Last tears

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「僕のこと、嫌いになった……の?」
 ドアに手をかけた時だった。後ろから掠れた声が耳に届く。レノはギュッと目を瞑ると、その手をドアから離し、ぎこちなく振り返った。
「何を言い出すんだ、そんなことはない」
 嫌いになるなど、あろうはずがない。
 とんでもない勘違いをしている。けれどもそれはレノ自身が招いてしまった結果だった。どうしてこうも悪い方へと行ってしまうのか。
 この場にいるはずのないリンをロビーで見かけた時から、怖くて仕方なかった。その感情は今も続いている。振り返ったはいいが、リンの姿を、彼の瞳を直視することができなかった。
「なら…どうしてザレルに行ってから、態度が変わったの?」
 リンの言葉が突き刺さる。そうだ、ここ首都ザレルに来た時から何かがおかしくなりはじめていた。ガーソンの言葉が脳内で再生される。
「…どうして僕と、あまり目を合わせなくなったの? やっぱり…、レノは軍人で、……ゼムリアでの生き方の方が合ってたってこと?」
「……違う」
 かろうじて返事を返す。ただ違う、としか言えない。こんな風に問い詰められるのは嫌だった。
 自我を持っているといっても所詮はアンドロイドだ、人間ではない。ただの機械……。 今のこの反応もプログラムが作動しているだけに過ぎないのだ。なんて自分という存在は卑猥で汚らしいものなのか、人間の物まねが上手なただのからくり人形、ただの遊び道具、ただ人間の好奇心を満たす為だけの存在、こんな猿真似しかできない人間に似せて作られた道具などが、人を愛していいのだろうか。
 人間を愛するという資格などはない。愛情という、限られた生命にしか与えられていない特権を機械が取得できるはずもない。
 自らの手で自らを更に落としこむ、けれどもやはりレノはリンを愛していた。愛しくて愛しくて、本当に心から愛しくて、抱きしめてそのまま溶け合って一つになってしまいたいと思ってしまうほどまでに愛していた。
「僕と一緒に生活するのは、あきてしまったから? もう、好きじゃなくなったから?」
「違う! 何を言っているんだ、私はリンを愛している。初めて愛することを知ったんだ、…リンと出会って。だからここ惑星リースまで一緒に逃げてきた」
 気がつけばレノもまた大声を出していた。好きではなくなったのかという疑いをかけられた事が、レノの怒りという感情の銅線に火をつける。
 軍の命令であったとしても、ゼムリア連邦に無理やり連れてきたのはレノであった。
 どんなに憎まれようが、この身を破壊されようが、仕方のないことだった。それでもリンはレノを憎むことなく、逆に信頼を寄せて果てにはレノを愛してくれるようになった。そんなリンにレノもまた純粋で真っ直ぐな自身の感情を表してきたはずである、愛しているという感情を。そしてそこまで想ってくれるようになったリンに深い喜びを感じていた。何よりも大切な人から自身の揺らぎない感情を疑われているような気がして、どうしようもない怒りが増長し続ける。
「負い目を感じただけじゃなくて? 自分のせいであんなことになってしまったから、責任を感じただけで、それで…」
 リン自身の口からレノの感情を否定するような言葉が出てくる。それは許しがたかった。どうして、信じてくれないのか。どうして愛していることを信じてくれない。やはりそれはレノは機械だから、人間ではないから…。
 見透かされているような気がした。
 本当は自我など持っていない、感情を持ち合わせていないただの機械だと。
 否定したかった。けれども、もう自身の中で生まれてしまっている恐ろしい考えは消すことができなくなっていた。
 今の感情すらも本当は全て嘘で、レノという存在はどこにもないのかもしれない。
「…逃げてきて、後悔したんだ。レノは後悔したんだ、だから……」
 苦しくてその場に立っているのがやっとだったレノに、リンが追い討ちをかけた。リンはそんなつもりではなかったのかもしれない。だけど、今のレノには充分すぎるほどの衝撃だった。それまで見れなかったリンを真っ直ぐに見据える。
 目に涙を浮かべて、口を真っ直ぐ横に引いていた。明らかにリンは怒っていた、そして失望の色が伺える。
 レノは真っ直ぐに見つめたまま拳が白くなるまで握りこんだ。
 恐怖という感情のプログラムが暴走を始める。
「……ごめん。僕にはこんなこと言う資格なんて、ないのに……ごめんなさい」
