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第一章 無能とヴァネッサと召喚獣
第23話 働くということ
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使用人が煎れてくれたお茶っぽい飲み物で一息つく。
脅し文句とは裏腹にヴァネッサの回答は誠実だった。今思いつく限りの疑問はほぼ解消できたと言っていい。
ただし彼女の答えが正しいとすれば、もはやこの現実を受け入れるほか無くなる。
ここは異世界だと。俺の知る世界ではないと。
ウィンター王に魔法を見せられ、召喚魔法で犬が現れ、それでもなお一縷の望みにかけていた。
壮大な箱庭実験の被験者に選ばれたのではないかと。遅くとも1週間後には日本の自宅に戻れる、そんな淡い期待が根底にあった。
もう無理かもしれん。
ヴァネッサの言葉と俺の想像、どちらを信じるかと言えば前者になる。半日と一緒に過ごしていないが、彼女が嘘をつくとは思えない。
つまり俺が彼女を信じる以上、ここは異世界ということになる。
「………………」
マジか。
「…………あー」
まじか。
「………」
それにしたって。
完全に"ぼくがかんがえた異世界"だろう。ゴブリンはいるわ魔法はあるわ言葉は通じるわ。
ご都合主義にも程がある。俺が考えた異世界なら魔法無し魔物無し言葉は通じず訳も分からず強制労働最後は過労からの肺炎で死去だ。
「………………」
まぁ。
こうして俺たちが"ヒト"として生きていること自体、奇跡みたいなものだ。こんな世界があってもおかしくはないか。
ないかなぁ。
お茶を口に含む。
ヴァネッサを見ると既に容器は空になっていた。
「さて。明日からだが午前は私にくれ。午後は自由にしていい」
「召喚魔法についてご教授いただけるのでしょうか」
「そうではない。私が指南するのは魔法以外だ」
「そうなると召喚魔法はどなたに聞けばよいでしょう」
「聞く相手などいない。自己で研究を進めろ。何事も試行錯誤から歴史が生まれる」
「はぁ」
そうだろうとは思っていたが、黒魔族領に召喚魔法の使い手はいないようだ。更には世界中を探してもいない雰囲気がある。
剣や火魔法とは違い、シード限定のユニーク魔法なのかもしれない。
サンプルの少なさは成長の阻害となる。当初は喜んだが、今となっては何故召喚魔法が授けられたのか甚だ疑問だ。俺も火魔法が良かった。
「ヴァネッサさんは召喚魔法を使えない、そうですね?」
「ああ」
「では、なぜ―――——」
言葉は続かなかった。一瞬にして彼女が顔を寄せてきたからだ。
キスかヘッドバッドか、当然の恐怖と少々の期待を覚えつつその時を待つ。しかし互いの顔面距離10センチ程度、それ以上は動かない。その代わりに口から声が紡がれた。
「分からないか。ならば貴様に失望するまでだ」
「……っ」
ええぇ。
何事よ。質問しようとしただけなのに滅茶苦茶な恐喝受けたんですけど。
「えぇ、と、わたし……ひいては召喚魔法を守るため、ですか」
何とか言葉を絞り出す。
昨日初対面の女といえ失望されるのは嫌だ。過度な期待は大きなプレッシャーとなるが期待ゼロよりはマシなんだ。
誰からも期待されない人生に何の価値がある。
「……そうだ。王は召喚魔法の可能性に私を賭けた。無駄となる公算が高い未知の魔法に。ゆえに早々と死なれるわけにはいかない。明日からの午前もそのためにある。末に何も残らずとも、私はやり遂げる」
「な、なぜ」
近い。顔が近すぎる。先程から吐息がぶつかっている。
そしてこの距離となって改めて認識する。この人もまたとてつもない美人だと。
その美人が決意のこもった眼で俺に言葉をぶつけてきた。
「それが働くということだ。我々は労働の対価に賃金が発生する。ならば与えられた仕事に責任を持つのが筋。これは嫌だあれは苦手だと言って職務を放棄するなど愚の骨頂だ。貴様もこの世界に召喚された責任を背負え。例えそれが自分の意志ではなかったとしても」
「い、いえす」
恐らく年下であろう女に責任から逃げるなと説法された俺は、内心のビビりを極限まで隠しつつ何とか肯定の意を示した。
