極悪ヒロインVS性悪妹の争いは見てて飽きないむしろもっとやれ

第2部

その76 本当の天使はここにいた

翌日私はとある少女とぶつかりその顔見てしまい衝撃を受けた。


｢す…すみません…！ よそ見をしてしまって…｣

｢だ…大丈夫よ   それより、あなたコゼット・マーブルさん？｣

すると彼女は目を大きく見開き驚いていた。
やはりビンゴ、この子が本物のコゼット・マーブル…汚れを知らない純粋で可憐な…ああ…やっと会えた…
もっと早くに会いたかったけど。


｢あの…どうして私の名前を…？｣

｢ああ、いえ…1年生にあなたと同じ名前の人がいたので、失礼ながら調べさせてもらいました。｣

｢そうですか、私 高熱が出て遅くなりましたがやっと入学することが出来ました。｣


この子は真実を知らないんだなこの笑顔を見る限り…守りたいこのお笑顔。

｢そう、 私はルーロ公爵が長女 リリアナ・ルーロよあなたの先輩に当たるからこれから2年間よろしくね｣

｢え！ ルーロ公爵家って 星乙女に選ばれた美しき公爵令嬢様ですよね！｣

え、美しきなんて呼ばれてんの？ やだ恥ずかしい。


｢というか私が星乙女になったこと知っていたんですね？｣

｢ええ、実は星祭の2日目に来ていたんですが…何故かみなさん私を見て嫌な顔していたんです…｣

あんの性悪クソ女のこと忘れてた…ていうかこんなか弱い女の子に責任転嫁させるなんて最低のクズすぎる。

｢大丈夫、きっと気の所為だわ コゼットさんと呼んでもいいかしら？｣

｢は、はい構いません！｣

｢それと何な困ったことがあれば直ぐに私に伝えること。｣

｢はい！ わかりまし…｣

｢ちょっと！なんであんたがここにいんのよ！｣


天使コゼットさんがわかりましたと言い切る前に悪魔の声が聞こえてきた。


まあ、誰だかわかってるけど。