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第10章 侵略者を撃つな!
侵略者を撃つな! 120
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ユラン岡崎は戦う武器を持ってません。おまけに相手は筋骨隆々。まともに殴り合ったら一方的にボコボコにされてしまいそう。
危険を感じたユラン岡崎は慌てて振り返り、逃げようとします。が、
「お、おい、ちょっと待てよ!」
すみれの父親の呼びかけに、ユラン岡崎はドキッとして立ち止まりました。
「お前、エイリアンだろ!?」
その質問にユラン岡崎は反射的に応えました。
「ああ」
「あは、なんだ、日本語がわかるのか?
ラッキーだなあ、お前。オレは今日、実の娘と十数年ぶりに逢ったんだ。だからとってもいい気分なんだ。助けてやるよ」
ユラン岡崎はびっくり。
「え?」
すみれの父親は身近にあった地球人の死体から上着をとりました。
「ちょっと血がついてんが、使えるだろ?」
すみれの父親はその上着をユラン岡崎につきつけました。
「これを着るんだ!」
びっくりするユラン岡崎。
「え?」
「地球人に化けるんだよ!」
ユラン岡崎はちょっと考え、了解、礼を言いました。
「あ、ありがとう!」
「礼を言うならオレの娘に言ってくれ。オレの娘はすみれて言うんだ。どうだ、可憐な名前だろ?」
こんなところで娘自慢。けど、ユラン岡崎は唖然とする時間はありません。とりあえず応えました。
「ああ・・・」
すみれの父親は振り返り、
「じゃあな」
と言って、行ってしまいました。
現在のユラン岡崎。
「オレは渡された服を着て地球人に化け、その場をやり過ごした。オレはあの人にとんでもない借りを作っちまった。オレはそのまま地球人になり、この星に棲みつくことにした。
オレは真面目に働いた。一生懸命に働いた。オレはこの星の片隅になんとか生きている宇宙人だが、ユミル星人に占領されてる母星と比べたら天国だった。
けど、母星を忘れることはできなかった。母星に帰りたい。なんとしても帰りたい! そんな思いが日々募って行った・・・
そんなある日、今から半年前だったかな? 突然オレの眼の前に見知らぬ男が現れた。そいつはオレと同じリンドブルム星人だった。
そいつの話だと、別の惑星を侵略するために集められたリントブルム星人が反乱を起こし、丸ごと宇宙傭兵部隊ヴィーヴルに入隊したらしい。
そこでリントブルム星人たちは目覚ましい活躍を見せ、それを認めてくれたヴィーヴルは、惑星リントブルム独立に手を貸してくれることになったと言った。
オレはそれを聞いて舞い上がりたい気分になった。そしてオレもその独立戦争に参加したいと懇願した。もちろん応えはOKだった。
けど、なかなか迎えは来なかった。どうやらリンドブルム星人が参戦してる戦争が思った以上に長引いてるようだった。
だが、定期的に伝わってくる情報だと、その戦争は終結間近。あともう少し、あともう少しで独立戦争に参加できる。オレは期待に胸を弾ませて行った。
そんなときだった。バイトの帰りだったな・・・」
半繁華街半住宅街て感じの通りを歩くユラン岡崎。服装的にはふつーの地球人。かつらや付けヒゲなどの変装はありません。時刻は夜10時くらいか? と、突然ユラン岡崎に声がかかりました。
「お、おい、お前?・・・」
ユラン岡崎がその声の方を向くと、そこには自転車に跨った男性の姿が。
「お前、生きてたのか?・・・」
現在。ユラン岡崎は押さえつけられているすみれ隊員を見て、
「君のお父さんと街で偶然再開したんだよ」
ユラン岡崎の記憶の続き。すみれの父親は自転車を降りると、笑いながら語りかけてきました。それを聞いてユラン岡崎は顔を赤らめました。
「え、ええ、まあ・・・」
危険を感じたユラン岡崎は慌てて振り返り、逃げようとします。が、
「お、おい、ちょっと待てよ!」
すみれの父親の呼びかけに、ユラン岡崎はドキッとして立ち止まりました。
「お前、エイリアンだろ!?」
その質問にユラン岡崎は反射的に応えました。
「ああ」
「あは、なんだ、日本語がわかるのか?
ラッキーだなあ、お前。オレは今日、実の娘と十数年ぶりに逢ったんだ。だからとってもいい気分なんだ。助けてやるよ」
ユラン岡崎はびっくり。
「え?」
すみれの父親は身近にあった地球人の死体から上着をとりました。
「ちょっと血がついてんが、使えるだろ?」
すみれの父親はその上着をユラン岡崎につきつけました。
「これを着るんだ!」
びっくりするユラン岡崎。
「え?」
「地球人に化けるんだよ!」
ユラン岡崎はちょっと考え、了解、礼を言いました。
「あ、ありがとう!」
「礼を言うならオレの娘に言ってくれ。オレの娘はすみれて言うんだ。どうだ、可憐な名前だろ?」
こんなところで娘自慢。けど、ユラン岡崎は唖然とする時間はありません。とりあえず応えました。
「ああ・・・」
すみれの父親は振り返り、
「じゃあな」
と言って、行ってしまいました。
現在のユラン岡崎。
「オレは渡された服を着て地球人に化け、その場をやり過ごした。オレはあの人にとんでもない借りを作っちまった。オレはそのまま地球人になり、この星に棲みつくことにした。
オレは真面目に働いた。一生懸命に働いた。オレはこの星の片隅になんとか生きている宇宙人だが、ユミル星人に占領されてる母星と比べたら天国だった。
けど、母星を忘れることはできなかった。母星に帰りたい。なんとしても帰りたい! そんな思いが日々募って行った・・・
そんなある日、今から半年前だったかな? 突然オレの眼の前に見知らぬ男が現れた。そいつはオレと同じリンドブルム星人だった。
そいつの話だと、別の惑星を侵略するために集められたリントブルム星人が反乱を起こし、丸ごと宇宙傭兵部隊ヴィーヴルに入隊したらしい。
そこでリントブルム星人たちは目覚ましい活躍を見せ、それを認めてくれたヴィーヴルは、惑星リントブルム独立に手を貸してくれることになったと言った。
オレはそれを聞いて舞い上がりたい気分になった。そしてオレもその独立戦争に参加したいと懇願した。もちろん応えはOKだった。
けど、なかなか迎えは来なかった。どうやらリンドブルム星人が参戦してる戦争が思った以上に長引いてるようだった。
だが、定期的に伝わってくる情報だと、その戦争は終結間近。あともう少し、あともう少しで独立戦争に参加できる。オレは期待に胸を弾ませて行った。
そんなときだった。バイトの帰りだったな・・・」
半繁華街半住宅街て感じの通りを歩くユラン岡崎。服装的にはふつーの地球人。かつらや付けヒゲなどの変装はありません。時刻は夜10時くらいか? と、突然ユラン岡崎に声がかかりました。
「お、おい、お前?・・・」
ユラン岡崎がその声の方を向くと、そこには自転車に跨った男性の姿が。
「お前、生きてたのか?・・・」
現在。ユラン岡崎は押さえつけられているすみれ隊員を見て、
「君のお父さんと街で偶然再開したんだよ」
ユラン岡崎の記憶の続き。すみれの父親は自転車を降りると、笑いながら語りかけてきました。それを聞いてユラン岡崎は顔を赤らめました。
「え、ええ、まあ・・・」
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