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第5章
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何もなかったかのように学校では、授業が始まろうとしていた。
いつもと違うことというと、ハルがいないこと。学年集会で校長からあの事件の話があったこと。それと、転入生でカイが戻って来たこと。運よく同じクラスである。でも、あすなの中では恐怖心があった。何かこの先起こるのではないか不安があった。ハルが、そばにいないのは、初めてなのだ。
「カイ、今日からよろしくね。」
「はぁ、久しぶりだな。この学校のどくとくのこの匂い。」
「やだ、何の匂いよ。笑笑。」
「夏休み、俺のおじさんのとこで、アルバイトしない。」
「どんな事するの。」
カイのおじさんは、旅館を経営していた。
「旅館の手伝い。」
「うん。ママに言ってみる。」
「そこで、きっとハルトも、立ち直るにちがいない。」
「ハルのママ、記憶を取り戻したって言ってたから、ハルも行けると思うけど。」
「よし、決まり。夏休み初日から1ヶ月間。」
「わかった。聞いとく。」
今日から、テストが始まる。このテストから1週間後夏休みなのだ。
「今日、私の家に帰り寄る。」
「うん。ついでにハルトのとこに行こうか。」
「うん。」
今日のテストは、2時間で終わった。
ハルトは、母親の病室で母親の回復の速さに喜び、心配して強がって張り詰めていた気持ちがゆるみ腰が抜けた。
「そんなに驚かなくても。」
母は、杖をついて歩いていた。
「何か、昏睡してたせいか、怪我のせいか足が上手くうごかなくてね、杖をついてるけど、リハビリで治るそうよ。がんばるからね。」
「よかった。やっぱり神様っているんたよ。俺がイライラしてカイと殴り合いの喧嘩をしたけど、その後おかん目を覚ましたんだよ。」
悔しいと嬉しいとほっとした瞬間涙が出てた。今まで、我慢してた涙だ。
「ごめんなさい。心配させて。私もがんばるわ、ハルトのおかげでやる気がでたわ。」
「おかん、また来る。夏休みカイの田舎に、バカンスに行くから。」
「よろしく言ってね。ショウジさんにお土産用意させるわね。」
「うん。」
幸せそうにみえるが、ハルトの心のなかは、穴が空いてこわれそうだった。
いつもと違うことというと、ハルがいないこと。学年集会で校長からあの事件の話があったこと。それと、転入生でカイが戻って来たこと。運よく同じクラスである。でも、あすなの中では恐怖心があった。何かこの先起こるのではないか不安があった。ハルが、そばにいないのは、初めてなのだ。
「カイ、今日からよろしくね。」
「はぁ、久しぶりだな。この学校のどくとくのこの匂い。」
「やだ、何の匂いよ。笑笑。」
「夏休み、俺のおじさんのとこで、アルバイトしない。」
「どんな事するの。」
カイのおじさんは、旅館を経営していた。
「旅館の手伝い。」
「うん。ママに言ってみる。」
「そこで、きっとハルトも、立ち直るにちがいない。」
「ハルのママ、記憶を取り戻したって言ってたから、ハルも行けると思うけど。」
「よし、決まり。夏休み初日から1ヶ月間。」
「わかった。聞いとく。」
今日から、テストが始まる。このテストから1週間後夏休みなのだ。
「今日、私の家に帰り寄る。」
「うん。ついでにハルトのとこに行こうか。」
「うん。」
今日のテストは、2時間で終わった。
ハルトは、母親の病室で母親の回復の速さに喜び、心配して強がって張り詰めていた気持ちがゆるみ腰が抜けた。
「そんなに驚かなくても。」
母は、杖をついて歩いていた。
「何か、昏睡してたせいか、怪我のせいか足が上手くうごかなくてね、杖をついてるけど、リハビリで治るそうよ。がんばるからね。」
「よかった。やっぱり神様っているんたよ。俺がイライラしてカイと殴り合いの喧嘩をしたけど、その後おかん目を覚ましたんだよ。」
悔しいと嬉しいとほっとした瞬間涙が出てた。今まで、我慢してた涙だ。
「ごめんなさい。心配させて。私もがんばるわ、ハルトのおかげでやる気がでたわ。」
「おかん、また来る。夏休みカイの田舎に、バカンスに行くから。」
「よろしく言ってね。ショウジさんにお土産用意させるわね。」
「うん。」
幸せそうにみえるが、ハルトの心のなかは、穴が空いてこわれそうだった。
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