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頑張れば、少しずつだけれど確実にフォロワーが増えて再生数も増える。
それがまた楽しくて、認められているようで。がむしゃらに頑張っている私は学校生活も少しずつ変化していた。
「バイトってさー。ともっち何か欲しいものでもあるの?」
「……ともっち……?」
「美紀! まーたいきなり距離感ゼロで!」
東さんからいきなり話しかけられるのも慣れた頃、今度はいきなりのあだ名呼びでポカンとしてしまった。
距離感ゼロが東さんの性格らしいのは、紺野さんの突っ込みから分かるのだけれど……いきなりだとやはり理解が追い付かない。
「美紀はこんな感じだから、気分悪くしたらごめんね」
「絵里ひどくね!?」
「いやいや、驚きはするけど、嫌ではないから!」
「ともっちありがとー!」
嫌ではない、のは確かだ。
どうして良いのか戸惑う事もあるけれど、友達のようで嬉しいし、配信で話すより面と向かっている方が話しやすい感じはするけれど……周囲の視線が痛い時はある。
「そういえば、羽柴さんはあまりバイトに入っていないようだけれど……?」
まだまだ慣れたとは言い難いのだが、シフトを見れば私と羽柴さんが被る事は少ない。というか、羽柴さんのシフトが少ないのだ。
私も少ない方だと思っていたのだけれど、羽柴さんの場合は週に1回ある程度だ。
もっと入れるのではないかと思っていたのだけれど、この機会に聞いてみる。
「保険みたいなものだからね」
「保険……?」
サラリと言った羽柴さんの言葉に、私は頭に疑問符を浮かべる。
余計に意味が分からない。
「絵里はMVとかいうの作ってんだよー! よく分かんないけど! イラストはめっちゃ上手いよ!」
「MV!? 歌声合成ソフトのとか、歌ってみたとか!?」
驚き声をあげた後で正気に戻り、手で口を塞いだけれど、出した言葉は取り消せない。
しっかりと耳に言葉が届いていただろう三人は呆気に取られたような顔をしてこちらを見ている。
「ともっちが大声出すの初めてきいた気がする~」
東さんはそっちに驚いたのかとホッとした。私が歌ってみたに興味があると知ってどんな反応をするのだろうとも思ったからだ。
恥ずかしい……。そんな気持ちがどことなく湧いてくる。
華やかな人相手には理解されないのではないかと……でも、それを言うなら羽柴さんはどうなるのか。
「片桐さん、結構そっち方面詳しいの?」
やはり知らない人は知らないのだろう。
私だって、そんな世界があるという事を知ったのは最近なのだから。
「……ライ」
羽柴さんがポツリと呟いた言葉に、私の身体はビクリと震えた。
それがまた楽しくて、認められているようで。がむしゃらに頑張っている私は学校生活も少しずつ変化していた。
「バイトってさー。ともっち何か欲しいものでもあるの?」
「……ともっち……?」
「美紀! まーたいきなり距離感ゼロで!」
東さんからいきなり話しかけられるのも慣れた頃、今度はいきなりのあだ名呼びでポカンとしてしまった。
距離感ゼロが東さんの性格らしいのは、紺野さんの突っ込みから分かるのだけれど……いきなりだとやはり理解が追い付かない。
「美紀はこんな感じだから、気分悪くしたらごめんね」
「絵里ひどくね!?」
「いやいや、驚きはするけど、嫌ではないから!」
「ともっちありがとー!」
嫌ではない、のは確かだ。
どうして良いのか戸惑う事もあるけれど、友達のようで嬉しいし、配信で話すより面と向かっている方が話しやすい感じはするけれど……周囲の視線が痛い時はある。
「そういえば、羽柴さんはあまりバイトに入っていないようだけれど……?」
まだまだ慣れたとは言い難いのだが、シフトを見れば私と羽柴さんが被る事は少ない。というか、羽柴さんのシフトが少ないのだ。
私も少ない方だと思っていたのだけれど、羽柴さんの場合は週に1回ある程度だ。
もっと入れるのではないかと思っていたのだけれど、この機会に聞いてみる。
「保険みたいなものだからね」
「保険……?」
サラリと言った羽柴さんの言葉に、私は頭に疑問符を浮かべる。
余計に意味が分からない。
「絵里はMVとかいうの作ってんだよー! よく分かんないけど! イラストはめっちゃ上手いよ!」
「MV!? 歌声合成ソフトのとか、歌ってみたとか!?」
驚き声をあげた後で正気に戻り、手で口を塞いだけれど、出した言葉は取り消せない。
しっかりと耳に言葉が届いていただろう三人は呆気に取られたような顔をしてこちらを見ている。
「ともっちが大声出すの初めてきいた気がする~」
東さんはそっちに驚いたのかとホッとした。私が歌ってみたに興味があると知ってどんな反応をするのだろうとも思ったからだ。
恥ずかしい……。そんな気持ちがどことなく湧いてくる。
華やかな人相手には理解されないのではないかと……でも、それを言うなら羽柴さんはどうなるのか。
「片桐さん、結構そっち方面詳しいの?」
やはり知らない人は知らないのだろう。
私だって、そんな世界があるという事を知ったのは最近なのだから。
「……ライ」
羽柴さんがポツリと呟いた言葉に、私の身体はビクリと震えた。
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