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「あ~、眠…」
最近の人手不足に病欠、育休、介護休暇と休んだ人が多くなり連日の残業になった。終電で帰れるならまだマシ。会社に泊まり込んだ日もあった。問題発生時のSEの勤務実態は過酷だ。
僕、奥川亮は中堅から上位とされる大学を卒業。新卒で大手企業の会社に就職して二年目の24歳になったばかりだ。過酷な勤務にも馴れてきたところではあるが。
倦怠感と眠さに目が閉じそうになる。やっと問題解決してひと心地つけ家に帰れる。風呂に入りたい。本当はアパートの小さい風呂ではなく、大きな浴槽がいいが贅沢なことは言わない。
そして、ビールを飲みながら自作の惣菜をつまんで、ゆっくり眠るのだ。今日は金曜日。この土日は完全に休める。アラームはOFFにして、自然に目覚めるまでぐっすり眠りたい。
そのためには、重いこの足を動かして自宅の最寄り駅まで行き着き、部屋に入らなければならないのだ。それなのに…
疲れと眠さに意識を失いそうだ。取引先にも上司にも、怒られて自分のミスでもない問題多々を突き上げられ、もう限界…。休ませてくれ…
「キャン、キャン」
?周りが真っ暗だ何も見えない。今のどこか近くで聞こえた鳴き声は何だろう?
「ウー」 「キャン…ワン…」
ん?今僕は何だこれは?って声に出した気がしたんだけど?聞こえたのは鳴き声。
顔をぶるぶると振って視界を顕にするべく、身体を動かしてみた。ぶんぶん。ブル。モゾモゾ。
「キャン!」
ん?やっぱり、犬の鳴き声だ。僕はどこにいるの?身体を動かして周囲をみると、アスファルトに程近い。地面の上にいる。空を見上げたら、店の看板も電柱も電線も、とても遠い。へ?!何?これ。
「キャン、キャン」
どうしよう。どうなっているの?近くにコンビニの入り口が見えた。ゆっくり歩いてみる。というか、ゆっくりしか進めないのだ。
ガラス戸に映ったのは、宵闇に浮かぶ白いポメラニアン。ポメラニアン!?僕が腕を上げると、ガラス戸に浮かぶポメラニアンの前足も上がった。
「キャン??!」
僕の動きに合わせるようにポメラニアンが動いたぞ。何?この犬、僕なのー!?
「ウー、キャン。クウーン…」
「どうした。飼い主は?ひとりぼっちかい?」
声がして上を見上げた。見知った顔。直属の上司、丹羽さんだ。T大卒で専務の遠戚。29歳ですでに課長、もうすぐ部長になると噂されている人物だ。仕事もできて、めちゃイケメン。ただ、多大なる業務に追われていつも仏頂面で眉間に皺を寄せている。
自分が仕事が出来るから、同僚や部下の不手際や能力不足を許せないたちなのか。仕事のクオリティにはとても厳しくて、何なら部長以上にも噛みつくし、上も仕事が出来る丹羽さんには弱い。言い方がきついわけではなく、真っ当な指摘だから何も言い返せない。またイケメンだが浮いた話一つなく、早朝から深夜まで職場にいるとの評判である。
「クク、クウ~ン?」(丹羽さん、どうしてここに?)
「こんな夜に可愛いコがどうした?」
丹羽さんがすごく優しい顔で膝を折った。こんな顔するんだ!格好良い。丹羽さんは僕をそっと抱いて立ち上がる。すると、少し離れた所に僕の着ていたスーツと仕事用のリュックサックが置いてあるのが見えた。
「クウ、ワン。キャン」(あ!僕の荷物。持って行かないと)
「ん?あれが必要なのか?何だか見覚えがあるような気がするが…」
「キャン、キャ、キャン!クン、クウ~、ウキャン」(あれ、僕の荷物と服です。財布やスマホも入ってます。鍵も!置いて行かないでください!)
「わかったよ。あれを持っていくんだね?何か飼い主に繋がる物かな。事情があるのか…?どちらにしても、夜遅い。このまま置いておく事は出来ないから、うちに連れて行って良いかい?」
「ワン!」(お願いします!)
