《異世界》物語~称号が強すぎてヤバい~

たまプラ

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6.クエスト受注

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「ふぅ…」
ふかふかなベッドの上に寝転がり大きなため息を漏らす。
(あぁ~疲れたぁ)
あの後ギルドへ帰り、正式に登録を済ませたわけだが。
いろいろ疲れたな
明日からクエストこなしてランク上げするかぁ
いろいろ考えているうちに睡魔が襲ってきた。
やべぇ瞼重い…








あれからどれだけの時間が経ったのだろう。
ふと目を覚ますと暖かい日差しが差し込んでいた。
下の階ではバタバタとせわしなく人が動きまわったり、大声で話すおっさんの声が響いたりしている。
(………)
まだ意識は覚醒していない。
瞼をこする。
徐々に目が光に慣れ、意識が覚醒する。
とりあえず顔を洗い、身支度を済ませ朝食をとり、クエストをこなす。
そんなながれでいいかなぁ
なんて考えながら、一階へ向かう。
一階へ着くやいなや宿の店主が
「おう、ボウズ起きたか」
と厨房の方から大きな声を飛ばしてくる。
「おはようございます、早速出かけますね」
と、自分でもキモいくらいの爽やかさを醸し出し、宿を後にする。
後ろから、気をつけんだぞ!!
と大声が飛んできた。
朝から元気だなぁ


それから少しして、近くの料理屋で適当に朝食をとる。
以外とこっちの料理の方が口にあうきがすんなぁ
なんでだろ
まあいいか、そんなこと。
と朝食をとり終わり、早速金稼ぎにクエストのあるギルドへ向かうことに。


ギルドへ到着したが、そこまでの道のりでいろいろなものを見ることができた。
市場や謎のお店などなど様々だ。
ギルドの扉前にいると
「やぁ」
クソ爽やか…
あぁ…
後ろを振り向くというまでもなくギルドマスターが立っていた。
「どうしたんだい?扉の前で」
アレンはそういうと
「あぁ、クエストか!そうだ!君にオススメのクエストがあるんだ!」
となぜか知らんがうざいくらいのテンションの高さで肩を組んでくる。
「どんなクエストです?」
聞いてみないことには始まらないし、聞いてからやるかやらないか決めればいいか。
「そうだねぇ、一旦場所を変えようか」
アレンはそういうと中へ歩いてった。
その後に俺をついていく。
中に入ると奥の方へと通され、アレンと2人になる。
「簡単に説明すると人助けなんだけどね」
人助け?
「どうやら不思議そうだね」
アレンは面白そうに俺の方をみる。
だが目は笑っていない。
「とある盗賊が街のこどもや森に捨てられた赤眼のこども達を拉致して、奴隷販売の商人に売っているらしい、その盗賊達を倒すというクエストだよ」
「赤眼?」
ゲーム時代にも聞いたことの無い言葉だったので、つい聞き返してしまった。
「赤眼のこどもというのは母親や父親のどちらかがモンスターに襲われて、体液が体に入ってしまった状態でこどもをつくると稀に生まれてしまう所謂変異体だよ。だからといって人間に害はないし寧ろ人間そのものなんだ。ただ君のように魔力量が普通ではないだけなんだよ」
唯それだけの理由で捨てられるのかよ
ありえねぇ
てか、ゆるせねぇな
「なんで産んだ親は捨てるんだ?」
「ようするに世間体だろうね」
アレンは悲しそうな顔をしてこう続ける。
「産まれた子が赤眼だったら周りからどんな目でみられるかわからない。だったら森に捨てたり、最悪殺してしまう。そういうことなんだ。」
そんな話聞いてた助けないわけない。
「で、どうだい?やるかい?」
「もちろんだ」
俺は真っ直ぐにアレンを見つめる。
アレンも俺を見つめる。
互いに握手する。
「そうだ」
アレンは何かを思い出したように大きなリアクションをとる。
「子供を達を助けた後身寄りのない子達は君に権利が委ねられるよ。その子達をギルドへ渡せば施設に行くし、君が引き取るならば手続きはこちらですますよ。」
と。
わかった、ありがとう。
そう言い残し俺は盗賊がいる洞窟へと向かう。
そしてこの怒りをぶつけてやりたい。

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