 レノに変化が起こったのを感づいたのか、リンはハッとしたような表情をすると、言いすぎた事に気がついて謝罪の言葉を口にしてきた。リンがそのような事を言う資格などないというのはどういうことなのか。リンが言った言葉はそのまま自分にも当てはまるのかと思い当たる。リンはレノに対して後悔している……。
 その時、何かがレノの中で弾けとんだ。
 もう動き出した感情は止めることはできなかった。止める以前にブレーキもどこかへと消えてしまっている。レノはそのままリンの目の前まで行くと、自身よりも随分と小さく軽い体をいとも簡単に持ち上げて、ベッドの上に手荒に落とした。
「レノっ!?」
 突然のレノの行動に驚いて、リンは咄嗟に名前を呼んだ。そんな様子のリンなどお構いなしに、彼の着ていた衣服を手荒く脱がし始める。
「な、待ってレノ! なに!?」
 強引に上着を脱がされて、一体何が起こっているのか分からないというような声を上げる。そのままシャツのボタンに手をかけると、一つ一つ外していく時間すらも惜しいのか、そのままシャツを強引に左右に引いた。そのせいでシャツのボタンの何個かがはじけ飛ぶ。ここでやっとリンはレノが何をしようとしているのか気がついて暴れ始めた。
「やっ、レノっ…やめっ!」
 リンの上半身を裸にむいて、その上に覆いかぶさるように乗りかかる。この場から逃げようとするリンの力はアンドロイドであるレノからしてみればあまりにもひ弱であった。左手でリンの肩を押さえつけたまま細い首筋に顔をうずめる。首筋から耳へと舌を這わせながら右手でリンのズボンに手をかけた。
「勝手に…決めつけるなっ。確かにザレルに行った時から、私の態度はおかしかったのかもしれない。…だが、リンを愛する気持ちは変わってない」
 最後はリンの耳元で苦しそうに言った。途端にリンの体がビクンと跳ねる。
 今までずっとこうしたくて堪らなかった。リンも自分のことが好きだと聞いてからは余計にその思いは強くなったように思う。
 けれども事を急ぐことは出来なかった。お互いの気持ちを知った夜、あの時のリンの反応を見てからは自身の強い欲望とは逆に体を繋げることは遠く離れていったのだ。だが今はもう、心が張り裂けてしまったレノにとっては、この動き出した手を止める事はできなかった。止める気もなかった。
 先ほどのリンの言葉が何度も突き刺さる。リンをそう思わせるようにさせてしまったのは間違いなくレノだった。けれどもレノはリンの言葉に傷つき、そして激しい欲望にかられた。
 もう後戻りはできない、と頭のどこかに追いやった理性でさえも今のレノに共謀していた。
「やだっ、やめて!」
 既にリンは何も纏わぬ姿にされていた。幼く、まだ十歳そこそこにしか見えないリンの体。生まれた時からひどく貧しい生活を強いられてきていたリンは他の年齢の子達よりもずっと幼く見える。その細い両腕を後ろに回し、脱がしたシャツで縛り付けて自由を奪う。そしてリンの両足を広げるとむき出しになったリンの性器を躊躇することなく口に含んだ。恐怖で小さくなっている性器を舌でしきりに唾液を擦り付けるように舐める。
 途端に悲鳴が部屋の中に響き渡った。リンの嫌がる声はもうレノの耳には届かない。拒絶されても、構わずにこれまでしたくて堪らなかった衝動を欲望のままに吐き出す。リンは自由のきかない体を必死に動かしてレノから逃げようとする。けれどもそんな動きは簡単に封じ込められていた。激しく拒絶されているにも関わらず、性器を愛撫し続けていると次第にレノの口内で硬さを持ち始めていく。心とは真逆に体はレノから与えられる快感に悲しいほど素直に反応していた。
 愛しくて堪らないこのリンの体は、惑星ゼムリアで何度も男達から蹂躙されてきた。リンの辛い過去はレノにとっても狂おしいほどに辛い過去でもある。けれどもそんな黒くおぞましい欲望にまみれた男達と同様にレノもまた、リンに対してこんな情欲を抱いて生活を共にしてきていた。
 取り返しのつかないことをしていた。けれども今はこんなことでしかリンの言葉を、リンの考えている事を封じることができない。リンがレノに対して後悔しているのかもしれない、と思っただけで、身が引き裂かれた。
 泣き叫ぶリンのことなど振り返る余裕もなく、レノは既に完全に反応を見せているリンの性器を強く吸ったり、激しく上下に口を動かしていた。やがて手で押さえつけていた両足に力が入る。突然、リンは大きくその細い腰を浮かせると、泣きながら小刻みに体を震わせた。達してしまっていた。レノの口の中には苦い精液が残っている。それを手のひらに少しだけ出すと残りは飲み込んだ。
 次に何が行われるのか、リンは嫌というほど知っている。驚愕の眼差しがレノに向けられていた。あふれ出す涙。信じられないというような表情を浮かべてレノを凝視している。そんなリンを見て、レノの中で強烈な痛みが走った。けれども、もう後へは引けない。
 手のひらにとった精液で人差し指を濡らす。そして暴れるリンを押さえつけながらもその指を窄みへとあてがった。そこへ触れた途端、リンの両眼が大きく見開かれる。過去の恐怖が交じり合い、泣きながら許しを請い始める。そんなリンの言葉を聞きたくなくて、レノは指を窄みへとあてがったまま、自身の唇でリンの口を塞いだ。
 嫌がり、顔を背けようとするリンの頭を左手で押さえ込み深く深く、舌を差し込んでやる。そして指をゆっくりとリンの中に挿入していった。中は熱く、異物の侵入を阻むかのように固く拒絶している。けれどもレノはその中に強引に差し込んでいった。指が根元まで入り込む。レノは唇を離すと耳や首筋、鎖骨に何度も激しくキスを落とし、時折リンの体を確かめるかのように胸や腹を舐めていく。
 懇願はそれでもまだ続いていて、リンは悲しみとレノに裏切られたという思いのまま逃げられない状況の中で泣き続けていた。レノの指がリンの中で蠢きだす、今まで知らなかったリンの体、急ぐようにその動きはすぐに荒々しいものに変わっていった。直後、再びリンの体が反応で震える。リンの感じる箇所を知ると、すぐにそこばかりを指で責め立てはじめた。気がつけば指は二本に増え、再びリンの性器は再び硬さを取り戻していた。
「お、ねが…レノ、もうやめっ…」
 リンの懇願が耳元で聞こえる。レノは強く眉を眉間に寄せるとまたリンの口を塞いだ。くぐもった声がレノの中に吸収される。そして一度リンの体から手を離すと、自身のズボンを脱いでいた。今まで、これほどまでに熱を感じたことはなかった。自慰という行為は過去に一度だけ行ったことがある。それもまた自我を持つアンドロイドに備わっていた機能であったからだ。だけど、その機能は実験的に一度だけ行っただけであり、それ以降は感じることはなかった。感じる以前にその部分の機能は断絶していたからである。
 欲望のままレノは今まで遮断していた機能を解放し、自身の固く勃ちあがった性器をリンの濡れた窄みに強引に入れ始めた。リンの絶叫が耳を切り裂く。心は痛みで胸が張り裂けそうだった。でもレノはやめることができなくて、まだ受け入れるまでに緩んでいないリンの窄みの中に無理やりに挿入をしていく。包み込むように覆いかぶさりながら、泣き叫ぶリンの頭を必死に抑えて何度も顔にキスをしながら腰を押し進めた。
 根元まで深くリンの中に入り込む。いつしかリンの鳴き声は止んでいて、全身はひどく強張り、ひどく浅い呼吸を繰り返していた。これまで繋がりたくて仕方なかった。リンとこうやって体を合わせて、直接リンの心を、体を確かめたかった。リンに自身の全てを確かめて欲しかった。なのに気がつけば、体は重ね合わせることができても、心は遠く離れて……。
 急に深い悲しみが襲ってくる。レノはそれでも止めることのできなくなってしまった欲望のままに、リンの中で抽挿を繰り返しながら苦しげな表情を浮かべた。
「…愛している。私はリンを愛している、好きなんだ、どうしようもなく好きだ。この体に、心なんていうものは存在しない…。だけど、……本当にリンを愛しているんだ」
 分かって欲しくて、リンに理解して欲しくて苦しそうに思いを言葉に乗せる。レノは狂ってしまったのかもしれなかった。プログラムに異常をきたして自身を制御できない。レノは愛していると言いながら、何度もリンの体に情欲という名のプログラムに従い、何度も貫く。
「ひっ! あっ、やっ!」
 レノの性器が深く挿入される度に、リンは快感を感じる部分が擦られて感じながらも、それでも拒絶していた。もう涙で顔がグチャグチャだった。乱れた黒い髪は汗を掻いている額に纏わりつき、両腕の自由がきかないまま、それでも逃げようと身を捩じらせていた。
「やだ! おねがっ、やめっ…てっ! …レノ! ど…してっ、どうしてこんなっ、あぁ! レノっ」
 レノがこのような行動にでると思いもしていなかったリンは、深く貫かれながらそれでもまだ信じているのか疑問をぶつけてくる。けれどもレノは自身の欲望に身を任せたままであった。ほどなくしてレノはリンの中で達していた。急激にそれまでの熱が冷めていく。同時に深い後悔の念が押し寄せてきて、リンの体の上に顔を埋めた。
「…………どう、して…。私は機械なんだ。どうして、人間として生まれることができなかったんだ…。私のこの感情もプログラムされたものに過ぎない、この感情もただのプログラムで…。でも、こんなに苦しい。なぜだ…」
「…レ、ノ」
