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第6章:佐々原きさらぎ
第66話 世界の敵
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「佐々原さんの居場所は分かるの?」
「ああ。母さんからメモ貰って——」
「?」
文月はポケットからメモを取り出す。そこで、何故か停止した。
「…………どうしたのよ」
「いや。……なんかディアナちゃんの時と被っただけだ」
「……えっ」
以前愛月はディアナに。同じようにメモを渡していた。
ディアナの祖父母の居場所を。そして、彼らを『堕天島』へ連れてくるよう指示していた。
「……そういえば、お前の勘って当たるよな」
「えっ」
——
「危ないフミ兄!」
「お兄さまっ!!」
「!」
アルテが、文月に突っ込んだ。そのままごろごろと転がり、地面に倒れる。
「え」
「こっち! ミサ姉早くっ!!」
「!!」
視界の先に、守衛室が見えた。セレネはもう向かっている。美裟はとにかく『何か緊急事態が起こった』とだけ理解して、文月とアルテを掴まえてセレネと共に守衛室へ飛び込んだ。
「な、何よ!」
「敵だよ! フミ兄大丈夫!?」
セレネは窓からキョロキョロと様子を伺っている。
「ぅ……。俺はなんともないけど」
「ぅはっ」
「!」
何かを必死に堪えるような。しかし堪えきれなかった声がアルテから聞こえた。
「アルテ!」
アルテが血を吐いたのだ。
「銃弾!?」
美裟は素早くアルテの服を脱がす。明かりは付けられない。守衛室横の街灯から射し込む小さな光で確認する。
「文月!」
「ああっ」
胸から血が噴き出していた。背中もだ。つまり『貫通した』と判断できる。
文月がそのまま治療に入る。するといつも通りに、アルテの傷は塞がっていく。
「……けほっ。……はぁ、はぁ」
「しっかりしろアルテ」
「……ぅ。……大丈夫です。ありがとうございます、お兄さま」
「どこから誰から、何をされたんだ?」
「『狙撃』ね」
「!」
美裟が呟いた。音もなく、遠くから。狙い撃ちされたのだ。
「……弾です」
「えっ」
アルテが、手に握りしめた物を見せた。銃弾である。それも、銀色の。
「……『銀の弾』。『対魔女用』の武器ですね。だからこれは、間違いなく赤橋涼の手の者でしょう」
「そんなのあるのか」
「銀は魔を祓います。つまりこの武器で傷つけられれば、魔術では治療できません」
「!」
「ただ……お兄さまの『奇跡』には効果は無かったみたいですが」
「…………あのさ」
文月は。
様々なことを考えている。
「なんですか?」
「母さんの前例があるんだ」
「?」
最悪の予想を。
それは組織の長として必要な予想でもある。
「お前達が『罰』によって、俺の『奇跡』を受け付けなくなる日が、もしかしたら来るんじゃないかって」
「あ……」
以前、ふたりが言っていたこと。『文月が居るから、いくらでも魔術が使える』という主張。
実はそれに、確証は無いのだ。
「だからやっぱり、無理はしない方が良い。『神のルール』が、俺達の『敵』側の手に握られているなら尚更だ」
「……分かりました。いつも使う小規模の魔術なら、自然治癒でも構わない程度なのでそこまで負担ではないと思います」
「それでいけそうか?」
「……無理そうなら出し惜しみはできないので、全力を出すと思います」
「…………だよな」
分かっている。文月も。
『罰』など最初から、折り込み済みで作戦を立てなければならない。
「……?」
不意に。
美裟のポケットから光が発せられた。
「あ……。着信履歴が」
「スマホか」
「ええ。……家からだわ。最終は昨日だけど……。えっ?」
スマホを確認する美裟。『九歌島』へは電波は届かない為、今まで確認する術が無かった。
「…………なにこれ」
「どうした」
美裟は何度か画面をタップして、目を丸くした。
「……『大型台風直撃』から3ヶ月」
「!」
恐らく、ニュースサイトの通知だろうか。
「『大地震』『ハリケーン』『大噴火』……」
「は?」
「『大洪水』……『大津波』」
「……!?」
読み上げているのだろう。
『今現在起こっているニュース』を。
かたかたと震えながら、美裟が文月を見た。
「……世界中で、いくつもの大災害が起こってるわ」
「ど。……どういうことだ……?」
「『3ヶ月前』の、台風による豪雨災害を発端に」
「はっ?」
