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14.『翡翠』後編
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「出たぞっ!」
その声を発端として、壁の奥、茂み、門の裏……次々と姿を見せ、門へ向かう騎士団の面々。狙うは勿論、現れた『翡翠の一族』エヴァルタの確保である。
彼等が出てくる間に、エヴァルタは先程の門番から奪った大槍をぶん回し、護送車から馬を切り離した。
「はあっ!?」
狼狽える御者に躊躇い無く、槍の柄で頭を殴打する。よろけた御者の鼻先に、槍の穂を向けた。
「鍵を渡しなさい。早く!」
「うぐっ……!」
返答を待つ前に、エヴァルタは彼の鼻を少し切る。返ってきたのは悲鳴と、鍵束だった。
「ありがとう」
そう言い放ち、御者台から飛び上がる。見れば騎士達は、もう護送車を包囲していた。八方塞がれたが、エヴァルタの動きに迷いは無い。
「動くな『翡翠』。馬鹿な娘よ」
護送車の上に乗ったエヴァルタに、冷たい声がかかった。つい先日聞いた、レットの声だ。
「お前が動くな、ぼっちゃんよぉ」
「!」
そのレットの首元に、ナイフが突き付けられた。
「……」
その男は、ボサボサの髪に無精髭、汚い服に下卑た笑み。
盗賊だった。
「騎士団に鉄の馬、そして『翡翠の一族』。こりゃ大儲けだな」
「へっへっへ」
そして続々と、同じような身なりの盗賊の仲間達が場を囲むように出てくる。現場はエヴァルタの居る護送車を中心に、騎士団、そして盗賊が囲む形となった。人数は圧倒的に盗賊が多い。騎士団が10人程度なのに対し、それを囲むのは20人ではきかなかった。
「……」
そして、レットはこの状況でも表情を変えずにいた。
「命を乞え。そして『翡翠』を差し出せ。そうしたら見逃してやる」
騎士団の面々は完全に、注意を護送車から盗賊へ向けていた。
「ふ、副団長補佐!」
狼狽えた騎士がレットへ指示を仰ぐ。
「……貴様ら……」
そしてレットは、腰に差した剣に手をやった。
「作戦通りだ」
「!」
盗賊は、風が吹いたような感覚を覚えた。
それは、彼の最後の感覚だった。
ーー
「……こいつ!」
「やりやがった!」
返り血を浴びるレットに、今度は盗賊達が狼狽する。彼の足下には先程まで彼の首にナイフを突き付けていた盗賊の、頭部が転がっている。
「皆殺せ。お前達は『騎士』だろう」
「!!」
淡々と命令を下したレットは、もう盗賊を見ていない。乱戦が始まった。部下達は強いが、盗賊に掛かりきりだろう。この場で『彼女』から眼を離さずに居られるのは、自分だけだと彼は理解していた。
何よりこの状況は、『彼女』が意図して作ったものだと理解していた。
「……良い手際だ」
そうしている間に、エヴァルタは護送車を開けていた。だが、出てきたのは彼女ひとりだった。
「どうした。目当てのものが無かったか?」
「……予想はしていましたとも」
強がりに聞こえた台詞だが、彼女は鍵束を持って振りかぶり、力一杯空中へ投げ出した。
「!」
50メートルか70メートルか、門の内側、街の方へ入る道の先に居る、フードを被った何者かにその鍵束は渡った。受け取った者は即座に街の方へ駆け出す。
「フロウか」
「この街に護送車は5台。私達を一斉に捕らえるのではなく、ひとりひとり捕まえてその都度護送できるようにしていた。昨日の掲示を受けて、ギアさんの乗る車を変えると考えるのは妥当です」
エヴァルタは槍を構えた。応答するように剣を向けるレット。
「どいてください」
「やってみろ」
レットは考えていた。ここでギアを逃しても、引き換えにこの『翡翠』が手に入るなら、悪くないと。
ーー
「……!」
通常、剣では槍相手に勝ち目は無い。リーチの差は絶対で、槍は剣の届かない距離から一方的に攻撃ができるからだ。
