10 / 23
第十話
しおりを挟む
錬金部では、シェルカも活動をしている。アモスがくると、ルミス先生はうれしそうに今日は何を作るのか?と聞いてくる。それに答える前に部費が拡大したことを伝える。アモスがシェルカに何を作っているか聞いたら、戦士は怪我しやすいから回復薬を作っていると答えてきた。アモスとシェルカが話しているときも、スタルはせっせと【クリスタル・アタックポーション】を作っている。シェルカは製造魔法が得意ではないので、アモスは教えてあげることにした。
【シェルカ 女
レベル 10
クラス B
体力 A
筋力 B
知力 C
魔力 C
攻撃魔法適性 C
防御魔法適性 C
製造魔法適性 C
召喚魔法適性 C
古代魔法適性 C 】
まず、アモスがためしに回復薬をつくってみる。瓶の中に聖水、すり潰した薬草をいれ、魔力をかける。この材料では本来の回復量はさほど大きくない。しかし、回復魔法適性も高いアモスが作ると、回復量が最大の【フル・ヒールポーション】が出来たようだ。しかし、アモスに回復ポーションは必要ない。5本ほど作るとシェルカにプレゼントした。シェルカはアモスからポーションを受け取ると、アタッシュケースに丁寧に入れ始める。
「シェルカ、なぜそんな頑丈に保管するの?」
「え、あたりまえじゃん。フル・ヒールポーションだよ。もしかして、これの価値知らない?」
アモスはヒールポーションを使ったことがない。だから、相場知らない。
「フル・ヒールポーションだとね、一本およそ50Gぐらいだよ」
「ご、50G!!じゃあ5本で250Gか・・・」
「だからこんなの貰っていいのかなぁって不思議に思ってたの」
「ま、まあ自分で回復できるしあげるよ」
(生徒会長から貰った部費よりぜんぜん高いし)
そのときだ、アモスに古代魔法を教えるマジェスカ先生が錬金部へとやってきた。
「アモス君、ちょっといいかな」
アモスとマジェスカ先生は古代魔法研究室まで中庭を通って向かう。そのとき、マジェスカ先生がアモスの風上にいるため、マジェスカ先生の綺麗な黒髪がアモスの顔を撫で、いい匂いをアモスの鼻孔に届けていた。
「アモス君、民間の研究所で魔獣の催眠操作実験が行われるのは知ってるわよね」
「あっ、はい。確かネルリリア魔法研究所でしたっけ?」
「そうよ。そこで行われる実験が各研究所で映像魔法石に映し出すみたいなの」
「この学校でもやるんですか?」
「それがね・・・ヴォリダラン研究都市の大会議室でしか配信しないの・・・」
「だから、アモス君が連れてってくれない、かな?」
(上目遣いでマジェスカ先生が頼んでくる。とても可愛い。しかしどうしようかな。一回断って様子を見てみたいな)
「でも、その日はあまり外には出たくなくて」
マジェスカ先生がアモスに対して悲しそうな顔をする。さらに、手を握りだす。
「分かりました。一緒に行きましょう」
【シェルカ 女
レベル 10
クラス B
体力 A
筋力 B
知力 C
魔力 C
攻撃魔法適性 C
防御魔法適性 C
製造魔法適性 C
召喚魔法適性 C
古代魔法適性 C 】
まず、アモスがためしに回復薬をつくってみる。瓶の中に聖水、すり潰した薬草をいれ、魔力をかける。この材料では本来の回復量はさほど大きくない。しかし、回復魔法適性も高いアモスが作ると、回復量が最大の【フル・ヒールポーション】が出来たようだ。しかし、アモスに回復ポーションは必要ない。5本ほど作るとシェルカにプレゼントした。シェルカはアモスからポーションを受け取ると、アタッシュケースに丁寧に入れ始める。
「シェルカ、なぜそんな頑丈に保管するの?」
「え、あたりまえじゃん。フル・ヒールポーションだよ。もしかして、これの価値知らない?」
アモスはヒールポーションを使ったことがない。だから、相場知らない。
「フル・ヒールポーションだとね、一本およそ50Gぐらいだよ」
「ご、50G!!じゃあ5本で250Gか・・・」
「だからこんなの貰っていいのかなぁって不思議に思ってたの」
「ま、まあ自分で回復できるしあげるよ」
(生徒会長から貰った部費よりぜんぜん高いし)
そのときだ、アモスに古代魔法を教えるマジェスカ先生が錬金部へとやってきた。
「アモス君、ちょっといいかな」
アモスとマジェスカ先生は古代魔法研究室まで中庭を通って向かう。そのとき、マジェスカ先生がアモスの風上にいるため、マジェスカ先生の綺麗な黒髪がアモスの顔を撫で、いい匂いをアモスの鼻孔に届けていた。
「アモス君、民間の研究所で魔獣の催眠操作実験が行われるのは知ってるわよね」
「あっ、はい。確かネルリリア魔法研究所でしたっけ?」
「そうよ。そこで行われる実験が各研究所で映像魔法石に映し出すみたいなの」
「この学校でもやるんですか?」
「それがね・・・ヴォリダラン研究都市の大会議室でしか配信しないの・・・」
「だから、アモス君が連れてってくれない、かな?」
(上目遣いでマジェスカ先生が頼んでくる。とても可愛い。しかしどうしようかな。一回断って様子を見てみたいな)
「でも、その日はあまり外には出たくなくて」
マジェスカ先生がアモスに対して悲しそうな顔をする。さらに、手を握りだす。
「分かりました。一緒に行きましょう」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる