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準一は姫に再び話しかけます。
「姫、実はオレ、輪廻転生の女神様に会ったんだ」
「ええ、じゃ、私たち、輪廻転生できんの?」
「うん」
この発言はウソ。準一は輪廻転生できません。もう1度蘇ることと引き換えに、自分の魂は2度と輪廻転生しない。このまま永久に消滅する。準一は輪廻転生の女神が出したこの条件を呑んだのです。
ま、当の女神はこの約束にあまりこだわってないようですが。
ちなみに、今回準一に許された時間は3分。それが過ぎると準一の魂は消滅します。
大勢の人の中、姫と準一を地上から見ているグラニ。
「いったい何をする気なんだろ、あの2人?・・・」
空中要塞コントロールルーム。モニターに映る姫を抱きかかえ箒に跨った準一。ナルヴィはそれを見て、
「こいつら、いったい何をする気だ?」
ナルヴィの傍にいるこの空中要塞を創った技術者の頭の中は、?がいっぱいに。
「さあ?・・・」
技術者の背後ではオペレーターの兵たちもこの映像を心配顔で見てます。実は彼らは閃光魔法をまったく知らないのです。
2人が乗る箒がUターン。そこで空中に一時停止。準一は眼の前の巨大な空中要塞を見て、
「じゃ、行くよ!」
2人が乗る箒がスタート。ものすごい加速。空中要塞の外壁があっという間に近づいてきました。
いよいよ衝突。箒の先端が外壁に当たる寸前、外壁に丸い穴が開き、2人は空中要塞に突入しました。
空中要塞コントロールルーム。モニターを見ていたナルヴィは慌てます。
「お、おい、あいつら、どこに消えた!?」
姫と準一が乗る箒は次々と隔壁に丸い穴を開け、空中要塞の奥へ奥へと侵入してきます。
姫はつぶやきました。
「あ~あ、私、処女のまま死んじゃうんだ。準一、次の世界で私を見つけたら、あったその日にセックスしようよ」
「あはははは、君が18歳になってたらいいよ」
「ええ、また18?・・・」
2人の行く先が急にまばゆく光りました。
空中要塞コントロールルーム。ナルヴィは立ったまま愕然としてます。
「ああ・・・」
眼の前に姫をお姫様抱っこした準一が立ってるのです。準一の後ろではこの空中要塞を創った技術者やオペレーターをやっていた兵たちが自動ドアを開け、慌てて逃げ出して行きます。
「うわーっ!」
「逃げろーっ!」
それを見てナルヴィは激怒。
「くそーっ、お前ら、逃げるな! 卑怯者ーっ!」
ちなみに、ナルヴィの背後に出入り口はありません。
準一はドスの効いた声で質問します。
「お前がグラニ帝国第2皇子ナルヴィか?」
ナルヴィは腰にぶら下げていた剣を抜き、その切っ先を準一に向けます。
「く、来んなーっ!」
準一は姫に話しかけます。
「姫、今だ! 最期の魔法を使うんだ!」
「うん!」
ナルヴィは剣を振り上げ、準一に突進します。
「ぐぉーっ!」
そのナルヴィの顔を閃光がまばゆく照らしました。そして・・・
ズバァーン! 大轟音。宙に浮いてる空中要塞のど真ん中が大爆発。上からも下からも巨大な炎が噴き出しました。
空中要塞内部では大きな揺れが発生。廊下を駆けていた兵たちは、たまらず転びます。
「うわーっ!」
と、兵たちの背後から巨大な炎が迫ってきました。兵たちはその炎に気づきますが、すでに手遅れでした。次々と炎に包まれていきます。
「うぎゃーっ!」
空中要塞は空中にいることができなくなり、ゆっくりと地上に落下し始めます。それを見て地上のグラニは叫びます。
「お姉ちゃーん!」
空中要塞は湖に落下。バシャーン! 大きく舞い上がった水しぶきが虹を作りました。それを見て兵士たちや市民たちが茫然。中には泣いてる人もいます。
「ああ、女王様・・・」
「女王様はみずからの命と引き換えに、敵軍を葬ったというのか?・・・」
グラニはショックで立っていることができなくなり、ガクンと両ひざを地面に着けました。
「ああ・・・」
そして思いっきり泣き始めました。
「うわーっ!」
「姫、実はオレ、輪廻転生の女神様に会ったんだ」
「ええ、じゃ、私たち、輪廻転生できんの?」
「うん」
この発言はウソ。準一は輪廻転生できません。もう1度蘇ることと引き換えに、自分の魂は2度と輪廻転生しない。このまま永久に消滅する。準一は輪廻転生の女神が出したこの条件を呑んだのです。
ま、当の女神はこの約束にあまりこだわってないようですが。
ちなみに、今回準一に許された時間は3分。それが過ぎると準一の魂は消滅します。
大勢の人の中、姫と準一を地上から見ているグラニ。
「いったい何をする気なんだろ、あの2人?・・・」
空中要塞コントロールルーム。モニターに映る姫を抱きかかえ箒に跨った準一。ナルヴィはそれを見て、
「こいつら、いったい何をする気だ?」
ナルヴィの傍にいるこの空中要塞を創った技術者の頭の中は、?がいっぱいに。
「さあ?・・・」
技術者の背後ではオペレーターの兵たちもこの映像を心配顔で見てます。実は彼らは閃光魔法をまったく知らないのです。
2人が乗る箒がUターン。そこで空中に一時停止。準一は眼の前の巨大な空中要塞を見て、
「じゃ、行くよ!」
2人が乗る箒がスタート。ものすごい加速。空中要塞の外壁があっという間に近づいてきました。
いよいよ衝突。箒の先端が外壁に当たる寸前、外壁に丸い穴が開き、2人は空中要塞に突入しました。
空中要塞コントロールルーム。モニターを見ていたナルヴィは慌てます。
「お、おい、あいつら、どこに消えた!?」
姫と準一が乗る箒は次々と隔壁に丸い穴を開け、空中要塞の奥へ奥へと侵入してきます。
姫はつぶやきました。
「あ~あ、私、処女のまま死んじゃうんだ。準一、次の世界で私を見つけたら、あったその日にセックスしようよ」
「あはははは、君が18歳になってたらいいよ」
「ええ、また18?・・・」
2人の行く先が急にまばゆく光りました。
空中要塞コントロールルーム。ナルヴィは立ったまま愕然としてます。
「ああ・・・」
眼の前に姫をお姫様抱っこした準一が立ってるのです。準一の後ろではこの空中要塞を創った技術者やオペレーターをやっていた兵たちが自動ドアを開け、慌てて逃げ出して行きます。
「うわーっ!」
「逃げろーっ!」
それを見てナルヴィは激怒。
「くそーっ、お前ら、逃げるな! 卑怯者ーっ!」
ちなみに、ナルヴィの背後に出入り口はありません。
準一はドスの効いた声で質問します。
「お前がグラニ帝国第2皇子ナルヴィか?」
ナルヴィは腰にぶら下げていた剣を抜き、その切っ先を準一に向けます。
「く、来んなーっ!」
準一は姫に話しかけます。
「姫、今だ! 最期の魔法を使うんだ!」
「うん!」
ナルヴィは剣を振り上げ、準一に突進します。
「ぐぉーっ!」
そのナルヴィの顔を閃光がまばゆく照らしました。そして・・・
ズバァーン! 大轟音。宙に浮いてる空中要塞のど真ん中が大爆発。上からも下からも巨大な炎が噴き出しました。
空中要塞内部では大きな揺れが発生。廊下を駆けていた兵たちは、たまらず転びます。
「うわーっ!」
と、兵たちの背後から巨大な炎が迫ってきました。兵たちはその炎に気づきますが、すでに手遅れでした。次々と炎に包まれていきます。
「うぎゃーっ!」
空中要塞は空中にいることができなくなり、ゆっくりと地上に落下し始めます。それを見て地上のグラニは叫びます。
「お姉ちゃーん!」
空中要塞は湖に落下。バシャーン! 大きく舞い上がった水しぶきが虹を作りました。それを見て兵士たちや市民たちが茫然。中には泣いてる人もいます。
「ああ、女王様・・・」
「女王様はみずからの命と引き換えに、敵軍を葬ったというのか?・・・」
グラニはショックで立っていることができなくなり、ガクンと両ひざを地面に着けました。
「ああ・・・」
そして思いっきり泣き始めました。
「うわーっ!」
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