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第3話 ツンデレ女子社員を更生させろ
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相原愛は令和商事に勤める26歳のOLである。今回のお話は何処にでもいるちょっと取っ付きにくい女の子をどう更生させるかである。愛の会社にも一人そういう女の子がいた。
佐藤「月下さんちょっとそこの書類取ってくれないか」
月下「嫌です。自分でどうぞ」
佐藤「なんだよ。可愛くないなぁ~顔は可愛いのになぁ~勿体ない」
月下「可愛いとかどうでもいいですよ。仕事に関係ないじゃないですか」
常にこんな調子で周りと衝突を繰り返す彼女は月下萌という名の女性だ。ルックスは人並み以上であり笑うと可愛いらしいが、会社で笑った事はなく仏頂面で何時でも誰であっても対応するので周りから煙たがれ始めているわけだ。新人として入社したばかりで新人歓迎会の席での出来事が強烈だった。
愛「新人の相原愛ちゃん26歳で~す。中途採用で~す。可愛いで~す。Hカップありま~す。諸先輩、同期の皆さん宜しく。はいじゃあ、次、月下さん」
萌「月下萌です。宜しくお願いします」
田中「おい新人ヤル気あんのか?もっとちゃんと自己紹介しろよ。愛ちゃんを見習え」
萌「私は貴方達と仕事以上に馴れ合うつもりはありません。それに相原さんの様な下品な挨拶も出来ませんし、これで役目終えたんで帰らせてもらいます」
比嘉「おい、お前愛ちゃんに失礼だろう。仏頂面しやがってこっち来い」
萌「やめてよ。汚い手で触らないで」
比嘉「何だと。汚いだと」
田中「うっとうしい女だぜ、ホント」
愛「まぁまぁ、皆さん落ち着いて。萌ちゃんも反省してますし」
萌「してませんよ。必要がないでしょ」
愛「じゃあしょうがないなぁ、いくよミ・ラ・ク・ル ショットじゃわ~い」
____バシィーン
萌「いたぃわねなにするのよ」
愛「周りの人の言う事聞かないからでしょう」
萌「私帰る」
そう言うと萌は帰っていた。愛は少し申し訳ない事をしたなぁ~と反省するのだった。
それからというもの廊下で会う度に機嫌の悪そうな顔をされるので愛は何とかしなきゃと思っていた。
すると、チャンスはやって来た。なんと萌は先輩女子社員からいじめられていたそうだ。営業課の女子社員の情報だった。愛は営業課へ向かった。その廊下で口論をしている萌と女子社員を見つけた。
萌「だから、こんな詰まらない事に時間を費やしているんだったら仕事したらどうですか?」
柊「なんで私達がお茶を持って行ってあげたのにそんな態度なの。お礼を言いなさいよ」
深津「まぁまぁ、そんなに怒らなくてもいいじゃない。月下さんも謝りたいのよ。本当は、ねっ、月下さん?」
萌「はい?私は謝る気はないです。悪いのは貴方達ですから」
深津「黙れぇ!!この小童風情がぁ。謝れって言ってんだよ。ほらこうやって頭下げろよ」
萌「やっ、止めて」
愛「先輩方もうその辺で!私この子にちょっとお話があるので借りて行きますね」
深津「待ちなさい。私は謝れって」
愛「うるせぇな!借りるって言ってんだろうがよ!!!」
深津「すっ、すいません。どうぞ」
愛は萌を連れて行くとすぐに萌が手を離した。
萌「誰がこんな事頼んだんですか。余計なお世話よ」
愛「悪かったわね。何時かの事謝りたくて」
萌「何時か?新人歓迎会の時の事ですか。いいですよ謝らなくて」
愛「本当御免なさい。痛かったわよね。大丈夫?」
萌「触らないで。あなた変な趣味でもあるの」
愛「まぁ、変な趣味はいっぱいあるけど」
萌「なんか受け入れづらい人ね」
愛「うぁ~受け入れる人なんていないくせに」
萌「最低。用事なかったら行きますよ。一応礼は言います。社会人ですから」
愛「用事って程でもないけど、仕事終わりでさ」
萌「はい?」
愛「バッテングセンター行かない?」
萌「え?バッテイングセンター?何で?」
愛「いいじゃない。たまにはさハメ外しても」
萌「……分かりました。行きますよ」
愛「じゃあ終わったら会社の前で待ってるから」
そう言うと、愛は総務課へ戻って行った。総務課では君子や優達が談笑して帰り支度をしていた。
