406 / 421
after4:北は竜の地、邂逅の時
4-17:わいわい楽しい竜狩りの時間
しおりを挟む■セイヤ・シンマ 基人族 男
■23歳 転生者
プラムを引き取った後、その日は侍女のみんながプラムを歓迎するようにわちゃわちゃしただけで終わった。
人の営みなど父から話に聞く程度の知識しかない。
プラム自身は時折上空から竜人族の里を眺めるくらいはしたそうだが、もちろん接する事など皆無だ。
それを少しずつ埋めるように侍女たちは話し教えていた。
逆にプラムの事も少しは聞いた。【輝帝竜】というのがどういった存在なのか、どういう暮らしをしていたのか。
生活としては竜そのものといった感じで、これから人の姿で過ごすのは苦労しそうだな、という印象。
そして竜の中にカースト制度のようなものがあると初めて知った。
あの風竜や火竜が下位竜に分類されているという事実だけでも驚愕に値する。
もちろんそういった話は族長とも共有した。
竜人族からすれば竜は畏怖の象徴ではあるものの、身近にして強大な存在である。
同じ竜神の眷属でもあるし理解しておくに越したことはない。
【輝帝竜】――プラムという喋れる竜の存在は竜人族にとって有り難いものなのだ。もちろん世界的に見ても。
族長はプラムに対し、竜が人を襲わないよう【輝帝竜】が抑えていてくれている事を感謝していた。知らないうちにずっと助けられていたと。
本当はプラムではなく親父さんに言いたかったそうだが……まぁあの状況じゃ無理だな。
機会があれば竜神の神子同士、言葉を交わしたいと、そう伝えていた。
ともかくそんな事があったので、本来なら丸一日かけて模擬戦や訓練、そして親睦を深める意味で食事会なども用意していたのだが全て流れた。
族長はもちろん、ディアクォさんやリークァンさんも、混乱した住民の対応をしなければいけない。
【輝帝竜】の事も伝えないわけにはいかないが、何をどこまで伝えていいのかは話し合いをしてからだろう。
プラムの事なんか絶対言えないしな。人に化けられる竜が居るとか余計に混乱するに決まってる。
俺もカオテッドに帰ったら本部長に相談するか悩みどころだな。ある程度は内緒にしておいた方がいい気もする。
ただ【輝帝竜】の存在は知らせておいた方がいいと思う。公表するかは任せるけど。
それもおそらく魔物討伐組合とか各国とか、情報を共有した方がいいだろうし、そこら辺は本部長に丸投げだ。
で、里の皆さんはそんな感じで忙しいし、俺たちの予定も狂った。
じゃあどうしようかと相談した結果……翌日、普通に竜狩りに行く事にした。
里の話し合いは族長とかにお任せ。何かあれば帰って来た時に相談にのりますよと。
そんなわけでプラムを引き取った翌日、俺たちはぞろぞろとマツィーア連峰を登り始める。
「プラム、本当に竜狩っちゃっていいのか?」
「む? 別に構わんぞ? 竜神様も許可したのじゃろ?」
「そうだけどさ、お前も【輝帝竜】なんだし同じ竜を狩ったり食ったりされるのは嫌がるかなーと」
「うーむ、それは人の価値観なのかもしれぬが妾は特に何も思わん。普段から歯向かう竜など父が殺して喰らっていたからのう」
恐ろしいな、竜の世界は。いや魔物の世界全般なのかもしれんが。
オークキングとかオークを殺して食ってるんだろうか。……何となく食ってそうなイメージもある。
ともかくプラムを連れて竜狩りに行くのも問題ないという事で、今は同行している。
ちなみに『竜人族は空を飛ばない』という事も教えたので、ちゃんと人前では歩いている。今は俺たちしか居ないからふわふわ飛んでいるが。
歩き慣れていないだろうから大丈夫かなー幼女だしなーと思っていたが全く問題なく歩けるし、走れる。
というか身体能力は非常に高い。さすが竜だと思わされた。
見た目は六~七歳のツェン(白金バージョン)という感じで、クランで一番小さいパティよりもさらに小さい。角を含めれば超えるけど。
本当に子供や妹が出来たみたいで侍女たちは皆何かと構っている。
実際『無知で無垢な子供』って感じだしな。
まぁ口調とか実年齢とかは子供とかけ離れているんだけど。
そんなわけで今はふわふわ飛んでいる事が多く、時には俺やツェンの肩に乗ろうとしてくるので大人しく肩車してあげる。
こうなると余計に子供っぽくなるな。さすがにエメリーが怒りそうだが今は親元を離れたばかりだから勘弁してもらおう。寂しいだろうし。
プラムが自分から行く相手はやはり俺かツェンになるらしい。
ツェンも姉御肌な所があるから面倒を見るのも苦じゃないようだ。本当に姉妹に見える。実年齢は言うまい。
「と言うか、妾が一緒に行った方が竜狩りはしやすいと思うぞ」
「道案内の意味で?」
「いや、【輝帝竜】を殺そうとする馬鹿竜どもが勝手に来るじゃろうからな」
プラムが言うにはこうだ。
マツィーア連峰の竜は【輝帝竜】の絶対王政。しかし反政府的な思想を持つ竜、つまりはチンピラ竜が結構いるらしい。
【輝帝竜】によって人里を襲ったり、山脈から出る事を妨げられていると。だから殺して自由になろうと。
【輝帝竜】は竜神の神子であり、神の意思によって制限をかけているのだ。全ての竜の主神が竜神であるのに、【輝帝竜】を殺す事は神の否定も同じ。
それを分かっていないのか、馬鹿なチンピラ竜は【輝帝竜】に喧嘩を売ってくるらしい。当然プラムの親父さんに返り討ちだろうけど。
とにかく俺たちが竜の住処にある程度近づけば、向こうも「【輝帝竜】が居る」と分かるらしい。竜同士で察知できると。
それでも大人しくしているのは良い竜。これはやたらに狩るわけにはいかない。
逆に意気揚々と襲って来るような竜は率先して狩るべき。親父さんの統治も考えればその方が良いだろう。
なんとなく普段やってる山賊狩りと同じような気がしてきた。治安維持という名の宝集めって感じだな。
「ほれ、そうこう言ってるうちに来たぞ」
隣のプラムが前方の空を指差す。全然見えないんだけど。
「ネネ!」
「ん~~~~……ん! 居た! 五体?」
「うむ、ワイバーンの群れじゃな。やつらは馬鹿な上につるんでおるからのう」
淡々とプラムは言うがこれはすごいな。
ネネの察知範囲の広さはおそらく世界最大クラスのはず。それを竜限定とは言え上回るとは。
【輝帝竜】ってだけじゃないんだろうな。向こうも気付いたから来たんだろうし。
つまり亜竜であっても広範囲察知してくると。
竜狩りをしたい俺たちからすれば、確かにこれは有り難いかもしれん。
ちなみに襲って来たワイバーンは侍女たちが瞬殺した。
【天庸】のワイバーンみたいにヴェリオが強化しているわけでもなく、ペルメリーが操作しているわけでもない。
<カスタム>前のツェンでも倒せた、いわゆる普通のワイバーンだしな。
「いや、普通のワイバーンでも結構強いはずなんだけどなぁ……」
前方で斥候として警戒しているキャメロがそう呟く。
地上戦に持ち込めば今のお前でも多分タイマンで勝てるぞ。
■ツェン・スィ 竜人族 女
■305歳 セイヤの奴隷
マツィーア連峰を登りつつの竜狩り。
あたしも戦いたい気持ちはあるが、ちょっと後回しになりそうだな。
里の近くであればあたしも山に入った事はあるし、少しは道案内が出来る。まぁどれほど登る事になるのかは分からないけど。
それ以上にプラムの相手をするのが多いんだよな。
なんか飛んで来てはあたしの肩に座ってくるし。
あたしには妹なんか居ないし――そもそも兄弟のいる竜人族が少ないんだけど――もし居たならこんな感じなのかなーと少し思った。
まぁ相手は里を守ってくれてる竜で、二千歳超えてるんだけどさ。マルより年上なのにすごく子供っぽい。
竜も種によって寿命とか違うんだろうけど、やっぱ【輝帝竜】ってのは長いんだろうな。おそらく天使族の何倍も。
シャムが確か五千歳くらいだけど、プラムが五千歳になったとしてシャムほど成長してるとも思えねえし。
「ツェンよ。ご主人様がさっきからやってる<洗浄>というのは何じゃ?」
「生活魔法ってんだけど竜にはねえのか? あれで服とか綺麗にするんだよ。ご主人様は綺麗好きだから山道で土が靴に付くのが嫌なんだと」
「ほー、妾は使えんのかのう、その生活魔法というのは」
どうだろうな。<生活魔法>自体はスキルで、<洗浄>が魔法の扱いだろ?