しかし、ことこの男に限れば。
そんなものは関係無い。
「くそっ!」
レットはエヴァルタの槍に達する度、それを切り落とす。正確かつ強力な剣筋は、槍の柄を両断していく。
あれよあれよとしている内に、レットの剣はエヴァルタに届く距離まできていた。
「槍は初心者か」
そして彼女がもういくらも長さのない槍を手放した所で、レットの右手が彼女の首へと伸びた。
「うっ!」
締め上げ、そのまま護送車の壁に叩き付ける。
抵抗するがレットの力に抗えず、その手は振りほどけない。
「終わったな。呆気ないが、それも良い」
レットの冷徹な眼を受けて、エヴァルタの顔が歪む。
「……っ!」
それは絶望ではなく、まだ勝ちを見ている眼だった。
ーー
「……おにいちゃん……」
ーー
苦し紛れに。
エヴァルタはそう呟いた。
「…………」
そして数秒。
レットの思考は止まった。
「くっ!」
その瞬間を、エヴァルタは見逃さない。するりと拘束を抜け、レットの脚を掴んで転倒させる。用意していたナイフでそのまま脚を切り付け、頭を勢いよく踏みつけた。
「……!!」
「はぁ……はぁ!」
脱兎のごとく駆け、全力で離脱するエヴァルタ。騎士団と盗賊はまだ戦っている。レットはまだ起き上がらない。
「どこへ行く!『翡翠』よぉ!」
「!」
その逃走を阻んだのは、盗賊のひとり。多少豪華な身なりから、リーダー格であると予想できる。
エヴァルタは今日初めて、ギアの脇差を抜いた。
「ただの小娘が、やろうってか!」
「……邪魔!」
彼等は往々にして、忘れがちなのだ。見た目が麗しい女性であるからか、目立つのは髪以外、隣に居る中性の『妖怪』であるからか。
そして盗賊は、自分が強いと錯覚するのだ。その『怖さ』が、今まで自由に略奪できていた本質だと気付かない。恐れず立ち向かえば、ただのゴロツキと変わらない。国の正規士官学校にて高等教育を受け、先人の経験と理論に基づいた剣術を修めた者にとっては、『雑魚同然』であるのだ。
「……おっ」
盗賊のリーダー格は鮮やかな彼女の剣撃の内何ひとつ見切ることができず、間抜けな断末魔を最後に地に臥した。
ーー
そしてそれは、騎士団全員にも言えたことだった。終わってみれば、数の差など大したことはなく、多少被害はあるものの、騎士団は欠けること無く盗賊を全滅させていた。
「ふ、副団長補佐っ!」
「……く……!」
アミリアは戦闘後すぐにレットの元へ駆け付け、傷の確認をする。頭部と脚部から血を流している。手当ての用意をしている内に眼を覚ますレット。
「ち……。やられたか。おい被害は?」
「はい……死者は無し、負傷者は3名。重傷者は居りません」
「そうか。撤退する。細かい指示はまた出すが、数日の療養の後、『首都』へ戻る」
「えっ!」
起きてすぐ状況を判断し指示を出したレットに尊敬しつつ、その言葉に耳を疑った。
「何故追わないのですか!?」
「『翡翠』を逃がし、鍵も奪われた。ギアも解放されるだろう。奴らは姿を晦ましたまま、国境を越える。それを追う足が俺には無い」
「……!」
アミリアは悲痛そうに、レットの足の怪我を見る。深くは無いが、確実にしばらくは動けないだろう。
「完敗だ。しかも今回は『翡翠』ひとりにしてやられた。あの娘だけでも相当やるぞ。俺としたことが、『一族』を甘く見ていたようだ」
「……!」
アミリアは震えていた。騎士団が敗けた、その屈辱。
「……まさか『覚えていた』とはな……」
「副団長補佐……まさか」
アミリアは眼を見開いた。レットのその小さな呟きを聞き逃さなかった。彼女は、同期であるエヴァルタの生い立ちを知っている。そして、レットの故郷のことも。
何か取り返しの付かない状況になっていっているのではないか。彼女はそんな恐怖を感じた。
「再起を図る。我らは『王の剣』。国境も地平も越えて、奴等を必ず捕まえる」
