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第7章:地獄の門
第75話 きさらぎとディアナ
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動き出す——と言っても、島が揺れるなどということはない。
ゆっくりと、上昇していくのだ。陽が暮れてから出発したのには訳がある。
夜空に浮かぶ、お月さまが目的地だからだ。
「お。……動いてる動いてる」
これまでは、移動しているとは言え高度は常に保たれていた。だから、この『縦軸』の動きによる景色の変化は、島に居た者なら分かる。
「へぇ、良い景色。アストロノーツだって、EVA以外じゃこんなオープンビューで見たこと無いでしょ。それだって宇宙服越しだし」
きさらぎは屋上の一番天辺で、神奈を抱きながら見ていた。
自分の座っている建物が。島が。
雲を突き抜け。夜空の景色へと突っ込んでいく瞬間を。
「綺麗だね。ね? 神奈」
「……すぅ」
「あちゃ、おねむだ。残念」
見渡す限り、暗黒の海。星々が瞬いて宝石箱のようにきらきらと。地上から大気の層を介して見る夜空とは比べ物にならない、『生』の星空。
「……こんな良い景色の中で。美人のママに抱かれて眠るなんて。今、宇宙で一番贅沢よ、神奈ちゃんたら」
「…………んがっ……」
「あはは! 『んが』って! 『んが』って何? 寝息? 寝言? ちょっとウチの娘が可愛すぎるんだけど!」
神奈を抱く腕を、揺り籠のようにゆらゆらと揺らす。起きる気配は無い。母親の腕の中で、安心しきって熟睡している。
「もう越えた? どこから宇宙? 空気漏れない? ……それで全滅は笑えないよね」
まるで子守唄のように語り掛ける。きさらぎは、この状況に興奮していた。まさか世界と人間と神を恨んだ結果、宇宙へ行くなど思いもよらなかったからだ。
「……ここで最後ね。ありがとう。戻って良いわよ」
「はい。それでは失礼いたします」
「ん?」
そんな会話が、ふと聞こえた。この屋上に来客のようだ。
「……あっ。こんにちは」
「こんにち……いや。もう、こんばんは、かな?」
「えーっと。時間的には、まあこんばんは、ですね。あはは……」
振り返ると、金髪碧眼の少女が居た。アルテやセレネを成長させたような外見。可愛らしい、欧米風の美少女。
「ディアナちゃん、だっけ」
「あ。はい。ディアナ・エバンスです。よろしくお願いします」
ぺこりと頭を下げる。そう言えば挨拶をしていなかったと、きさらぎの方も立ち上がって向き直した。
「佐々原きさらぎ。シングルマザーで、この子は娘の神奈。一応『夜』幹部、かな?」
「あ。そうだったんですね。えっと、きさらぎ、様……」
「様なんてやめてよ。貴女、フミ君達と同じくらい? ちょっと若いか」
「16歳です」
「若っ。良いなあ」
「へ……っ」
「ディアナちゃんは、他の魔女とは違うの?」
「……私は、魔女では無いんです。母が魔女で、魔術を継承しました。だから悪魔と契約はしていない、『魔術師』と名乗っています」
「へえ、そうなんだ。ごめんね。幹部とか言いながら、そういうこと全然知らないんだ」
「いえ。……じゃあ、私がアルテやセレネと姉妹ということは」
「えっ? そうなの? 知らない知らない。どういうこと? 愛月ちゃんたら、フミ君とアルテちゃん達の間にもうひとり設けてたってこと?」
「あっ。いえ。……異母姉妹なんです。アルテ達とは、父親が同じで。私を産んだのは愛月様では無いんです」
「えーっ。そうなんだ。じゃあフミ君とは」
「血縁は無いんです」
「はー。なんか複雑ね。そもそもフミ君とあの双子も父親が違うって話だし。どんな家族なのよ」
「あはは……」
「ほいでさ。誰も彼も美人過ぎない? なんか貴女達の家系。それは何? そもそも愛月ちゃんの血? それとも天使だか悪魔だかの血なの? 私の美人が霞むじゃない」
「あはははは……」
ディアナはきさらぎの勢いにたじろいでしまった。
「(また、タイプの違う人が来たわね……)」
きさらぎも割りと、独特な性格をしている。あの愛月が呼んだ幹部なのだ。基本的に『変人』なのだろう、と考える。
「そう言えば、お兄ちゃ……兄に『姉さん』と呼ばれてましたが、きさらぎさんも血縁が?」
「お兄ちゃんて呼んでるの?」
「! あ。いや……」
少し恥ずかしくなってしまった。きさらぎの前で、文月をそう呼ぶことが。
きさらぎはにやりと笑みを浮かべる。
「へぇ~。なんか良いなあ。お兄ちゃんだって」
「……そうです。お兄ちゃんは、私を『家族』と呼んでくれました。私も、『一員』です」
「…………そう。良かったわね」
ちょっとからかってくる辺りはソフィアみたいだと、ディアナは少しだけ母を思い出した。
「私もね。血縁は無いけど、『家族』認定貰ってるんだ。愛月ちゃんとは姉妹みたいなもんだから、ポジション的にはフミ君の『従姉』ってところかなあ。叔母は絶対嫌だし」
「……従姉、ですか」
「死んだ私のママが昔、愛月ちゃんと師弟関係みたいな感じだったらしくて」
「師弟関係。魔術のですか?」
「いや、女の」
「?」
「お洒落とかお化粧とかって言ってた。愛月ちゃん、父子家庭だったからね」
「……なるほど」
「そのお陰で、堕天使を落としてフミ君を授かったんだって」
「そうなんですか」
きさらぎは、ディアナに近付いていき。
神奈を抱いているため片手ではあるが、その手を取った。
「だから、私達も家族よね」
「!」
きさらぎの顔を見る。
母を思い出してしまうような優しい表情だった。
「嬉しいよね。フミ君に『家族』って言って貰えると」
「…………はい」
「まあそのせいで、『美裟ちゃん一強』になっちゃってるんだけど」
「はい?」
きさらぎはくすくすと笑いを堪える。
「家族だからさ。フミ君は私達を『女』としては見てくれないわけね」
「…………あ」
「ねえ? モテるよねあの子」
「……まあ、あれだけ優しいと……」
「いやあ。何も無ければハーレムも考えたけど。美裟ちゃんが『絶対に許さない』って眼光ヤバいからねえ。フミ君自身もそんな無責任で不誠実なことはできなさそうだし。諦めるしかないなあって」
「…………はぁ……」
「え? ディアナちゃんも狙ってた?」
「……え。いえ……。……少しだけ……」
「あははっ。残念。うふふふ」
「……い、言わないでくださいね。特に美裟ちゃんに知られると」
「言わないわよ。私だって同じだもの。ねえ、何だか仲良くなれそう」
「…………」
文月と同じく。
ここの女性達も、『純粋に優しい男性』に惹かれてしまうような、『そのような』境遇の者達が多いのだ。
きさらぎなどは、簡単に男には靡かないが、文月だけは、あの優しさが下心の含まない『本物である』と明らかに確定している。だから危なかったのだ。
——
「ディアナお嬢様。ここにいらっしゃいましたか」
「? あ、アレックス」
続いてもうひとり、この『展望台』にやってきた。ディアナは彼へ振り返り、返事をする。
「(アレックス……って確か、執事のリーダーだっけ)」
きさらぎはなんとなくの記憶を辿る。
「アルティミシアお嬢様とセレスティーネお嬢様が、ディアナお嬢様とお食事がしたいと。探しておいでです」
「……それに駆り出されたのね。アレックスも大変ね」
「いえいえ。それでは——……」
「(ん)」
アレックスが、視界にきさらぎを捉えて。
一瞬だけ、硬直した。
「こんばんは。アレックス、さん?」
「…………ええ。こんばんは。きさらぎさんも、ご一緒にどうでしょうか」
「うん。私もお腹空いたし。そうしようかな」
顔を見る。
きさらぎはアレックスを注意深く観察した。
「(…………誰だっけ、この人)」
アレックス・アルカディアである。それは知っている。この島に来てから知り合ったのだ。
だが。
「(なんか……引っ掛かるな)」
母さつきがネフィリムで、自分がクォーターならば。父は当然『人間』であり、顔付きから『日本人』であると分かる。
この、明らかに白人である男性に『見覚え』など。ある訳が無いのだが。
「(記憶に無いとするなら、私の1/4の堕天使の血かな……)」
愛月の、側近。右腕とも言える人物。一体どこで知り合ったのか。
実は、美裟も考えたことがある。
いつか話してくれた『愛月の回想』に。
『アレックスが登場していない』のだ。
文月のアパートにて。ステラ・マリス時代から愛月を知っていたような口振りであったにも関わらず。
