リトルクイーンのいけない魔法(R18+)

のどか

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 準一は唖然となってそれを見てましたが、あるところではっとしました。姫の整髪を見てる侍女の眼がかなりきつくなってるのです。準一は思いました。
「あれ~ なんであのひと、あんなに恨めしそうな眼になってるんだ?」
 整髪はあっという間に終了。姫の髪の毛は両耳が出るほど短くなりました。まるで男の子よう。
 ちなみに、お側ご用人の侍女の髪もショートですが、マッシュルームのようなボリュームがあり、耳はほぼ完全に隠れてます。
 姫は上機嫌。
「あは、これで洗髪が楽になる!」
 姫は準一を見て、
「さあ、行こっか!」
 準一はちょっとぼーとしてましたが、その姫の言葉に気づき、
「あ、ああ、はい・・・」
 と、慌てて反応。
 姫と準一が箒に跨りました。2人は侍従長を見て、
「じゃ、行ってきます」
「ああ、待ってください、準一殿!」
 侍従長は近くにいた兵に眼で合図を送りました。
「おい!」
「はっ!」
 その兵は侍従長にトランシーバーと背中に背負う本体を差し出しました。準一はそれを見て、質問。
「トランシーバー?・・・」
 兵は応えます。
「はい。これでいち早く吉報を!」
 準一はクスッと笑って、そのセットを受け取りました。
「了解!」
 準一はトランシーバーの本体を背負います。
 侍従長は姫を見て、
「姫、絶対、絶対生きて帰ってきてください!」
「わかってんわよ!」
 2人の足が地面から離れました。次の瞬間、2人が乗った箒が物凄いスピードで飛び始めました。それを見送る侍従長はぽつり。
「姫、ご無事で・・・」

 2人を乗せた箒は快調に飛んでます。姫は横目で真後ろの準一を見て、
「どう、私の髪の毛、気にならなくなったでしょ?」
「う~ん、髪の毛切る必要なかったんじゃない? 小さくまとめればよかったじゃん。シニヨンだっけ?」
「いちいち箒に乗る前に髪の毛まとめるなんて大変だよ。こーやって切っちゃった方が早いって」
 準一は釈然としてません。自分のせいで姫は大事な王家ロイヤルファミリーの伝統を破ってしまったからです。
 と、ここで準一の脳裏に新たな疑問が発生したようです。
「ん、そう言えば?・・・」
 準一は右手に握ってるトランシーバーを見て、
「これ、ずーっと使ってると中のバッテリーというものが無くなって、使えなくなると思うんだけど?・・・」
 姫は応えます。
「バッテリーて電池のことかな? あなたの世界から持ってきた機械でときどき充電してるわよ」
「ええ?」
 準一はキャンプなどで使われる軽油で動く小型の発電機を思い浮かべました。
「発電機? 発電機なら燃料が必要なはず・・・ どうやって調達してるんだ、燃料を?」
 姫は顎である方向を指差しました。
「ほら、あそこ」
 準一がその指示された方向を見ると、そこは草原の丘のようになってるところ。そのてっぺんにギラギラと光る物体があります。どうやら太陽光を反射させてるようです。それを見て準一はびっくり。
「ええ、太陽光パネル?・・・」
 姫の説明。
「トランシーバーだっけ? あれ、この世界に持ってきたとき、初めのうちはちゃんと通信できたのに、すぐに使えなくなっちゃったんだ。あなたの世界に戻っていろいと他人ひとに訊いてみたら、原因はすぐにわかった」
「バッテリー切れ?」
「そうそう!」
 準一はピーンときました。
「それでオレの世界から太陽光発電機を買ってきたのか?」
「うん、正解!」
 準一は感心顔。
「あは。姫は頭いいな」
「どういうこと?」
「電池を買ってくるて手もあるけど、どんなに大量に電池を買ってもいつかは電池が切れちゃうもんね。太陽光パネルで充電するんなら、何度でも再利用できるからね」
「あは、太陽光パネルを使えば何度でも再利用できるって教えてもらったんだ」
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