レットはいつもの鉄仮面に戻り、空を睨んだ。
「傷ついても再生する『翡翠』に傷一つ負わせられんとは。屈辱だ」
その声を発端として、壁の奥、茂み、門の裏……次々と姿を見せ、門へ向かう騎士団の面々。狙うは勿論、現れた『翡翠の一族』エヴァルタの確保である。
彼等が出てくる間に、エヴァルタは先程の門番から奪った大槍をぶん回し、護送車から馬を切り離した。
「はあっ!?」
狼狽える御者に躊躇い無く、槍の柄で頭を殴打する。よろけた御者の鼻先に、槍の穂を向けた。
「鍵を渡しなさい。早く!」
「うぐっ……!」
返答を待つ前に、エヴァルタは彼の鼻を少し切る。返ってきたのは悲鳴と、鍵束だった。
「ありがとう」
そう言い放ち、御者台から飛び上がる。見れば騎士達は、もう護送車を包囲していた。八方塞がれたが、エヴァルタの動きに迷いは無い。
「動くな『翡翠』。馬鹿な娘よ」
護送車の上に乗ったエヴァルタに、冷たい声がかかった。つい先日聞いた、レットの声だ。
「お前が動くな、ぼっちゃんよぉ」
「!」
そのレットの首元に、ナイフが突き付けられた。
「……」
その男は、ボサボサの髪に無精髭、汚い服に下卑た笑み。
盗賊だった。
「騎士団に鉄の馬、そして『翡翠の一族』。こりゃ大儲けだな」
「へっへっへ」
そして続々と、同じような身なりの盗賊の仲間達が場を囲むように出てくる。現場はエヴァルタの居る護送車を中心に、騎士団、そして盗賊が囲む形となった。人数は圧倒的に盗賊が多い。騎士団が10人程度なのに対し、それを囲むのは20人ではきかなかった。
「……」
そして、レットはこの状況でも表情を変えずにいた。
「命を乞え。そして『翡翠』を差し出せ。そうしたら見逃してやる」
騎士団の面々は完全に、注意を護送車から盗賊へ向けていた。
「ふ、副団長補佐!」
狼狽えた騎士がレットへ指示を仰ぐ。
「……貴様ら……」
そしてレットは、腰に差した剣に手をやった。
「作戦通りだ」
「!」
盗賊は、風が吹いたような感覚を覚えた。
それは、彼の最後の感覚だった。
ーー
「……こいつ!」
「やりやがった!」
返り血を浴びるレットに、今度は盗賊達が狼狽する。彼の足下には先程まで彼の首にナイフを突き付けていた盗賊の、頭部が転がっている。
「皆殺せ。お前達は『騎士』だろう」
「!!」
淡々と命令を下したレットは、もう盗賊を見ていない。乱戦が始まった。部下達は強いが、盗賊に掛かりきりだろう。この場で『彼女』から眼を離さずに居られるのは、自分だけだと彼は理解していた。
何よりこの状況は、『彼女』が意図して作ったものだと理解していた。
「……良い手際だ」
そうしている間に、エヴァルタは護送車を開けていた。だが、出てきたのは彼女ひとりだった。
「どうした。目当てのものが無かったか?」
「……予想はしていましたとも」
強がりに聞こえた台詞だが、彼女は鍵束を持って振りかぶり、力一杯空中へ投げ出した。
「!」
50メートルか70メートルか、門の内側、街の方へ入る道の先に居る、フードを被った何者かにその鍵束は渡った。受け取った者は即座に街の方へ駆け出す。
「フロウか」
「この街に護送車は5台。私達を一斉に捕らえるのではなく、ひとりひとり捕まえてその都度護送できるようにしていた。昨日の掲示を受けて、ギアさんの乗る車を変えると考えるのは妥当です」
エヴァルタは槍を構えた。応答するように剣を向けるレット。
「どいてください」
「やってみろ」
レットは考えていた。ここでギアを逃しても、引き換えにこの『翡翠』が手に入るなら、悪くないと。
ーー
「……!」
通常、剣では槍相手に勝ち目は無い。リーチの差は絶対で、槍は剣の届かない距離から一方的に攻撃ができるからだ。
しかし、ことこの男に限れば。
そんなものは関係無い。
「くそっ!」
