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第十四章〜『主人公』は駒を前に進める〜
36.魔女の願い
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リラーティナ領を離れたヒカリは数少ない知り合いを尋ねるために、グレゼリオン王国を離れてロギア民主国家へと向かった。知り合いの数で考えればヒカリにとって最もなじみ深い場所と言える。
冠位のほとんどと話したことがあるし、神秘科のレーツェルは特に仲が良い。この状況でも力を貸してくれるはずと考えたのだ。
ただ、ヒカリが最初に会うことになったのは意外な人物であった。
「ヒカリちゃんよね。待ってたわ。」
魔導士ギルドのギルドマスター兼冠位魔導戦闘科。ヴィリデニア・ガトーツィアが、わざわざ賢者の塔の入り口で立って待っていたのだ。
しかも口ぶりからしてヒカリを待っていたようである。
「色々と話したいこともあるだろうけど、とりあえずアタシについて来てちょうだい。」
有無を言わさずにヴィリデニアは歩き出す。ヒカリは反射的にそれについていった。話したことは少ないが、信用できる人物であることは知っているからだ。
直ぐに移動用の大きな魔法陣の上まで二人は移動した。
「手を掴んで。」
ヴィリデニアが差し出した手をヒカリは掴む。すると一瞬の浮遊感の後に景色が切り替わり、上への階層への移動が終わっていた。
だだっ広い空間に一つの円卓と十の椅子だけが置かれている。
「ここは……?」
「賢者の塔第4階、冠位会議場よ。オーディンちゃんにここへ案内するよう言われていたの。」
既にハーヴァーンとアローニアが席について、ミステアがとある席の横で立っている。
「人数は少ないけど、仕方ないわね。今の冠位は欠員が3人もいるんだもの。」
ヴィリデニアも来て冠位級の魔法使いが4人だ。研究以外でこれだけの冠位が集まるのはアルスの戴冠式以来のことである。
珍しい事であると同時に、緊急の事態である事は言わずともわかるだろう。
「ヒカリちゃんはアタシの席の隣に立っていて。ごめんなさいね、座れる席がなくて。」
そう言ってヴィリデニアは自分の席に座った。
「これより賢神議会を始めるわ。議案は魔導神秘科の冠位について。ヒカリちゃんは冠位ではないけれど、関係者だから議会に参加させるようオーディンちゃんから言われているわ。異論のある人は?」
返事はない。それに満足して頷き、再びヴィリデニアは口を開く。
「それなら、アローニアちゃん。説明を頼めるかしら?」
「勿論。魔法によるものではないが、実に興味深い事象だった。進行している研究を中断した甲斐があったというものだ。」
どこからともなく数枚の紙が現れ、それぞれの手元に一枚ずつその紙が飛んでくる。その一枚の紙にはアルスに関する事がビッシリと書かれていた。
「つい昨日、詳しい時間は不明だが太陽が沈む前の昼間。この世の全てのアルス・ウァクラートに関する情報が、パンドラ・ウァクラートに書き換わるという事象が起こった。この事象は一部の者を除き、記憶にまで作用するというとんでもないものだ。」
少し興奮しているのか、早口でアローニアは語り始める。
「これは私のアルスに対する実験データでも同様に起きている。つまりは魔法的な防御はこのスキルに対して、現時点では何の効果も発揮しないということだ。加えて効果範囲は恐らく世界全て。この世界のどこにも、紙の切れ端からでさえもアルス・ウァクラートという存在は消失した。そしてその場所にパンドラという男が入り込んでいる。」
魔法使いは魔法だけでなく、スキルについても研究することが多い。魔法と違って原理は欠片もわからないが、一つのスキルがどれだけの影響力を出せるかは把握している。
その観点から言えば、これはありえない。世界全てを対象に取れるスキル自体が前代未聞なのに、加えて一つの生物の情報を全て書き換えるなんて神の領域だ。
だからこそ冠位はそれを解き明かそうとする。魔法使いの本質は探求者、神秘を知識として取り出すものだ。
「記憶の改竄を受けない人の条件も絞れている。強力なスキルを持つか否か、だ。少なくともスキルを持たない人で記憶を保持している者は確認できていない。魔法使い以外のサンプル数も足りてはいないな。」
アローニアであっても昨日あった出来事について調べ尽くすには時間が足りない。
「しかしそこのハーヴァーンとミステアの記憶を改竄されている以上、この強力なスキルの基準は曖昧だ。これは要検証だろう。」
ハーヴァーンは少しムッとした表情をした。
「細かな部分は手元の紙を確認してくれ。あくまで私の仮説や予想ばかりだが、ないよりは役に立つだろう。」
ヒカリは手元の紙に目を落とすが、あまりに多くの文字がビッシリと書かれているがために見るのを辞めた。
それに何が起きているかはヒカリにとっては2つ目に重要なことだ。1番重要なのはどうやったらこの出来事を解決できるかである。
「……どうでもいい事だ。ラウロの倅がどっちであろうと、俺には関係がない。面倒くさいし冠位も剥奪してしまえばどうだ。」
ハーヴァーンはつまらなそうにそう言う。それを聞くと鬼のような形相でミステアはハーヴァーンを睨みつける。
「巫山戯るな。そのような半端な事で済ませられるか。ヴィリデニアやオーディンまでもが証言している以上、私はこれが真実であることを疑うつもりはない。つまりはパンドラは、神秘科と魔法使い全員に泥を塗ったことになる。必ずその代償を払わせなければならない。」
ミステアとハーヴァーンは互いに睨み合う。
一触即発、今にでも戦いが始まりそうな空気感だ。このレベルの魔法使いの戦闘になれば、余波だけでヒカリは死にかねない。
ただ、それよりも先に魔法陣が動いた。そして魔法陣から1人の少女が現れる。
「――喧嘩をするなら他所でやれ。餓鬼のお守りをする余裕はわしにはない。」
そのピリついた魔力を見て、不機嫌そうにオーディンは言った。そして堂々と歩いて自分の椅子の上に片膝を立てて座る。
「ついさっき、パンドラと話してきた。殺すことはできんかったが収穫はあった。」
それは以前ヒカリが見たオーディンの姿とは大きく異なっていた。穏やかな気配など何一つない、まるで修羅の化身のようなオーラをまとっている。
「これ以上、賢神魔導会を荒らされてはならん。これ以上に冠位を失ってはいけない。わしに協力しろ。アルスを見つけ出し、その後にパンドラという狼藉者を始末する。良いな?」
こうなれば誰もオーディンに逆らうことなどできはしない。数百年にも渡り冠位の席に座り続けるからこそ、この場にいる誰もがオーディンの世話になっている。
そのオーディンが初めて協力を求めたのだ。きっと手伝えば成果に応じたものをくれるだろうし、断る理由なんてありはしない。
「異論がないなら、力を貸してもらうぞ。魔法使いの恐ろしさを教えてやらねばな。」
冠位のほとんどと話したことがあるし、神秘科のレーツェルは特に仲が良い。この状況でも力を貸してくれるはずと考えたのだ。
ただ、ヒカリが最初に会うことになったのは意外な人物であった。
「ヒカリちゃんよね。待ってたわ。」
魔導士ギルドのギルドマスター兼冠位魔導戦闘科。ヴィリデニア・ガトーツィアが、わざわざ賢者の塔の入り口で立って待っていたのだ。
しかも口ぶりからしてヒカリを待っていたようである。
「色々と話したいこともあるだろうけど、とりあえずアタシについて来てちょうだい。」
有無を言わさずにヴィリデニアは歩き出す。ヒカリは反射的にそれについていった。話したことは少ないが、信用できる人物であることは知っているからだ。
直ぐに移動用の大きな魔法陣の上まで二人は移動した。
「手を掴んで。」
ヴィリデニアが差し出した手をヒカリは掴む。すると一瞬の浮遊感の後に景色が切り替わり、上への階層への移動が終わっていた。
だだっ広い空間に一つの円卓と十の椅子だけが置かれている。
「ここは……?」
「賢者の塔第4階、冠位会議場よ。オーディンちゃんにここへ案内するよう言われていたの。」
既にハーヴァーンとアローニアが席について、ミステアがとある席の横で立っている。
「人数は少ないけど、仕方ないわね。今の冠位は欠員が3人もいるんだもの。」
ヴィリデニアも来て冠位級の魔法使いが4人だ。研究以外でこれだけの冠位が集まるのはアルスの戴冠式以来のことである。
珍しい事であると同時に、緊急の事態である事は言わずともわかるだろう。
「ヒカリちゃんはアタシの席の隣に立っていて。ごめんなさいね、座れる席がなくて。」
