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レナート視点 2
それからまた後日、王宮にやって来たナイナは図書館を見たいと俺に頼んできた。彼女に頼みごとをされるのは嬉しい。是非どんどん頼ってくれと思いながら、ナイナを連れ立って図書館へ向かった。彼女の傍にいられるのなら場所なんてどこでもいい。
ナイナは早速一冊の本を選んで読みはじめた。俺も適当な本を手に、彼女の正面の席につく。
「それはなんの本だ?」
「この国の罪と罰が書かれた本です」
そう言って、ナイナは真剣な顔で読書をはじめた。
そんな顔も美しい。
俺は開いた本には目もくれず、ナイナだけに視線を送っていた。
花のように綻ぶ笑顔も、快楽に蕩けた顔も、感情豊かなナイナの表情が好きだ。
夢中で字を追うナイナは、俺の熱い視線に全く気づかない。少し寂しい気もするが、それだけ集中している、周りを警戒せず意識を全て読書に注いでいる、つまり俺に心を許しているということだ。
彼女の読書の邪魔をすることなく見つめ続けられるのだと思えば、それは素晴らしいこと。俺は俺で思う存分彼女の姿を目に焼き付けることができるのだから。
たまに顔を顰めたり、にまにまと頬を緩めたり、本を読んでいるときも表情が変わって可愛い。
無意識だろうが、本の内容を読んでいるのか唇を動かすのも可愛い。
ナイナのぷにぷにの唇が、まるで誘うように閉じたり開いたりしている。
あの愛らしい小さな唇にキスをしたのだ。あれ以来唇を重ねていないが、その感触は今でも鮮明に思い出せる。唇だけじゃなく、その奥の可愛らしい舌や温かい口の中の感触も、全て覚えている。
ページをめくる細い指、小さな手。
あの可愛らしい手を握りたい。指を絡めて手を繋ぎたい。指を舐めてしゃぶりたい。指の間、隅々まで舌を這わせたい。指先を甘噛みして、掌を口の中に入れたい。
彼女を見ていると、彼女にしたいことが次から次へと溢れてくる。
触れたい、と思う。
でも、こうして見ているだけでも酷く心が満たされた。
彼女の傍にいられることがなによりも幸せなのだ。
ナイナが読書を終えるまで、俺はその幸せを噛み締めていた。
王立学院に入学する前に、漸くナイナを婚約者候補から正式な婚約者にすることができた。これで学院内では堂々と彼女を婚約者扱いできる。そして王立学院を卒業すれば、晴れて俺とナイナは夫婦になれる。
全く表情には出ないが、俺は喜びで舞い上がっていた。
しかし、心配なのはナイナが無防備すぎることだ。彼女は自分の魅力をわかっていないのだろうか。学院内で愛想を振り撒き、たくさんの生徒を魅了している。可愛い彼女に笑顔で声をかけられたら、それだけで勘違いする男は大勢いるというのに。もし襲われでもしたら、か弱いナイナは満足に抵抗もできず、好き勝手に乱暴されてしまうだろう。
想像しただけで心臓が止まりそうだ。
だから、俺はナイナを見守り続けた。彼女が傷つくことがないように。不届き者が近づかないよう常に目を光らせ、さりげなく間に入って未然に危険を防いだ。
そんな日々が続いたある日の放課後。いつものようにナイナを見守っていると彼女は職員室に入っていった。なにか用事があるのだろうか。
動向を窺っていると、ナイナはまっすぐ男性教師に近づいていった。
「先生、この問題の解き方がわからないんです。教えていただけませんか?」
そんな声が聞こえてきた。
わざわざ教師に頼まなくても、勉強などいつでも俺が教えてやるというのに。
俺は素早く接近し、ナイナの手を取った。
「その問題の解き方なら、俺が教えてやる」
