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最終章:旅の終着点
第114話 無題(文月)
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「————はっ!」
「わ」
柔らかい光と、暖かい感触がして。
文月は、目を覚ました。
「起きた? よく寝てたよ。お兄ちゃん」
「……ディアナ、ちゃん?」
「もう。『ディアナ』って、呼ぶ約束でしょ?」
「は? …………!?」
覗き込んでいるのが、ディアナで。
自分は彼女の膝で眠っていたのだとすぐに分かり、飛び起きた。
「うおお!」
「わっ。何よ。そんなに寝心地悪かった? 幸せそうに眠ってたけど」
「えっ。…………!?」
外だった。風が吹いている。
ディアナは草原に生える巨木に寄りかかって座っていた。
周りを見回すと、ここが丘の上であることが分かった。だが、見渡す限り草原と森だった。町どころか建物がひとつも無い。
「はい。起こして」
「…………えっ」
ディアナが、座ったまま手を差し出す。未だ整理が付かないまま、手を取って彼女を起こした。
「景色良いよね、ここ」
「………………ディアナちゃん」
「『ディアナ』」
呼ぶと、睨まれた。これまでずっと、『ディアナちゃん』と呼んできたのだが。呼び捨てにする約束などした覚えは無いのだが。
「……ディアナ」
「うふふ。なに? お兄ちゃん」
「……ここはどこだ? 俺は、どうしてこんなところに居るんだ? 母さんや、アルテ達は? 天界は、戦争はどうなったんだ?」
それどころか。
ついさっきまで、『実家』に居た筈だ。歩ける愛月と、翼の無いカエルムと。
「…………うん? なにそれ」
「!」
訊ねたが、ディアナは首を傾げた。
「ここには、お兄ちゃんが来たいって言ったんじゃん。だから私が、魔法で運んであげたのに」
「えっ。移動魔術か」
「魔術? 違うよ魔法。その違いも、魔術なんて存在しないってこともこの間説明したよね? もう」
「!!」
頬を可愛く膨らます彼女の言葉に。違和感を覚える。彼女は魔術師だ。魔法使いではない。『その筈』である。
「アルテって誰? てんかいって何? 何の事を言っているの? お兄ちゃん」
「はぁっ!?」
「わっ」
アルテって誰?
そんな台詞が。
ディアナから出る筈が無い。
「何よ。変な夢でも見たの? 夢と現実も分からなくなっちゃった?」
「…………な」
「まだ眠いなら良いよ? 私の膝はお兄ちゃん専用だからね。いつでもどーぞ?」
「……ぅ……っ」
やはり、何かがおかしい。
そんな。
こんな、『恋人にする』ような表情を、自分へ向ける訳は無い。ディアナが。
「これは、夢なのか…………」
「なにそれ嬉しい。あはは。私もそう思うよ。お兄ちゃんと、ふたりきりで。……こうして」
——
——
——
「——起きろっ!」
「ぐはっ!」
激痛が頭に走り、驚いて飛び上がった。
「いつまでも寝てんじゃないわよクソ野郎!」
「えっ! すまん! …………!?」
反射的に謝ってしまう。それから、周囲を確認する。
部屋だった。あの狭い、文月のアパートだった。
「……美裟?」
「おはよう。もう11時だけどね」
エプロンを着けた美裟が居た。
「掃除できないから早く起きろって言ってんのよ!」
「うごっ!」
放心していると、もう一撃貰う。慌てて布団から這い出て、無意識に洗面台へ向かう。
「…………」
まだ、意味が分からない。顔を洗う水の冷たさも。鏡に映る自分も。
全て、『本物』だと分かる。
だが分からないなりに。
慣れてきた。
「そりゃ授業はお昼からだけど。ぎりぎりまで寝てるのは駄目よ」
「…………あれ」
洗面台には。
自分のものではない歯ブラシがあった。
「…………」
洗濯籠を覗くと。
自分のものではない女物の衣服があった。
玄関を見ると。美裟の靴がいくつもあった。
「何してんの」
「…………なあ美裟」
「何よ」
「お前、ここに住んでるのか?」
背中を蹴られた。
「あたっ!!」
「あんたねえ。ふざけてんじゃないわよ。あんたが。言ったんじゃない」
「……へっ」
慌てて振り向くと、美裟は少しだけ頬を赤くしていた。
「……一緒に住もうって」
「………………そっ……か」
「何よ。昨日あんだけやって、まだ足りないの? どんだけ体力あるのよ」
「えっ。いや…………」
ふと、思い付いた。
美裟ならば。『この』美裟も本物ならば。
信じてくれて、話してみる価値はあると。
「……美裟。ちょっと良いかな」
「どうしたの」
「相談……というか。意味不明なこと言うかもしれないけど」
「言ってみなさい。授業より大切なのね?」
「……ああ。すまん」
「分かったわ」
掃除を、ぴたりと止めて。全てのアンテナを『自分』へと向けてくれた。
やはり、美裟である。そりゃあ一緒に住みたくなるなと、文月は知らない自分に共感した。
——
「…………妹。……悪魔。……組織。天使。魔術……神のルール。えっ。あたし巫女なの? なにその安易な萌え設定みたいな」
いつ、『次』に行くかは分からない。心配そうな顔をした愛月や、とびきりの笑顔を向けてくれたディアナが鮮明に残っている。あの後どうなったのか。いや、それより。
『御座』は。どうなったのか。全く分からない上に、確かめる方法も分からない。
恐らくこの美裟からしたら、意味不明な作り話に聞こえるだろう。
「……ああ。『そこ』から、俺は今さっき、『ここ』へ来た。……と、思う」
普通ならば、『馬鹿じゃないの』で終わりだ。ちょっと長い夢でも見ていたのだと。文月自身、そんな感覚に陥ってくる。
「昨日の晩御飯は?」
「……分からない」
「今日の授業は?」
「知らない。……そもそも大学受験したのか。『俺』は」
「……あたしの好きな体位は?」
「えっ。……◯◯位」
「はっきり言うんじゃないわよ」
「うっ」
文月の頭に軽くチョップを食らわせて。
美裟はふむ、と考える。
「もっと聞かせて。例えば、その『妹さん』のこと」
「……ああ」
文月は話した。アルテとセレネのことを。話し方から、自分の呼び方、性格の違い、魔術について。そしてエピソード。服を買ったり、雪合戦したり、チェスをしたり、お風呂をねだってきたり。
「……あたしにも、懐いてくれてたんだ」
「ああ。セレネから『ミサ姉』って呼ばれてる。アルテからはまだ『美裟さん』だけど、俺達が結婚したからそろそろ『お姉さま』とかに変われば良いな」
「けっ……!」
美裟は驚いて、また顔を赤くした。
「ああ。『こっち』ではまだなのか。まあ学生だからか」
「しっ。したの? 結婚」
「……まあな。今の、『ここ』のお前がどう思ってるかは分からないけど。結婚してくれたよ」
「…………!」
「信じて、くれるか?」
しばらく固まっていた美裟は、深い息をひとつしてから、文月を見た。
「プロポーズにしちゃ回りくどくて超ダサいから。一応理解はしたわよ」
「……ありがとう」
実際はもっとダサいプロポーズだったのだが、それは言わないことにした。
「……あんた、家族が居たのね」
「『こっち』の俺には居ないのか」
「ええ。天涯孤独よ。どこまで調べてもひとりも居なかった。……だから、あたしが家族になってあげようって」
「……そっか。ありがとう」
「も。もう良いわよそれは。あたしも別に……」
『こっち』でも、ふたりは結ばれるようだ。文月は何故か、それが嬉しかった。
「『ここ』があんたの夢なら、あたしはどうなるのよ」
「!」
「また、『どこか』へ行くんでしょ? そしたら、あたしはどうなるの? あんたは消えるの? この世界が消えるの?」
「……分からない」
「…………雪合戦の権利、まだ使ってないのよね」
「えっ。ああ」
「なら。今『あたし』が使っても良いわよね」
「!」
この美裟に、双子達とした雪合戦の記憶は無い。だが。
この美裟も『美裟』である。文月は頷いた。
「『どこ』へ行っても。『あたし』を愛しなさい」
「!」
美裟は。
「その世界に居なくても。あたしに操を立てなさい。会う度に、この話をしなさい」
「えっ」
「そうすれば。『あたし』はいつだって。どんな状況でも。あんたの味方になるから」
「!」
自分への、絶大な『信頼』を持っていた。必ず、どの『美裟』も、文月を愛すると。
奇跡など無くとも。
「分かったわね?」
「ああ」
——
文月が、返事をしたと同時に。
その頭をふらつかせて、倒れた。
「文月?」
「はっ!」
そして、はっと目を覚ます。
「あれ? 美裟?」
「…………」
キョロキョロと見回して、呆けている。
「昨日の晩御飯は?」
「えっ。鱈のムニエルだろ? 美味かった」
「今日の授業は?」
「……あれ、確かヘブライ語だろ。まあ昼から——って、時間過ぎてんじゃん!」
「…………あんたの、妹の名前は?」
「は? 俺に妹なんて居ないって。お前もよく知ってるだろ美裟」
「………………」
美裟は。
「(こいつがこんな下らないことをする訳無い。……『どこか』へ行ったのね。今)」
「おい、どうしたんだよ」
「なんでも無いわよ馬鹿文月。あんたのせいで遅刻してるんだから早く準備しなさい」
「うっ。すまん!」
少しだけ大人びた『文月』も。そんな不思議で吃驚な『世界』と、そこにいる『自分』も。
大変そうだが、楽しそうだなと思った。
「で、『あんた』はいつプロポーズしてくれんの」
「えっ!!」
「わ」
柔らかい光と、暖かい感触がして。
文月は、目を覚ました。
「起きた? よく寝てたよ。お兄ちゃん」
「……ディアナ、ちゃん?」
「もう。『ディアナ』って、呼ぶ約束でしょ?」
「は? …………!?」
覗き込んでいるのが、ディアナで。
自分は彼女の膝で眠っていたのだとすぐに分かり、飛び起きた。
「うおお!」
「わっ。何よ。そんなに寝心地悪かった? 幸せそうに眠ってたけど」
「えっ。…………!?」
外だった。風が吹いている。
ディアナは草原に生える巨木に寄りかかって座っていた。
周りを見回すと、ここが丘の上であることが分かった。だが、見渡す限り草原と森だった。町どころか建物がひとつも無い。
「はい。起こして」
「…………えっ」
ディアナが、座ったまま手を差し出す。未だ整理が付かないまま、手を取って彼女を起こした。
「景色良いよね、ここ」
「………………ディアナちゃん」
「『ディアナ』」
呼ぶと、睨まれた。これまでずっと、『ディアナちゃん』と呼んできたのだが。呼び捨てにする約束などした覚えは無いのだが。
「……ディアナ」
「うふふ。なに? お兄ちゃん」
「……ここはどこだ? 俺は、どうしてこんなところに居るんだ? 母さんや、アルテ達は? 天界は、戦争はどうなったんだ?」
それどころか。
ついさっきまで、『実家』に居た筈だ。歩ける愛月と、翼の無いカエルムと。
「…………うん? なにそれ」
「!」
訊ねたが、ディアナは首を傾げた。
「ここには、お兄ちゃんが来たいって言ったんじゃん。だから私が、魔法で運んであげたのに」
「えっ。移動魔術か」
「魔術? 違うよ魔法。その違いも、魔術なんて存在しないってこともこの間説明したよね? もう」
「!!」
頬を可愛く膨らます彼女の言葉に。違和感を覚える。彼女は魔術師だ。魔法使いではない。『その筈』である。
「アルテって誰? てんかいって何? 何の事を言っているの? お兄ちゃん」
「はぁっ!?」
「わっ」
アルテって誰?
そんな台詞が。
ディアナから出る筈が無い。
「何よ。変な夢でも見たの? 夢と現実も分からなくなっちゃった?」
「…………な」
「まだ眠いなら良いよ? 私の膝はお兄ちゃん専用だからね。いつでもどーぞ?」
「……ぅ……っ」
やはり、何かがおかしい。
そんな。
こんな、『恋人にする』ような表情を、自分へ向ける訳は無い。ディアナが。
「これは、夢なのか…………」
「なにそれ嬉しい。あはは。私もそう思うよ。お兄ちゃんと、ふたりきりで。……こうして」
——
——
——
「——起きろっ!」
「ぐはっ!」
激痛が頭に走り、驚いて飛び上がった。
「いつまでも寝てんじゃないわよクソ野郎!」
「えっ! すまん! …………!?」
反射的に謝ってしまう。それから、周囲を確認する。
部屋だった。あの狭い、文月のアパートだった。
「……美裟?」
「おはよう。もう11時だけどね」
エプロンを着けた美裟が居た。
「掃除できないから早く起きろって言ってんのよ!」
「うごっ!」
放心していると、もう一撃貰う。慌てて布団から這い出て、無意識に洗面台へ向かう。
「…………」
まだ、意味が分からない。顔を洗う水の冷たさも。鏡に映る自分も。
全て、『本物』だと分かる。
だが分からないなりに。
慣れてきた。
「そりゃ授業はお昼からだけど。ぎりぎりまで寝てるのは駄目よ」
「…………あれ」
洗面台には。
自分のものではない歯ブラシがあった。
「…………」
洗濯籠を覗くと。
自分のものではない女物の衣服があった。
玄関を見ると。美裟の靴がいくつもあった。
「何してんの」
「…………なあ美裟」
「何よ」
「お前、ここに住んでるのか?」
背中を蹴られた。
「あたっ!!」
「あんたねえ。ふざけてんじゃないわよ。あんたが。言ったんじゃない」
「……へっ」
慌てて振り向くと、美裟は少しだけ頬を赤くしていた。
「……一緒に住もうって」
「………………そっ……か」
「何よ。昨日あんだけやって、まだ足りないの? どんだけ体力あるのよ」
「えっ。いや…………」
ふと、思い付いた。
美裟ならば。『この』美裟も本物ならば。
信じてくれて、話してみる価値はあると。
「……美裟。ちょっと良いかな」
「どうしたの」
「相談……というか。意味不明なこと言うかもしれないけど」
「言ってみなさい。授業より大切なのね?」
「……ああ。すまん」
「分かったわ」
掃除を、ぴたりと止めて。全てのアンテナを『自分』へと向けてくれた。
やはり、美裟である。そりゃあ一緒に住みたくなるなと、文月は知らない自分に共感した。
——
「…………妹。……悪魔。……組織。天使。魔術……神のルール。えっ。あたし巫女なの? なにその安易な萌え設定みたいな」
いつ、『次』に行くかは分からない。心配そうな顔をした愛月や、とびきりの笑顔を向けてくれたディアナが鮮明に残っている。あの後どうなったのか。いや、それより。
『御座』は。どうなったのか。全く分からない上に、確かめる方法も分からない。
恐らくこの美裟からしたら、意味不明な作り話に聞こえるだろう。
「……ああ。『そこ』から、俺は今さっき、『ここ』へ来た。……と、思う」
普通ならば、『馬鹿じゃないの』で終わりだ。ちょっと長い夢でも見ていたのだと。文月自身、そんな感覚に陥ってくる。
「昨日の晩御飯は?」
「……分からない」
「今日の授業は?」
「知らない。……そもそも大学受験したのか。『俺』は」
「……あたしの好きな体位は?」
「えっ。……◯◯位」
「はっきり言うんじゃないわよ」
「うっ」
文月の頭に軽くチョップを食らわせて。
美裟はふむ、と考える。
「もっと聞かせて。例えば、その『妹さん』のこと」
「……ああ」
文月は話した。アルテとセレネのことを。話し方から、自分の呼び方、性格の違い、魔術について。そしてエピソード。服を買ったり、雪合戦したり、チェスをしたり、お風呂をねだってきたり。
「……あたしにも、懐いてくれてたんだ」
「ああ。セレネから『ミサ姉』って呼ばれてる。アルテからはまだ『美裟さん』だけど、俺達が結婚したからそろそろ『お姉さま』とかに変われば良いな」
「けっ……!」
美裟は驚いて、また顔を赤くした。
「ああ。『こっち』ではまだなのか。まあ学生だからか」
「しっ。したの? 結婚」
「……まあな。今の、『ここ』のお前がどう思ってるかは分からないけど。結婚してくれたよ」
「…………!」
「信じて、くれるか?」
しばらく固まっていた美裟は、深い息をひとつしてから、文月を見た。
「プロポーズにしちゃ回りくどくて超ダサいから。一応理解はしたわよ」
「……ありがとう」
実際はもっとダサいプロポーズだったのだが、それは言わないことにした。
「……あんた、家族が居たのね」
「『こっち』の俺には居ないのか」
「ええ。天涯孤独よ。どこまで調べてもひとりも居なかった。……だから、あたしが家族になってあげようって」
「……そっか。ありがとう」
「も。もう良いわよそれは。あたしも別に……」
『こっち』でも、ふたりは結ばれるようだ。文月は何故か、それが嬉しかった。
「『ここ』があんたの夢なら、あたしはどうなるのよ」
「!」
「また、『どこか』へ行くんでしょ? そしたら、あたしはどうなるの? あんたは消えるの? この世界が消えるの?」
「……分からない」
「…………雪合戦の権利、まだ使ってないのよね」
「えっ。ああ」
「なら。今『あたし』が使っても良いわよね」
「!」
この美裟に、双子達とした雪合戦の記憶は無い。だが。
この美裟も『美裟』である。文月は頷いた。
「『どこ』へ行っても。『あたし』を愛しなさい」
「!」
美裟は。
「その世界に居なくても。あたしに操を立てなさい。会う度に、この話をしなさい」
「えっ」
「そうすれば。『あたし』はいつだって。どんな状況でも。あんたの味方になるから」
「!」
自分への、絶大な『信頼』を持っていた。必ず、どの『美裟』も、文月を愛すると。
奇跡など無くとも。
「分かったわね?」
「ああ」
——
文月が、返事をしたと同時に。
その頭をふらつかせて、倒れた。
「文月?」
「はっ!」
そして、はっと目を覚ます。
「あれ? 美裟?」
「…………」
キョロキョロと見回して、呆けている。
「昨日の晩御飯は?」
「えっ。鱈のムニエルだろ? 美味かった」
「今日の授業は?」
「……あれ、確かヘブライ語だろ。まあ昼から——って、時間過ぎてんじゃん!」
「…………あんたの、妹の名前は?」
「は? 俺に妹なんて居ないって。お前もよく知ってるだろ美裟」
「………………」
美裟は。
「(こいつがこんな下らないことをする訳無い。……『どこか』へ行ったのね。今)」
「おい、どうしたんだよ」
「なんでも無いわよ馬鹿文月。あんたのせいで遅刻してるんだから早く準備しなさい」
「うっ。すまん!」
少しだけ大人びた『文月』も。そんな不思議で吃驚な『世界』と、そこにいる『自分』も。
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「で、『あんた』はいつプロポーズしてくれんの」
「えっ!!」
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