潰したいから一時休戦という形で私に協力しなさいよ!」
鼻息混じりでそういうがそもそもこうして関わるのが今回初だし、一時休戦もクソもねぇよ。
「あの子を潰すのはそう簡単ではありませんよ」
「あら、簡単でしょ? アイツ色々問題起こしまくって婚約者に愛想つかされてるんでしょ?
だったらそろそろ婚約破棄されるじゃん」
「まあ、はい。」
「で、問題はその後よ、私あいつの婚約者アドニス・スティファーのルートをプレイした時のことを思い出したのよ」
ああ、この子アドニスルートやったんだ。
私ルッソルートやらんかったけど。
代わりにショタっ子を攻略した。
「まあ、結果は婚約破棄されて怒り狂ったマリアンナ・ルーロは私に復讐をしに殺しにかかるんだけどアドニスが守ってくれたおかげで私は助かるの」
なんかこの子の言いたいことがわかってきた。
「まあ、殺すことを促さなくても修道院か国外追放のどちらかで私はいいと思うのよ、さっさと邪魔者パート2を消したいし。」
「パート1って私の事?」
「他に誰がいるのよ? とにかく、協力してくれるわよね? リリアナ様?」
凄い…笑顔に圧を感じる……。
「私があなたに協力するとなんのメリットがあるの?」
「そんなの私が【星乙女】なるための踏み台になれるメリットよ!」
「……話にならないわね…残念だけど私はあなたの言いなりになるつもりはサラサラないから」
「はぁっ!? 何言ってんのよ! 同じ転生者ならヒロインの為に協力はしてくれるものでしょ!?」
「…なんで?」
こいつは何を言っているんだろう…?
同じ転生者なら手伝うのは当然? 思い上がりも甚だしいな。
「なんであんたの敵のこの私があんたなんかに協力しなきゃ行けないわけ? 私が悪役令嬢じゃなくモブなら協力も考えたけど(考えないけど)」
「じゃあ━━━━━━━━…」
「言っておくけど私だってバッドエンド回避のためにこの15年間必死こいて対策してきたんだからね、逆にあんたが私と同じ立場なら……同じ事出来る? ねえ?」
グイッと胸ぐらをつかみあげ私はこのクソ女を睨みつけるとこの女はギリっと歯をかみ締め悔しそうな表情で私を睨みあげる。
「ふざけるのも大概にしなよ?」
その相手とは
「アンタ転生者でしょ!」
はい、ヒロインのコゼット・マーブルさんです。
「オーイエス」
「ふざけないで! ていうかあんたどういうつもり?」
「どう言うつもりとは?」
「とぼけないで! アンタ悪役令嬢のリリアナ・ルーロでしょ!? 妹のマリアンナと一緒に私を虐めるはずなのになんで妹だけが私を虐めないのよ!?」
「…そういうその願望……あるんですか?」
ドM願望者?もしかして…。
引き気味でそうきくと「そんなわけないでしょ!」と怒られた。
そりゃそうか、安心した。
ヒロインがドマゾだと分かったら私はどんな反応すればいいのかわかんなくなるもん。
良かった普通の感覚の人で………まだわからんけど。
「それで、マーブルさん 私になにか御用ですか? それとも妹への苦情ですか?」
「どっちもよ!」
両方か~。
「一応聞かせてください。」
「聞いたら悪役令嬢として私を虐めくれるのね!」
なんでやねん、聞かせえ言うとるやん…ほんま人の話聞かへんな……おっと…何故か関西弁が…。
「内容にもよります。」
「そんなの簡単よ!私ルッソ様を攻略中なんだけどあんたの妹がウザイのよ! 妹を先に潰したいから一時休戦という形で私に協力しなさいよ!」
鼻息混じりでそういうがそもそもこうして関わるのが今回初だし、一時休戦もクソもねぇよ。
「あの子を潰すのはそう簡単ではありませんよ」
「あら、簡単でしょ? アイツ色々問題起こしまくって婚約者に愛想つかされてるんでしょ?
だったらそろそろ婚約破棄されるじゃん」
「まあ、はい。」
「で、問題はその後よ、私あいつの婚約者アドニス・スティファーのルートをプレイした時のことを思い出したのよ」
ああ、この子アドニスルートやったんだ。
私ルッソルートやらんかったけど。
代わりにショタっ子を攻略した。
「まあ、結果は婚約破棄されて怒り狂ったマリアンナ・ルーロは私に復讐をしに殺しにかかるんだけどアドニスが守ってくれたおかげで私は助かるの」
なんかこの子の言いたいことがわかってきた。
「まあ、殺すことを促さなくても修道院か国外追放のどちらかで私はいいと思うのよ、さっさと邪魔者パート2を消したいし。」
「パート1って私の事?」
「他に誰がいるのよ? とにかく、協力してくれるわよね? リリアナ様?」
凄い…笑顔に圧を感じる……。
「私があなたに協力するとなんのメリットがあるの?」
「そんなの私が【星乙女】なるための踏み台になれるメリットよ!」
「……話にならないわね…残念だけど私はあなたの言いなりになるつもりはサラサラないから」
「はぁっ!? 何言ってんのよ! 同じ転生者ならヒロインの為に協力はしてくれるものでしょ!?」
「…なんで?」
こいつは何を言っているんだろう…?
同じ転生者なら手伝うのは当然? 思い上がりも甚だしいな。
「なんであんたの敵のこの私があんたなんかに協力しなきゃ行けないわけ? 私が悪役令嬢じゃなくモブなら協力も考えたけど(考えないけど)」
「じゃあ━━━━━━━━…」
「言っておくけど私だってバッドエンド回避のためにこの15年間必死こいて対策してきたんだからね、逆にあんたが私と同じ立場なら……同じ事出来る? ねえ?」
グイッと胸ぐらをつかみあげ私はこのクソ女を睨みつけるとこの女はギリっと歯をかみ締め悔しそうな表情で私を睨みあげる。
「ふざけるのも大概にしなよ?」
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