優「君子さん丸々してて可愛いですよ」
君子「嫌味じゃないのソレ」
説子「いやかなりイケてますよ。肌年齢10歳ぐらいじゃないですか?」
君子「そうかしらねぇ、なんかテンション上がって来たなぁ。焼肉でも食いに行くか、今日は私の奢りで」
愛「君ちゃん私先に帰りますね。あれ、何か良い事あったの?」
君子「私凄いの。肌年齢若いって気づいたの」
愛「そうだよね。後、君ちゃんタマゴボーロに似てるよ」
君子「うぉぉぉぉ!!そうか私タマゴボーロだったんだ。可愛いなぁ~私。丸々してて」
愛「じゃあ、お先に!」
愛は会社の入り口までやって来た。萌がキョロキョロしながらこっちを見ているようだった。
愛「おまたせ!」
萌「別に待ってませんけど」
愛「じゃあ行こうか?」
愛達は愛の行きつけのバッテイングセンターにやって来た。
愛「じゃあ、私から打つね」
そう言うと、愛は何と160キロのマシーンで連続20発をジャストミートさせた。ウチ5本はホームランのパネルにボールが当たり、愛は1人で大はしゃぎだ。
愛「やったよ~。最高記録達成!」
萌「へぇ~凄いですね。おめでとう御座います」
愛「もっと喜んで!凄いんだぞこれは!!」
萌「何か貰えるんですか?」
愛「聞いてきてあげる」
バッティングセンターのおじさんに聞くと、ホームラン5回で商品券2000円か缶ジュース12缶セットか彼女へのプレゼント用にとライオンの小さなぬいぐるみが景品であった。愛はライオンのぬいぐるみを貰い、萌に手渡した。
萌「私にですか。こんな可愛いの私には似合わないですよ」
愛「そんな事無いって、せっかくだから。ねっ」
萌「要らないですよ。私は一人でいいんです。やっぱり来るべきじゃなかった」
愛「打って行かないの?」
萌「別に興味ありませんし」
萌はライオンのぬいぐるみを愛に返し、帰って行こうとした。その時愛が一言言った。
愛「また逃げるの?」
萌「はい?逃げる?何を言ってるんですか?」
愛「また人の中に全力で入って行かずに逃げていくのね」
萌「私の何を知っているんですか?」
愛「自分が散りゆく所まで全力で生きたことある?」
萌「……」
愛「恥や外聞を捨てた時に初めてすっぴんの自分に出会えるのよ、人は」
萌「何よ偉そうに」
愛「……」
萌「何よまたビンタする?」
愛はその瞬間萌を抱きしめた。萌は少し抵抗したがすぐに大人しくなった。愛は萌の耳元で呟いた。
愛「あなたは若い頃の私に似ているだからほっとけなかったのよ」
萌「しっ、知らないですよそんな事……」
愛「素直が一番よ萌ちゃん!」
萌「もうあったま来た。勝負しましょう愛さん」
それから、愛はもう一度バットを振り、6回ホームランを当てた。萌は160キロでやると言って聞かないのでそのマシーンした所、1回も掠らなかった。
萌「くやしぃ~」
愛「だったらもう一回やる?」
萌「当たり前ですよ。もう1回」
愛「バットを短くもってボールをよく見て」
萌「えっと、バットを短くもってボールをよく見て、振るんだぁ~」
___カキィ~ン
萌「やったぁ~。当たったよ。愛さん当たった凄~い」
愛「やるな、お主。クールビューティー!!」
萌「あははは、私のどこがクールビューティーなんですか」
愛「そうね。あなたは熱いもの持ってんじゃない」
萌「ええと、まぁ、そうですね」
愛「あはは!帰る?」
萌「そうですね。あと私も1発当てたんでライオンのぬいぐるみ下さいね」
愛「最初から素直に言えばいいのよ」
こうして、愛と萌は帰って行った。数日後、社内で急な人事異動があった。
田中「なんでもあの新人歓迎会の時の氷の女王月下萌が総務課に来るらしいぞ」
君子「えぇ、大丈夫なの?まぁいざとなったら愛ちゃん居るしね。大丈夫よね」
祥子「急な人事異動ですからなんか営業部で揉めたんじゃないかな、ねっ、愛ちゃん」
愛「多分それは違うと思うよ。あっ来た」
優「わぁ、可愛い子だ。ツインテールにしてる」
田中「全然前と雰囲気違うじゃねぇか!可愛いぞ、結婚したい」
萌「月下萌と申します。皆様宜しくお願いいたします」
萌は前よりも少し性格が温厚になっていると評判になった。総務課に他の部署から見学に来る男性社員もいるぐらいだ。少しばつが悪そうに萌は愛に話しかけに来た。