ヴァネッサはダメ押しで俺の眼を睨みつけた後、ようやく顔を離してくれた。
ゆっくりと呼吸して脈拍を整える。
今のは何だったんだ。ポジティブに考えるなら彼女なりのエールと取れる。ああ、ネガティブに考えてもエールか。英語は難しい。
「では行く。明日は8時に中庭へ来てくれ。何をやるかはその際に伝える」
そう言うと席を立ち、俺に背を向け歩き出した。
ボーっと見つめていたところ、1つ確認事項を思い出したので背中に話しかけた。
「あの、最後に1つだけ。ドアの修理は私がするべきでしょうか」
遠い昔のように思えるが、今朝ヴァネッサにブチ破られたドアは開放状態のままだ。さすがにノンプライバシーはストレスがたまる。
「工具をお借りできれば何とか……」
「私がやる」
「え」
止める間もなく早足で出て行った。
えーと。
「……………まぁ」
彼女が直してくれるなら、お言葉に甘えようか。
☆☆☆☆
トンチンカンチン。
「…………」
トンチンカンチン。
「…………」
時刻は深夜。室内には工具の音が響き渡る。
正午から開始されたドア修理作業は12時間以上経過しても終わることはなかった。
決して複雑な造りではない。多少手間取ったところで1時間もあれば終わる。
それが12時間。もはや不器用とかそういうレベルに無い。
「あの」
「もうすぐ終わる。気にせず寝てくれ」
それ3時間前にも聞いたんですけど。トンチン五月蠅い中眠れるわけもないし。
「ウゥゥ……」
犬が恨みがましく睨んできた。こいつも騒音で寝れないらしい。
「はぁ……」
この女性が分からなくなってきた。隙が無いと思えばこんなお茶目な部分も出してくるし。完璧でなかったことを喜ぶべきだろうか。
喜ぶべきかな。喜んでおこう。足りない部分は可愛らしさということで。
「ヴァネッサさん」
「大丈夫だ。ここさえ繋がれば……」
「夜番から飲み物をもらってきますよ。何がいいですか」
「え?ああ、マロ茶で頼む」
開放状態の部屋を出る。
とりあえずお茶で心を落ち着かせて、騒音やら時間帯やらで言い包めた後に自室へ戻っていただこう。
最初から自分で修理すると言えばよかった。
脅し文句とは裏腹にヴァネッサの回答は誠実だった。今思いつく限りの疑問はほぼ解消できたと言っていい。
ただし彼女の答えが正しいとすれば、もはやこの現実を受け入れるほか無くなる。
ここは異世界だと。俺の知る世界ではないと。
ウィンター王に魔法を見せられ、召喚魔法で犬が現れ、それでもなお一縷の望みにかけていた。
壮大な箱庭実験の被験者に選ばれたのではないかと。遅くとも1週間後には日本の自宅に戻れる、そんな淡い期待が根底にあった。
もう無理かもしれん。
ヴァネッサの言葉と俺の想像、どちらを信じるかと言えば前者になる。半日と一緒に過ごしていないが、彼女が嘘をつくとは思えない。
つまり俺が彼女を信じる以上、ここは異世界ということになる。
「………………」
マジか。
「…………あー」
まじか。
「………」
それにしたって。
完全に"ぼくがかんがえた異世界"だろう。ゴブリンはいるわ魔法はあるわ言葉は通じるわ。
ご都合主義にも程がある。俺が考えた異世界なら魔法無し魔物無し言葉は通じず訳も分からず強制労働最後は過労からの肺炎で死去だ。
「………………」
まぁ。
こうして俺たちが"ヒト"として生きていること自体、奇跡みたいなものだ。こんな世界があってもおかしくはないか。
ないかなぁ。
お茶を口に含む。
ヴァネッサを見ると既に容器は空になっていた。
「さて。明日からだが午前は私にくれ。午後は自由にしていい」
「召喚魔法についてご教授いただけるのでしょうか」
「そうではない。私が指南するのは魔法以外だ」
「そうなると召喚魔法はどなたに聞けばよいでしょう」
「聞く相手などいない。自己で研究を進めろ。何事も試行錯誤から歴史が生まれる」
「はぁ」
そうだろうとは思っていたが、黒魔族領に召喚魔法の使い手はいないようだ。更には世界中を探してもいない雰囲気がある。
剣や火魔法とは違い、シード限定のユニーク魔法なのかもしれない。
