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恐怖のアンデットライン農園へ!首無し騎士と拗らせ女神のアイスクリームパーラー
騎士団の、とっておきのアイスクリーム
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牧場の敷地の中に入ると、中央には騎士達が暮らしている屋敷があった。
「オッサンばかりの男所帯でむさ苦しい屋敷だが、どうぞ、お上りください。お姫様」
「お邪魔します……」
暖炉のある部屋に通された。
思っていたよりそんなに散らかっているわけではないが、男性臭の酷い居間。
暖炉の前には大きなテーブル、椅子の数は18個。
壁には立派な剣や盾が飾られており、動物の剥製や鹿の角、象牙に、船の模型、大きな石、釣り道具にダーツ、と統一感のない置き物やガラクタがあちこちに点在している。
その他には、同居生活のルールや掃除分担表が書かれた紙が飾られてあった。
第2騎士団の寮舎の談話ルームもこんな雰囲気だった。
シャルロットは懐かしくなって笑みをこぼした。
「ふふ。クライシア大国の騎士団の寮舎そっくりね。楽しそうだわ」
「お姫様、どうぞ。こっちに座ってください。アーサーさんやゲーテさんもどうぞ」
シャルロット達は椅子に座った。
伝説の騎士団のおじさんの1人・ベークがニコニコ笑いながら、透明なガラス皿をテーブルの上に並べた。
カールと言う名のおじさん騎士はミルクたっぷりの温かいカフェオレを振舞ってくれた。
その後で、デュラハンは箱の形をした陶器をテーブルまで運んできた。
「わあ~、これって、アイスクリーム?」
「うん。うちの牧場で、騎士団のみんなが作ったアイスクリームです。すごく美味しいんですよ。お姫様にも食べてもらいたくて連れて来たんです」
伝説の騎士団やデュラハンは、夏でも冬でも関係なく、毎日アイスクリームを食べるほど無類のアイスクリーム好きらしい。
「カット苺を混ぜたアイスクリーム、フローズンカスタード、クラッシュクッキー入りのアイスクリーム、ヘーゼルナッツ入りのアイスクリーム、ピーナッツのスプレッドを練りこんだアイスクリーム……まあ、いろんなフレーバーがあるのね。どれも美味しそうだわ。アイスクリーム屋さんみたいね」
「最初はスタンダードなアイスクリームだけだったんだけど、飽きて来たからさ。新しい味をみんなで考えたのさ」
「美味いだろう、美味いだろう。俺たちが作ったんだから、うまいのさ」
シャルロットは目をキラキラ輝かせた。
真冬だけど、暖炉のある温かい部屋で食べるアイスクリームはなかなか美味しいものだ。
ソレイユ国の母の実家でアイスクリームは食べたことがあるが、向こうで食べたアイスクリームはどちらかというとソフトクリームのような食感だったり、所謂ジェラートばかりだった。
シャルロットも何度かアイスクリームを自分なりに作ってみたこともあったが、アイスクリーム風味の氷菓といった感じの味だった。
騎士団のアイスクリームは前世で食べた一般的なアイスクリームの食感に、すごく近いかも知れない。
「滑らかで、しっかりとした硬めの食感ね。とても美味しいわ…、これってどうやって作っているの?」
「ベンジーが俺たちのためにホイップクリームを仕立てる特別な撹拌機を造ってくれたんだ。それを使えば、誰でも簡単のアイスクリームが作れるんだぜ」
「へえ…!私もその機械が欲しいわ。手作業でホイップクリームを仕立てるのって結構力作業なのよね…。ユハみたいに魔法が使えたらいいんだけど…」
「ベンジーの野郎に言えば作ってくれるさ」
アーサーやゲーテも、すっかりアイスクリームに夢中だ。
騎士団のおじさん達は満足そうにニコニコ笑っていた。
「もったいないわ。こんなに美味しいアイスクリームが作れるなら、本当にアイスクリーム屋でも開いたらいいのに。絶対、繁盛するわ!」
「お姫様みたいに可愛い看板娘がいるならいいが、俺たちがそんな店を開いても、誰も来ねえぜ?」
性格はフレンドリーでも、パッと見た感じでは賊やチンピラ集団にも見える。
シャルロットは何と返答すればいいのか分からず、苦笑した。
「じゃあ、デュラハンさんは?髪も切って、すごくカッコよくなったもの。街でも女性に人気だったわ」
「へ?僕?……そ、そんな大役……出来っこないよ?」
「できるわ。農園の前でアイスクリームパーラーを出すのはどう?農業の閑散期にでもどうかしら?魔法のナッツもついでに売っちゃうの。儲かるし、デュラハンもご近所さんと交流ができて良いでしょう?」