萌「これから一緒の部署ですね。宜しくお願いします、愛さん」
愛「宜しくね」
彼女が愛に手渡した湯呑には茶柱が一本立っていた。愛はゆっくりそっと飲むのだった。
佐藤「月下さんちょっとそこの書類取ってくれないか」
月下「嫌です。自分でどうぞ」
佐藤「なんだよ。可愛くないなぁ~顔は可愛いのになぁ~勿体ない」
月下「可愛いとかどうでもいいですよ。仕事に関係ないじゃないですか」
常にこんな調子で周りと衝突を繰り返す彼女は月下萌という名の女性だ。ルックスは人並み以上であり笑うと可愛いらしいが、会社で笑った事はなく仏頂面で何時でも誰であっても対応するので周りから煙たがれ始めているわけだ。新人として入社したばかりで新人歓迎会の席での出来事が強烈だった。
愛「新人の相原愛ちゃん26歳で~す。中途採用で~す。可愛いで~す。Hカップありま~す。諸先輩、同期の皆さん宜しく。はいじゃあ、次、月下さん」
萌「月下萌です。宜しくお願いします」
田中「おい新人ヤル気あんのか?もっとちゃんと自己紹介しろよ。愛ちゃんを見習え」
萌「私は貴方達と仕事以上に馴れ合うつもりはありません。それに相原さんの様な下品な挨拶も出来ませんし、これで役目終えたんで帰らせてもらいます」
比嘉「おい、お前愛ちゃんに失礼だろう。仏頂面しやがってこっち来い」
萌「やめてよ。汚い手で触らないで」
比嘉「何だと。汚いだと」
田中「うっとうしい女だぜ、ホント」
愛「まぁまぁ、皆さん落ち着いて。萌ちゃんも反省してますし」
萌「してませんよ。必要がないでしょ」
愛「じゃあしょうがないなぁ、いくよミ・ラ・ク・ル ショットじゃわ~い」
____バシィーン
萌「いたぃわねなにするのよ」
愛「周りの人の言う事聞かないからでしょう」
萌「私帰る」
そう言うと萌は帰っていた。愛は少し申し訳ない事をしたなぁ~と反省するのだった。
それからというもの廊下で会う度に機嫌の悪そうな顔をされるので愛は何とかしなきゃと思っていた。
すると、チャンスはやって来た。なんと萌は先輩女子社員からいじめられていたそうだ。営業課の女子社員の情報だった。愛は営業課へ向かった。その廊下で口論をしている萌と女子社員を見つけた。
萌「だから、こんな詰まらない事に時間を費やしているんだったら仕事したらどうですか?」
柊「なんで私達がお茶を持って行ってあげたのにそんな態度なの。お礼を言いなさいよ」
深津「まぁまぁ、そんなに怒らなくてもいいじゃない。月下さんも謝りたいのよ。本当は、ねっ、月下さん?」
萌「はい?私は謝る気はないです。悪いのは貴方達ですから」
深津「黙れぇ!!この小童風情がぁ。謝れって言ってんだよ。ほらこうやって頭下げろよ」
萌「やっ、止めて」
愛「先輩方もうその辺で!私この子にちょっとお話があるので借りて行きますね」
深津「待ちなさい。私は謝れって」
愛「うるせぇな!借りるって言ってんだろうがよ!!!」
深津「すっ、すいません。どうぞ」
愛は萌を連れて行くとすぐに萌が手を離した。
萌「誰がこんな事頼んだんですか。余計なお世話よ」
愛「悪かったわね。何時かの事謝りたくて」
萌「何時か?新人歓迎会の時の事ですか。いいですよ謝らなくて」
愛「本当御免なさい。痛かったわよね。大丈夫?」
萌「触らないで。あなた変な趣味でもあるの」
愛「まぁ、変な趣味はいっぱいあるけど」
萌「なんか受け入れづらい人ね」
愛「うぁ~受け入れる人なんていないくせに」
萌「最低。用事なかったら行きますよ。一応礼は言います。社会人ですから」
愛「用事って程でもないけど、仕事終わりでさ」
萌「はい?」
愛「バッテングセンター行かない?」
萌「え?バッテイングセンター?何で?」
愛「いいじゃない。たまにはさハメ外しても」
萌「……分かりました。行きますよ」
愛「じゃあ終わったら会社の前で待ってるから」
そう言うと、愛は総務課へ戻って行った。総務課では君子や優達が談笑して帰り支度をしていた。
優「君子さん丸々してて可愛いですよ」
君子「嫌味じゃないのソレ」
説子「いやかなりイケてますよ。肌年齢10歳ぐらいじゃないですか?」
君子「そうかしらねぇ、なんかテンション上がって来たなぁ。焼肉でも食いに行くか、今日は私の奢りで」