一人でここに置いて行かれたら、どうしたら良いかわからない。いつ元に戻れるのか、戻れなかったらどうしよう…泣きそうだ。
僕を抱っこした丹羽課長が、僕の荷物を回収してくれて歩き出した。丹羽さんの家はここから近いのかな?職場の近くに住んでいるっていう事かな?
「さ、ここがわが家だ。お入り」
高層マンション。会社から徒歩圏内ならもしかして億ションだろうか。すごい。課長って給料良いのか?ご実家が資産家なのか?
丹羽さんのずっと会社にいる生活状況からはご家族とは住んでいないと思っていたが、その通り一人暮らしのようだ。
広い玄関で足を拭いてくれた。綺麗になった足をタタキにのせて上がらせてもらう。丹羽さんは、手を洗ったりうがいをして着替えているようだ。
中を勝手に進むと大きな窓のあるリビングに、テレビとソファーセット、ローテーブルがあった。その下の絨毯は、少し毛足が長くて暖かな感触だ。
犬の身体のためか、寝転がりたくなって腹這いになったり、コロコロとしていたら
「可愛いなあ。本当に、どこのコかな?飼い主が探しているんじゃないか?SNSはやっていないんだが、何か告知して探す方法は…」
「ワン…キュゥ…クゥ」(すみません。探さないでください。それよりは元に戻る方法…僕だってどうしたら伝わるかな?普通はこんなこと信じられないよね)
「とりあえず、お腹空いてない?私は空いているよ?」
「ワン!」(お腹空いてます)
「ただ、ドッグフードは無いんだ。さっき買えば良かったな」
「ワン、ワン」(人の食事が欲しいです)
「何だろう?早く食べたいのかな?」
丹羽さんは、有るもので食べられそうな物をごそごそ探してくれている。出てきたのは、小さめのお皿に入れられたお水ともう一皿、ほぐしたサラダチキンのようだった。
「ワン、ワン」(美味しいです。ありがとうございます)
「大丈夫そうだね?私も軽く食事にするか」
カップ麺で済ませている。僕がいなければ買ってきたのかも。僕と荷物を持っていたからコンビニに寄れなかったのか。申し訳ない。
「さあ、お風呂に入ろう」
「ワン?」
お風呂?大丈夫かな?犬の身体だ。初めてだからわからない。でも丹羽さんは犬の扱いに慣れている。飼っていたことがあるのかもしれない。信じて任せてみよう。
丹羽さんに抱かれて浴室に行く。服を脱いだ丹羽さんのお腹は、キレイな筋肉がついていて格好良い。こんなに忙しい社会人なのに鍛えているのだろうか。仕事が出来てイケメンで、犬に見せる笑顔はギャップ萌えしそうなほど優しい。もう、完璧な人だよ。
僕をぬるめのお湯を張った洗面器に入れて、そっと身体を撫でてくれた。わっ、お風呂に浸かれている。嬉しい、気持ちいい。
「キュゥーン、クウ~ン」(気持ちいいです。ありがとうございます)
「気持ち良さそうだね。良かった。上がったら、君の気にしていたリュックサックの中身を見せてもらおうかな?飼い主がわかるかもしれない」
「クウ~ン」(僕のだってわかりそう。でも、それと犬の僕は繋がらない気がするんだけど)
「さ、上がるか」
丹羽さんが自分の体を洗って、しばらく浸かっていた浴槽から上がる。僕を抱っこして脱衣所でタオルにくるんでくれた。
着替えた丹羽さんとタオルに包まれた僕は、ソファーで休憩時間だ。タオルの上からぽんぽんと優しく触って拭いてくれているのが心地よい。
「ワン」(もう、乾いたので大丈夫です)
「もう良いのかい?では、待っていて」
丹羽さんが僕のリュックサックを持って来た。スーツは、掛けてくれているのか、手にしてはいない。
僕を膝に乗せて、時々背中を撫でながら、リュックサックを開けた。
「ん?、この荷物、やっぱり見覚えがある。中にカードとか社員証とか名前の書いてあるものは…」
「ワン、ワン!」
ここにありますと背中側の内ポケットを示す。僕を見てから丹羽さんがそれに手を入れて、社員証の入った首かけ式IDカードホルダーを見つけた。
最近の人手不足に病欠、育休、介護休暇と休んだ人が多くなり連日の残業になった。終電で帰れるならまだマシ。会社に泊まり込んだ日もあった。問題発生時のSEの勤務実態は過酷だ。
僕、奥川亮は中堅から上位とされる大学を卒業。新卒で大手企業の会社に就職して二年目の24歳になったばかりだ。過酷な勤務にも馴れてきたところではあるが。
倦怠感と眠さに目が閉じそうになる。やっと問題解決してひと心地つけ家に帰れる。風呂に入りたい。本当はアパートの小さい風呂ではなく、大きな浴槽がいいが贅沢なことは言わない。
そして、ビールを飲みながら自作の惣菜をつまんで、ゆっくり眠るのだ。今日は金曜日。この土日は完全に休める。アラームはOFFにして、自然に目覚めるまでぐっすり眠りたい。
そのためには、重いこの足を動かして自宅の最寄り駅まで行き着き、部屋に入らなければならないのだ。それなのに…
疲れと眠さに意識を失いそうだ。取引先にも上司にも、怒られて自分のミスでもない問題多々を突き上げられ、もう限界…。休ませてくれ…
「キャン、キャン」
?周りが真っ暗だ何も見えない。今のどこか近くで聞こえた鳴き声は何だろう?
「ウー」 「キャン…ワン…」
ん?今僕は何だこれは?って声に出した気がしたんだけど?聞こえたのは鳴き声。
顔をぶるぶると振って視界を顕にするべく、身体を動かしてみた。ぶんぶん。ブル。モゾモゾ。
「キャン!」
ん?やっぱり、犬の鳴き声だ。僕はどこにいるの?身体を動かして周囲をみると、アスファルトに程近い。地面の上にいる。空を見上げたら、店の看板も電柱も電線も、とても遠い。へ?!何?これ。
「キャン、キャン」
どうしよう。どうなっているの?近くにコンビニの入り口が見えた。ゆっくり歩いてみる。というか、ゆっくりしか進めないのだ。
ガラス戸に映ったのは、宵闇に浮かぶ白いポメラニアン。ポメラニアン!?僕が腕を上げると、ガラス戸に浮かぶポメラニアンの前足も上がった。
「キャン??!」
僕の動きに合わせるようにポメラニアンが動いたぞ。何?この犬、僕なのー!?
「ウー、キャン。クウーン…」
「どうした。飼い主は?ひとりぼっちかい?」
声がして上を見上げた。見知った顔。直属の上司、丹羽さんだ。T大卒で専務の遠戚。29歳ですでに課長、もうすぐ部長になると噂されている人物だ。仕事もできて、めちゃイケメン。ただ、多大なる業務に追われていつも仏頂面で眉間に皺を寄せている。
自分が仕事が出来るから、同僚や部下の不手際や能力不足を許せないたちなのか。仕事のクオリティにはとても厳しくて、何なら部長以上にも噛みつくし、上も仕事が出来る丹羽さんには弱い。言い方がきついわけではなく、真っ当な指摘だから何も言い返せない。またイケメンだが浮いた話一つなく、早朝から深夜まで職場にいるとの評判である。
「クク、クウ~ン?」(丹羽さん、どうしてここに?)
「こんな夜に可愛いコがどうした?」
丹羽さんがすごく優しい顔で膝を折った。こんな顔するんだ!格好良い。丹羽さんは僕をそっと抱いて立ち上がる。すると、少し離れた所に僕の着ていたスーツと仕事用のリュックサックが置いてあるのが見えた。
「クウ、ワン。キャン」(あ!僕の荷物。持って行かないと)
「ん?あれが必要なのか?何だか見覚えがあるような気がするが…」
「キャン、キャ、キャン!クン、クウ~、ウキャン」(あれ、僕の荷物と服です。財布やスマホも入ってます。鍵も!置いて行かないでください!)
「わかったよ。あれを持っていくんだね?何か飼い主に繋がる物かな。事情があるのか…?どちらにしても、夜遅い。このまま置いておく事は出来ないから、うちに連れて行って良いかい?」
「ワン!」(お願いします!)
