現代ダンジョンで成り上がり!

カメ

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64話 フリーパスダンジョン7

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「攻撃くる」

「了解!」

俺と芽依は、ホブゴブリン、アーチャーゴブリン、メイジゴブリン、ウルフ、シルバーウルフ、ブラックウルフに攻撃を仕掛けられていた。

芽依が心眼を使い、敵の居場所を察知すると共に、遠距離からの攻撃をいち早く気づいていたおかげで、苦も無く攻撃を避けていく。

心眼によって、魔物達の攻撃の軌道が分かるんじゃないかという仮定の話は、現実となっていた。

「それにしても、全部で来るなんてワクワクするな!」

「うん、全部倒す」

俺と芽依は固まらず、二手に分かれて魔物を蹂躙していく。

「翔!ダークウルフの攻撃くるよ!」

「ッ!そこか!」

芽依の言葉によって、俺の方に向かってきていたブラックウルフによる闇魔法を避けることが出来た。その攻撃の先を見てみると、ブラックウルフが闇を纏っていた。

(なるほど、その闇のせいでやたら居場所が分かりづらかったのか)

「だが、居場所が分かってしまえば、後はこっちのもんだ!」

俺はすぐさま反転(跳)を使い、ブラックウルフとの距離を詰め、絶殺剣によってその首を刈り取る。

「キャンッ!」

ブラックウルフが可愛い鳴き声でその命を散らした後は、芽依からの指示を聞きつつも、シルバーウルフによる風弾に気をつけながら、魔物をどんどん狩っていく。

「これで最後だ!」

「キャンッ!」

最後にシルバーウルフの首を刈り、今回の戦闘が終了した。

「おつかれ翔」

戦闘が終わった俺に芽依が声を掛けてきた。

「おう、芽依もおつかれ。芽依の声掛け助かった」

「それならよかった」

芽依が嬉しそうにニッと口角を上げながら微笑む。

「それで、どうだ?心眼は使えそうか?」

俺が提案した心眼の使い方について、気になっていたため芽依に聞く。すると、芽依の目が輝き出した。

「凄く良かった!」

「そ、そうか」

こんなに声を出す芽依を見るのは初めてかもな。そんな事を思っていると、話の芽依が続きを話し始める。

「心眼を使って、魔物の攻撃を様にすると、攻撃の軌道や、これからの動きが線や点になって見えたの!」

「ッ!実際に心眼が使えるとは思ったが、そんな風に見えるのか!、、だけど、今の戦いなんて20は軽く超えた魔物がいたろ?その全部の攻撃を読もうとすると、その線や点を見ようとするのは大変じゃないか?」

俺は心眼の新しい使い方の可能性に驚くと共に、その難しさについて指摘した。

「うん、正直まだまだ慣れない。けど、これを使いこなせたら最強になって、お金がっぽり」

そう言って芽依は嬉しそうに笑う。そんな芽依の姿に、俺も釣られて笑ってしまう。

「芽依らしいな。、、、よし、俺も芽依に負けない様に反転の新しい使い方や既存の使い方をもっと上手く使えるように頑張ろう」

「それはダメ、ただでさえ、今の段階でも反転っていうチートとズルいほどの身体能力を持っているのに、これ以上反転の使い方が出てきたら、今度は私が追いつけなくなる」

「、、、、、えー」

よし、と俺が気合いを入れ直していたのだが、芽依の言葉で気合いが抜けてしまった。

「あー、なら一緒に頑張るってのはどうだ?一緒に最強を目指そう、な?それならいいだろ?」

「うん、それならいい」

「そうか、なら2人で最強を目指そうな」

「うん」

そう誓い合った俺達は、その道を歩むために、次の獲物を探すために歩み始める。



「初めは、種類の多い魔物達の連携に戸惑っていたり、気配の読みづらいブラックウルフリの闇魔法によって、戦いづらいことも多かったが、慣れてきたな」

「うん、私は心眼の使い方に慣れてきたのも大きい」

俺と芽依は、2人で最強を目指そうと誓い合ってから、4度目のホブゴブリン、アーチャーゴブリン、メイジゴブリン、ウルフ、シルバーウルフ、ブラックウルフとの戦闘を終えていた。

初めは気配の読みづらかったブラックウルフだったが、何度か戦う中で、明らかに気配が消えている場所の違和感に気づける様になり、不意打ちからの闇魔法を喰らうこともなくなっていた。

結局は高い身体能力とユニークスキルの前に、敵わない敵などいないのかもしれないな。

なんてことを考えている間に、全ての魔物の魔石を拾い終えた。

「ふぅ、やっぱり戦闘時間よりも、魔石を拾う時間の方が長いよな?それに、絶対いくつか拾い忘れているしな」

魔石を拾って、俺の側にきていた芽依に向かって話しかける。

「うん、魔石拾うの面倒臭い。こう、一気にどばーって回収できたら楽なのに」

「そんなことが出来たらいいな」

なんて事を言いながら、15層へと降りる為の階段を探す。

「下層に行くごとに、一層の広さが広くなっていくから、芽依の心眼を使っても探索に時間が掛かってきたな」

「うん、14層でこれなら、もっと深い下層ならどのくらい広いのかな?」

「中には、ダンジョンの中で寝泊まりしながら探索する冒険者もいるって話だし、相当広いんだろうな」

「あっ、こっちから下に繋がる気配を感じる」

雑談をしながら、芽依の心眼によって、下層へと繋がる階段を探していると、お目当ての物を見つける。

「ッ!あった、これが15層への階段か、よし、降りるぞ」

「うん」

俺と芽依は、15層へと足を進めていく。
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