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【第2部】~ 衝撃の運命 ~
父の驚愕な二面性
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大空優の突然のプロポーズに、快くその愛を受け入れた氷河琴音。
この絶頂の幸福ムードを打ち破るかのごとく、一発の銃弾が院長である大空正の胸を貫いた!
「お、お前だっ、大空正! お前が殺したんだ!!
お前が琴音の両親を殺した犯人なんだっ!!」
そこには、琴音の専属コーチだったあの白馬祐介が、両手に持った銃を震わせながら立っていた…
大空正は心臓付近を撃ち抜かれ、ほぼ即死状態だった…
そんな彼を撃ち抜いた白馬祐介は、実は挙動不審者として以前から警察に常にマークされていた人物だったのだ。
そして、この日も彼を監視中だった刑事により、殺人現行犯としてその場で逮捕された。
それから二日後、優たちは地元にある市営の火葬場にいた。
参列者であった大空美香、大空優、氷河琴音、白井、銀蔵と共に、火葬施設内から外に出てきたところだった。
優は突然の事件で亡くした父親の故大空正の骨箱を両手に持ちながら、ふと立ち止まった…
「琴音さん、ありがとう… 父の葬儀に参列してくれて…
無言で首を横に振る琴音。
そんな琴音に言葉が見つからない優。 そして…
「刑事さん… 僕はあの優しい父がなぜ放火犯になってしまったのか、未だに信じられないのです…」
「実は私もそうなんだよ。 優君。」
そう答えたのは、父の大空正を撃ち抜いた、あの白馬祐介を現行犯で逮捕した桜台刑事だった。
「君のお父さんである大空正さんと私は、実は学生時代からの無二の親友でねぇ。
だから彼のことはよ~く知っている。 彼は多くの患者を救った素晴らしいドクター。
そして、彼は自分のことを犠牲にしてまで、周りの人のために尽くすという素晴らしい人格を持った男だった。
そんな人間が、なぜあのような犯行に及んだのか…」
そして、眉間にシワを寄せながら、事件の真相を語り出す桜台刑事。
その真相はこうだった…
つづく…
この絶頂の幸福ムードを打ち破るかのごとく、一発の銃弾が院長である大空正の胸を貫いた!
「お、お前だっ、大空正! お前が殺したんだ!!
お前が琴音の両親を殺した犯人なんだっ!!」
そこには、琴音の専属コーチだったあの白馬祐介が、両手に持った銃を震わせながら立っていた…
大空正は心臓付近を撃ち抜かれ、ほぼ即死状態だった…
そんな彼を撃ち抜いた白馬祐介は、実は挙動不審者として以前から警察に常にマークされていた人物だったのだ。
そして、この日も彼を監視中だった刑事により、殺人現行犯としてその場で逮捕された。
それから二日後、優たちは地元にある市営の火葬場にいた。
参列者であった大空美香、大空優、氷河琴音、白井、銀蔵と共に、火葬施設内から外に出てきたところだった。
優は突然の事件で亡くした父親の故大空正の骨箱を両手に持ちながら、ふと立ち止まった…
「琴音さん、ありがとう… 父の葬儀に参列してくれて…
無言で首を横に振る琴音。
そんな琴音に言葉が見つからない優。 そして…
「刑事さん… 僕はあの優しい父がなぜ放火犯になってしまったのか、未だに信じられないのです…」
「実は私もそうなんだよ。 優君。」
そう答えたのは、父の大空正を撃ち抜いた、あの白馬祐介を現行犯で逮捕した桜台刑事だった。
「君のお父さんである大空正さんと私は、実は学生時代からの無二の親友でねぇ。
だから彼のことはよ~く知っている。 彼は多くの患者を救った素晴らしいドクター。
そして、彼は自分のことを犠牲にしてまで、周りの人のために尽くすという素晴らしい人格を持った男だった。
そんな人間が、なぜあのような犯行に及んだのか…」
そして、眉間にシワを寄せながら、事件の真相を語り出す桜台刑事。
その真相はこうだった…
つづく…
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