「……アイスクリーム……パーラー…、か……」
デュラハンは窓の外をぼんやりと見つめて、呟いた。
「オッサンばかりの男所帯でむさ苦しい屋敷だが、どうぞ、お上りください。お姫様」
「お邪魔します……」
暖炉のある部屋に通された。
思っていたよりそんなに散らかっているわけではないが、男性臭の酷い居間。
暖炉の前には大きなテーブル、椅子の数は18個。
壁には立派な剣や盾が飾られており、動物の剥製や鹿の角、象牙に、船の模型、大きな石、釣り道具にダーツ、と統一感のない置き物やガラクタがあちこちに点在している。
その他には、同居生活のルールや掃除分担表が書かれた紙が飾られてあった。
第2騎士団の寮舎の談話ルームもこんな雰囲気だった。
シャルロットは懐かしくなって笑みをこぼした。
「ふふ。クライシア大国の騎士団の寮舎そっくりね。楽しそうだわ」
「お姫様、どうぞ。こっちに座ってください。アーサーさんやゲーテさんもどうぞ」
シャルロット達は椅子に座った。
伝説の騎士団のおじさんの1人・ベークがニコニコ笑いながら、透明なガラス皿をテーブルの上に並べた。
カールと言う名のおじさん騎士はミルクたっぷりの温かいカフェオレを振舞ってくれた。
その後で、デュラハンは箱の形をした陶器をテーブルまで運んできた。
「わあ~、これって、アイスクリーム?」
「うん。うちの牧場で、騎士団のみんなが作ったアイスクリームです。すごく美味しいんですよ。お姫様にも食べてもらいたくて連れて来たんです」
伝説の騎士団やデュラハンは、夏でも冬でも関係なく、毎日アイスクリームを食べるほど無類のアイスクリーム好きらしい。
「カット苺を混ぜたアイスクリーム、フローズンカスタード、クラッシュクッキー入りのアイスクリーム、ヘーゼルナッツ入りのアイスクリーム、ピーナッツのスプレッドを練りこんだアイスクリーム……まあ、いろんなフレーバーがあるのね。どれも美味しそうだわ。アイスクリーム屋さんみたいね」
「最初はスタンダードなアイスクリームだけだったんだけど、飽きて来たからさ。新しい味をみんなで考えたのさ」
「美味いだろう、美味いだろう。俺たちが作ったんだから、うまいのさ」
シャルロットは目をキラキラ輝かせた。
真冬だけど、暖炉のある温かい部屋で食べるアイスクリームはなかなか美味しいものだ。
ソレイユ国の母の実家でアイスクリームは食べたことがあるが、向こうで食べたアイスクリームはどちらかというとソフトクリームのような食感だったり、所謂ジェラートばかりだった。
シャルロットも何度かアイスクリームを自分なりに作ってみたこともあったが、アイスクリーム風味の氷菓といった感じの味だった。
騎士団のアイスクリームは前世で食べた一般的なアイスクリームの食感に、すごく近いかも知れない。
「滑らかで、しっかりとした硬めの食感ね。とても美味しいわ…、これってどうやって作っているの?」
「ベンジーが俺たちのためにホイップクリームを仕立てる特別な撹拌機を造ってくれたんだ。それを使えば、誰でも簡単のアイスクリームが作れるんだぜ」
「へえ…!私もその機械が欲しいわ。手作業でホイップクリームを仕立てるのって結構力作業なのよね…。ユハみたいに魔法が使えたらいいんだけど…」
「ベンジーの野郎に言えば作ってくれるさ」
アーサーやゲーテも、すっかりアイスクリームに夢中だ。
騎士団のおじさん達は満足そうにニコニコ笑っていた。
「もったいないわ。こんなに美味しいアイスクリームが作れるなら、本当にアイスクリーム屋でも開いたらいいのに。絶対、繁盛するわ!」
「お姫様みたいに可愛い看板娘がいるならいいが、俺たちがそんな店を開いても、誰も来ねえぜ?」
性格はフレンドリーでも、パッと見た感じでは賊やチンピラ集団にも見える。
シャルロットは何と返答すればいいのか分からず、苦笑した。
「じゃあ、デュラハンさんは?髪も切って、すごくカッコよくなったもの。街でも女性に人気だったわ」
「へ?僕?……そ、そんな大役……出来っこないよ?」
「できるわ。農園の前でアイスクリームパーラーを出すのはどう?農業の閑散期にでもどうかしら?魔法のナッツもついでに売っちゃうの。儲かるし、デュラハンもご近所さんと交流ができて良いでしょう?」
「……アイスクリーム……パーラー…、か……」
デュラハンは窓の外をぼんやりと見つめて、呟いた。
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