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クライシア王の異世界旅行記
シフォンケーキと爽やかアメリカーノ
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タワーマンションの客間の布団で眠っていたイルカルの腹の上にドスンッとコハンの太い毛むくじゃらの脚が伸し掛かる。
「ぐえ!」
着ていた浴衣や被っていた布団を乱しながら大きなイビキをかいて熟睡している。
「寝相悪いな~、もう」
イルカルは身体を起こす。
左王はイルカルの右隣で仰向けになって静かに眠っていた。
クライシア王たちの異世界旅行も二週間目。
昨日は朝早くからコボルトが行きたがっていた大きな市場へ行き巨大な魚を見て寿司を食べた。
昼は寺と呼ばれる施設を見物に行ったり、その帰りには飲食店で名物だという美味しい天ぷらを食べ、その後は大きな競技場で相撲と言うこの世界の特殊な武道を観戦した。
「護衛でついてきたのに、こんなに遊んでて良いんですかねえ」
見るもの全てが新鮮で物珍しくて、食べ物は美味しくてイルカルも心から楽しんでいた。
それに、治安の良い国らしい。魔物は出てこないし、賊はいないようだし、魔法自体が存在していないようだ。
戦争もなく、何よりここに住んでいる平民らしい人々はみんな幸せそうに穏やかに暮らしていた。
クライシア王レイメイは自国もこのような豊かな国にしたいと昨夜飲みながら語っていた。
前王時代は王家や貴族たちばかりが贅沢をし平民が苦労を強いられる時代だったし、その前の代の王は戦乱狂、他国を侵略して国土を広げることしか頭にないような王だった。戦においては天才だったが内政を疎かにする王だった。
「国民達が豊かになれば、自然と国も潤うものだ」
そう語る王を見て、イルカルは感動していた。
*
花曇りの朝。
一同はコボルトがよく足を運ぶというカフェで遅めの朝食をいただくことにした。
路地裏にひっそりと佇む、色とりどりの花が咲く花壇にレンガ造りの小さなお店。
恋人のバルキリーのために、この異世界へやってくるたびにこの店に通いコーヒーの淹れ方や知識を勉強しているようだ。
「まあ、いらっしゃい。コボルトさん」
四十代くらいだろう中年の美しい女店主が優しい笑顔で出迎えてくれた。
「椿さん、お久しぶりです」
「今日はお友達をいっぱい連れてきたのね?」
細身の華奢な身体、白い肌、色素の薄い瞳にウエーブがかった細くて長い髪を1つに束ね、カジュアルなワンピースに生成色のエプロンを掛けている可愛らしい印象の女性。
彼女を見た途端、レイメイは驚いたように目を見開いた。
しかし落ち着き 小さく笑うと、彼女に向かって握手を求めた。
「私はコボルトの友人のレイメイだ。コーヒーをいただけるか?」
「すぐ淹れるわ、お好きな席に座って」
カントリー雑貨が飾られてあるお洒落な店内。
木目調のカウンターの上にはトロフィーがいくつか飾られてあった。
トロフィーの横には小型の写真立てもあって、そこには息子の写真。彼女は数年前に高校生だった息子を亡くされたそうだ。
「落ち着く店ですね」
メリーはこの店が気に入ったようだ。
店内にはゆったりとした曲調のジャズ音楽が流れている。
「はい、コーヒーです」
女店主は全員分のコーヒーをテーブルの上に置くと、更にケーキまで出した。
「おまけです。昨日焼いたシフォンケーキよ。うちの死んだ息子の雅が大好きでね。毎年誕生日に焼いてたの。昨日がその日だったから……。老いぼれた夫婦だけではどうしても余っちゃうから、ちょうどよかったわ」
皿の上に切り分けられたシフォンケーキにレイメイはまた驚いた顔をした。
だがすぐに愛おしそうな目でそれを見つめて微笑む。
「……ありがとう、シフォンケーキは好物だ」
「まあ、良かったわ。おかわりもありますよ、いっぱい食べてね」
「……“また”、このケーキを食べられるとは思ってなかったな」
王の独り言に、イルカルは首を傾げた。
