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47 出発!
しおりを挟むハルカが調査隊の人々と友好を深めつつあるイベントを、によによと楽しむエリカです。
ハルカ、さすが乙女ゲームの主人公、甘酸っぱいイベントが次々と起っておばちゃんは毎日キュンキュンしております。
ハルカの基礎的な魔法の習得も終え、明日ドライオンの遺跡に向けて旅立つことになりました。
その前におばちゃんは、こっそりレイアス先生の所に来ています。
「先生、ハルカは遺跡の封印を解けば帰れるのでしょうか? 」
「たぶん、大丈夫だと思うよ」
レイアス先生は頭をかく。
「たぶんじゃ困るんです。念のため、魔法省に内緒で元の世界に帰還するための魔方陣を作ってもらえませんか? 」
「なんで内緒なの? 」
「ハルカ、有能だから封印解いたあとも利用したい者がいるかもしれないと思って…… 」
レイアス先生は、ふうとため息をついた。
「用心深いんだね」
「ええ、彼女を絶対、元の世界に帰してあげたいんです」
レイアス先生の実験に3回協力するという条件で、引き受けてもらった。
イモムシになる危険が有りそうだ……
**
出発の朝、一行の紹介があった。
調査隊の一行と私とカインとハルカに、アルベルト様とエンバー先輩がいます。
なぜ?
顔に出てたようで、あとでこっそりアルベルト様が苦笑しながら説明してくれた。
「俺は、この国の第3王子なんだ。封印を解いた先にいる者が、国との交渉を求めるかもしれないから、国の代表として一行に加わったのだ。まあ最悪死んでも大丈夫な王子ということだ」
なんとアルベルト様、妾腹の王子でしかも第3王子だそうだ。
いろいろ大変そうな立ち位置らしい。
で、エンバー先輩はアルベルト様の側近だそう。
うわあ、ここに王子に道案内させた平民がいますよ~orz
知らないって、恐ろしい。
一行を紹介しよう!
魔法省の双子、トーマスとパーシー。
金髪の巻き毛でかわいい少年のような容姿、チャラい。トーマスが火と風、パーシーが土と雷のエキスパート。
内務局主任のマルチーノ、銀縁の眼鏡をかけた渋めの30代くらいの男。腹黒で仕事が出来そう。
学者のユーゴ、真面目な静かな感じの美青年。
騎士のフェルナンド。大柄の寡黙な騎士。炎のような赤い髪を持ち、精悍な顔つき。
アルベルト様、妾腹の第3王子。漆黒の髪、漆黒の瞳、ちょっと悪そうないい男。
エンバー先輩、氷魔法のエキスパート。氷の貴公子w、温和で優しい。
ハルカと私とカイン。総勢10名。
――ドライオン山脈の遺跡に向けて旅立ちます!
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