そもそも竜が人のスキルを使えるのかが分からねえけど、察知とか人に化けたりとか魔法めいた事は出来るみたいだし。
多分、ご主人様が<カスタムウィンドウ>で確認するのが一番早い。あれは実際に使えなくても潜在的に使えそうなのも分かるって言うしな。
本人に分からなくてご主人様だけ分かるってのが、何とも『ご主人様用の神技』って感じがする。
プラムが奴隷になれば<カスタム>が出来るはずだ。……いや竜相手に使えれば、の話だが。
そんで奴隷にするにはカオテッドに戻ってからになるだろう。
途中の街の奴隷商館ではしないだろうな。なんせ今回は竜の奴隷化だから。まともに契約出来るのかも分からねえ。
そうなると多少なりとも事情を知ってて付き合いのあるティサリーンに頼んだほうがいい。
と言うか、実は今でも<カスタム>が出来るって可能性もある。ご主人様はまだ何も言ってないが。
奴隷契約を結ばなくても<カスタム>出来る場合があるらしい。
実際、エメリー、イブキ、サリュとか初期メンバーは契約前に<カスタム>出来たらしいし、リンネとかもそうらしいな。
何が原因なのかはご主人様も把握出来ていないようだ。
<カスタム>出来るって事は『ご主人様の持ち物』と判断されているんだろうけど、その判断基準が曖昧だと。
まぁ仮に今、プラムの<カスタム>が出来る状態だとしてもグレンとかがずっと居るこの状況だと無理だろうな。
やっぱり屋敷に帰って落ち着いてから、って感じになりそうな気がする。
プラムの場合、強化よりも先に『人としての生活』とか『人の姿での戦闘』を学ぶ感じになると思うし。
後回しになった所で【輝帝竜】の時間感覚からすれば一瞬なんだろうけどな。分からねえけど。
「おっ、馬鹿土竜がおったのう。右前方から来るぞ」
おおー、本当に竜が寄って来るんだな。こりゃ楽だ。
とりあえずご主人様に伝えて、と。
しかし土竜か……新種の属性竜ってのは狙い通りで有り難いんだけど。
最初はグレンが単騎でヤるって言ってたしな……。
あたしの番はいつ回ってくるのかねえ。
10
あなたにおすすめの小説
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜
昼寝部
ファンタジー
2XXX年、X月。
俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。
そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。
その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。
俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。
これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。
スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました
東束末木
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞、いただきました!!
スティールスキル。
皆さん、どんなイメージを持ってますか?
使うのが敵であっても主人公であっても、あまりいい印象は持たれない……そんなスキル。
でもこの物語のスティールスキルはちょっと違います。
スティールスキルが一人の少年の人生を救い、やがて世界を変えてゆく。
楽しくも心温まるそんなスティールの物語をお楽しみください。
それでは「スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました」、開幕です。
2025/12/7
一話あたりの文字数が多くなってしまったため、第31話から1回2~3千文字となるよう分割掲載となっています。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる