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第1章 【side 敦貴】
31. 未知の快楽への一歩 ② ※
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一度、落ち着くために腰の動きを緩やかにしてみる。不意に皇祐の頬に、涙が伝っていることに気づいた。口は開きっぱなしで、苦しそうにただ呼吸をするだけ。その時点で、敦貴は我に返る。
「ごめん……コウちゃん」
慌てて彼の中から自身を抜こうとした。だけど、皇祐は身体を起こし、敦貴の腰を引き寄せる。
「いいから……」
「でも、コウちゃん辛そうだし……」
「大丈夫……」
呼吸を乱しながら皇祐が言う。その間も、きゅうっと締め付けてくるから、敦貴は彼の中で大きくさせた。しかも煽るように腰を動かして、首に腕を絡めてくる。
「あ、コウちゃ…っ」
腰を上げたり下ろしたり、激しく抜き差しされて、卑猥な音が室内に響き渡る。
腹には、皇祐の硬くなったものが当たっていた。不快感はなかった。逆に、言いようのない高ぶりに心臓が激しく波打つ。
「やば……っ」
射精感が高まってきて、うろたえた。
「そんな…、締めたら、出ちゃう……」
「出して…敦貴…」
頬を染め、艶っぽい吐息を漏らしながら、視線はまっすぐ敦貴に注がれていた。
皇祐を強く抱きしめて腰を揺らせば、彼もきつく抱きしめてくれる。
「コウちゃん……」
敦貴が動くたびベッドがきしみ、皇祐は小刻みに震えながらも合わせるように腰を動かしてきた。
良すぎて、もう耐えるのは無理だった。荒々しく攻め立てるように、突き上げる。
「や…ぁ、ん…、はぁ…っ」
「だめ、イク……っ」
一番奥を深く突いて、勢いよく放った。ドクドクと欲望が流れ出ているのを感じる。コンドームをしていなければ、皇祐の中へ大量に吐き出されていただろう。
力が抜け、皇祐と一緒にベッドに横たわった。
充足感に満たされる。幸せいっぱいのこの気持ちのまま彼を胸に抱いて眠りたい気分だ。
だが、そういうわけにもいかない。溢れ出てしまわないうちに、彼から自身を抜き、コンドームを外してゴミ箱に捨てた。
荒い呼吸は、なかなか落ち着かない。空調が効きすぎというくらい暑くて、全身汗まみれだった。
隣で目を瞑っている皇祐も、胸を上下させて苦しそうに呼吸を繰り返している。
こわごわと彼の頬に指先で触れてみた。
「ごめん……コウちゃん」
慌てて彼の中から自身を抜こうとした。だけど、皇祐は身体を起こし、敦貴の腰を引き寄せる。
「いいから……」
「でも、コウちゃん辛そうだし……」
「大丈夫……」
呼吸を乱しながら皇祐が言う。その間も、きゅうっと締め付けてくるから、敦貴は彼の中で大きくさせた。しかも煽るように腰を動かして、首に腕を絡めてくる。
「あ、コウちゃ…っ」
腰を上げたり下ろしたり、激しく抜き差しされて、卑猥な音が室内に響き渡る。
腹には、皇祐の硬くなったものが当たっていた。不快感はなかった。逆に、言いようのない高ぶりに心臓が激しく波打つ。
「やば……っ」
射精感が高まってきて、うろたえた。
「そんな…、締めたら、出ちゃう……」
「出して…敦貴…」
頬を染め、艶っぽい吐息を漏らしながら、視線はまっすぐ敦貴に注がれていた。
皇祐を強く抱きしめて腰を揺らせば、彼もきつく抱きしめてくれる。
「コウちゃん……」
敦貴が動くたびベッドがきしみ、皇祐は小刻みに震えながらも合わせるように腰を動かしてきた。
良すぎて、もう耐えるのは無理だった。荒々しく攻め立てるように、突き上げる。
「や…ぁ、ん…、はぁ…っ」
「だめ、イク……っ」
一番奥を深く突いて、勢いよく放った。ドクドクと欲望が流れ出ているのを感じる。コンドームをしていなければ、皇祐の中へ大量に吐き出されていただろう。
力が抜け、皇祐と一緒にベッドに横たわった。
充足感に満たされる。幸せいっぱいのこの気持ちのまま彼を胸に抱いて眠りたい気分だ。
だが、そういうわけにもいかない。溢れ出てしまわないうちに、彼から自身を抜き、コンドームを外してゴミ箱に捨てた。
荒い呼吸は、なかなか落ち着かない。空調が効きすぎというくらい暑くて、全身汗まみれだった。
隣で目を瞑っている皇祐も、胸を上下させて苦しそうに呼吸を繰り返している。
こわごわと彼の頬に指先で触れてみた。
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