59 / 79
第1部
その59 アーサーが残った理由…ただの事情聴取じゃねぇか!
しおりを挟む
残ったのはルッソと何故かアーサー…。
つーかなんで、アーサー残ったん? すごい嫌な予感がするんだが…。
「さて、リリアナ話してもらおうか真実を」
「はい?」
いきなり真実話せってどういう事? もしかしてメイリンちゃんが何かを口を滑らせて転生者という事を話し……
「熊に襲われたのは虚言だよね? 本当の事を言いなさい。」
あ、そっちか……ていうか嘘ついてるのバレてたんだ…
流石アーサー…こいつに隠し事は無理だな、転生の事もいつバレるかわからんし……まあ、そんときゃそん時か!
私はアーサーやルッソにヒロインにされた事を包み隠さず話した。
勿論マリアンナの婚約者がおかしくなったことや会長の事もね。
「にわかに信じ難い、がリリアナが嘘をつける子じゃないのは分かってはいるが、証拠がないし、もし見つけたとしてもマーブルはしらばっくれるだろうね」
それには私も同感っす。
「そう言えばルッソ殿下、どうして貴方はあの娼婦……マーブルと一時期一緒にいた時は記憶が無いと言っていたがその後マーブルに近づいて何か変わったことは?」
「いえ、全く アレからあの女が近づいてきても例の2人のようになったという話は聞いてないです。」
「なるほど」
アーサーは考えるようなポーズで何かを考えてはいたが答えは教えてくれなかった。
きっと自分の中で出たんだろう、消して我々には教えてくれないくそ兄貴であった。
こんなこと口に出して言ったら殺されそう。
「とりあえず僕も出来るだけ協力はするよ多分、なにか分かったら報告はするしあっちにも多少は注意するかもね。」
それに注意されて応じてくれる素直でいいこちゃんだったら最初からこんな苦労はしとらん。
「さてと、僕はそろそろみんなのところに戻らないと行けないから後は若い2人でごゆっくりどうぞ」
「兄様!? それは一体!」
アーサーはニヤニヤと笑いながらテントから出ていき、今度は本格的に正真正銘のテントで二人っきりとなってしまった。
いや…せめて引き取って欲しかった…。
まあ、気持ちは受け取っておいてやるか、アーサーなりのやさしさと気遣いだったに違いないけど
「ごめんなさいルッソ様兄様が訳の分からないことを言ってしまって…」
「いや、大丈夫だよ…………それに2人っきりにしてくれてむしろ都合がいい…。」
「え?ルッソ様?」
「暫くここには人は来ないだろうその間少しだけ君を独占させて?」
ど…どどどど……独占!?
な…ナニをする気なんだ!? いや、ナニもさせやしないけどな!
暫くルッソは私に寄りかかって甘えていた………って!
甘えてただけかい! 紛らわしい!
つーかなんで、アーサー残ったん? すごい嫌な予感がするんだが…。
「さて、リリアナ話してもらおうか真実を」
「はい?」
いきなり真実話せってどういう事? もしかしてメイリンちゃんが何かを口を滑らせて転生者という事を話し……
「熊に襲われたのは虚言だよね? 本当の事を言いなさい。」
あ、そっちか……ていうか嘘ついてるのバレてたんだ…
流石アーサー…こいつに隠し事は無理だな、転生の事もいつバレるかわからんし……まあ、そんときゃそん時か!
