41 / 144
41.1
しおりを挟む
準一は唖然となってそれを見てましたが、あるところではっとしました。姫の整髪を見てる侍女の眼がかなりきつくなってるのです。準一は思いました。
「あれ~ なんであの女、あんなに恨めしそうな眼になってるんだ?」
整髪はあっという間に終了。姫の髪の毛は両耳が出るほど短くなりました。まるで男の子よう。
ちなみに、お側ご用人の侍女の髪もショートですが、マッシュルームのようなボリュームがあり、耳はほぼ完全に隠れてます。
姫は上機嫌。
「あは、これで洗髪が楽になる!」
姫は準一を見て、
「さあ、行こっか!」
準一はちょっとぼーとしてましたが、その姫の言葉に気づき、
「あ、ああ、はい・・・」
と、慌てて反応。
姫と準一が箒に跨りました。2人は侍従長を見て、
「じゃ、行ってきます」
「ああ、待ってください、準一殿!」
侍従長は近くにいた兵に眼で合図を送りました。
「おい!」
「はっ!」
その兵は侍従長にトランシーバーと背中に背負う本体を差し出しました。準一はそれを見て、質問。
「トランシーバー?・・・」
兵は応えます。
「はい。これでいち早く吉報を!」
準一はクスッと笑って、そのセットを受け取りました。
「了解!」
準一はトランシーバーの本体を背負います。
侍従長は姫を見て、
「姫、絶対、絶対生きて帰ってきてください!」
「わかってんわよ!」
2人の足が地面から離れました。次の瞬間、2人が乗った箒が物凄いスピードで飛び始めました。それを見送る侍従長はぽつり。
「姫、ご無事で・・・」
2人を乗せた箒は快調に飛んでます。姫は横目で真後ろの準一を見て、
「どう、私の髪の毛、気にならなくなったでしょ?」
「う~ん、髪の毛切る必要なかったんじゃない? 小さくまとめればよかったじゃん。シニヨンだっけ?」
「いちいち箒に乗る前に髪の毛まとめるなんて大変だよ。こーやって切っちゃった方が早いって」
準一は釈然としてません。自分のせいで姫は大事な王家の伝統を破ってしまったからです。
と、ここで準一の脳裏に新たな疑問が発生したようです。
「ん、そう言えば?・・・」
準一は右手に握ってるトランシーバーを見て、
「これ、ずーっと使ってると中のバッテリーというものが無くなって、使えなくなると思うんだけど?・・・」
姫は応えます。
「バッテリーて電池のことかな? あなたの世界から持ってきた機械でときどき充電してるわよ」
「ええ?」
準一はキャンプなどで使われる軽油で動く小型の発電機を思い浮かべました。
「発電機? 発電機なら燃料が必要なはず・・・ どうやって調達してるんだ、燃料を?」
姫は顎である方向を指差しました。
「ほら、あそこ」
準一がその指示された方向を見ると、そこは草原の丘のようになってるところ。そのてっぺんにギラギラと光る物体があります。どうやら太陽光を反射させてるようです。それを見て準一はびっくり。
「ええ、太陽光パネル?・・・」
姫の説明。
「トランシーバーだっけ? あれ、この世界に持ってきたとき、初めのうちはちゃんと通信できたのに、すぐに使えなくなっちゃったんだ。あなたの世界に戻っていろいと他人に訊いてみたら、原因はすぐにわかった」
「バッテリー切れ?」
「そうそう!」
準一はピーンときました。
「それでオレの世界から太陽光発電機を買ってきたのか?」
「うん、正解!」
準一は感心顔。
「あは。姫は頭いいな」
「どういうこと?」
「電池を買ってくるて手もあるけど、どんなに大量に電池を買ってもいつかは電池が切れちゃうもんね。太陽光パネルで充電するんなら、何度でも再利用できるからね」
「あは、太陽光パネルを使えば何度でも再利用できるって教えてもらったんだ」
「あれ~ なんであの女、あんなに恨めしそうな眼になってるんだ?」
整髪はあっという間に終了。姫の髪の毛は両耳が出るほど短くなりました。まるで男の子よう。
ちなみに、お側ご用人の侍女の髪もショートですが、マッシュルームのようなボリュームがあり、耳はほぼ完全に隠れてます。
姫は上機嫌。
「あは、これで洗髪が楽になる!」
姫は準一を見て、
「さあ、行こっか!」
準一はちょっとぼーとしてましたが、その姫の言葉に気づき、
「あ、ああ、はい・・・」
と、慌てて反応。
姫と準一が箒に跨りました。2人は侍従長を見て、
「じゃ、行ってきます」
「ああ、待ってください、準一殿!」
侍従長は近くにいた兵に眼で合図を送りました。
「おい!」
「はっ!」
その兵は侍従長にトランシーバーと背中に背負う本体を差し出しました。準一はそれを見て、質問。
「トランシーバー?・・・」
兵は応えます。
「はい。これでいち早く吉報を!」
準一はクスッと笑って、そのセットを受け取りました。
「了解!」
準一はトランシーバーの本体を背負います。
侍従長は姫を見て、
「姫、絶対、絶対生きて帰ってきてください!」
「わかってんわよ!」
2人の足が地面から離れました。次の瞬間、2人が乗った箒が物凄いスピードで飛び始めました。それを見送る侍従長はぽつり。
「姫、ご無事で・・・」
2人を乗せた箒は快調に飛んでます。姫は横目で真後ろの準一を見て、
「どう、私の髪の毛、気にならなくなったでしょ?」
「う~ん、髪の毛切る必要なかったんじゃない? 小さくまとめればよかったじゃん。シニヨンだっけ?」
「いちいち箒に乗る前に髪の毛まとめるなんて大変だよ。こーやって切っちゃった方が早いって」
準一は釈然としてません。自分のせいで姫は大事な王家の伝統を破ってしまったからです。
と、ここで準一の脳裏に新たな疑問が発生したようです。
「ん、そう言えば?・・・」
準一は右手に握ってるトランシーバーを見て、
「これ、ずーっと使ってると中のバッテリーというものが無くなって、使えなくなると思うんだけど?・・・」
姫は応えます。
「バッテリーて電池のことかな? あなたの世界から持ってきた機械でときどき充電してるわよ」
「ええ?」
準一はキャンプなどで使われる軽油で動く小型の発電機を思い浮かべました。
「発電機? 発電機なら燃料が必要なはず・・・ どうやって調達してるんだ、燃料を?」
姫は顎である方向を指差しました。
「ほら、あそこ」
準一がその指示された方向を見ると、そこは草原の丘のようになってるところ。そのてっぺんにギラギラと光る物体があります。どうやら太陽光を反射させてるようです。それを見て準一はびっくり。
「ええ、太陽光パネル?・・・」
姫の説明。
「トランシーバーだっけ? あれ、この世界に持ってきたとき、初めのうちはちゃんと通信できたのに、すぐに使えなくなっちゃったんだ。あなたの世界に戻っていろいと他人に訊いてみたら、原因はすぐにわかった」
「バッテリー切れ?」
「そうそう!」
準一はピーンときました。
「それでオレの世界から太陽光発電機を買ってきたのか?」
「うん、正解!」
準一は感心顔。
「あは。姫は頭いいな」
「どういうこと?」
「電池を買ってくるて手もあるけど、どんなに大量に電池を買ってもいつかは電池が切れちゃうもんね。太陽光パネルで充電するんなら、何度でも再利用できるからね」
「あは、太陽光パネルを使えば何度でも再利用できるって教えてもらったんだ」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる