音喜多勇吾の異世界転生

高橋

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序章 ヴォリダラン

ここがギルドですか

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ギルドの中に入ると、そこはものすごい現場だった。酒瓶を振り回す大男・騒ぎまわっている魔法使い。大声で歌いだす剣士。そこで俺はひとつのことに気づいた。
そういえば日本語使えるな。よし、受付に行こう。天井をみると、日本の店のように、文字の書いたプレートがぶら下がっている。プレートを頼りに受付まで行く。
「あのー。ギルド登録をしたいのですが?」
「はい。ギルド登録ですね。それでは、この魔眼石に手をおのせください。魔眼石があなたの情報を自動的に読み取ってくれますので」
これは便利なシステムだ。
少し待つと、情報がカードに書かれてゆく。ん?ひらがなが多くないか。この世界は日本語が使えるがひらがなが多いんだな。
”音喜多勇吾”  
  男性
   16歳
      戦闘能力  最大値1000
       体力  245
       筋力  256
       走力  187
       防御力 122
       魔力  874
       魔法適性 精霊使役
       魔法不適正 火・水・土・風

いろいろ出てくるが・・・・・体力低くないか俺。まあ中学校3年間部活やってなかったし。
「ま、魔力が800超えるのは相当な資質ですよ。さらに精霊使役とは。鍛えれば相当な戦力になりますし、魔法学校へ入学するのもいいんじゃないでしょうか、音喜多さん」
「精励っていうのは償還できるものなんですか?」
「はい、自分の扱う精霊を見つけて契約するんですよ。がんばってください」
あ、俺、契約はおろか、見たこともないわ。
体力ないし、基本属性の魔法使えないし、精霊でも探すか・・・・・    
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