 リンを無理やりに抱いてしまって、レノはリンの顔を見ることができずにいた。ただ、小さくて薄い胸に顔を埋めたまま、深い絶望の中を漂うように押し込めてきた感情を吐き出していく。呼吸を繰り返す度に上下する胸、手を当てれば伝わってくる心臓の鼓動、熱を持ち、薄っすらと汗の浮いている肌、全てが本物で、欲してもどんなに欲しても手にいれることのできない本当の肉体。愛しくて、愛しすぎて、悲しみという感情が虚脱感の中で宇宙空間のように広がり続けた。 
「リン、お願いだ。…私を拒まないで、これ以上拒まれれば…私は」
 なんと自分勝手なことを言っているのだろうと、レノは自分でも嫌になるくらい分かりきっている言葉を口にする。強姦したといってもいいこの状況で、レノはリンからゆっくりと離れると、後ろ手に縛っていたシャツを解いた。リンの過去をえぐるようなひどい行いをしておいて、その上でこんなことを言うなんて馬鹿げていた。分かっていながらもまた自分ではどうすることもできない。リンから離れるとベッドの端に座り、そしてうな垂れた。
 少しして布の擦れる音とベッドか微かに軋んでリンが起き上がったことに気がつく。リンはもうレノに対して愛情のかけら一つも持ち合わせてはいないだろう。このまま犯罪者として突き出してもらっても構わなかった。いっそのこと、ここで自らの機械の体を壊してしまえばいいのかもしれない。
「……ノが、レノが離れていくのが怖かった」
 掠れた声で、リンが静かに話し始めた。けれどもレノは顔を上げることができない。
「一人で、あの家にいるのがすごく怖かった。レノがもう戻ってこないんじゃないかと思って。テスと一緒にこの街に来たとき、あの夜、レノの気持ちが分からなくなった。会えて、すごく嬉しかったはずなのに…」
 そこでリンは深く息を吐き出した。これ以上、リンの言葉を聞きたくなかった。でもそんなことなどできなくて、レノはシーツを強く掴んでいた。
「レノが帰ってきて、…その時も、嬉しくてしょうがなかった。だけど、ホテルのときの様子と同じで。嫌われたんじゃないかって思った…。そしたら、レノはそのまま帰ってこなくて、暴動の鎮圧に行ったって聞かされて…。そしたらもう何がなんだかわからなくなって、怖くて、すごく怖くて。レノがいなくなってしまうのが、嫌われるのが、…レノを、失いたくない。だからここまで来たんだ」
 リンの口からは、レノが今犯してしまったひどい過ちに対する非難の声が一向にでてこなかった。
 どうして…、私を責めないんだ。
 僅かに顔をあげて、視線を合わせる。ひどく悲しげな表情を浮かべたリンの姿がそこにはあった。それから、リンの手がスッと伸びてきてレノの頬に触れてくる。
「…後悔したなんて言って、ごめんなさい。僕、他にもとてもひどいこと言ってしまった。…ごめんなさい」
 信じられなかった。ひどいことをしたにも関わらず、リンはレノにキスをしてくる。それまで堪えてきたものが一度に噴出した。熱いものが頬を伝う。これは、あの時にも起こった現象だった。ゼムリア連邦からリンを連れて脱出した時、あの時に落ちた涙。無意識に流れ出た一筋の熱い水滴が流れて落ちていく。
「私は人間じゃない、ただのプログラムされた人の振りをした機械だ…。そんな私でも、リンは本当に…」
 最後の言葉が出てこなくて、咄嗟に強く抱きしめた。まだ恐怖が体を覆いつくしている。その恐怖を完全に振り払うことができない。臆病で情けない自分を叱責しても最後の言葉は出せなかった。
「いいに決まってる、前から言ってるだろう? 僕にはレノが必要なんだっ、レノがなんであろうと僕には関係ない。レノが、好きで…、好きでたまらない…」
「リン…」
 溢れる涙は止まらなくて、リンの背中が濡れた。確かめるかのようにその暖かい肌を手の平で、全身で確かめるかのように何度も強く抱きしめる。
「レノっ…」
「私はひどいことをしてしまった…。リンに対して、人として絶対にやってはならないことをしてしまった。なのに、なぜ…」
「もう、いいから。気にしないで……。僕はレノの苦しみに今まで気付かなかった、だからいいんだ」
「だけど…」
「何も言わないで、分かってる。僕はレノのことを分かっている、だからもういいんだ」
 無理やりに犯して、傷つけてしまったリンの口から出た言葉に自身の犯した罪の深さを思い知る。レノは一層強くリンを抱きしめると、強く目を瞑った。
「愛してる、リン、心から…。私の全てがリンを愛していると叫んでいる。止まらない……、もう私の体が朽ち果てるまでこの想いは止まらない」
「僕も、…愛してる」
 小さくて温かい手がレノの背中に触れた。
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