そう言ってヴィリデニアは自分の席に座った。
「これより賢神議会を始めるわ。議案は魔導神秘科の冠位について。ヒカリちゃんは冠位ではないけれど、関係者だから議会に参加させるようオーディンちゃんから言われているわ。異論のある人は?」
返事はない。それに満足して頷き、再びヴィリデニアは口を開く。
「それなら、アローニアちゃん。説明を頼めるかしら?」
「勿論。魔法によるものではないが、実に興味深い事象だった。進行している研究を中断した甲斐があったというものだ。」
どこからともなく数枚の紙が現れ、それぞれの手元に一枚ずつその紙が飛んでくる。その一枚の紙にはアルスに関する事がビッシリと書かれていた。
「つい昨日、詳しい時間は不明だが太陽が沈む前の昼間。この世の全てのアルス・ウァクラートに関する情報が、パンドラ・ウァクラートに書き換わるという事象が起こった。この事象は一部の者を除き、記憶にまで作用するというとんでもないものだ。」
少し興奮しているのか、早口でアローニアは語り始める。
「これは私のアルスに対する実験データでも同様に起きている。つまりは魔法的な防御はこのスキルに対して、現時点では何の効果も発揮しないということだ。加えて効果範囲は恐らく世界全て。この世界のどこにも、紙の切れ端からでさえもアルス・ウァクラートという存在は消失した。そしてその場所にパンドラという男が入り込んでいる。」
魔法使いは魔法だけでなく、スキルについても研究することが多い。魔法と違って原理は欠片もわからないが、一つのスキルがどれだけの影響力を出せるかは把握している。
その観点から言えば、これはありえない。世界全てを対象に取れるスキル自体が前代未聞なのに、加えて一つの生物の情報を全て書き換えるなんて神の領域だ。
だからこそ冠位はそれを解き明かそうとする。魔法使いの本質は探求者、神秘を知識として取り出すものだ。
「記憶の改竄を受けない人の条件も絞れている。強力なスキルを持つか否か、だ。少なくともスキルを持たない人で記憶を保持している者は確認できていない。魔法使い以外のサンプル数も足りてはいないな。」
アローニアであっても昨日あった出来事について調べ尽くすには時間が足りない。
「しかしそこのハーヴァーンとミステアの記憶を改竄されている以上、この強力なスキルの基準は曖昧だ。これは要検証だろう。」
ハーヴァーンは少しムッとした表情をした。
「細かな部分は手元の紙を確認してくれ。あくまで私の仮説や予想ばかりだが、ないよりは役に立つだろう。」
ヒカリは手元の紙に目を落とすが、あまりに多くの文字がビッシリと書かれているがために見るのを辞めた。
それに何が起きているかはヒカリにとっては2つ目に重要なことだ。1番重要なのはどうやったらこの出来事を解決できるかである。
「……どうでもいい事だ。ラウロの倅がどっちであろうと、俺には関係がない。面倒くさいし冠位も剥奪してしまえばどうだ。」
ハーヴァーンはつまらなそうにそう言う。それを聞くと鬼のような形相でミステアはハーヴァーンを睨みつける。
「巫山戯るな。そのような半端な事で済ませられるか。ヴィリデニアやオーディンまでもが証言している以上、私はこれが真実であることを疑うつもりはない。つまりはパンドラは、神秘科と魔法使い全員に泥を塗ったことになる。必ずその代償を払わせなければならない。」
ミステアとハーヴァーンは互いに睨み合う。
一触即発、今にでも戦いが始まりそうな空気感だ。このレベルの魔法使いの戦闘になれば、余波だけでヒカリは死にかねない。
ただ、それよりも先に魔法陣が動いた。そして魔法陣から1人の少女が現れる。
「――喧嘩をするなら他所でやれ。餓鬼のお守りをする余裕はわしにはない。」
そのピリついた魔力を見て、不機嫌そうにオーディンは言った。そして堂々と歩いて自分の椅子の上に片膝を立てて座る。
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こうなれば誰もオーディンに逆らうことなどできはしない。数百年にも渡り冠位の席に座り続けるからこそ、この場にいる誰もがオーディンの世話になっている。
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