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第九章 黒の主、魔導王国に立つ
218:静かなる庭は、よく喋る
しおりを挟む■ネネ 闇朧族 女
■15歳 セイヤの奴隷
「どうだ、まだ付いて来ているか?」
「ん……はい」
十五階層を抜けてからずっと、私たちは付けられている。
普通の組合員の探索よりもかなり速いペースでの探索であるにも関わらずだ。
それも私以外に気付いている人が居ない。アネモネの<魔力感知>やイブキとツェン、エメリーの<気配感知>にも引っ掛からない程の尾行で。
間違いなくプロ。おそらく魔導王国の暗部だと思う。
それが多分二~三人。距離の問題であやふやだが、常にその人数が付いている。
それに気付いてからは私はご主人様と最後尾にずっと居る。
最前線はアネモネとかに任せた。
私たちは一日に五~六階というハイペースでまっすぐ最速の探索をしている。
つまり毎日【階層主】と戦っているわけだ。
二~三人で後から来て、同じように【階層主】と戦うのかと思ったら、二一階層からは別の二~三人が付いてきた。
十五~二〇階担当と、二一~二五階担当がいるらしい。
この分だと二六~三〇階層の担当もいるだろう。
何にせよ、ずっと見張られているというのは精神的によろしくない。
これが機を見て襲撃してくるというのなら迎撃も容易い。
さすがに近づいて来ての襲撃となれば、私以外にも察知できる人は多いだろうし、戦えば私以上に強い人も多いのだから。
最高戦力のご主人様は察知できないからアレだけど。
ただ昨晩の夜営に関しても、一向に襲ってくる様子はないし、かと言ってわざと隙を見せて襲撃させるって言うのも何となく嫌だ。面倒くさい。
いっその事、こっちから襲撃をかけたい。
さっさと潰したい。
「そうしたいのは山々なんだが、問題は監視目的か襲撃目的かはっきりしてない所なんだよな」
「んー」
「国王陛下の指示で監視しているだけの可能性もあるし、ナントカ侯爵の指示で襲撃してくるのもありえる。ナントカ侯爵が暗部を動かせるものなのかは知らないが」
だよねー。陛下の指示で監視してるんなら、こっちが潰すわけにもいかない。
よくもうちの大切な暗部を! って怒られるかもしれない。
じゃあ監視なんかさせないでよ、とは言えないだろうし。
逆に襲撃してくるとしたら、こちらが疲れてくるであろう深層での夜営時だと思う。
こちらの全員が起きている状態で仕掛けては来ない。
プロならば確実に殺るのが当然だ。
「しかし、正体が分からないと安心して眠れないんだよなー。迷宮の中で安心して眠るって言うのも変な話だが」
「ん」
「うーん、やっちまうか? 捕まえて依頼人と目的を吐かせるくらいなら問題ないだろ」
「んー、捕まえるのは、私とご主人様で、大丈夫だけど、吐かせるのは、多分、無理、です」
「そうか?」
多分だけど、この暗部の人たち、私と同族だと思う。
<気配微小>と時々<影潜り>も使ってるんじゃないかと。
ちなみに<気配微小>は私の<気配消却>の劣化版ね。ふふん。
……まぁ私のスキルはご主人様に<ステータスカスタム>してもらったおかげなんだけど。
で、闇朧族の暗殺者は絶対に口を割らない訓練をさせられる。
多分尋問しようとした瞬間に毒を飲んで死ぬ。
だから捕まえても目的も依頼人も聞き出せない。
「サリュに異常回復してもらえばいいんじゃね?」
「……毒を治しても、口を割らないと、思う。拷問しても、絶対に吐かない」
「アネモネの魔眼なら相手が喋らなくても本当か嘘かは分かるんじゃね?」
「……」
「もしくはエメリーが【魔剣】で脅せばゲロるんじゃね?」
「……間違いなくゲロる」
うん。もうそうなったら闇朧族のプロ暗殺者だろうが関係ないね。
私が仮にちゃんと訓練を収めていても口を割らない自信がない。
相手が悪いよ、相手が。ご愁傷さまとしか私には言えない。
「じゃあ休憩の時にでも打ち合わせるか」
「ん……はい」
■キリトォ 闇朧族 男
■42歳 暗部【静かなる庭】所属
「いいか? 絶対に侮るな。微塵も油断するな。これは訓練でもねえし、ただの迷宮探索でもねえ。決死の戦場だ。そのつもりで当たれ。いいな?」
珍しくジルドラ殿下からそんな発破をかけられた。
こっちもプロ。言われずとも常にその心構えは出来ている。
しかしいざ標的をこの目で見た時には、さすがに侮りそうになった。
言われてはいたが、基人族とメイドの集団が本当に居るものなのかと、現実を疑いそうになった。
これはプロであっても訓練を受けていない他の種族であれば油断するだろうな、そう思った。
だが、その考えもすぐに捨てる。
何せここは【ツェッペルンド迷宮】の二一階層。Bランクであっても苦労する場だ。
にも関わらず、とても″迷宮探索″とは呼べない速度で移動をしている。
走るだけならばまだしも、罠があれば全員が的確に避け、魔物が出れば鎧袖一触。走りながら片手間で倒して行く。
魔物部屋に入った時には驚いた。確実にミスだと思った。
しかし瞬く間に制圧したらしく、平然と探索を続行していたのだ。
私と同行している二人とも顔を見合わせる。これは現実なのかと言いたい所だ。
私たちも訓練で迷宮に潜る事もあるからよく分かる。
こんな″探索″はありえない。これを″探索″と言って良いのかも分からない。
だからこそ尾行を続ける時間に比例して、油断からは遠くなっていったのだ。
何が起こるか分からない、何を起こすか分からないという不安からか、常に冷や汗が流れる。
こんな緊迫した任務はもしかすると初めてかもしれない。それほど張り詰めていた。
だが今にして思えば、そう思っている事自体が油断だったのかもしれない。
それは二三階層でとある曲がり角に差し掛かった時に起こった。
先行する彼らから十二分に距離をとりつつ、尾行を続けていた。
角を曲がったのを確認し追いかける―――そこで<気配感知>に思わぬ反応が出たのだ。
退却ルート確保の為に最後尾につけていた私だけではない。私の前の二人も同時に気付く。
標的が急接近。
逡巡する間もなく退却しようと身を翻す時に見えたのは、信じられない速度で近づく″二つの小さな白と黒の影″。
すぐにそれは分かる。
闇朧族の少女と、狼人族の少女だ。
明らかに異常な速度で接近する彼女たちに為すすべなく前の二人が倒される。
私はそれを確認する間もなく退却を開始。
身を翻し、すぐに撤退―――という所で目の前には″真っ黒な基人族″が居た。
馬鹿な! なぜ私の背後に居る!? いつの間に追い抜かれた!?