愛「君ちゃん私先に帰りますね。あれ、何か良い事あったの?」
君子「私凄いの。肌年齢若いって気づいたの」
愛「そうだよね。後、君ちゃんタマゴボーロに似てるよ」
君子「うぉぉぉぉ!!そうか私タマゴボーロだったんだ。可愛いなぁ~私。丸々してて」
愛「じゃあ、お先に!」
愛は会社の入り口までやって来た。萌がキョロキョロしながらこっちを見ているようだった。
愛「おまたせ!」
萌「別に待ってませんけど」
愛「じゃあ行こうか?」
愛達は愛の行きつけのバッテイングセンターにやって来た。
愛「じゃあ、私から打つね」
そう言うと、愛は何と160キロのマシーンで連続20発をジャストミートさせた。ウチ5本はホームランのパネルにボールが当たり、愛は1人で大はしゃぎだ。
愛「やったよ~。最高記録達成!」
萌「へぇ~凄いですね。おめでとう御座います」
愛「もっと喜んで!凄いんだぞこれは!!」
萌「何か貰えるんですか?」
愛「聞いてきてあげる」
バッティングセンターのおじさんに聞くと、ホームラン5回で商品券2000円か缶ジュース12缶セットか彼女へのプレゼント用にとライオンの小さなぬいぐるみが景品であった。愛はライオンのぬいぐるみを貰い、萌に手渡した。
萌「私にですか。こんな可愛いの私には似合わないですよ」
愛「そんな事無いって、せっかくだから。ねっ」
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愛「打って行かないの?」
萌「別に興味ありませんし」
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愛「また逃げるの?」
萌「はい?逃げる?何を言ってるんですか?」
愛「また人の中に全力で入って行かずに逃げていくのね」
萌「私の何を知っているんですか?」
愛「自分が散りゆく所まで全力で生きたことある?」
萌「……」
愛「恥や外聞を捨てた時に初めてすっぴんの自分に出会えるのよ、人は」
萌「何よ偉そうに」
愛「……」
萌「何よまたビンタする?」
愛はその瞬間萌を抱きしめた。萌は少し抵抗したがすぐに大人しくなった。愛は萌の耳元で呟いた。
愛「あなたは若い頃の私に似ているだからほっとけなかったのよ」
萌「しっ、知らないですよそんな事……」
愛「素直が一番よ萌ちゃん!」
萌「もうあったま来た。勝負しましょう愛さん」
それから、愛はもう一度バットを振り、6回ホームランを当てた。萌は160キロでやると言って聞かないのでそのマシーンした所、1回も掠らなかった。
萌「くやしぃ~」
愛「だったらもう一回やる?」
萌「当たり前ですよ。もう1回」
愛「バットを短くもってボールをよく見て」
萌「えっと、バットを短くもってボールをよく見て、振るんだぁ~」
___カキィ~ン
萌「やったぁ~。当たったよ。愛さん当たった凄~い」
愛「やるな、お主。クールビューティー!!」
萌「あははは、私のどこがクールビューティーなんですか」
愛「そうね。あなたは熱いもの持ってんじゃない」
萌「ええと、まぁ、そうですね」
愛「あはは!帰る?」
萌「そうですね。あと私も1発当てたんでライオンのぬいぐるみ下さいね」
愛「最初から素直に言えばいいのよ」
こうして、愛と萌は帰って行った。数日後、社内で急な人事異動があった。
田中「なんでもあの新人歓迎会の時の氷の女王月下萌が総務課に来るらしいぞ」
君子「えぇ、大丈夫なの?まぁいざとなったら愛ちゃん居るしね。大丈夫よね」
祥子「急な人事異動ですからなんか営業部で揉めたんじゃないかな、ねっ、愛ちゃん」
愛「多分それは違うと思うよ。あっ来た」
優「わぁ、可愛い子だ。ツインテールにしてる」
田中「全然前と雰囲気違うじゃねぇか!可愛いぞ、結婚したい」
萌「月下萌と申します。皆様宜しくお願いいたします」
萌は前よりも少し性格が温厚になっていると評判になった。総務課に他の部署から見学に来る男性社員もいるぐらいだ。少しばつが悪そうに萌は愛に話しかけに来た。
萌「これから一緒の部署ですね。宜しくお願いします、愛さん」
愛「宜しくね」
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