「……勿論日本でも。中国でも。アメリカでも。南米でも。ヨーロッパでも。……次々に起きてるわ」
「……え、なんだ? どういう……」
「お兄さま」
「!」
文月はまだ、繋がらない。大災害はとてつもないことだが、それでここまで美裟が狼狽える理由が。
「『九歌島』は、敵から奪った拠点です」
「え……」
アルテは、すぐに察することができた。
その『重さ』を。
「では、『何』と戦って奪ったのでしょう」
「…………人間、じゃないのか」
「浮いている島など、人間の世界にはありません」
「!」
ぎゅっ、と。
セレネがいつの間にか、文月の服を掴んでいた。
「……セレネ」
「分かっちゃった。わたしも」
「え?」
悲しそうな表情で。
「『天界の勢力』の、地上との中継地点だったのです。あの島は」
「!」
思い出した。あの時、確かに愛月は。
『この「九歌島」を取れば、次の拠点、「月」までひとっ飛びだと思っていたのよ。けれど違った。月や天界までの「ワープ装置」みたいなものがあると踏んでいたのだけど。そんなものは無かったの。誤算だった』
——そう言っていた。
「『地上の天変地異』は、人間全てに対する『罰』じゃないでしょうか」
「なっ……」
天界が、地上をコントロールするための前線基地であったのならば。
それを失った『地上』は。
「災害は、天界が操っていたってのか!?」
「物理現象……気象も全て『ルール』ですので、恐らく。……こんな言葉があります」
アルテは努めて冷静に。
「『天気』とは。『天界の気分』だと」
「!!」
そう言った。
「…………『世界の敵』『終末』」
愛月は。恐らく——いや確実に。知っていたのだ。
九歌島を取ればこうなると。それでも、神に食らい付く為に実行した。
「見てよ。画面一杯、全部災害よ。これ全部——」
美裟は。
これまで生きてきて、ここまで動揺したことは無い。
「——『愛月さんのせい』って、いうの……?」
世界の敵。
それは正しく。間違いなく。
完璧に彼女は、世界の敵だった。
「…………『家族』を避難させようとしていたのは、これも理由のひとつか」
「そうだと思います。今回の、赤橋涼の件が無くても、近い内に佐々原家にコンタクトを取っていたでしょう」
「お父さん、お母さん」
「!」
「美裟っ……」
家族が一番だと、言ったばかりだ。
美裟にとって一番は。
まだ、地上に居る。
——
「ふた手に、別れましょう」
「なにっ……」
アルテが言い出した。もう分かっているのだ。
保護すべき——否。
保護『したい』者はもう佐々原家だけではない。
「アルテとセレネで、佐々原家へ。お兄さまは美裟さんと、萩原家へ行きましょう」
「…………!」
「『ふた手』……!」
——文月は、たったひとりしか居ない。
愛月とアルバートの会話を思い出す。
文月の『居ない方』が圧倒的に危険なのだ。
「そもそも、既に見付かっています。そろそろ隠れる時間も無いでしょう。敵が何人いるか分かりませんが、同時に相手にするよりはマシな筈です」
「………………」
アルテは、冷静に、勝てる要素を探してその提案をしたのだ。
文月は、考える。
「……分かった」
「文月!」
美裟が止めようとする。幼いふたりを敵地へ送り出すなど。普段の文月では決して取らない手段だからだ。
「どのみち、佐々原さん達を守りながら全員で移動はできない。一度『九歌島』に戻ってとも考えたけど、美裟の存在がバレた時点でおばさん達は人質に取られる。今しかないんだ」
「……!」
文月は美裟を見た。覚悟を決めた眼で、狼狽える美裟を。
「『天変地異』と『川上愛月』が結び付く前にやらないと。敵は赤橋だけじゃなくて、『国連軍』とかになる」
「…………!」
驚愕を手で隠して。
声を手で抑えた。
美裟はここへ来て、精神が不安定になっていた。
「俺はもう吹っ切れてるよ。世界を裏切っても『母さん』に付いていく。父さんに会いたい。真実を知りたい。俺も、『神のルール』が嫌いだからだ」
「……文、月」
「本当は、母さんの所持する3島で全人類を匿えたら良いんだろうけど。それは無理だ」
「…………」
美裟は。
心の中の、全ての『装飾』を外した。
「分かったわ」
「!」
暗示を、掛けた。
「あたしは『あんたに付いていく』。初志貫徹ね」
「はい。お願いします」
「アルテちゃん?」
眼に光の戻った美裟の手を、アルテがそっと握った。
「美裟さんは。貴女だけは最後までお兄さまと共に在るべきです。何があっても」