一人でここに置いて行かれたら、どうしたら良いかわからない。いつ元に戻れるのか、戻れなかったらどうしよう…泣きそうだ。
僕を抱っこした丹羽課長が、僕の荷物を回収してくれて歩き出した。丹羽さんの家はここから近いのかな?職場の近くに住んでいるっていう事かな?
「さ、ここがわが家だ。お入り」
高層マンション。会社から徒歩圏内ならもしかして億ションだろうか。すごい。課長って給料良いのか?ご実家が資産家なのか?
丹羽さんのずっと会社にいる生活状況からはご家族とは住んでいないと思っていたが、その通り一人暮らしのようだ。
広い玄関で足を拭いてくれた。綺麗になった足をタタキにのせて上がらせてもらう。丹羽さんは、手を洗ったりうがいをして着替えているようだ。
中を勝手に進むと大きな窓のあるリビングに、テレビとソファーセット、ローテーブルがあった。その下の絨毯は、少し毛足が長くて暖かな感触だ。
犬の身体のためか、寝転がりたくなって腹這いになったり、コロコロとしていたら
「可愛いなあ。本当に、どこのコかな?飼い主が探しているんじゃないか?SNSはやっていないんだが、何か告知して探す方法は…」
「ワン…キュゥ…クゥ」(すみません。探さないでください。それよりは元に戻る方法…僕だってどうしたら伝わるかな?普通はこんなこと信じられないよね)
「とりあえず、お腹空いてない?私は空いているよ?」
「ワン!」(お腹空いてます)
「ただ、ドッグフードは無いんだ。さっき買えば良かったな」
「ワン、ワン」(人の食事が欲しいです)
「何だろう?早く食べたいのかな?」
丹羽さんは、有るもので食べられそうな物をごそごそ探してくれている。出てきたのは、小さめのお皿に入れられたお水ともう一皿、ほぐしたサラダチキンのようだった。
「ワン、ワン」(美味しいです。ありがとうございます)
「大丈夫そうだね?私も軽く食事にするか」
カップ麺で済ませている。僕がいなければ買ってきたのかも。僕と荷物を持っていたからコンビニに寄れなかったのか。申し訳ない。
「さあ、お風呂に入ろう」
「ワン?」
お風呂?大丈夫かな?犬の身体だ。初めてだからわからない。でも丹羽さんは犬の扱いに慣れている。飼っていたことがあるのかもしれない。信じて任せてみよう。
丹羽さんに抱かれて浴室に行く。服を脱いだ丹羽さんのお腹は、キレイな筋肉がついていて格好良い。こんなに忙しい社会人なのに鍛えているのだろうか。仕事が出来てイケメンで、犬に見せる笑顔はギャップ萌えしそうなほど優しい。もう、完璧な人だよ。
僕をぬるめのお湯を張った洗面器に入れて、そっと身体を撫でてくれた。わっ、お風呂に浸かれている。嬉しい、気持ちいい。
「キュゥーン、クウ~ン」(気持ちいいです。ありがとうございます)
「気持ち良さそうだね。良かった。上がったら、君の気にしていたリュックサックの中身を見せてもらおうかな?飼い主がわかるかもしれない」
「クウ~ン」(僕のだってわかりそう。でも、それと犬の僕は繋がらない気がするんだけど)
「さ、上がるか」
丹羽さんが自分の体を洗って、しばらく浸かっていた浴槽から上がる。僕を抱っこして脱衣所でタオルにくるんでくれた。
着替えた丹羽さんとタオルに包まれた僕は、ソファーで休憩時間だ。タオルの上からぽんぽんと優しく触って拭いてくれているのが心地よい。
「ワン」(もう、乾いたので大丈夫です)
「もう良いのかい?では、待っていて」
丹羽さんが僕のリュックサックを持って来た。スーツは、掛けてくれているのか、手にしてはいない。
僕を膝に乗せて、時々背中を撫でながら、リュックサックを開けた。
「ん?、この荷物、やっぱり見覚えがある。中にカードとか社員証とか名前の書いてあるものは…」
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