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9 (上原)
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放課後、職員室に日誌を届けたあと、真は帰る前にトイレに寄った。
すると、トイレから出てきた二人組の男子にぶつかってしまった。とても柄の悪い生徒で、真は青ざめた。
「す、すみませ……」
「いってーな、テメー、どこ見て歩いてんだよ!」
怒鳴られて、真は震え上がる。
「ひいぃ! すみません!」
「謝って済むかよ!」
胸ぐらに手が伸びてくる。
これは確実に殴られる。真は確信し、きつく目を瞑った。
「なにしてるんだ?」
聞き覚えのある声が頭上から聞こえ、そっと瞼を開く。
胸ぐらを掴もうとする男子の手首を掴む上原の姿があった。
彼は無表情で二人組の男子を見下ろしている。
「こいつに、なにを、しようとしてたんだ?」
「いや、そいつがぶつかってきたから、それで……」
上原の迫力に、いきがっていた男子はしどろもどろになっている。
「ぶつかったのはお互い様だろう? それなのに、どうしてこいつだけ一方的に責められるんだ?」
「いや……」
なにも言えなくなってしまった男子の肩を、もう一人の男子が叩く。
「もういいだろ、行こーぜ」
「あ、ああ……」
上原は彼の手首を離した。
解放され、二人はそそくさと走り去っていく。
それを呆然と見つめていると、上原に優しく頭を撫でられた。
「大丈夫だったか、真?」
「あっ、う、うんっ」
真は上原を見上げた。
「助けてくれてありがとう、上原くん!」
「別に、大したことはしてない」
上原は苦笑を浮かべ謙遜するが、彼が助けてくれなければ真は確実に殴られていた。
「そんなことないよ、ほんとにありがとう!」
真は満面の笑顔を彼に向ける。
「上原くん、カッコいいね」
次の瞬間、真は上原に抱き締められていた。
「う、上原くん……!?」
「可愛い」
「ええ!?」
上原はいつもクールで無表情なのに、なぜか急に変なスイッチが入り真を猫可愛がりしてくる。
可愛い可愛いと囁かれ、背中を撫で回され、頭のてっぺんに頬擦され、真は焦った。
ここは廊下だ。今は周りに人はいないが、いつ誰がやって来るかわからない。
「だだ、駄目だよ、上原くん、こんなところで……誰かに見られちゃうよっ」
上原の腕を引き剥がそうとするが、強い力で抱き締められて離れない。
もし誰かに見られたら、人気のある上原はあっという間に噂になってしまうだろう。自分なんかと変な噂を立てられてしまったら彼に申し訳なさ過ぎる。
「上原くん……っ」
「わかった」
真の必死の訴えに上原は一つ頷く。そして真を連れてトイレに入った。
真は奥の個室に詰め込まれる。ドアを閉じ、カギを締める上原をポカンと見上げる。
「上原くん?」
「ここなら誰にも見られないだろ」
「え……あっ、んんぅ……っ」
いきなりキスで唇を塞がれる。
後退ると背中にドアが当たった。ドアと上原に挟まれた状態で、口づけはどんどん深くなる。
「んふぁっ……はっ……ぁんんっ」
差し込まれた舌が、真の口腔内を舐め回す。
甘い香りが鼻を掠め、途端に真の体から力が抜けていく。その香りに酔ったようにとろりと瞳は蕩け、一気に体温が上がった。
蜂蜜のように甘いその味をもっと味わいたくて、真も必死に舌を伸ばす。すると上原の舌が絡み付き、じゅるじゅると音を立てて吸われた。
快感に、ぞくぞくと体が痺れる。
「んはぁっ、あっ、甘い……美味しい……」
上原の唾液を啜り、無意識に感嘆の声を上げていた。
それを聞いた上原は、不思議そうに首を傾げる。
「甘い? お前の唇の方が甘くて美味しいだろ」
「僕のは、甘くないよ……」
甘いと感じるのは真がサキュバスの血を引いているからだ。
それなのに上原は真の唇を甘噛みし、ぺろぺろと舐り、言った。
「柔らかくて、甘くて、美味しい」
「ふぅっ、んん……っ」
「ずっと味わってたい」
「ンっ、は、ぁ、ぅんっ」
味わうように、角度を変えて何度も唇を貪られる。
舌を摩り合わせる感触が気持ちいい。真は上原のキスに酔いしれる。
くちゅくちゅと水音を響かせながら、甘い口づけを繰り返す。
ここがどこかも忘れ、真はキスに夢中になっていた。
シャツの裾から上原の手が入り込み、やわやわと胸を揉まれる。
「んんぁっ、はっ、ぁンっ」
かりっと乳首を爪の先で引っ掛かれ、肩が跳ねた。固く張り詰めたそこを指で挟んでくりくりと転がされる。
上原の舌に柔らかく歯を立てれば、仕返しのように乳首をぐにっと押し潰された。
「はんんっ、んっ、はぁっ」
上原の唇が離され、真は名残惜しげに舌を伸ばす。
上原は優しく笑って、真の舌をぺろりと舐めた。
「ンあっ、上原くん……」
「うん、待って」
上原は真のズボンと下着を下ろす。
勃ち上がったペニスがぷるりと飛び出し、真は羞恥に頬を染めた。
「足、上げて」
真は言われるままに足を上げ、ズボンと下着を脱がされた。
脱がしたものをドアの上にかけ、上原はまた真にキスをする。
真は口を開けてそれを受け入れた。
挿入された舌をちゅうっと吸っていると、上原の手が後ろに回される。
「ぁんんぅっ、ふぁっ、んっんっ」
臀部を大きな掌に揉みしだかれ、真はもじもじと腰を揺らす。
ひくひくと収縮するアナルに指が触れた。そこは刺激を待ちわびていたように蜜を漏らして口を開ける。
ゆっくりと、指が埋め込まれた。
「んぁんんっ、はっ、んっんーっ」
喘ぎ声はキスに飲み込まれる。
ぬぷぷ……っと指が奥に進み、前立腺を擦った。
「はぁんんっ、ふっ、ぅんんっ」
震える真の体を抱き締めながら、上原は指を抜き差しする。
敏感な膨らみをぐりぐりと刺激され、真は快感に身悶えた。
下半身に意識がいって、キスに応えられなくなる。
口の端からだらだらと唾液を零し開きっぱなしになった真の口腔内を、上原が好き勝手に貪っていた。
ぐずぐずに蕩けた後孔から、指が引き抜かれる。
「真、俺の首に腕回して」
「ん……」
真は素直に従い両腕を彼の首に回した。
「しっかり掴まってて」
「ひゃあ……!?」
両脚を抱え上げられ、真はぎゅっと上原にしがみつく。
完全に体を持ち上げられた状態で、くぱりと開いたアナルに肉塊が押し付けられた。そのまま、中にめり込んでくる。
「んはっ、あっあっああぁあっ」
体勢のせいか、いつもよりも圧迫感が強い。楔に貫かれるような感覚に怯えながらも、体は確かに快楽を得ていた。
太い亀頭が隘路を掻き分け、奥の奥まで埋め込まれていく。
「ひあぁっ、お腹、奥まで、あっ、きてるぅっ」
「苦しいか?」
「らいじょぅぶ、んぅっ、少し、怖い、けど、あっあっあっ、きもちぃ、の、んんっあっあんっ」
「はっ……可愛い……」
上原は真の額に浮かぶ汗を舐める。
内部はぎちぎちで、きつい締め付けに上原の頬も上気していた。
僅かに歪められた彼の表情が色っぽくて、真はぞくりと情欲を煽られる。
それに連動して、ぎゅうっと肉筒が蠢いた。
「っはあ……真の顔、蕩けてる……可愛い」
そんな風に蕩けた瞳を向けられて甘い声音で囁かれると、胸がきゅんとなって、頭もくらくらしてしまう。
甘えたくて堪らなくなる。
真は彼の首筋に頬を擦り付けた。
「あっあんっ、上原くん、ふあっ、上原くんっ」
