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第1部
その35 出来ねぇのかよガッカリだ
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「……まあ、ブーメラン発言はともかく本題に入りましょう、マーブルさん? あなたは媚薬の類をルッソ様に飲ませたか浴びせましたか?」
「はぁ? なんであんたなんかに言わなきゃいけないわけ?」
「答えなさい」
「いやよ! 誰が悪役令嬢なんかに答えるもんですか!」
「ここは乙女ゲームの世界ではありません現実です」
「はぁ!? 何言ってんの! 乙女ゲームの世界でしょ!? だから私はこうしてヒロインとして振る舞ってんのに…なんで上手くいかないのよ! リセットしてやる!」
リセット? まさかこの子そう言う能力っていうかチート能力貰ったの?
「リリアナ様…」
「ええ…警戒した方がいいわね」
「ステータスオープン!」
ヒロインコゼットかそう叫ぶが何も起きない。
「「え?」」
「は? なんで何も起きないわけ?ステータスオープン!ステータスオープン! リセットリセットリセットリセットリセットォォ! 」
何度も何度も「リセット」と叫ぶがやはり何も起こらない、まさかはったり?
「ぜぇ…ぜぇ…なんで? なんでリセット出来ないのよ! ヒロインなら普通にそう言うやり直せる力あるはずなのに! おかしい!」
どうやら自分は特別な存在と思い込んでいたようだ。
いるよねたまに、自分は選ばれた存在だとか特別なんだとか言う厨二病が。
「どうしたの? お得意のリセットは出来ないの? とんだ自信過剰でガッカリだわ 」
「うるさい!うるさい!うるさい!黙れ!黙れ黙れ黙れ黙れ黙れぇ!! 」
これじゃ話が進まねぇ… どうしようかねこの子…。
などと考えているとメイリンちゃんがわたしの制服の裾をクイッと掴んむ。
「リリアナ様リリアナ様」
「ん?どうし……ゴホン…どうしました?ヤンヌさん」
あっぶねぇ! 素が出かけた…手遅れかもしれんけど。
「あそこに…」
メイリンちゃんの指さす方向を見るとこちらに向かって笑顔で歩いてくる人物がいた。
「あそこに我が推しのアーサー様が来ますよ!」
うーわーアーサー来ちゃっ……いや来んな!?
「はぁ? なんであんたなんかに言わなきゃいけないわけ?」
「答えなさい」
「いやよ! 誰が悪役令嬢なんかに答えるもんですか!」
「ここは乙女ゲームの世界ではありません現実です」
「はぁ!? 何言ってんの! 乙女ゲームの世界でしょ!? だから私はこうしてヒロインとして振る舞ってんのに…なんで上手くいかないのよ! リセットしてやる!」
リセット? まさかこの子そう言う能力っていうかチート能力貰ったの?
「リリアナ様…」
「ええ…警戒した方がいいわね」
「ステータスオープン!」
ヒロインコゼットかそう叫ぶが何も起きない。
「「え?」」
「は? なんで何も起きないわけ?ステータスオープン!ステータスオープン! リセットリセットリセットリセットリセットォォ! 」
何度も何度も「リセット」と叫ぶがやはり何も起こらない、まさかはったり?
「ぜぇ…ぜぇ…なんで? なんでリセット出来ないのよ! ヒロインなら普通にそう言うやり直せる力あるはずなのに! おかしい!」
どうやら自分は特別な存在と思い込んでいたようだ。
いるよねたまに、自分は選ばれた存在だとか特別なんだとか言う厨二病が。
「どうしたの? お得意のリセットは出来ないの? とんだ自信過剰でガッカリだわ 」
「うるさい!うるさい!うるさい!黙れ!黙れ黙れ黙れ黙れ黙れぇ!! 」
これじゃ話が進まねぇ… どうしようかねこの子…。
などと考えているとメイリンちゃんがわたしの制服の裾をクイッと掴んむ。
「リリアナ様リリアナ様」
「ん?どうし……ゴホン…どうしました?ヤンヌさん」
あっぶねぇ! 素が出かけた…手遅れかもしれんけど。
「あそこに…」
メイリンちゃんの指さす方向を見るとこちらに向かって笑顔で歩いてくる人物がいた。
「あそこに我が推しのアーサー様が来ますよ!」
うーわーアーサー来ちゃっ……いや来んな!?
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