そう考えたのは一瞬。
腹部に激痛が起きたと同時に私の記憶は途切れた。
目を覚ました時、私の身体はロープに縛られ、地面に寝かされていた。
隣には同じく同僚の二人の姿がある。どうやら生かして捕らえられたらしい。
そうと分かればすぐに奥歯に仕込んだ毒を噛み砕く。
暗殺者として当然の行動。そこに微塵の迷いもない。
「無駄だよ。毒はすで無効化してある。ついでに言っておくと舌を噛み切ろうと無駄だ。即座に何度でも回復してやる」
基人族の男が見下ろしながらそう言う。
手に持つ黒い細剣の切っ先をこちらに向けているが、害するつもりがあるのかは分からない。殺気はないのだ。
こうなるともう私たちは黙るしか出来ない。何をされても黙るだけだ。
「一応聞くが、誰の指示で尾行していた? 目的は何だ?」
「……」
「こっちにも闇朧族が居るんだ。お前らが拷問されても何も喋らないのは知っている。その上で聞いているんだ。大人しく喋った方が身の為だと思うぞ?」
「……」
「はぁ……まぁいちいち質問してアネモネに調べてもらうのもいいんだが、時間もないし……エメリー、頼めるか?」
「かしこまりました」
男の後ろから出てきたのはエメリーと呼ばれた多肢族のメイドだった。
その手には……なんとも禍々しいハルバード……!
まるで闇の魔力を凝縮させたような煙を纏い、斧の刃は死神の鎌にさえ見える。
それを手に近づく姿に、訓練で忘れたはずの″恐怖″が甦る。
思わずゴクリと唾を飲む。背筋が凍り、寒気を覚えた。
彼女は「あまり手荒な事は苦手なのですが」と前置きして、その切っ先を向けた。
「これは闇の【魔剣グラシャラボラス】。纏いし″闇″の効果は″腐蝕″です」
魔剣だと!? ハルバード型の魔剣!? そんなものが存在するのか!
しかし″腐蝕″とは一体……。
「百聞は一見に如かず。例えば貴方の服が″闇″に触れますと……ほらこの通り、布地が″腐蝕″しボロボロと崩れていきます。武器も同じですね。まぁ高そうなミスリルダガーですが……と、このように崩れて壊れていってしまうのです。支給品でしょうに試してしまって申し訳ありません」
目を見開き、視界に入ったその光景に唖然となった。
服もミスリルダガーも同じように、あの″闇″に触れただけで崩れたのだ。
ハルバードで斬りつけたわけではない。刃も当てず、″闇″の力だけで壊してみせたのだ。
「では……次は肉体で試してみましょうか」
「「「ひっ!?」」」
思わず声を上げた。
あの″闇″が身体に触れたらどうなる!? 私の身体はどうなる!?
訓練で斬りつけられ、殴られた事などいくらでもある。痛みには耐えられるつもりだ。
しかし″腐蝕″されればどうなる!? 恐ろしい予感しかしない!
歯がガチガチと鳴っている。これは完全に″恐怖″だ。紛れもない″恐れ″だ。
「私が今まで試した結果で言いますと、肉体が″腐蝕″した場合、表面からゾンビのようになるケースと、内部から壊死していくケースがあります。貴方方がどちらになるのか、もしくは違った″腐蝕″の仕方になるのかは分かりません。ここには回復のプロもおりますし是非実験に協力を―――」
「は、話しますぅ! 話させて頂きますぅ!」
俺は全力の大声でそう叫んだ。
誰も俺を批判など出来ない。隣の二人も同じように叫んでいたのだから。
そんな俺たちを見下ろす彼らは揃って何とも言えない表情をしていた。うわぁ、と。
その優し気な目は同情か、それとも軽蔑か。
ただ死神のような彼女の「残念ですね」という声だけが耳に残った。
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