「ん……甘えてるのか? 可愛いな」
真の体をしっかりと支え、上原は腰を揺すった。
ずんっずんっと奥を穿たれ、快感に直腸が痙攣する。
「ひあっあっあっあっあぁっ」
「はっ、はあっ、真……っ」
律動に合わせ、真の足がぶらぶらと揺れる。それを視界の隅でとらえながら、快感に喘ぎ続けた。
ごちゅっごちゅっと何度も奥を突かれる。深い場所を亀頭で抉られ、最奥を押し潰され、強烈な快楽に耽溺する。
「あぁっ、あっ、うぇはら、くぅ、んんっ」
「真、はあっ……真っ」
体を揺さぶられ、激しく内奥を刺激され、快感に支配されていたのだが、次第に生理的欲求が押し寄せてくる。
尿意を催し、真は焦った。思えば用を足しにトイレに来たのに、当初の目的をすっかり忘れていた。
込み上げる尿意を我慢すれば自然と下腹に力が入り、そうなると後孔をきつく締め上げることになる。結果腸壁が擦れ、その快感に尿が漏れそうになった。
「んひっ、ま、待って待って、上原くん待ってぇっ!!」
「どうした?」
切羽詰まった真の様子に、上原は動きを止める。
真は羞恥に耐えて事情を説明した。
「も、漏れそう、なの……っ」
「うん?」
「っ……おしっこ、出ちゃう、から……お願い、離して……っ」
俯く真に上原の突き刺さるような視線を感じる。
小さい子供のようなことを言ってしまった真に呆れているのだろうか。
恥ずかしさに泣きたくなってくる。上原の顔が見られなかった。
「わかった」
そう言って、上原は慎重に陰茎を引き抜いていく。
真は唇を噛み締めて尿意をこらえた。胎内を擦りながら肉棒が出ていく感覚に、気を抜くと漏れてしまいそうだった。
どうにか耐えきり、上原に床に下ろしてもらう。
ほっとする真の体を、上原は便器に向かい合うように立たせた。
「……う、上原くん……?」
てっきり出ていくと思っていたのに、上原にその気配はない。
戸惑い後ろを振り向く。目が合うと、上原は首を傾げた。
「どうした?」
「え……っと……」
「ほら、ちゃんと跨げ」
「あっ……」
上原に誘導され、真は便器を跨ぎタンクに手をついた。腰を後ろに突き出すような体勢に羞恥を覚えたが、状況が飲み込めず、ただ困惑する。
すると、再び後孔に固いものが宛がわれた。そのまま、止める間もなくずぶずぶっと肉棒を押し込まれる。
「んあぁああ……!?」
最奥を突き上げられる感覚に真は目を見開いた。
尿が漏れそうになり、咄嗟に下腹に力を入れる。辛うじて耐えることができた。だが、もうギリギリだ。
それなのに、上原は容赦なく中を抉ってくる。
「んひぁっ、あっあっ、らめ、らめぇっ、動かないでぇっ」
「痛いのか?」
「違っ、あっあっあんっ、漏れちゃ、あぅっ、うンンっ、おしっこ、出ちゃうぅっ」
「出せばいい。これなら周りを汚さずに出せるだろ?」
確かにこの体勢ならば、出しても全て便器に流れるだけだ。だが、そういう問題ではない。
「ほら」
「んやああぁっ」
後ろから回された上原の手が、真のペニスを包み込む。そのまま上下に擦られた。
「やあっ、らめっ、離してぇっ、ンあっ、出ちゃうぅっ」
「出していい」
「やだっ、あっ、やなのっ、だめっ、弄らないでぇっ」
「我慢しなくていいから」
嫌だと首を振るが、上原はペニスから手を離さない。幹を扱きながら、指の腹で尿道口をにちゅにちゅと擦った。
ペニスを弄られ、男根で胎内を小刻みに突き上げられ、強い快感と尿意に襲われる。
「ひあぁっ、あっあっ、出ちゃ、んんっ、漏れちゃ、あっあんっ」
「漏らすとこ見せて」
「やあぁっ、出る、出ちゃう、も、離してぇっ」
「出して、真」
ペニスを擦っていた上原の手が離れ、真の下腹をぐっと押した。