「(……なんか、違和感)」
きさらぎの心に、もやもやがひとつ発生した。
ゆっくりと、上昇していくのだ。陽が暮れてから出発したのには訳がある。
夜空に浮かぶ、お月さまが目的地だからだ。
「お。……動いてる動いてる」
これまでは、移動しているとは言え高度は常に保たれていた。だから、この『縦軸』の動きによる景色の変化は、島に居た者なら分かる。
「へぇ、良い景色。アストロノーツだって、EVA以外じゃこんなオープンビューで見たこと無いでしょ。それだって宇宙服越しだし」
きさらぎは屋上の一番天辺で、神奈を抱きながら見ていた。
自分の座っている建物が。島が。
雲を突き抜け。夜空の景色へと突っ込んでいく瞬間を。
「綺麗だね。ね? 神奈」
「……すぅ」
「あちゃ、おねむだ。残念」
見渡す限り、暗黒の海。星々が瞬いて宝石箱のようにきらきらと。地上から大気の層を介して見る夜空とは比べ物にならない、『生』の星空。
「……こんな良い景色の中で。美人のママに抱かれて眠るなんて。今、宇宙で一番贅沢よ、神奈ちゃんたら」
「…………んがっ……」
「あはは! 『んが』って! 『んが』って何? 寝息? 寝言? ちょっとウチの娘が可愛すぎるんだけど!」
神奈を抱く腕を、揺り籠のようにゆらゆらと揺らす。起きる気配は無い。母親の腕の中で、安心しきって熟睡している。
「もう越えた? どこから宇宙? 空気漏れない? ……それで全滅は笑えないよね」
まるで子守唄のように語り掛ける。きさらぎは、この状況に興奮していた。まさか世界と人間と神を恨んだ結果、宇宙へ行くなど思いもよらなかったからだ。
「……ここで最後ね。ありがとう。戻って良いわよ」
「はい。それでは失礼いたします」
「ん?」
そんな会話が、ふと聞こえた。この屋上に来客のようだ。
「……あっ。こんにちは」
「こんにち……いや。もう、こんばんは、かな?」
「えーっと。時間的には、まあこんばんは、ですね。あはは……」
振り返ると、金髪碧眼の少女が居た。アルテやセレネを成長させたような外見。可愛らしい、欧米風の美少女。
「ディアナちゃん、だっけ」
「あ。はい。ディアナ・エバンスです。よろしくお願いします」
ぺこりと頭を下げる。そう言えば挨拶をしていなかったと、きさらぎの方も立ち上がって向き直した。
「佐々原きさらぎ。シングルマザーで、この子は娘の神奈。一応『夜』幹部、かな?」
「あ。そうだったんですね。えっと、きさらぎ、様……」
「様なんてやめてよ。貴女、フミ君達と同じくらい? ちょっと若いか」
「16歳です」
「若っ。良いなあ」
「へ……っ」
「ディアナちゃんは、他の魔女とは違うの?」
「……私は、魔女では無いんです。母が魔女で、魔術を継承しました。だから悪魔と契約はしていない、『魔術師』と名乗っています」
「へえ、そうなんだ。ごめんね。幹部とか言いながら、そういうこと全然知らないんだ」
「いえ。……じゃあ、私がアルテやセレネと姉妹ということは」
「えっ? そうなの? 知らない知らない。どういうこと? 愛月ちゃんたら、フミ君とアルテちゃん達の間にもうひとり設けてたってこと?」
「あっ。いえ。……異母姉妹なんです。アルテ達とは、父親が同じで。私を産んだのは愛月様では無いんです」
「えーっ。そうなんだ。じゃあフミ君とは」
「血縁は無いんです」
「はー。なんか複雑ね。そもそもフミ君とあの双子も父親が違うって話だし。どんな家族なのよ」
「あはは……」
「ほいでさ。誰も彼も美人過ぎない? なんか貴女達の家系。それは何? そもそも愛月ちゃんの血? それとも天使だか悪魔だかの血なの? 私の美人が霞むじゃない」
「あはははは……」
ディアナはきさらぎの勢いにたじろいでしまった。
「(また、タイプの違う人が来たわね……)」
きさらぎも割りと、独特な性格をしている。あの愛月が呼んだ幹部なのだ。基本的に『変人』なのだろう、と考える。
「そう言えば、お兄ちゃ……兄に『姉さん』と呼ばれてましたが、きさらぎさんも血縁が?」
「お兄ちゃんて呼んでるの?」
「! あ。いや……」
少し恥ずかしくなってしまった。きさらぎの前で、文月をそう呼ぶことが。