「…………ええ」
その手は少しだけ、震えていた。
——
「——じゃあ、武運を祈る」
「うんっ!!」
「ああ。母さんからメモ貰って——」
「?」
文月はポケットからメモを取り出す。そこで、何故か停止した。
「…………どうしたのよ」
「いや。……なんかディアナちゃんの時と被っただけだ」
「……えっ」
以前愛月はディアナに。同じようにメモを渡していた。
ディアナの祖父母の居場所を。そして、彼らを『堕天島』へ連れてくるよう指示していた。
「……そういえば、お前の勘って当たるよな」
「えっ」
——
「危ないフミ兄!」
「お兄さまっ!!」
「!」
アルテが、文月に突っ込んだ。そのままごろごろと転がり、地面に倒れる。
「え」
「こっち! ミサ姉早くっ!!」
「!!」
視界の先に、守衛室が見えた。セレネはもう向かっている。美裟はとにかく『何か緊急事態が起こった』とだけ理解して、文月とアルテを掴まえてセレネと共に守衛室へ飛び込んだ。
「な、何よ!」
「敵だよ! フミ兄大丈夫!?」
セレネは窓からキョロキョロと様子を伺っている。
「ぅ……。俺はなんともないけど」
「ぅはっ」
「!」
何かを必死に堪えるような。しかし堪えきれなかった声がアルテから聞こえた。
「アルテ!」
アルテが血を吐いたのだ。
「銃弾!?」
美裟は素早くアルテの服を脱がす。明かりは付けられない。守衛室横の街灯から射し込む小さな光で確認する。
「文月!」
「ああっ」
胸から血が噴き出していた。背中もだ。つまり『貫通した』と判断できる。
文月がそのまま治療に入る。するといつも通りに、アルテの傷は塞がっていく。
「……けほっ。……はぁ、はぁ」
「しっかりしろアルテ」
「……ぅ。……大丈夫です。ありがとうございます、お兄さま」
「どこから誰から、何をされたんだ?」
「『狙撃』ね」
「!」
美裟が呟いた。音もなく、遠くから。狙い撃ちされたのだ。
「……弾です」
「えっ」
アルテが、手に握りしめた物を見せた。銃弾である。それも、銀色の。
「……『銀の弾』。『対魔女用』の武器ですね。だからこれは、間違いなく赤橋涼の手の者でしょう」
「そんなのあるのか」
「銀は魔を祓います。つまりこの武器で傷つけられれば、魔術では治療できません」
「!」
「ただ……お兄さまの『奇跡』には効果は無かったみたいですが」
「…………あのさ」
文月は。
様々なことを考えている。
「なんですか?」
「母さんの前例があるんだ」
「?」
最悪の予想を。
それは組織の長として必要な予想でもある。
「お前達が『罰』によって、俺の『奇跡』を受け付けなくなる日が、もしかしたら来るんじゃないかって」
「あ……」
以前、ふたりが言っていたこと。『文月が居るから、いくらでも魔術が使える』という主張。
実はそれに、確証は無いのだ。
「だからやっぱり、無理はしない方が良い。『神のルール』が、俺達の『敵』側の手に握られているなら尚更だ」
「……分かりました。いつも使う小規模の魔術なら、自然治癒でも構わない程度なのでそこまで負担ではないと思います」
「それでいけそうか?」
「……無理そうなら出し惜しみはできないので、全力を出すと思います」
「…………だよな」
分かっている。文月も。
『罰』など最初から、折り込み済みで作戦を立てなければならない。
「……?」
不意に。
美裟のポケットから光が発せられた。
「あ……。着信履歴が」
「スマホか」
「ええ。……家からだわ。最終は昨日だけど……。えっ?」
スマホを確認する美裟。『九歌島』へは電波は届かない為、今まで確認する術が無かった。
「…………なにこれ」
「どうした」
美裟は何度か画面をタップして、目を丸くした。
「……『大型台風直撃』から3ヶ月」
「!」
恐らく、ニュースサイトの通知だろうか。
「『大地震』『ハリケーン』『大噴火』……」
「は?」
「『大洪水』……『大津波』」
「……!?」
読み上げているのだろう。
『今現在起こっているニュース』を。
かたかたと震えながら、美裟が文月を見た。
「……世界中で、いくつもの大災害が起こってるわ」
「ど。……どういうことだ……?」
「『3ヶ月前』の、台風による豪雨災害を発端に」
「はっ?」
「……勿論日本でも。中国でも。アメリカでも。南米でも。ヨーロッパでも。……次々に起きてるわ」
「……え、なんだ? どういう……」
「お兄さま」
「!」
文月はまだ、繋がらない。大災害はとてつもないことだが、それでここまで美裟が狼狽える理由が。
