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私は私の家族を守ります。1
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「我々は、ベルお嬢様をお迎えに上がりました。
お母上が亡くなられたと聞いた、貴女のお父上であられるクレメリス伯爵様のご命令です。
着いてきていただきます。」
あぁ、本当に来たのね?
でも、行くわけないでしょ?
私達、ずーっと放置されていたのよ?
お屋敷で働いていた平民のお母さんと愛し合ったとかで3人も子供を作っておいて、貴族の奥さんを迎えないといけないからとか訳分からない理屈を並べて放置よ?放置。
そんな父親と今更過ごしたいと思う?
しかも、他の兄弟は無視して私だけを連れていくとか言われて、お父さんに会えるの嬉しいとか思える?
それで着いていく人間がいるのなら...それはただの馬鹿でしょ?
そんなことも分からないの?
偉そうにしているくせに!
「私達に父親はおりません。
母からは、末っ子を生んだ頃には死んだのだと聞いております。
どうぞ、帰ってください。」
「お姉ちゃん...。」
「ねね。」
大丈夫よ?お姉ちゃんに任せておきなさい。
こんなクズ共、私達の大切な家からさっさと追い出してやるわ!
でも、もう少し怒らせてからね?
「ベルお嬢様、そういう訳にはいきません。
我々は、貴女のお父上から命じられております。」
「ハァー、貴方達は、この光景を見ても分からないのですか?」
「何がでしょう?」
あ、これはいい感じに苛ついてるわ。
使者として来たお2人共、口許がひくついているみたいだけど...大丈夫?
10歳になったばかりの、しかも庶子の小娘に馬鹿にされたとか感じて、怒りたいのを我慢しているのかしら?
実際に怒りたいのは私達の方ですけどね?
まぁ、思惑通りに進んでいるし今は言及しませんけどね。
「お2人は、私達の母が亡くなったから私を迎えに来たとおっしゃいましたよね?
けれど、貴方達が迎えに来るべきだったのは私だけではなく、ここにいる3人です。」
「ですが、旦那様からはベルお嬢様のみを...と言われております。」
どう見てもあのクソ親父の血縁なのに、よくもまぁ......そっか、命令聞くしか脳が無いんだもんね。
使者として来たのが、この馬鹿共じゃあ仕方ないよ。
そろそろ十分に魔力が溜まったかな?
ではでは、追い出してしまいましょーう!
「そうですか...では、お帰りください。
ああ、貴方達の旦那様とやらにお伝えください。
私達は、たとえ血の繋がりがあろうとも一度も会ったことも無ければ名前すら聞いたことも無い、母を無理矢理に囲った上に裏切った貴方を父親とは思っておりませんので...と。」
「は?」
「ではでは、声を揃えて唱えましょう!」
「「「""強制転移""!!」""きょーしぇいちぇんい""!!」」
別に皆で唱える必要は無いけど、リルもクリスも唱えたそうにしていたから...皆一緒がいいもんね!
まぁ、クリスの滑舌はまだ3歳だもの、ご愛嬌と言うことで...。
使者のお2人、陣が輝いたことで気付いたらしくギョッとしてるけどもさようなら。
どうしても私達を引き取りたいと言うのなら、もっとマシな条件を持ってきてくださいね?
まぁ、あの自分が可愛いだけの女には無理だと思うけど。
*
お母上が亡くなられたと聞いた、貴女のお父上であられるクレメリス伯爵様のご命令です。
着いてきていただきます。」
あぁ、本当に来たのね?
でも、行くわけないでしょ?
私達、ずーっと放置されていたのよ?
お屋敷で働いていた平民のお母さんと愛し合ったとかで3人も子供を作っておいて、貴族の奥さんを迎えないといけないからとか訳分からない理屈を並べて放置よ?放置。
そんな父親と今更過ごしたいと思う?
しかも、他の兄弟は無視して私だけを連れていくとか言われて、お父さんに会えるの嬉しいとか思える?
それで着いていく人間がいるのなら...それはただの馬鹿でしょ?
そんなことも分からないの?
偉そうにしているくせに!
「私達に父親はおりません。
母からは、末っ子を生んだ頃には死んだのだと聞いております。
どうぞ、帰ってください。」
「お姉ちゃん...。」
「ねね。」
大丈夫よ?お姉ちゃんに任せておきなさい。
こんなクズ共、私達の大切な家からさっさと追い出してやるわ!
でも、もう少し怒らせてからね?
「ベルお嬢様、そういう訳にはいきません。
我々は、貴女のお父上から命じられております。」
「ハァー、貴方達は、この光景を見ても分からないのですか?」
「何がでしょう?」
あ、これはいい感じに苛ついてるわ。
使者として来たお2人共、口許がひくついているみたいだけど...大丈夫?
10歳になったばかりの、しかも庶子の小娘に馬鹿にされたとか感じて、怒りたいのを我慢しているのかしら?
実際に怒りたいのは私達の方ですけどね?
まぁ、思惑通りに進んでいるし今は言及しませんけどね。
「お2人は、私達の母が亡くなったから私を迎えに来たとおっしゃいましたよね?
けれど、貴方達が迎えに来るべきだったのは私だけではなく、ここにいる3人です。」
「ですが、旦那様からはベルお嬢様のみを...と言われております。」
どう見てもあのクソ親父の血縁なのに、よくもまぁ......そっか、命令聞くしか脳が無いんだもんね。
使者として来たのが、この馬鹿共じゃあ仕方ないよ。
そろそろ十分に魔力が溜まったかな?
ではでは、追い出してしまいましょーう!
「そうですか...では、お帰りください。
ああ、貴方達の旦那様とやらにお伝えください。
私達は、たとえ血の繋がりがあろうとも一度も会ったことも無ければ名前すら聞いたことも無い、母を無理矢理に囲った上に裏切った貴方を父親とは思っておりませんので...と。」
「は?」
「ではでは、声を揃えて唱えましょう!」
「「「""強制転移""!!」""きょーしぇいちぇんい""!!」」
別に皆で唱える必要は無いけど、リルもクリスも唱えたそうにしていたから...皆一緒がいいもんね!
まぁ、クリスの滑舌はまだ3歳だもの、ご愛嬌と言うことで...。
使者のお2人、陣が輝いたことで気付いたらしくギョッとしてるけどもさようなら。
どうしても私達を引き取りたいと言うのなら、もっとマシな条件を持ってきてくださいね?
まぁ、あの自分が可愛いだけの女には無理だと思うけど。
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