きさらぎはにやりと笑みを浮かべる。
「へぇ~。なんか良いなあ。お兄ちゃんだって」
「……そうです。お兄ちゃんは、私を『家族』と呼んでくれました。私も、『一員』です」
「…………そう。良かったわね」
ちょっとからかってくる辺りはソフィアみたいだと、ディアナは少しだけ母を思い出した。
「私もね。血縁は無いけど、『家族』認定貰ってるんだ。愛月ちゃんとは姉妹みたいなもんだから、ポジション的にはフミ君の『従姉』ってところかなあ。叔母は絶対嫌だし」
「……従姉、ですか」
「死んだ私のママが昔、愛月ちゃんと師弟関係みたいな感じだったらしくて」
「師弟関係。魔術のですか?」
「いや、女の」
「?」
「お洒落とかお化粧とかって言ってた。愛月ちゃん、父子家庭だったからね」
「……なるほど」
「そのお陰で、堕天使を落としてフミ君を授かったんだって」
「そうなんですか」
きさらぎは、ディアナに近付いていき。
神奈を抱いているため片手ではあるが、その手を取った。
「だから、私達も家族よね」
「!」
きさらぎの顔を見る。
母を思い出してしまうような優しい表情だった。
「嬉しいよね。フミ君に『家族』って言って貰えると」
「…………はい」
「まあそのせいで、『美裟ちゃん一強』になっちゃってるんだけど」
「はい?」
きさらぎはくすくすと笑いを堪える。
「家族だからさ。フミ君は私達を『女』としては見てくれないわけね」
「…………あ」
「ねえ? モテるよねあの子」
「……まあ、あれだけ優しいと……」
「いやあ。何も無ければハーレムも考えたけど。美裟ちゃんが『絶対に許さない』って眼光ヤバいからねえ。フミ君自身もそんな無責任で不誠実なことはできなさそうだし。諦めるしかないなあって」
「…………はぁ……」
「え? ディアナちゃんも狙ってた?」
「……え。いえ……。……少しだけ……」
「あははっ。残念。うふふふ」
「……い、言わないでくださいね。特に美裟ちゃんに知られると」
「言わないわよ。私だって同じだもの。ねえ、何だか仲良くなれそう」
「…………」
文月と同じく。
ここの女性達も、『純粋に優しい男性』に惹かれてしまうような、『そのような』境遇の者達が多いのだ。
きさらぎなどは、簡単に男には靡かないが、文月だけは、あの優しさが下心の含まない『本物である』と明らかに確定している。だから危なかったのだ。
——
「ディアナお嬢様。ここにいらっしゃいましたか」
「? あ、アレックス」
続いてもうひとり、この『展望台』にやってきた。ディアナは彼へ振り返り、返事をする。
「(アレックス……って確か、執事のリーダーだっけ)」
きさらぎはなんとなくの記憶を辿る。
「アルティミシアお嬢様とセレスティーネお嬢様が、ディアナお嬢様とお食事がしたいと。探しておいでです」
「……それに駆り出されたのね。アレックスも大変ね」
「いえいえ。それでは——……」
「(ん)」
アレックスが、視界にきさらぎを捉えて。
一瞬だけ、硬直した。
「こんばんは。アレックス、さん?」
「…………ええ。こんばんは。きさらぎさんも、ご一緒にどうでしょうか」
「うん。私もお腹空いたし。そうしようかな」
顔を見る。
きさらぎはアレックスを注意深く観察した。
「(…………誰だっけ、この人)」
アレックス・アルカディアである。それは知っている。この島に来てから知り合ったのだ。
だが。
「(なんか……引っ掛かるな)」
母さつきがネフィリムで、自分がクォーターならば。父は当然『人間』であり、顔付きから『日本人』であると分かる。
この、明らかに白人である男性に『見覚え』など。ある訳が無いのだが。
「(記憶に無いとするなら、私の1/4の堕天使の血かな……)」
愛月の、側近。右腕とも言える人物。一体どこで知り合ったのか。
実は、美裟も考えたことがある。
いつか話してくれた『愛月の回想』に。
『アレックスが登場していない』のだ。
文月のアパートにて。ステラ・マリス時代から愛月を知っていたような口振りであったにも関わらず。
「(……なんか、違和感)」
きさらぎの心に、もやもやがひとつ発生した。
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