「『九歌島』は、敵から奪った拠点です」
「え……」
アルテは、すぐに察することができた。
その『重さ』を。
「では、『何』と戦って奪ったのでしょう」
「…………人間、じゃないのか」
「浮いている島など、人間の世界にはありません」
「!」
ぎゅっ、と。
セレネがいつの間にか、文月の服を掴んでいた。
「……セレネ」
「分かっちゃった。わたしも」
「え?」
悲しそうな表情で。
「『天界の勢力』の、地上との中継地点だったのです。あの島は」
「!」
思い出した。あの時、確かに愛月は。
『この「九歌島」を取れば、次の拠点、「月」までひとっ飛びだと思っていたのよ。けれど違った。月や天界までの「ワープ装置」みたいなものがあると踏んでいたのだけど。そんなものは無かったの。誤算だった』
——そう言っていた。
「『地上の天変地異』は、人間全てに対する『罰』じゃないでしょうか」
「なっ……」
天界が、地上をコントロールするための前線基地であったのならば。
それを失った『地上』は。
「災害は、天界が操っていたってのか!?」
「物理現象……気象も全て『ルール』ですので、恐らく。……こんな言葉があります」
アルテは努めて冷静に。
「『天気』とは。『天界の気分』だと」
「!!」
そう言った。
「…………『世界の敵』『終末』」
愛月は。恐らく——いや確実に。知っていたのだ。
九歌島を取ればこうなると。それでも、神に食らい付く為に実行した。
「見てよ。画面一杯、全部災害よ。これ全部——」
美裟は。
これまで生きてきて、ここまで動揺したことは無い。
「——『愛月さんのせい』って、いうの……?」
世界の敵。
それは正しく。間違いなく。
完璧に彼女は、世界の敵だった。
「…………『家族』を避難させようとしていたのは、これも理由のひとつか」
「そうだと思います。今回の、赤橋涼の件が無くても、近い内に佐々原家にコンタクトを取っていたでしょう」
「お父さん、お母さん」
「!」
「美裟っ……」
家族が一番だと、言ったばかりだ。
美裟にとって一番は。
まだ、地上に居る。
——
「ふた手に、別れましょう」
「なにっ……」
アルテが言い出した。もう分かっているのだ。
保護すべき——否。
保護『したい』者はもう佐々原家だけではない。
「アルテとセレネで、佐々原家へ。お兄さまは美裟さんと、萩原家へ行きましょう」
「…………!」
「『ふた手』……!」
——文月は、たったひとりしか居ない。
愛月とアルバートの会話を思い出す。
文月の『居ない方』が圧倒的に危険なのだ。
「そもそも、既に見付かっています。そろそろ隠れる時間も無いでしょう。敵が何人いるか分かりませんが、同時に相手にするよりはマシな筈です」
「………………」
アルテは、冷静に、勝てる要素を探してその提案をしたのだ。
文月は、考える。
「……分かった」
「文月!」
美裟が止めようとする。幼いふたりを敵地へ送り出すなど。普段の文月では決して取らない手段だからだ。
「どのみち、佐々原さん達を守りながら全員で移動はできない。一度『九歌島』に戻ってとも考えたけど、美裟の存在がバレた時点でおばさん達は人質に取られる。今しかないんだ」
「……!」
文月は美裟を見た。覚悟を決めた眼で、狼狽える美裟を。
「『天変地異』と『川上愛月』が結び付く前にやらないと。敵は赤橋だけじゃなくて、『国連軍』とかになる」
「…………!」
驚愕を手で隠して。
声を手で抑えた。
美裟はここへ来て、精神が不安定になっていた。
「俺はもう吹っ切れてるよ。世界を裏切っても『母さん』に付いていく。父さんに会いたい。真実を知りたい。俺も、『神のルール』が嫌いだからだ」
「……文、月」
「本当は、母さんの所持する3島で全人類を匿えたら良いんだろうけど。それは無理だ」
「…………」
美裟は。
心の中の、全ての『装飾』を外した。
「分かったわ」
「!」
暗示を、掛けた。
「あたしは『あんたに付いていく』。初志貫徹ね」
「はい。お願いします」
「アルテちゃん?」
眼に光の戻った美裟の手を、アルテがそっと握った。
「美裟さんは。貴女だけは最後までお兄さまと共に在るべきです。何があっても」
「…………ええ」
その手は少しだけ、震えていた。
——
「——じゃあ、武運を祈る」
「うんっ!!」
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