「甘いものは得意ではないが、これはフワフワしていて素朴な甘さで美味いな」
左王も気に入ったようだ。
女店主は嬉しそうに微笑んだ。
「お、コーヒーも飲みやすい!バルキリー夫人のコーヒーはめちゃくちゃ濃くて苦いもんな」
コハンはぐびっと大きめのカップに入ったコーヒーを飲み干して笑った。
「アメリカーノです。コボルトさんの奥様のコーヒーはエスプレッソでしょう?人によって好みが分かれますものね」
「私もこっちが好き。あっさりとしてて良いわ」
メリーもコーヒーを飲みながら微笑んだ。
「椿さん、このアメリカーノの淹れ方も教えてもらって良いか。以前教わったエスプレッソは我が国ではイマイチ人気がなくてな」
「ええ、良いわよ」
コボルトは女店主と共にカウンターの向こうへ行ってしまった。
「グレース皇子は大丈夫ですかね?王代理なんて大変だろうな」
コハンはケーキを大口開いて食べながら呟いた。
「バルキリーもいるから問題ないだろう。早いところ私の後を継いでもらいたいところだ」
「陛下は退位されるおつもりで?」
「そうしたいところだが、まだ現実的な願いではないな」
王はちらりと女店主の姿を見た。
「私も王の座を引いたらスオウのようにこの世界に移り住む予定だ。そのためには早く息子を王として立派にせねばならないな」
「最近のグレース皇子は人が変わったようにお城の事や内政にも関心を持つようになりましたし、見違えるように大人になりましたからね。大丈夫ですよ」
「はは、そうだな。カメリアにそっくりな息子だったから、私もつい息子には甘くなっていた。しかし、今はしっかり者のシャルロット姫が息子を支えてくれているから、私は心強いぞ」
笑う王の顔は、この時ばかりは親の顔になっていた。
「椿さん、国へ帰るときまたこのケーキを焼いてほしいのだが、よろしいか?」
王は女店主に声を掛けた。
「ええ、良いわよ。そうだわ、桜の塩漬けが余っているの。春らしく桜のシフォンケーキでも作るわ」
「ああ、よろしく頼む」
落ち着いた音楽に、優しい間接照明、コーヒーの良い香りに窓からは雲間から射し込む優しい光と桜並木。
心落ち着く長閑なコーヒータイムはまだ続く。
「ぐえ!」
着ていた浴衣や被っていた布団を乱しながら大きなイビキをかいて熟睡している。
「寝相悪いな~、もう」
イルカルは身体を起こす。
左王はイルカルの右隣で仰向けになって静かに眠っていた。
クライシア王たちの異世界旅行も二週間目。
昨日は朝早くからコボルトが行きたがっていた大きな市場へ行き巨大な魚を見て寿司を食べた。
昼は寺と呼ばれる施設を見物に行ったり、その帰りには飲食店で名物だという美味しい天ぷらを食べ、その後は大きな競技場で相撲と言うこの世界の特殊な武道を観戦した。
「護衛でついてきたのに、こんなに遊んでて良いんですかねえ」
見るもの全てが新鮮で物珍しくて、食べ物は美味しくてイルカルも心から楽しんでいた。
それに、治安の良い国らしい。魔物は出てこないし、賊はいないようだし、魔法自体が存在していないようだ。
戦争もなく、何よりここに住んでいる平民らしい人々はみんな幸せそうに穏やかに暮らしていた。
クライシア王レイメイは自国もこのような豊かな国にしたいと昨夜飲みながら語っていた。
前王時代は王家や貴族たちばかりが贅沢をし平民が苦労を強いられる時代だったし、その前の代の王は戦乱狂、他国を侵略して国土を広げることしか頭にないような王だった。戦においては天才だったが内政を疎かにする王だった。
「国民達が豊かになれば、自然と国も潤うものだ」
そう語る王を見て、イルカルは感動していた。
*
花曇りの朝。
一同はコボルトがよく足を運ぶというカフェで遅めの朝食をいただくことにした。
路地裏にひっそりと佇む、色とりどりの花が咲く花壇にレンガ造りの小さなお店。
恋人のバルキリーのために、この異世界へやってくるたびにこの店に通いコーヒーの淹れ方や知識を勉強しているようだ。
「まあ、いらっしゃい。コボルトさん」
四十代くらいだろう中年の美しい女店主が優しい笑顔で出迎えてくれた。
「椿さん、お久しぶりです」
「今日はお友達をいっぱい連れてきたのね?」
細身の華奢な身体、白い肌、色素の薄い瞳にウエーブがかった細くて長い髪を1つに束ね、カジュアルなワンピースに生成色のエプロンを掛けている可愛らしい印象の女性。
彼女を見た途端、レイメイは驚いたように目を見開いた。
しかし落ち着き 小さく笑うと、彼女に向かって握手を求めた。
「私はコボルトの友人のレイメイだ。コーヒーをいただけるか?」
「すぐ淹れるわ、お好きな席に座って」
カントリー雑貨が飾られてあるお洒落な店内。
木目調のカウンターの上にはトロフィーがいくつか飾られてあった。
トロフィーの横には小型の写真立てもあって、そこには息子の写真。彼女は数年前に高校生だった息子を亡くされたそうだ。
「落ち着く店ですね」
メリーはこの店が気に入ったようだ。
店内にはゆったりとした曲調のジャズ音楽が流れている。
「はい、コーヒーです」
女店主は全員分のコーヒーをテーブルの上に置くと、更にケーキまで出した。
「おまけです。昨日焼いたシフォンケーキよ。うちの死んだ息子の雅が大好きでね。毎年誕生日に焼いてたの。昨日がその日だったから……。老いぼれた夫婦だけではどうしても余っちゃうから、ちょうどよかったわ」
皿の上に切り分けられたシフォンケーキにレイメイはまた驚いた顔をした。
だがすぐに愛おしそうな目でそれを見つめて微笑む。
「……ありがとう、シフォンケーキは好物だ」
「まあ、良かったわ。おかわりもありますよ、いっぱい食べてね」
「……“また”、このケーキを食べられるとは思ってなかったな」
王の独り言に、イルカルは首を傾げた。
「甘いものは得意ではないが、これはフワフワしていて素朴な甘さで美味いな」
左王も気に入ったようだ。
女店主は嬉しそうに微笑んだ。
「お、コーヒーも飲みやすい!バルキリー夫人のコーヒーはめちゃくちゃ濃くて苦いもんな」
コハンはぐびっと大きめのカップに入ったコーヒーを飲み干して笑った。
「アメリカーノです。コボルトさんの奥様のコーヒーはエスプレッソでしょう?人によって好みが分かれますものね」
「私もこっちが好き。あっさりとしてて良いわ」
メリーもコーヒーを飲みながら微笑んだ。
「椿さん、このアメリカーノの淹れ方も教えてもらって良いか。以前教わったエスプレッソは我が国ではイマイチ人気がなくてな」
「ええ、良いわよ」
コボルトは女店主と共にカウンターの向こうへ行ってしまった。
「グレース皇子は大丈夫ですかね?王代理なんて大変だろうな」
コハンはケーキを大口開いて食べながら呟いた。
「バルキリーもいるから問題ないだろう。早いところ私の後を継いでもらいたいところだ」
「陛下は退位されるおつもりで?」
「そうしたいところだが、まだ現実的な願いではないな」
王はちらりと女店主の姿を見た。
「私も王の座を引いたらスオウのようにこの世界に移り住む予定だ。そのためには早く息子を王として立派にせねばならないな」
「最近のグレース皇子は人が変わったようにお城の事や内政にも関心を持つようになりましたし、見違えるように大人になりましたからね。大丈夫ですよ」
「はは、そうだな。カメリアにそっくりな息子だったから、私もつい息子には甘くなっていた。しかし、今はしっかり者のシャルロット姫が息子を支えてくれているから、私は心強いぞ」
笑う王の顔は、この時ばかりは親の顔になっていた。
「椿さん、国へ帰るときまたこのケーキを焼いてほしいのだが、よろしいか?」
王は女店主に声を掛けた。
「ええ、良いわよ。そうだわ、桜の塩漬けが余っているの。春らしく桜のシフォンケーキでも作るわ」
「ああ、よろしく頼む」
落ち着いた音楽に、優しい間接照明、コーヒーの良い香りに窓からは雲間から射し込む優しい光と桜並木。
心落ち着く長閑なコーヒータイムはまだ続く。
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