サンプルの少なさは成長の阻害となる。当初は喜んだが、今となっては何故召喚魔法が授けられたのか甚だ疑問だ。俺も火魔法が良かった。
「ヴァネッサさんは召喚魔法を使えない、そうですね?」
「ああ」
「では、なぜ―――——」
言葉は続かなかった。一瞬にして彼女が顔を寄せてきたからだ。
キスかヘッドバッドか、当然の恐怖と少々の期待を覚えつつその時を待つ。しかし互いの顔面距離10センチ程度、それ以上は動かない。その代わりに口から声が紡がれた。
「分からないか。ならば貴様に失望するまでだ」
「……っ」
ええぇ。
何事よ。質問しようとしただけなのに滅茶苦茶な恐喝受けたんですけど。
「えぇ、と、わたし……ひいては召喚魔法を守るため、ですか」
何とか言葉を絞り出す。
昨日初対面の女といえ失望されるのは嫌だ。過度な期待は大きなプレッシャーとなるが期待ゼロよりはマシなんだ。
誰からも期待されない人生に何の価値がある。
「……そうだ。王は召喚魔法の可能性に私を賭けた。無駄となる公算が高い未知の魔法に。ゆえに早々と死なれるわけにはいかない。明日からの午前もそのためにある。末に何も残らずとも、私はやり遂げる」
「な、なぜ」
近い。顔が近すぎる。先程から吐息がぶつかっている。
そしてこの距離となって改めて認識する。この人もまたとてつもない美人だと。
その美人が決意のこもった眼で俺に言葉をぶつけてきた。
「それが働くということだ。我々は労働の対価に賃金が発生する。ならば与えられた仕事に責任を持つのが筋。これは嫌だあれは苦手だと言って職務を放棄するなど愚の骨頂だ。貴様もこの世界に召喚された責任を背負え。例えそれが自分の意志ではなかったとしても」
「い、いえす」
恐らく年下であろう女に責任から逃げるなと説法された俺は、内心のビビりを極限まで隠しつつ何とか肯定の意を示した。
ヴァネッサはダメ押しで俺の眼を睨みつけた後、ようやく顔を離してくれた。
ゆっくりと呼吸して脈拍を整える。
今のは何だったんだ。ポジティブに考えるなら彼女なりのエールと取れる。ああ、ネガティブに考えてもエールか。英語は難しい。
「では行く。明日は8時に中庭へ来てくれ。何をやるかはその際に伝える」
そう言うと席を立ち、俺に背を向け歩き出した。
ボーっと見つめていたところ、1つ確認事項を思い出したので背中に話しかけた。
「あの、最後に1つだけ。ドアの修理は私がするべきでしょうか」
遠い昔のように思えるが、今朝ヴァネッサにブチ破られたドアは開放状態のままだ。さすがにノンプライバシーはストレスがたまる。
「工具をお借りできれば何とか……」
「私がやる」
「え」
止める間もなく早足で出て行った。
えーと。
「……………まぁ」
彼女が直してくれるなら、お言葉に甘えようか。
☆☆☆☆
トンチンカンチン。
「…………」
トンチンカンチン。
「…………」
時刻は深夜。室内には工具の音が響き渡る。
正午から開始されたドア修理作業は12時間以上経過しても終わることはなかった。
決して複雑な造りではない。多少手間取ったところで1時間もあれば終わる。
それが12時間。もはや不器用とかそういうレベルに無い。
「あの」
「もうすぐ終わる。気にせず寝てくれ」
それ3時間前にも聞いたんですけど。トンチン五月蠅い中眠れるわけもないし。
「ウゥゥ……」
犬が恨みがましく睨んできた。こいつも騒音で寝れないらしい。
「はぁ……」
この女性が分からなくなってきた。隙が無いと思えばこんなお茶目な部分も出してくるし。完璧でなかったことを喜ぶべきだろうか。
喜ぶべきかな。喜んでおこう。足りない部分は可愛らしさということで。
「ヴァネッサさん」
「大丈夫だ。ここさえ繋がれば……」
「夜番から飲み物をもらってきますよ。何がいいですか」
「え?ああ、マロ茶で頼む」
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最初から自分で修理すると言えばよかった。
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