最初は俺の出現にいちいち驚いていたナイナだが、最近は慣れたようで普通に笑顔を見せてくれる。驚いた顔も可愛かったので見られなくなったのは残念だが、こうしていきなり近づいても驚かれなくなったのは俺の存在を常に感じてくれているようで嬉しい。
「そ、そんな……お忙しいレナート殿下に教えていただくなんて……」
「別に忙しくない。これからここで職員会議があるんだ。邪魔になる前にさっさと行くぞ」
婚約者なのだから、遠慮などする必要はない。いつでも俺を頼ってくれて構わない。寧ろいつでも頼られたい。
俺は張り切って彼女を自習室へと連れていった。
個室に入り、俺は早速ナイナにわからないという問題の解き方を教える。
勉強をするためだけの個室は決して広くない。机と椅子が置いてあり、それだけでいっぱいだ。
その狭い空間に、ナイナと二人きり。彼女の甘い匂いが自然と鼻に届いた。狭いから、必然的に二人の距離は近くなる。
意識すると触れたくて堪らなくなるが、今は彼女に勉強を教えている最中だ。それを終わらせるまでは我慢しなくては。
俺はできるだけ丁寧に、けれど分かりやすく簡潔に説明する。また俺に勉強を教わりたいと思ってもらえるように。
「わかったか?」
「はいご丁寧に教えてくださってありがとうございます」
終わると、ナイナはきちんと礼を言ってくる。
俺が好きでしたことだ。礼など言わなくても構わないが、でも、少しだけわがままを言っても許されるだろうか。
「礼ならば、言葉ではなく別のもので欲しい」
「え……?」
きょとんとこちらを見上げてくる可愛いナイナの唇に、唇を重ねる。
「んん……!?」
驚きに固まる彼女の口の中へ舌を差し込んだ。
やはり、ナイナの唇もその中も甘い。甘露を味わうように彼女の口腔内を舐め回した。
一度味わえば、もっとほしくなる。もっと、もっと。どれだけ味わっても足りない。止められない。
夢中になっていると、ナイナに強く胸を押され唇が離された。
「んぁっ、だめです、レナート殿下……っ」
「何故だ?」
頬を紅潮させ、息を乱すナイナの瞳は甘く蕩けている。決して嫌がってはいないはずなのに。
「こ、こんなところで、いけません……」
「心配するな。誰にも見られることはないし、声が外に漏れることもない」
「はんんんっ」
俺は再びナイナの唇を奪う。
彼女が止める理由が場所ならば、止める必要はない。使用中の個室を外から勝手に開けられることはないし、内側から鍵もかけている。中でなにをしているかなんて、外からはわからないのだから。
だから、もっと彼女に触れたい。舐めたい。味わいたい。
ナイナの小さな舌に唾液を絡めて吸い付けば、彼女はぶるりと体を震わせた。
もしかしたら、また下着を濡らしてしまったのかもしれない。
身動ぐ彼女の下半身へと手を伸ばす。長いスカートをたぐり中に差し込んで太股を撫でた。しっとりと汗ばむ内腿を辿りその奥へと指を伸ばそうとしたが、そこへ触れる前に止められる。
「っ、だめです!!」
「何故だ」
何度も止められるとショックだ。俺に触られるのは嫌なのだろうか。
彼女の気持ちを探るようにじっと見つめる。
「勉強を教えて頂いたお礼ですから! 私にご奉仕させて下さい!」
すると彼女はそんなことを言い出し、俺の下肢へと手を伸ばしてきた。そして躊躇いなく、頭を擡げはじめていた陰茎を取り出した。
まさかナイナが、嫌がりもせず、積極的にそんなところに触れてくれるなんて。
それは決して可愛らしいものではない。グロテスクで、こんなものを見せたらナイナはきっと怯えてしまうと思っていた。
だが彼女は嫌悪することもなく、一生懸命両手を使ってその醜悪なものを扱いてくれている。
彼女に対する愛しさがぎゅんっと込み上げた。
「気持ちいいですか、レナート殿下……?」
「ああ」
