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詫び石12つ目【ガチャ単発SSR・獣人族】
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「……え?」
今、彼女はなんと言った……?
「だ、だから……あんた達を、私のチームメンバーになっ、してあげる! って、言ってるのよ!!」
「チームメンバーに……?」
急にそんな提案をされて、
「本当!?」
「!?」
「ありがとう、とっても助かるよ!! ねっ、ルロちゃん!!」
「はいっ!!」
「えっ……」
そう――……これ以上ないほどとっても助かる。
まさに地獄に仏、渡りに船、日照りに雨、俺にルロちゃん。
喜びのまま勢いよく両手を握ると、女性団員は俺を見上げたまま口を開けてぽかんとする。
「ちょうど3人目が見つからなくて困り果ててたんだ!! 嬉しいよ!!」
「なっ、」
しかし、それも数秒。
彼女はハッとした様子で俺の両手を振り払うと、人差し指で鎖骨あたりを連打してきた。
1撃ごとに『-0』と空中に表記されるこれはダメージ値だろうか。
「かっ、勘違いしないで! 私があんた達のチームに入るんじゃないわ! あんた達が、私のチームに入っ……入れて! あげるの! 私がこき使ってやる立場なの! つまりチームリーダーは私よ!!」
「うん、いいよ! よろしく、リーダー! ほらルロちゃん、今日から彼女がリーダーだ」
「よろしくお願いします!」
「なんっ……!? もっと引き下がりなさいよ!!」
「……? だって、俺達はギルドに関してもチームを作った後どうすればいいかも全く詳しくないし、俺がリーダーになるより君に任せた方が頼りになりそうだ。ルロちゃんに良くしてくれていた所も見てるから信頼できる。理にかなってるよ」
「!?」
途端に女性団員は攻撃(?)の手を止め後ずさる。
その拍子にフードがはらりと落ちて、ようやく素顔があらわになった。
……の、だが。
「ば、バカじゃないの……私より遥かに実力のあるあんたがリーダーになった方が良いに決まってるじゃない……」
「は? 可愛い……」
顔を真っ赤にして小さな声でそう言った彼女の頭には獣のような耳が2つ生えており、心とリンクしているのかぺたりと力なく倒れてしまっている。
肩まで伸びた金色の髪は太陽で染めたかのごとくキラキラと輝き、肌が白いせいか頬の朱色がさらに映える。
「もしかして、獣人族……?」
「そ、そうよ!! 文句ある!?」
「文句? とんでもない……俺は今、神に感謝しているところだよ」
「かんしゃ……?」
俺を映す大きな緑の瞳が美しすぎて一瞬めまいがした。
「こんなに可愛い子と巡り合わせてくれてありがとうございます。圧倒的感謝だ」
「にゃっ!?」
にゃ……? びっくりした、可愛さで心臓が止まるかと思った。
猫の獣人族なのだろうか。
「改めてよろしく、リーダー」
「……あ、アイル……」
「うん?」
「……リーダー、じゃなくて、名前……アイル=プシナ……アイル、って、呼んで……」
「可愛さの暴力か……?」
名前:アイル=プシナ
性別:おんな
レベル:22/999
種族:獣人族(ネコ科)
状態異常:魅了
今、彼女はなんと言った……?
「だ、だから……あんた達を、私のチームメンバーになっ、してあげる! って、言ってるのよ!!」
「チームメンバーに……?」
急にそんな提案をされて、
「本当!?」
「!?」
「ありがとう、とっても助かるよ!! ねっ、ルロちゃん!!」
「はいっ!!」
「えっ……」
そう――……これ以上ないほどとっても助かる。
まさに地獄に仏、渡りに船、日照りに雨、俺にルロちゃん。
喜びのまま勢いよく両手を握ると、女性団員は俺を見上げたまま口を開けてぽかんとする。
「ちょうど3人目が見つからなくて困り果ててたんだ!! 嬉しいよ!!」
「なっ、」
しかし、それも数秒。
彼女はハッとした様子で俺の両手を振り払うと、人差し指で鎖骨あたりを連打してきた。
1撃ごとに『-0』と空中に表記されるこれはダメージ値だろうか。
「かっ、勘違いしないで! 私があんた達のチームに入るんじゃないわ! あんた達が、私のチームに入っ……入れて! あげるの! 私がこき使ってやる立場なの! つまりチームリーダーは私よ!!」
「うん、いいよ! よろしく、リーダー! ほらルロちゃん、今日から彼女がリーダーだ」
「よろしくお願いします!」
「なんっ……!? もっと引き下がりなさいよ!!」
「……? だって、俺達はギルドに関してもチームを作った後どうすればいいかも全く詳しくないし、俺がリーダーになるより君に任せた方が頼りになりそうだ。ルロちゃんに良くしてくれていた所も見てるから信頼できる。理にかなってるよ」
「!?」
途端に女性団員は攻撃(?)の手を止め後ずさる。
その拍子にフードがはらりと落ちて、ようやく素顔があらわになった。
……の、だが。
「ば、バカじゃないの……私より遥かに実力のあるあんたがリーダーになった方が良いに決まってるじゃない……」
「は? 可愛い……」
顔を真っ赤にして小さな声でそう言った彼女の頭には獣のような耳が2つ生えており、心とリンクしているのかぺたりと力なく倒れてしまっている。
肩まで伸びた金色の髪は太陽で染めたかのごとくキラキラと輝き、肌が白いせいか頬の朱色がさらに映える。
「もしかして、獣人族……?」
「そ、そうよ!! 文句ある!?」
「文句? とんでもない……俺は今、神に感謝しているところだよ」
「かんしゃ……?」
俺を映す大きな緑の瞳が美しすぎて一瞬めまいがした。
「こんなに可愛い子と巡り合わせてくれてありがとうございます。圧倒的感謝だ」
「にゃっ!?」
にゃ……? びっくりした、可愛さで心臓が止まるかと思った。
猫の獣人族なのだろうか。
「改めてよろしく、リーダー」
「……あ、アイル……」
「うん?」
「……リーダー、じゃなくて、名前……アイル=プシナ……アイル、って、呼んで……」
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