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2つ 協力
しおりを挟む私は早速従姉妹関係に当たるフォンちゃんこと。
シェフォン・ルーフォンファーブル公爵令嬢の住まう邸宅に到着した。
いきなりの訪問だったためみんなびっくりしていた。
いや、そんなことよりも大事な話をしなくっちゃ!
「アレンどうしたの?そんな血相を変えて……はっ!
まさか予言で大変なものを見てしまったの!?」
叔母様時にドンピシャに当ててしまうから凄い。
あ、ちなみに「アレン」というのは私の愛称ね。
「皆さん卒倒するかもしれませんがお聞きくださいね」
辺りに緊張が走るがいつまでも溜める訳にも行かず私はゆっくりと息を吐くように夢で起きたことや先程予言書で確認し夢が予知夢として指していたことをつたえた。
私はみんなの顔を見れなかった。
だけどフォンちゃんは私の肩にポンと両手をを乗せた。
「アレン教えてくれてありがとう、それとその先に起こる事は実は知っていたの。」
え? 今なんて言った?
「知ってたってどういうこと?フォンちゃん……フォンちゃんも予言者だったの!?」
するとフォンちゃんはゆっくりと首を振った。
「違うわ、私はこの事を知ったのは随分前の……そう、前世から知っていたの。」
一瞬何を言っているのか頭が追いつかなかった。
前世? 一体どういうことなの?
「訳が分からないって顔してるわね」
「あ…当たり前だよ!いきなり私の見た夢の内容を知っていてオマケに前世から知ってるなんて言われたら訳が分からなくなるのは当然だよフォンちゃん!」
「落ち着きなさい」と叔父さんや叔母さんが止めに入るところを見るとこの2人も従者たちも知っていたと行ことなんだろう。
「みんな知ってたの?」
そう訪ねるとみんなは静かに頷く。
知らなかったのは私だけ…仲間外れにされた気分だ。
「ごめんなさい、順を追って説明するから落ち着いてアレン。」
「…うん。」
それからフォンちゃんは私にこれまで自分が前世で歩んできたことやこの世界は「乙女ゲーム」というものが元となっている世界と教えてくれた。
そして私の見た夢以外にもフォンの断罪えんどとか破滅えんどという終わりがあって私の見た夢は追放ルートだという。
「でもその乙女げぇむという世界と同じで私の見た夢と同じになってしまったら…」
「それはないとは言いきれないけれど、ヒロインに関わなければヒロインだって何もしてこないでしょ」
「でも…フォンちゃん、そのヒロインとやらは夢の中ではとんでもない悪女だったよ?」
「そう、やっぱり彼女も転生者なのね」
え?そうなの?と訪ねるとフォンちゃんは頷いた。
「本来のヒロイン ミーナ・スチュアートは慎ましやかな裕福な平民の女の子なの。
だけどアレンの話を聞く限りそのミーナは人を陥れることが好きなようね」
「フォンちゃん…どうすればフォンちゃんを救えるかな…?
私、フォンちゃんを助けたいよ!」
フォンちゃんが悲しい未来に進むなんて絶対に嫌だ!
「大丈夫よ、私は絶対に断罪もされなければ国外追放もされない、作戦はもう始まっているから安心して。」
作戦?
それは一体どういうことなのだろう…。
「そのためにはアレン、貴女にも協力して欲しいのいいかしら?」
私の協力…
「わかった! 私に出来ることがあればなんでも言って!フォンちゃんのためなら何でもするよ!」
「ありがとう、でもごめんなさいアレンの出番はもう少し先になるの…」
「それだけ大掛かりなことをするんだもんねわかった!」
そんなに大掛かりでは無いわよとフォンちゃんは苦笑いをした。
この笑顔を大人になるまで守らなきゃね!
あと一つ気になったことがあったからフォンちゃんに聞いた。
「ところで私はそのシナリオに組み込まれてた? それとも登場してたの?」
フォンちゃんは首を横に静かに降った。
「アレンの姿自体では登場していなかったけれど名前表記でなら記述で画かれていたわ。」
「そっか、教えてくれてありがとう」
じゃあひろいんは私の姿を知らないわけか…いや、でも名前表記でだったら知っていてもおかしくはないよね。
まあ、私も私なりにフォンちゃんを守るからひろいんの出方にもよるよね。
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