ナイナの綺麗な手を汚してしまっている背徳感に気持ちが高揚する。俺だけがそれを許されているのだと思うと堪らなく興奮した。
俺も彼女に触れたい。
俺に触れていいのはナイナだけだ。
そしてナイナに触れていいのも俺だけなのだと実感したい。
俺はもう一度彼女に手を伸ばす。ナイナは後ろに下がろうとするが、彼女の後ろは既に壁だ。
「レナート殿下、わ、私はいいですから、レナート殿下だけ気持ちよくなって下さい……!」
勉強を教わった礼なのに、気持ちよくしてもらうのは申し訳ないと思っているのだろう。そんなこと、気にする必要などないのに。
「気にするな。俺が触りたいだけだ。スカートを持っていろ」
名残惜しくはあるが陰茎から彼女の手を離し、捲り上げたスカートをその手に持たせた。
ナイナの下着を下ろすと、蜜に濡れた秘部が露になる。
彼女と一緒に気持ちよくなりたい。
そう考えて、俺は固く膨らんだ亀頭を彼女の陰核に擦り付けた。
「ひぁっ……」
ナイナは目を見開き甲高い声を上げた。
その声をもっと聞きたくて、小さな肉粒を押し潰すように亀頭で刺激する。
コリコリとした感触が敏感な先端に伝わって俺も気持ちいい。
「んああっあんっ、こりこりされるの、きもちいっ、あっあっひあぁんっ」
ナイナも同じように気持ちよくなってくれているのだ。そう思うと嬉しくて、気持ちが昂り、鈴口からじわりと先走りが滲み出てきた。
もっとナイナを快楽で蕩けさせたくて、ぬりゅんっぬりゅんっと亀頭で花芽を撫で回す。
「ひはぁんっ、きもちぃっ、ぬるぬるするの、きもちいいぃっ、あっあっあぁっ、いく、いくっ、いっちゃうぅっ」
ナイナは嬌声を上げ達した。ぶるぶると震えながら、腰を前に突き出す。ぬるっと亀頭が滑って、彼女の太股に陰茎が挟まれた。
ぬるぬるの花弁とむちむちの内腿に包まれると、この上ない幸福感と快楽を感じた。
俺は欲望のままに腰を動かし、ぬちゅぬちゅと陰茎で割れ目を擦り上げる。
するとナイナも、自分から擦り付けるように腰を揺すりはじめた。
「あぁんっ、あっ、きもちいいっ、レナート殿下ぁっ」
甘い声を上げ、瞳をとろんとさせ俺を見つめてくるナイナ。
可愛い。俺の天使。
誘うように開いた唇に堪らずキスをする。
「んふぁっ、んっ、んんっ」
口内へ舌を差し込めば、ナイナは自ら舌を絡め、ちゅうちゅうと可愛く俺の舌に吸い付いてくる。
ナイナのとどまるところを知らない可愛さに煽られ、俺は夢中で腰を振る。俺の陰茎はすっかりナイナの漏らした蜜にまみれ、それもまた堪らなく興奮した。
ナイナの花芽と花弁を何度も擦り、彼女と一緒に絶頂へと駆け上がる。
「んぁっ、んっ、レナート、殿下ぁっんんっ」
貪るようなキスを交わし、互いに快楽を求めて互いを求め合う。ナイナに求められているのを確かに感じ、体だけでなく心が満たされた。
「んふっんんぁっ、あっ、いくっいくっ、んっん゛~~~~っ」
キスで口を塞がれ、くぐもった声を漏らしてナイナは絶頂を迎えた。
腰を引き、俺も精を吐き出す。ナイナの白くてむっちりした太股に、どろりと俺の精液がかかった。
ナイナは顔を真っ赤にして、荒い呼吸を繰り返している。
彼女の前髪を整え、ぼんやりする顔を覗き込み、言った。
「授業でわからないところがあれば、俺に訊け。またいつでも教えてやる」
俺達の間に遠慮など無用だ。いつでも、どんなときでも頼ってほしい。そんな思いを込めて。
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読んで下さってありがとうございます。
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