「はひっ」
膀胱を刺激され、耐えきることなどできなかった。尿道をせり上がってきた体液が、じょろじょろと便器に溜まっていく。
「ぃやっ、やああぁっ」
一度出してしまえば止めることなどできず、真は涙を零しながら放尿した。
堪らなく恥ずかしくて、そしてぞくぞくするほど気持ちいい。
ぶるぶる震えながら尿を吐き出す真の耳に、上原の熱い吐息がかかる。
「っはあ……ちゃんと出せたな」
「っひ……く、うぅ……っ」
真は泣きながらレバーを動かし水を流した。
「恥ずかしいのか? 耳まで真っ赤だ……可愛い」
上擦った囁きと共に、耳をしゃぶられた。
とんでもない痴態を晒したというのに上原の男根は萎えることもなく、寧ろ更に体積を増して直腸を穿ってくる。
「あんっ、あっあっ、ひぅんっ」
「可愛い、真、真……っ」
上原は耳をねぶりながら、腰を激しく揺する。
ずるるっとギリギリまで引き抜かれてはまた奥まで貫かれ、繰り返される抽挿に真はよがり声を上げた。肉襞を擦り上げられる快楽に、もう喘ぐことしかできない。
「はっ……ああ、真の中、ぎゅうぎゅうで、気持ちいい」
「ひあっあっ、んんっ、僕も、きもちぃ、上原くんの、んあっ、いっぱい、ぃあっあっあっ、きもちいいっ、あっあんっ」
「うん、可愛いな、真……っ」
熱っぽい囁きを漏らし、上原は真のシャツの裾から両手を差し込む。
ぷくんと膨らんだ両方の乳首を摘ままれ、真の肩がびくんっと跳ねた。
「あぁんっ、あっあっあぁっ」
「はあっ……気持ちよさそうな、声、可愛い」
こりこりと乳首転がされる快感に体を震わせる。
胸への刺激に腸壁は激しく蠕動し、上原の男根を締め付けた。
きつく締め付けられながらも突き上げるスピードを緩めず、上原はじゅぼっじゅぼっと抽挿を繰り返した。
「ひっあっあっ、っ~~~~~~!」
きゅうっと乳首を引っ張られ、その強すぎる刺激に真は射精せずに絶頂を迎える。
「はっ、きつ……っ」
搾り上げるような直腸のうねりに、上原は息を詰める。
しかし彼が動きを止めたのは一瞬で、絶頂に痙攣する肉筒を更に激しく穿った。
いったばかりの敏感な胎内を休む間もなく快楽で攻め立てられ、それでも真の体は悦んでそれを享受する。
充満する甘い香りに包まれて、恍惚とした表情を浮かべながら快感に溺れた。
「ひあっあっあっあっんっあっ」
「可愛い、真、はあっ、真……っ」
真のうなじに柔らかく歯を立てながら、上原は一層強く内奥を貫く。
突き上げに合わせてペニスが揺れ、先端から零れた先走りがぴちゃぴちゃと便器の中で跳ねている。
「あぁっ、あっあっ、も、いくぅっ、あっんっんっ」
「はあっ、ん、俺も、出る、出すよ」
「あっあっあ────っ」
「っ……く、うっ」
二人はほぼ同時に精を吐き出した。
どぷどぷっと注がれる精液をうっとりと受け入れながら、真は便器の中に射精する。
ぎゅうぅっときつく真を抱き締めながら、上原は最後の一滴まで胎内に注ぎ込んだ。
無意識に両手で彼の腕にしがみつく。すると。
「可愛い……」
「えっ……!?」
射精したばかりの上原の陰茎が、胎内で再び体積を増していくのを感じた。
「うえ、はら、くん……?」
そっと背後を窺えば、上原の甘い甘い視線が絡み付く。
どうやら、帰るのはまだ先になりそうだ。
トイレに寄ったばかりに、色々と大変な目に遭ってしまった。
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読んでくださってありがとうございます。
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