レットはエヴァルタの槍に達する度、それを切り落とす。正確かつ強力な剣筋は、槍の柄を両断していく。
あれよあれよとしている内に、レットの剣はエヴァルタに届く距離まできていた。
「槍は初心者か」
そして彼女がもういくらも長さのない槍を手放した所で、レットの右手が彼女の首へと伸びた。
「うっ!」
締め上げ、そのまま護送車の壁に叩き付ける。
抵抗するがレットの力に抗えず、その手は振りほどけない。
「終わったな。呆気ないが、それも良い」
レットの冷徹な眼を受けて、エヴァルタの顔が歪む。
「……っ!」
それは絶望ではなく、まだ勝ちを見ている眼だった。
ーー
「……おにいちゃん……」
ーー
苦し紛れに。
エヴァルタはそう呟いた。
「…………」
そして数秒。
レットの思考は止まった。
「くっ!」
その瞬間を、エヴァルタは見逃さない。するりと拘束を抜け、レットの脚を掴んで転倒させる。用意していたナイフでそのまま脚を切り付け、頭を勢いよく踏みつけた。
「……!!」
「はぁ……はぁ!」
脱兎のごとく駆け、全力で離脱するエヴァルタ。騎士団と盗賊はまだ戦っている。レットはまだ起き上がらない。
「どこへ行く!『翡翠』よぉ!」
「!」
その逃走を阻んだのは、盗賊のひとり。多少豪華な身なりから、リーダー格であると予想できる。
エヴァルタは今日初めて、ギアの脇差を抜いた。
「ただの小娘が、やろうってか!」
「……邪魔!」
彼等は往々にして、忘れがちなのだ。見た目が麗しい女性であるからか、目立つのは髪以外、隣に居る中性の『妖怪』であるからか。
そして盗賊は、自分が強いと錯覚するのだ。その『怖さ』が、今まで自由に略奪できていた本質だと気付かない。恐れず立ち向かえば、ただのゴロツキと変わらない。国の正規士官学校にて高等教育を受け、先人の経験と理論に基づいた剣術を修めた者にとっては、『雑魚同然』であるのだ。
「……おっ」
盗賊のリーダー格は鮮やかな彼女の剣撃の内何ひとつ見切ることができず、間抜けな断末魔を最後に地に臥した。
ーー
そしてそれは、騎士団全員にも言えたことだった。終わってみれば、数の差など大したことはなく、多少被害はあるものの、騎士団は欠けること無く盗賊を全滅させていた。
「ふ、副団長補佐っ!」
「……く……!」
アミリアは戦闘後すぐにレットの元へ駆け付け、傷の確認をする。頭部と脚部から血を流している。手当ての用意をしている内に眼を覚ますレット。
「ち……。やられたか。おい被害は?」
「はい……死者は無し、負傷者は3名。重傷者は居りません」
「そうか。撤退する。細かい指示はまた出すが、数日の療養の後、『首都』へ戻る」
「えっ!」
起きてすぐ状況を判断し指示を出したレットに尊敬しつつ、その言葉に耳を疑った。
「何故追わないのですか!?」
「『翡翠』を逃がし、鍵も奪われた。ギアも解放されるだろう。奴らは姿を晦ましたまま、国境を越える。それを追う足が俺には無い」
「……!」
アミリアは悲痛そうに、レットの足の怪我を見る。深くは無いが、確実にしばらくは動けないだろう。
「完敗だ。しかも今回は『翡翠』ひとりにしてやられた。あの娘だけでも相当やるぞ。俺としたことが、『一族』を甘く見ていたようだ」
「……!」
アミリアは震えていた。騎士団が敗けた、その屈辱。
「……まさか『覚えていた』とはな……」
「副団長補佐……まさか」
アミリアは眼を見開いた。レットのその小さな呟きを聞き逃さなかった。彼女は、同期であるエヴァルタの生い立ちを知っている。そして、レットの故郷のことも。
何か取り返しの付かない状況になっていっているのではないか。彼女はそんな恐怖を感じた。
「再起を図る。我らは『王の剣』。国境も地平も越えて、奴等を必ず捕まえる」
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