私はアーサーやルッソにヒロインにされた事を包み隠さず話した。
勿論マリアンナの婚約者がおかしくなったことや会長の事もね。
「にわかに信じ難い、がリリアナが嘘をつける子じゃないのは分かってはいるが、証拠がないし、もし見つけたとしてもマーブルはしらばっくれるだろうね」
それには私も同感っす。
「そう言えばルッソ殿下、どうして貴方はあの娼婦……マーブルと一時期一緒にいた時は記憶が無いと言っていたがその後マーブルに近づいて何か変わったことは?」
「いえ、全く アレからあの女が近づいてきても例の2人のようになったという話は聞いてないです。」
「なるほど」
アーサーは考えるようなポーズで何かを考えてはいたが答えは教えてくれなかった。
きっと自分の中で出たんだろう、消して我々には教えてくれないくそ兄貴であった。
こんなこと口に出して言ったら殺されそう。
「とりあえず僕も出来るだけ協力はするよ多分、なにか分かったら報告はするしあっちにも多少は注意するかもね。」
それに注意されて応じてくれる素直でいいこちゃんだったら最初からこんな苦労はしとらん。
「さてと、僕はそろそろみんなのところに戻らないと行けないから後は若い2人でごゆっくりどうぞ」
「兄様!? それは一体!」
アーサーはニヤニヤと笑いながらテントから出ていき、今度は本格的に正真正銘のテントで二人っきりとなってしまった。
いや…せめて引き取って欲しかった…。
まあ、気持ちは受け取っておいてやるか、アーサーなりのやさしさと気遣いだったに違いないけど
「ごめんなさいルッソ様兄様が訳の分からないことを言ってしまって…」
「いや、大丈夫だよ…………それに2人っきりにしてくれてむしろ都合がいい…。」
「え?ルッソ様?」
「暫くここには人は来ないだろうその間少しだけ君を独占させて?」
ど…どどどど……独占!?
な…ナニをする気なんだ!? いや、ナニもさせやしないけどな!
暫くルッソは私に寄りかかって甘えていた………って!
甘えてただけかい! 紛らわしい!
0
あなたにおすすめの小説
【完結】前提が間違っています
蛇姫
恋愛
【転生悪役令嬢】は乙女ゲームをしたことがなかった
【転生ヒロイン】は乙女ゲームと同じ世界だと思っていた
【転生辺境伯爵令嬢】は乙女ゲームを熟知していた
彼女たちそれぞれの視点で紡ぐ物語
※不定期更新です。長編になりそうな予感しかしないので念の為に変更いたしました。【完結】と明記されない限り気が付けば増えています。尚、話の内容が気に入らないと何度でも書き直す悪癖がございます。
ご注意ください
読んでくださって誠に有難うございます。
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
何やってんのヒロイン
ネコフク
恋愛
前世の記憶を持っている侯爵令嬢のマユリカは第二王子であるサリエルの婚約者。
自分が知ってる乙女ゲームの世界に転生しているときづいたのは幼少期。悪役令嬢だなーでもまあいっか、とのんきに過ごしつつヒロインを監視。
始めは何事もなかったのに学園に入る半年前から怪しくなってきて・・・
それに婚約者の王子がおかんにジョブチェンジ。めっちゃ甲斐甲斐しくお世話されてるんですけど。どうしてこうなった。
そんな中とうとうヒロインが入学する年に。
・・・え、ヒロイン何してくれてんの?
※本編・番外編完結。小話待ち。
【長編版】悪役令嬢は乙女ゲームの強制力から逃れたい
椰子ふみの
恋愛
ヴィオラは『聖女は愛に囚われる』という乙女ゲームの世界に転生した。よりによって悪役令嬢だ。断罪を避けるため、色々、頑張ってきたけど、とうとうゲームの舞台、ハーモニー学園に入学することになった。
ヒロインや攻略対象者には近づかないぞ!
そう思うヴィオラだったが、ヒロインは見当たらない。攻略対象者との距離はどんどん近くなる。
ゲームの強制力?
何だか、変な方向に進んでいる気がするんだけど。
彼女が高級娼婦と呼ばれる理由~元悪役令嬢の戦慄の日々~
プラネットプラント
恋愛
婚約者である王子の恋人をいじめたと婚約破棄され、実家から縁を切られたライラは娼館で暮らすことになる。だが、訪れる人々のせいでライラは怯えていた。
※完結済。
良くある事でしょう。
r_1373
恋愛
テンプレートの様に良くある悪役令嬢に生まれ変っていた。
若い頃に死んだ記憶があれば早々に次の道を探したのか流行りのざまぁをしたのかもしれない。
けれど酸いも甘いも苦いも経験して産まれ変わっていた私に出来る事は・・。
乙女ゲームに転生した悪役令嬢! 人気が無い公園で出歯亀する
ひなクラゲ
恋愛
私は気がついたら、乙女ゲームに転生していました
それも悪役令嬢に!!
ゲーム通りだとこの後、王子と婚約させられ、数年後には婚約破棄&追放が待っているわ
なんとかしないと…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる